流通系クレジットカードのおすすめまとめ

  • ポイント還元率が高い
  • ポイント2重取りが可能
  • 特定の店舗でポイント倍増

などのお得なクレジットカードは、流通系カードに分類されるカードが多いです。

流通系カードの代表的な人気カードを挙げてみますと、イオンカードやセゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード(セゾンカード)なんかがそうですね。
もうクレジットカードの名前からして、お得感があります。

流通系カードとは

そもそも流通系カードとは、イオンやセブンイレブン・イトーヨーカドーでおなじみのセブン&ホールディングスなどの小売業を本業としている会社が発行するクレジットカードのことです。

小売業の会社が発行するクレジットカードなだけに、自社店舗への誘導とクレジットカードを利用してもらうことによる手数料収入の、一挙両得を狙ったクレジットカードで、私たち利用者側にとっても該当する店舗での利用に関しては、ポイント付与にプラス、カード決済するだけという条件で○%オフといった多くの特典があります。

このように流通系カードは、大変お得になっていることが多く、クレジットカード全体からみても人気となっているカードが多いのです。

流通系カードのメリット、デメリット

流通系カードは無敵で最強と思いがちですが、やはりメリットがあればデメリットもそれなりにあります。

メリット

1つ目は、カード発行元の自社店舗で割引サービスなどを受けることができ、難しいことを考えずともお得に買い物ができることです。

2つ目は、銀行系カードなどと比べると入会審査が緩いことです。
また、即日発行や1~2日程度のスピード発行のクレジットカードが多いのも流通系カードの特徴です。
よって、流通系カードには、主婦の方や学生・フリーターといった方でも入会できる可能性が高いクレジットカードが多く存在します。

3つ目は年会費無料のカードが多いことです。
本カードはもちろん家族カード・ETCカード(年会費・発行手数料)などのオプションカードも含めて、すべて年会費無料というカードが多く存在しますので、「メインカードは長年使っているカードがあるけど、いつも買い物をする店舗が発行するクレジットカードもほしい」といった場合、サブカードとして気軽に持てますね。

デメリット

1つ目は、ステータス性が低いことです。
これは入会審査のハードルが低くて年会費無料で誰でも気軽に持てるというメリットの裏返しでもあるのですが、やはり、アメリカン・エキスプレス・カードやダイナースクラブカードといったステータスカードと比べるとクレジットカードを所有するだけで満足感に浸れるということは皆無ですね。
流通系カードは「名より実を取る」といったところでしょうか。

2つ目は、特典サービスや付帯保険が弱いカードが多いことです。
年会費無料で誰でも気軽に持てるカードである一方、カード会員から年会費を取らないし、ステータスカードのようにカード会員が毎月高額決済をしてくれる期待も薄いので、どうしても特典サービスや付帯保険に振り向ける原資が乏しくなってしまうのは仕方ないところですね。

3つ目は自社店舗での特典サービスを手厚くすることに特化しており、逆に他社の様々な店舗で特典サービスを受けることが難しいことです。
信販系カードで人気のオリコ・ザ・ポイントというクレジットカードがありますが、このカードが人気な理由は、無条件で年会費無料で公共料金やネットショッピング・リアル店舗どこで使っても1.0%のポイントがもらえ、貯まったポイントの使い道もAmazonギフト券やTポイントなどにリアルタイムで交換でき電子マネーもiDとQUICPayの両方に対応しているなどで、どこで使ってもお得な特典を受けることができるからです。

逆に、流通系カードのセゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードのようにセブンイレブン・イトーヨーカドーでポイント2重取りが可能で計1.5%のポイントがもらえるという流通系カード特有の「狭く手厚い特典サービス」の数字だけを比べると見劣りしてしまいます。

流通系カードの選び方

流通系カードの選び方ですが、ズバリ「自分がどの店舗をよく利用しているか?」です。

イオンで日用品や食材をいつも購入している方ですとイオンカードがベストで、こういう方が西友とイトーヨーカドーでお得になるセゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードを持っていてもまったくお得感を味わうことができません。

それでは、人気の流通系カードの中から具体的に5枚紹介しますね。

エポスカード

エポスカードイメージ
年会費永年無料還元率0.5%
電子 マネー-ポイントエポスポイント
即日 発行年会費 無料マイルが 貯まる
ラウンジ 利用可Apple Pay旅行 保険
  • 申し込んだその日に発行可能!
  • 年に4回ある会員限定の「マルコとマルオの7日間」で買い物10%オフ
  • 7,000店舗での優待サービスあり(割引やポイントアップ)
  • 年会費:無料
  • 家族カード:設定なし
  • ETCカード:無料
  • 国際ブランド:VISA
  • ポイント:エポスポイント

200円のカード利用につき1エポスポイントが貯まります。(リボ払い・3回以上の分割払いは200円につき2ポイント)
ポイント還元率は0.5%と低いですが、ネットショッピング時に独自のポイントアップモール「たまるマーケット」を経由することでポイント2~30倍となります。

電子マネーの対応は楽天Edy・モバイルSuica・スターバックスカードへのチャージ時でも通常と同じ0.5%のポイントが付与されます。
カード申込時に別途税込500円の発行料を支払うことで、70種類のデザインから選べるエポスデザインカードに変更することも可能です。

主な特典サービスは、自社店舗マルイで年4回あるマルコとマルオの7日間というイベントにおいて、エポスカード会員限定でマルイのリアル店舗とネット通販での買い物がなんと10%オフとなります。
このカードのすごいところは、流通系カードにも関わらず、マルイの店舗での割引サービス以外にも全国7,000店舗(飲食店・カラオケ・テーマパーク・旅行代理店・レンタカーなど)ものお店で優待サービスを受けることができることです。

さらに年会費無料にも関わらず、海外旅行傷害保険最高2,000万円の補償が自動付帯で付きますので、この自動付帯の補償保険目的で海外渡航の多い方がサブカードとして持つことが多くなっています。

貯めたポイントも商品券やマイル・dポイントへ交換することができますが、エポスVISAプリペイドカードを別途発行してプリペイドカードへポイントでチャージすることで、VISA加盟店なら何でも買えちゃう状態になりますので、鬼に金棒で無敵状態になりますので、貯めたポイントの使い道に困ることは皆無です。

年間カード利用50万円以上で、上位カードのエポスゴールドカード(年会費無料)へのインビテーションを獲得することができます。
こちらも年会費無料(インビテーション経由もしくは年会費5,000円で入会し年間50万円カード利用で翌年度から永年年会費無料)ながら国内16空港海外2空港の空港ラウンジが無料で利用できますのでお得ですよ。

またエポスカードは当日発行カードでもあるので、急ぐ場合でもすぐに作ることができます。
基本のポイント還元率が0.5%と低いのが唯一の欠点ですが、サブカードとして持つには使い勝手の良いカードで、まさに「最強のサブカード」といえます。

セブンカード・プラス

セブンカードイメージ

年会費初年度無料
2年目以降500円(税込み)
還元率0.5%
電子
マネー
nanacoポイントnanacoポイント

即日
発行
年会費
無料
マイルが
貯まる
ラウンジ
利用可
Apple Pay旅行
保険
  • JCBブランドのみApple Payに対応
  • 2年目以降も、前年度のクレジットショッピング利用5万円以上で年会費無料
  • セブン&アイグループ対象店で使うとポイントが2~3倍たまる

名前のとおり、セブンイレブン・イトーヨーカドーでお得になるクレジットカードです。

  • 年会費:初年度無料(2年目以降税込500円・ただし前年度5万円以上カードショッピング利用があれば無料)
  • 家族カード:200円(親カードが無料の条件を満たした場合家族カードも無料)
  • 国際ブランド:VISA・JCB
  • ポイント:nanacoポイント

カード決済とnanacoチャージ時に200円につき1nanacoポイント、nanacoでの支払い時には100円で1nanacoポイントが貯まります。
ポイント還元率は0.5%と低いのですが、セブン&アイグループの対象店(セブンイレブン・イトーヨーカドー・ヨークマート・デニーズ)で使うとポイント3倍となり200円につき3ポイント貯まります。

さらに、イトーヨーカドーにおいて(ネットスーパーは対象外)毎月8のつく日(8・18・28日)のハッピーデーでは、ほとんどの商品が5%オフとなります。
こちらのカードも流通系カードらしく、自社のセブン&アイグループでの店舗での特典サービスが充実しているのが特徴です。

電子マネーnanaco一体型のクレジットカードと、すでに所有しているnanacoカードを活用したい方向けのクレジットカードと、nanacoカードとの紐づけ型ができるものとの2つから選べます。
電子マネーの対応はnanacoとQUICPayとApple Payです。

nanacoに関して言えば、セブンイレブンで税金をお得に払うためにnanacoチャージをメインに利用している方には、リクルートカードのほうがnanacoチャージでも1.2%のポイントが貯まり、nanaco利用時の1.0%のnanacoポイント(税金等の支払いはポイント付与対象外)と合わせて計2.2%のポイントがもらえますので、セブンカード・プラスでお得になる方はセブン&アイグループの対象店で普段から買い物をする方となります。

これまでクレジットカードからオートチャージが出来なかったnanacoですが、2017年6月22日からセブンカード・プラスとセブンカードのみクレジットカードからオートチャージが出来るようになりました。
これはセブンカード・プラスのメリットとなりますね。

TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO

東急カードイメージ

年会費初年度無料
2年目以降1,000円(税抜き)
還元率1%
電子
マネー
PASMOポイントTOKYU POINT

即日
発行
年会費
無料
マイルが
貯まる
ラウンジ
利用可
Apple Pay旅行
保険
  • PASMO定期券購入で、最大1%のポイントがつく。
  • PASMOオートチャージサービスで、1%のポイントがつく。
  • 貯まったTOKYU POINTは10ポインと10円として、PASMOにチャージ可能。

東急グループでの店舗・電車などの利用でお得になるクレジットカードです。

JALマイレージバンク(JMB)の機能が付いていて、JALグループの飛行機搭乗やJMB提携店での提示でJALマイルを貯めることもできますし、クレジットカードをタッチするだけで搭乗できるJALタッチ&ゴーサービスも使えます。

カードの種類は、PASMO一体型か一体型ではないか、国際ブランドの違い(VISA・MASTER)と、計4種類ありますが大きな機能の違いはありません。

※MASTERのみ東急ホテルズのコンフォートメンバーズの機能も付きます

  • 年会費:初年度無料(2年目以降税別1,000円)
  • 家族カード(8枚まで発行可)年会費:初年度無料(2年目以降税別300円)
  • ETCカード:無料
  • 国際ブランド:VISA・MASTER
  • ポイント:TOKYU POINT

カード利用200円につき1ポイント貯まるのでポイント還元率は0.5%と低いですが、カードの利用明細書を郵送からWEB明細に切り替えると200円につき2ポイント貯まるようになり、ポイント還元率1.0%となりますので、実質ポイント還元率1.0%のクレジットカードと言っていいでしょう。(ポイントの有効期限は3年間です)

付帯保険は、海外国内旅行傷害保険最高1,000万円(利用付帯)です。
電子マネーの対応は、PASMO以外だとnanaco・楽天Edy・Suica・SMART ICOCA・auWALLET(MASTERブランドのみ)で、いずれもポイント付与の対象です。

また、渋谷駅地下にある渋谷ちかみちラウンジ・を渋谷ヒカリエのショッピングゾーンShinQsの5階にあるスイッチ・ラウンジ(女性専用ラウンジ)を一般カードでも利用できます。

特典サービスは多くありますが、まず、PASMOオートチャージと東急線PASMO定期券購入分についても1.0%のポイントが貯まることです。
チャージしたPASMO一体型のTOKYU CARDを利用して電車やバスに乗ると0.5%(200円につき1ポイント)のポイントが貯まりますので、PASMOのチャージと利用で計1.5%のポイントが貯まります。(この前提条件として、「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」に登録が必要)
さらに、東急でんきに申し込むと、PASMOオートチャージとPASMO定期券の購入分が、なんとポイント還元率2.0%まで上がります。

次に東急の店舗での特典サービスですが、東急グループ・ポイント加盟店にてTOKYU CARD ClubQ JMB PASMOを利用すると、最大10.0%のポイント還元、ネットショッピング利用時に東急グループ独自のポイントアップモール「TOKYU POINTモール」を経由することで最大20倍のポイントが貯まります。

また、貯めたポイントもTOKYUポイント加盟店で1ポイント=1円として買い物に使えますし、1,000ポイント単位でPASMOへチャージもできます。
さらに、JALマイレージバンク(JMB)の機能が付いているため2,000 TOKYUポイント=1,000JALマイルの交換レートで交換手数料なしでJALマイルに交換できますので、貯めたポイントの使い勝手もかなり良いです。

東急沿線にお住まいの方で鉄道・デパート・スーパーなどすべて東急グループを利用するという方には必須のクレジットカードで、電子マネーにも強く本当におすすめできるクレジットカードです。

イオンカード

イオンカードWAON一体型イメージ
年会費無料還元率0.5%
電子 マネーWAONポイントときめきポイント
即日 発行年会費 無料マイルが 貯まる
ラウンジ 利用可Apple Pay旅行 保険
  • 入会で最大8000円相当のときめきポイントをGETできるチャンス!
  • イオングループの対象店舗なら、ときめきポイントがいつでも2倍
  • イオン銀行の普通預金金利が最大0.12%

イオンでお得になるイオンカードです。

  • 年会費無料
  • 家族カード年会費無料
  • ETCカード無料
  • 国際ブランド:VISA・MASTER・JCB
  • ポイント:ときめきポイント

200円で1ポイントが貯まりポイント還元率が0.5%と低いのですが、イオングループの店舗での利用はいつでもポイント2倍となりポイント還元率1.0%となります。
電子マネーの対応はWAON・iD・Apple Payです。

イオンカードもイオングループの店舗でお得になる特典サービスがあり、毎月20・30日の「お客様感謝デー」で全品5%オフ、カード会員の方が55歳以上であれば20・30日に加えて15日も全品5%オフとなります。

さらに、毎月10日「ときめきWポイントデー」は、イオングループ以外でのカード利用でもときめきポイントが2倍となります。(イオングループの店舗で利用しても最大2倍)

このカードの欠点は、ポイント還元率がイオングループ以外での利用だと0.5%と低い点と、ポイントの使い道が今ひとつで、おすすめはWAONへのチャージです。
いずれにしても、最寄りにイオングループの店舗があり日用品・食材など基本的にすべてイオンで買うという方には必須のクレジットカードです。

また、年間100万円以上の利用で上位カードのイオンゴールドカードへのインビテーションを獲得することができ、イオンゴールドカードはゴールドカードにも関わらず、年会費無料で国内6空港ラウンジとイオンの店舗にあるイオンラウンジが無料で利用でき、海外旅行傷害保険最高5,000万円(利用付帯)・国内旅行傷害保険最高3,000万円(利用付帯)・ショッピングセーフティ保険最高300万円/年(180日以内・海外・国内)の付帯保険が付きますのでとてもお得です。

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンパール・アメリカン・エキスプレスカードイメージ

年会費初年度無料
2年目以降1,000円
還元率0.5%
電子
マネー
ポイント永久不滅ポイント

即日
発行
年会費
無料
マイルが
貯まる
ラウンジ
利用可
Apple Pay旅行
保険
  • アメックスカード会員限定のサービス「アメリカン・エキスプレス・コネクト」を利用できる
  • 西友・LIVINでの優待あり
  • ポイントの有効期限がなく、交換先も多数あり
  • 年会費は1年に1回以上ショッピング利用で次年度無料

ステータスカードで有名なアメリカン・エキスプレスブランドにも関わらず、唯一、年会費無料でカードを発行しているセゾンカードで有名なクレディセゾンが発行するクレジットカードになります。

  • 年会費:無料
  • 家族カード年会費:無料
  • ETCカード:無料
  • ポイント:永久不滅ポイント

カード利用1,000円につき1ポイント貯まり(海外利用時は2倍の2ポイント)、ポイントの価値から換算するとポイント還元率は0.5%になりポイント還元率としては低いですが、ネットショッピング利用時に独自のポイントアップモール「永久不滅.com」を利用することで最大ポイント30倍にすることができます。

特典サービスは、毎月5・20日全国の西友・リヴィン・サニーでカードを利用すると5%オフ、事前にnanacoカードを登録することで全国のセブンイレブン・イトーヨーカドーでセゾンカードを利用すると永久不滅ポイント0.5%+nanacoポイント1.0%のポイント2重取りが可能となります。

また、年会費無料とはいえプロパーのアメリカン・エキスプレス・カード(グリーンカード)と同様にホテル・レストラン・ショッピングの優待サービス「アメリカン・エキスプレス・セレクト」や「アメリカン・エキスプレス・コネクト」が利用できるのも大きなメリットです。

さらに、アメリカン・エキスプレス・カードと同じネットショッピング利用時の不正被害にあった際に全額補償してくれる「オンライン・プロテクション」の付帯保険もついています。

西友グループとセブン&アイグループの店舗で普段買い物をする方で、アメックスブランドも1枚持っておきたいという方におすすめです。

まとめ

流通系カードは、自社グループの店舗では手厚い特典サービスを受けることができる一方、基本のポイント還元率が軒並み0.5%と低いことが欠点です。
「TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO」は別格ですが、基本的に流通系カードは普段日用品や食材などの買い物で利用する店舗でお得になるクレジットカードをサブカードとして持つことをおすすめします。

どうしても公共料金やスマホ・携帯電話料金・各種保険料の支払いでは0.5%となってしまうので、毎月の固定費の支払いは別途高還元率カードをメインカードとして利用したほうがお得になる場合が多いためです。

とはいえ、パターンにハマるとかなりお得な特典サービスをたっぷり活用できるので、いつも通うスーパーやコンビニに合わせた流通系カードをぜひ検討してみてくださいね。

 



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