アウディの維持費は意外と安い?年間でどのくらい?まとめてみた!

アウディといえばドイツ御三家の一つに数えられるほど名高いドイツ車であり、そのラインナップはどれも車愛好家の憧れの的です。

アウディの車種はいろいろありますが、そのなかでも最も人気が高いのが「A4」ですので、その最新モデルである2017年に発売されたモデルの維持費を見ていきましょう。




年間で掛かる維持費はどのくらい?

輸入車といえば国産車に比べて故障しやすいというイメージがありますが、最新のアウディA4ならその点でも国産車に負けないだけの品質があります。

新車価格が500万円ほどもする高級車ですので、その維持費もさぞかし高かろうと思ってしまいそうですが、実は国産のセダンと比べてパーツ代以外はそれほど大きく変わりません。

車の維持費を考える時は、車両価格や自賠責保険など購入に必要な金額を除いて考えます。
具体的には、自動車税、燃料費、法定点検である車検費用、任意保険料、消耗品の交換などのメンテナンス費用です。
これに加えて、人によっては駐車場の費用がかかります。

アウディA4の場合、メンテナンス費用以外の維持費は国産車と同程度です。
詳しくは後ほど見ていくとして、ざっと購入初年の年間の維持費をシミュレーションしてみると、

  • 自動車税:39,500円
  • 車検費用:0円
  • 任意保険料:102,700円
  • 燃料費:約14万円
  • 駐車場代:12万円
  • メンテナンス費用:14,000円

計約416,200円となります。

購入時、車検時にかかる費用

新車購入時に支払うことになる自動車重量税と、強制加入の自賠責保険料は、年間の維持費から除きます。

次回の支払いは購入から3年後ですので、3年目以降は維持費に入れましょう。
ちなみにアウディA4の場合、自動車重量税は32,800円、自賠責保険料は24カ月で25,830円です。

任意保険料

任意保険料は保険会社と補償内容によって大きく変わりますが、アウディクラスであれば一般の普通車より高くなるのは確実です。

車両保険を付けなければ少し安くできますが、なるべくなら入っておいた方がよいでしょう。
そこで、車両保険あり・30歳以上・13等級・本人と配偶者がドライバーとして保険会社の平均的な見積額を出してみると、102,700円となります。

車検代は新車購入時には必要ありませんが、購入から4年目以降、2年ごとに必要になります。

車検費用

車検の費用は法定費用と点検整備料に加えて、整備料金が必要です。
法定費用は税金などですので、どこに車検を依頼しても変わりませんが、点検や部品交換にかかる整備料金は店ごとに大きな差が出ます。

法定費用として、自賠責保険料が24カ月で25,830円、自動車重量税が32,800円、それに検査手数料の印紙代として1,800円が必要です。

ただし、アウディA4はエコカー減税の対象車ですので自動車重量税は初回車検時に限り減税されます。

点検費用

次に点検整備料ですが、法定24ヵ月点検料29,800円と完成検査料9,000円、それに車検代行料に15,000円をみておきましょう。
すると、点検整備料の合計が53,800円になります。

もっとも、これは車検専門業者に依頼した時の例ですので、ディーラーに車検をお願いした場合はこれより高くなることは確実です。

その都度かかる費用(ガソリンなど)

アウディA4の燃費は、A4 2.0 TFSIが13.8km/Lとなっています。
アウディはすべてのモデルで燃料がハイオクですので、ガソリン代は一般の国産車よりやや高めです。

ハイオク価格は時期によってかなり違いますが、ここではリッター160~170円として計算しましょう。
年間のガソリン代はもちろん走行距離によって変わりますが、ここではひと月に1,000キロ走行すると仮定して計算します。

すると、年間12,000キロ÷燃費13.8km/L×160~170円ですので、年間の合計は139,000~148,000円ぐらいになります。
ハイオク価格がもっと安い時期や、月間1,000キロも運転しない場合なら、もちろんこれよりずっと安くなりますが、このぐらいは目安としておいた方がよいでしょう。

ちなみに、ハイオクはレギュラーガソリンと比べて割高ですが、給油代を節約する方法はあります。
それは、石油会社のクレジットカードを作り、クレジット決済で給油することです。
現金払いよりかなりお得になります。

また、Tカードやポンタカードでポイントが貯まるガソリンスタンドを利用すれば、ポイント還元によって多少なりとも節約につながるはずです。

最近、いろいろな場所でTポイントが貯まったり、使えたりすると表示されていることが増えました。 銀行でも同様の表示されていることがあり、Tポイントの裾野がかなり広がっているなと実感

駐車場費用

次に駐車場の費用ですが、これは人によって非常に大きな差が出ます。

自宅にガレージがあって駐車場を契約する必要がないのであれば、この部分のコストは発生しませんが、都市部の地価の高いところで月極駐車場を利用するのであれば、場合によっては1カ月に5万円以上が駐車場の費用にかかる場合もあります。

仮に駐車場に1カ月1万円かかるとすると、年間12万円が必要です。

メンテナンス費用

アウディA4の維持費で最もコストがかかるのがメンテナンス費用です。
基本的なメンテナンス費用には、エンジンオイル、タイヤ、バッテリーの交換費用があります。

オイルは5,000キロ走行するごとに交換すると考えると、年間1万キロなので年2回交換することになります。
1回の費用を3,000円として年6,000円です。

タイヤは5年ごとぐらいの頻度で交換するのが一般的なので、1回の交換に3万円かかるとしても1年当たり6,000円になります。

バッテリーも同じく5年ごとに交換するとして、1回に1万円で1年当たり2,000円です。
とすると、1年当たりの合計金額は14,000円となります。

こうして見ると、メンテナンスにお金がかかると言われるわりにかなり安く思えますが、これは何もトラブルがなかった時の最安値と考えてください。
故障したりパーツの交換があったりすると、メンテナンス費用は一気に跳ね上がります。

また、同じ整備工場でもアウディの場合、外国車というだけで国産車より高額な修理代を請求されることも珍しくありません。
国産車なら1万円でも外国車なら3万円ということはよくあります。

パーツ代金もいちいち取り寄せになるのでかなりの割高です。
これを考えると、安いからという理由で中古のアウディを購入すると、かえって維持費が高くつくこともあり得るということです。

アウディは、新車価格は高額ですが古いモデルは値落ちしやすく、中古で20~30万円で手に入ることもあります。
しかし、メンテナンス費用がバカにならないため、新車で購入するより年間に何十万円も余計なコストがかかることも十分あり得るでしょう。

それなら、最初からお金を貯めて新車を購入した方が結果的にはお得になることが多いと言えます。
パーツの交換などがないのであれば、アウディであっても同程度の排気量の国産セダンの維持費とたいして変わりませんが、もし高額なパーツを交換しなければならなくなった時に痛い目を見ます。

自動車税

自動車税の金額は車の総排気量で決まります。

アウディA4はエコカー減税の対象車ですが、燃費基準は自動車税が減額されるほどではないため、A4の排気量1,984ccの税額である39,500円が必要です。
ただし、自動車重量税と自動車取得税は20%減額の恩恵が受けられます。

 

関連記事

サブコンテンツ

このページの先頭へ