イオンモバイルの2019年評判はどうなの?メリットデメリットまとめ

※この記事は2019/09/20更新されました。

芹沢
こんにちは
彩春館学園、マネー研究部(仮)部長の芹沢です。

「イオンモバイルが良さそうけど、失敗したくない・・・」
初めての格安スマホは心配ですよね。

そんなあなたのために・・・
イオンモバイルの口コミや評判を集め、その口コミが本当なのかを確かめました。

そもそも「イオンモバイル」とは、スーパーやショッピングモールで有名なイオングループが、NTTドコモから回線を借り受けて、格安SIMサービスを提供しているサービスのことです。
今回は、そんな「イオンモバイル」について紹介していきたいと思います!

2019年は遅くなった?イオンモバイルの評判、口コミ

イオンモバイルは料金プランの種類が多く安価で、ドコモと同様に家族でデータシェアができるプランなどがあります。
中でも、一番の特徴は、スーパーやショッピングモールなどに実店舗を持っていることです。
全国のイオン213店舗でイオンモバイルの契約ができますし、もちろん他のMVNO同様にWEBでの契約もできます。

イオンモバイルにして良かったという口コミ

イオンモバイルにしたけど、あまり良くなかったという口コミ

口コミまとめ

その他の口コミも含めてまとめると・・・

  • お昼12〜13時の時間の速度は落ちるけど必要十分
  • イオンモールに店舗があるのでインターネット環境がなくてお契約できる
  • インターネットから申し込んでも簡単に設定できる
  • 速度切替アプリはエラーが多い

速度、つながりやすさ

サポート

料金

端末の販売数

アプリなどのサービス

店舗を活用することで、契約に関する相談やある程度のサポートも受けることができるので、あまり詳しくない方も安心です。

また、端末も販売しており、大手キャリアと同様に24回の分割払いも可能です。
端末ラインナップはすべてSIMフリーで、

  1. スマホ34機種
  2. ガラホ1機種
  3. タブレット4機種
  4. ルーター3機種

の計42種類もあります。
※2019/09/20現在

最新モデルだけでなく旧モデルも併売していることから、スマホ端末代はできるだけ安く済ませたいという方にも最適です。
ただ、速度は満足してない人が多いようですね。

他のSIMが気になる方は、こちらの記事がおすすめです!

表彰台のイラスト
「えっ?まだドコモ使ってるんですか?」 …何もわかっていなさそうな後輩に言われて、イラッとしている人も多いのではないでしょうか? 以前は、パソコンやスマホなどのシステム

ここからは、あまり良くない口コミを確かめるためにもデメリットから見ていきましょう!

イオンモバイルの評判まとめ

✓ここがGood
  • スマホ代がビックリするほど安くなったので、浮いたお金で毎月焼肉行ってます!
  • 確かにドコモに比べると速度は遅いけど、ネットショッピングとLINE、Twitterしかしない私にとってはこれで十分!
  • WEBで申し込んだけど契約までスムーズだった!早く申し込んでおけばよかった。

イオンモバイルのデメリット

通信速度と安定性

1つ目のデメリットは、やはり通信速度と安定性が大手3大キャリアと比べると劣ってしまう点です。
本家のNTTドコモと同じように使えると思って契約してしまうと期待はずれに終わってしまう可能性が高いです。
しかし下の表を見る限り、他社と比べて決して悪い数字ではないことがわかると思います。


※参考:MMD研究所

最新の速度調査が2017年2月に行われたものしかなかったので、現在の状況は多少変わっている可能性があります。

上図のイオンモバイルの主な速度を拾ってみると、全日の最大速度が下り30.4Mbps・上り26.7Mbps、最小速度が下り1.1Mbps・上り2.2Mbps、全日平均値は下り7.7Mbps・上り9.4Mbpsとなっており、項目別に詳しくみても、通信速度が10.0Mbpsを超えていることのほうが少ないので、おおむねイオンモバイルの実通信速度は3.0~10.0Mbps程度と考えていいと思います。

お昼休みの時間帯はどのMVNOも苦戦しており通信速度がかなり落ちてしまう時間帯ですが、1.0Mbpsを割り込んでいないことは評価できますね。

下りの通信速度が1.0Mbpsあると快適ではないものの、スマホでのネットサーフィンやメールのやり取りは十分できますし、HD画質は無理ですがYouTubeなどの動画の視聴はなんとか可能な速度です。

実店舗サポートはなし?

「なにか困ってもイオンに行けばいいのでイオンモバイルにしようっと・・・!」
イオンモバイルにサポートに期待しているのであれば、少し考え直した方がいいかもしれません。

実はイオンモバイルの実店舗は、基本的に新規申込みの窓口としてしか機能していないようです。
これは格安SIMがドコモなどの「3大キャリアに比べてなぜ安いのか?」を考えたらわかるかと思います。

はい、3大キャリアのようにアフターケアも店舗でやっていたら、とてもコストが合わないんですね。
ですので実店舗で申し込んでも、なにか困った時にはカスタマーセンターに電話しないといけないと覚悟しておきましょう。

速度切替アプリ


App Storeの口コミでは、不具合が多く報告されているようです。
低速モードを使用しないのであれば、問題ありませんが、個人的に低速モードは通信費節約のためにも必須かなと考えます。
この部分が気になるのであれば、速度切替アプリに定評があるIIJmioを選ぶことをおすすめします。

支払いはクレジットカードのみ

クレジットカード
これはイオンモバイルだけでなく他のSIMもそうですが、代金の支払いは本人名義のクレジットカードのみです。

口座引き落としもデビッドカードも利用できませんし、クレジットカードに関してもイオンカードかVISA・MASTER・JCBブランドのものしか利用できませんので、普段からクレジットカードを利用している人でもアメックスやダイナースクラブカードだと利用できません。

また、端末の分割払いはイオンカードを利用すれば、金利手数料が無料になるようです。
他社のカードだと手数料が必要なので、このあたりイオンカードユーザーはメリットですね。

もしイオンカードを持っていないのであれば、こちらの記事で作り方についてまとめているので、見ておいてください。

「イオンに行く度に勧誘されるだんだけど、イオンカードって何なの?」 「イオンによく行くからイオンカードを持っておいたほうがお得なのかな?でも、初めてクレジットカードを作るから

未成年不可

未成年と言っても大学生や高校を卒業してすぐに就職した社会人の方もいるわけですが、こういった方たちでも契約できないのは不便を感じますよね。
その場合、両親にあたる方がイオンモバイルを契約してそのSIMカードをお子さんに利用させるしかありません。

シェアプランは同一名義

シェア音声プランですが、すべて同一名義でなければ契約できません。

例えば、家族全員でそれぞれの名義で契約し節約目的でイオンモバイルへMNPで移動しようとした場合、移動前にある特定の方を決めて、すべての携帯電話の契約名義をその方に名義変更をして統一してからMNPする必要があります。

さらに、シェア音声プランの契約に関しては「契約即日お渡し店舗」のみでしか契約できません。
(WEB申し込み・後日配送お渡し店舗での契約不可)

地方在住の方だと、最寄りにイオンモバイル取り扱いのイオンのお店があったとしても、後日配送店舗であることが多いようです。

イオンモバイルのメリット

実店舗での申込み

契約を結ぶ女性とビジネスマン
実店舗で申込みのメリットは、なんといっても即日で開通できる点でしょう。
ネット申込みだと3〜4日はかかります。
しかし、店舗だと時間がとられることも覚悟しておかなければいけません。

店舗までの移動時間と待ち時間
休日など混んでいる時は、順番が来るまで待つ必要があります。
契約確認
3大キャリアで契約したことがあるならわかると思いますが、契約事項や個人情報保護についてなどを店員さんと一つずつ確認していかなければなりません。
あれって結構苦ですよね汗

最低利用期間・解約金がない

1つ目のメリットは、音声プラン・データプランともに最低利用期間・解約金が一切ないことです。

「大手3大キャリアからMVNOに乗り換えたものの、通信速度が遅いので嫌気がさし、音声プランをすぐに解約すると解約金や違約金を取られた!」というパターンがありがちなのですが、イオンモバイルの場合は解約金がないので安心です。

ただし、MNPでイオンモバイル(音声プランのみ)から転出した場合は契約後180日以内だと8,000円(税別)、181日目以降だと3,000円(税別)のMNP転出料がかかります。
しかし、大手3大キャリアは2年間の契約の縛りが発生しますが、イオンモバイルだと半年契約すればMNPで転出しても3,000円(税別)で済みますのでかなりお得といえます。

それでも、イオンモバイルの通信速度や使い勝手が気になり、ダメと判断した場合にすぐに一切の追加料金を払わずに解約してしまいたい、使い慣れた電話番号も捨てたくないという方には、まずデータプランで契約して手持ちのスマホやモバイルルーターで試してみるとよいでしょう。

データプランでも一応電話番号が割り当てられますが通話に使うわけではないので、実質使い捨ての番号として割り切ることができますし、そもそもデータプランはMNPでの転出ができないので解約にかかる費用が本当に0円となります。

数年前は、ガジェット(スマホなどの電子機器)に詳しい人しか使っていない印象だった格安SIMですが、2017年から格安SIM業者が増え、テレビCMも多数放映され、ずいぶん身近になった

シェア音声プラン

2つ目のメリットは、料金プランの種類の多さと、家族でデータ容量をシェアできる「シェア音声プラン」の存在です。

大手3大キャリアからMNPを利用してイオンモバイルへ乗り換え、さらにこのシェア音声プランを活用すると、家族全員の毎月のスマホ通信費を強烈に節約できます。

具体的に試算してみると、最安のシェア音声4GBプランを家族4人で利用する想定で、

  • 基本プラン:1,780円
  • 2枚目音声SIM:700円
  • 3枚目音声SIM:700円
  • 4枚目音声SIM:700円+200円(SIM追加利用料)

家族4人分:合計4,080円(税別)となり、音声通話代金は別途かかりますが、後述する各種音声定額プランや割引サービスを利用することで費用を抑えることができますし、LINEの無料通話だけで済む方であれば本当に上記料金だけですみます。

上記の試算をデータ量12GBのシェア音声プランに変更しても5,880円ですので、家庭の通信費を削減したい節約したいという方には本当におすすめです。

また、月末に万一データ容量を使い果たしてしまった場合でも、データ容量を480円/1GBで追加購入することができるのもメリットですし、逆に余ってしまった場合は翌月に繰り越しとなりますので無駄なく利用できます。

3日間で366MB使用すると4日目に200bpsの低速にするなどの通信速度制限がかかるというような制限も一切ないので、大容量のデータプランを契約しても心置きなく利用できますよ。

ただし、初期費用がかさむのが欠点で、家族4人分の格安SIMを契約する場合1回線(SIMカード1枚)ごとに初期費用3,000円(税別)が必要となり別途12,000円(税別)の費用が必要となります。

音声定額のオプションサービスが複数あり

3つ目のメリットは、音声定額のオプションサービスが複数あり選択できることです。

  1. イオンでんわ:無料
  2. イオンでんわ10分かけ放題:850円/月(税別)
  3. 050かけ放題:1,500円/月

①イオンでんわ

通常20円/30秒がイオンモバイル公式アプリ「イオンでんわ」を利用することで10円/30秒と半額となります。
オプション料金は無料です。

②イオンでんわ10分かけ放題

事前にオプションサービスを申し込んだ上で、イオンモバイル公式アプリ「イオンでんわ」を利用すると、10分以内の通話がかけ放題の扱いとなり、追加の通話代金が一切かかりません。

③050かけ放題

別途050かけ放題加入時に登録事務手数料1,000円(いずれも税別)が必要ですが、IP電話サービスを利用した電話かけ放題サービス(要050IP電話アプリ)で国内であれば何時間でも通話し放題です。
IP電話サービスなので音声プランの契約の必要がなく、データプラン契約のみで利用できます。
ただし、緊急電話・国際電話・ナビダイヤルは使えません。
連続通話5時間で一旦強制的に通話を切断されるがその後かけ直せば利用できます。

 

イオンモバイルでは上記の3つの音声通話割引・定額プランが用意されていて、こちらも音声通話の利用頻度に合わせて選べることはメリットですね。

特に、③の050かけ放題は、割安なデータプラン契約のみで利用可能なので、050スタートの番号とこれまで使い慣れた通常の携帯電話番号にこだわりがなければ検討の余地ありで、1GBのデータプランと組み合わせると、なんと合計1,980円/月で電話し放題のSIMカードが入手できます。

さらに、裏技的な利用方法としては、家族4人で1台分だけ050かけ放題のオプションを契約して、家族全員のスマホに050IP電話アプリをインストールすると、同時にIP電話を利用しなければ1契約の050かけ放題のIP電話を家族4人で使いまわすことが可能となり、毎月1,500円(税別)のオプション料金だけで家族4人の通話代金をまかなうことが可能となります。

また、国際電話が不可となっていますが、所詮アプリから動くものなので、海外渡航先のレンタルモバイルルーターや宿泊先ホテル等のWifi経由からだと「海外から日本国内への通話」は可能です。(Wifi経由でも日本国内から海外への通話は不可)

出張や旅行で海外渡航が多い方には、かなり魅力的な利用法だと思いますよ。

ただし、友人や勤務先からIP電話にかかってきた場合は、050IP電話アプリをインストールしている家族の誰のスマホに電話がかかってくるかわからないので注意が必要です。
あくまで、発信専用として使用し電話をかけてもらう場合はこれまでの携帯電話の番号にかけてもらうことを相手にお願いしておく必要があります。

また、IP電話ですのでどうしても通常の音声通話と比べると音質が悪かったり音声の遅延が発生する傾向があります。

「そもそも電話はあまり利用しないよ」という方には①のイオンでんわアプリからの発信で十分だと思います。

全国213店舗

4つ目のメリットは、実店舗を全国213もの店舗があるということです。

SIMカードやスマホ端末の初期不良の交換の対応など、スマホ初心者も安心して購入することができます。

下図は、日本最大のモバイル専門マーケティングリサーチ機関「MMD研究所」が公表している格安SIMサービスの項目別満足度の一覧表です。


※参考:MMD研究所

「問い合わせ対応のよさ」・「保障サービスの充実度」で堂々の第1位となっています。

イオンモバイルのプラン(月額・通話・データ容量)

イオンモバイルの特徴の一つでもある料金プランの豊富さですが、

  1. 音声プラン
  2. データプラン
  3. シェア音声プラン

の3つに大別できます。
データプランであれば最安1GB・480円/月から利用でき、音声・データプランともきめ細かいデータ容量の設定があります。

1カ月あたりの料金(月額)

データ量音声プランデータプラン音声シェアプラン
0.5GB1,130円
1GB1,280円480円
2GB1,380円780円
4GB1,580円980円1,780円
6GB1,980円1,480円2,280円
8GB2,680円1,980円2,980円
12GB3,280円2,680円3,580円
20GB4,680円3,980円4,980円
30GB6,080円5,380円6,380円
40GB7,980円7,480円8,280円
50GB10,800円10.300円11,100円

※税別

シェア音声プランの注意事項

・2枚目以降:音声SIM700円/1枚・SMS付データSIM140円/1枚・(データSIM0は無料)別途必要
・5枚まで追加可能(4枚目以降は1枚につき別途200円必要)
>>イオンモバイル申込ページ

まとめ

イオンモバイルは、NTTドコモ系の格安SIMとしては料金プランも豊富で実店舗も全国213店舗のイオンで取り扱いがあり、バランスの取れたいい格安SIMサービスだと思います。
特に家族全員でイオンモバイルに乗り換えシェア音声プランを契約することで、大きな節約効果が期待できます。

2017年7月以前はデータ容量のプラン変更など細かい契約変更でさえ、コールセンターへ電話かイオンモバイルの取り扱い店舗のイオンへ行かなくてはいけませんでしたが、2017年7月以降からは改善されてWEB上のマイページで変更できるようになりました。

また、当初なかった5分かけ放題通話サービスを開始し料金そのままで10分かけ放題通話サービスに変更するなど、イオンモバイルは可能であることは確実に改善していっているという実績からもユーザーに対する姿勢が真摯です。
今後、ユーザー数が増えて通信速度が低下したとしても、帯域強化を行って通信速度と品質を現状と同程度に維持してくれるという期待も持てますね。

残っている課題として、シェア音声プランの契約をWEB上でも契約できるように改善されると本当に使い勝手の良いMVNOになるのではないでしょうか。

通信速度や料金プランの豊富さやサポートだけでなく、ユーザーの声や意見に対してきめ細かい改善を続けているという運営姿勢が、格安SIMを選択する際に一番大事な項目であり、そういった意味ではイオンモバイルは十分おすすめできる格安SIM事業者だと思います。

 



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