えきねっとトクだ値はいつから予約できる?予約方法まとめ
JR東日本が提供しているインターネット列車予約サービス「えきねっと」があります。
「えきねっと」は、事前に無料の会員登録が必要であるものの、一旦登録してしまえば事前にネット上で全国の新幹線・在来線特急列車の指定席、JR東日本国内ツアー商品などを予約できるサービスです。
そのえきねっと会員限定で、
- JR東日本
- JR北海道の新幹線(東北・山形・秋田・上越・北陸・北海道新幹線)
- 在来線特急列車
がさらにお得に乗車できる、列車・座席・区間限定のインターネット予約限定きっぷ(片道タイプ)が「えきねっとトクだ値」です。
この記事に書いてあること
えきネットトクだ値とは
最初に、主な「えきねっとトクだ値」の特徴を挙げてみましょう。
- 申込期間
- 乗車日1ヶ月前の午前10時00分~乗車日20日前の午前1時40分まで
- 利用可能期間
- 年末年始、お盆、大型連休期間などの繁忙期でも利用可能
- 1度に申し込める人数
- 1回の申込で最大6名まで
- 子供料金の設定
- あり(大人の約半額の料金設定)
- その他のお得情報
- ・乗車日13日前までの申込で、さらに割引率の高い「お先にトクだ値」もある
・期間限定で「お先にトクだ値スペシャル」という割引率50%のきっぷもある
・駅レンタカーもお得
申込みは乗車日の20日前までなので突然のお出かけには利用できませんが、年末年始等の繁盛期でも利用できるのはいいですね。
えきねっとトクだ値の値段
次に、気になるえきねっとトクだ値の値段です。
通常、JR東日本・JR北海道の新幹線指定席のえきねっとトクだ値の割引率は5%~20%で、割引率の設定は乗車区間によって異なります。
また、早割料金の「お先にトクだ値の割引率」は、なんと25%~40%にもなります。
ただし、JR東日本・JR北海道の在来線特急列車には、基本的に早割料金のお先にトクだ値の設定はありません。
その代わり、新幹線と比べえきねっとトクだ値の割引率が高めに設定されてあります。
- JR東日本・JR北海道の在来線特急列車のえきねっとトクだ値の割引率:10%~55%
- JR北海道特急スーパーとかちのみ期間限定でお先にトクだ値の設定あり:割引率55%
主な路線・区間の「えきねっとトクだ値」・「お先にトクだ値」の料金をご紹介しますね。
えきねっとトクだ値
- 東京~新函館北斗
- 21,550円(片道大人・通常期、5%割引区間)
- 東京~秋田
- 16,000円(片道大人・通常期、10%割引区間)
- 東京~新潟
- 9,500円(片道大人・通常期、10%割引区間)
時期により8,970円(片道大人・通常期、15%割引区間) - 新宿~松本(スーパーあずさ号)
- 4,480円(片道大人・通常期、35%割引区間)
- 札幌~函館(スーパー北斗号)
- 7,500円(片道大人・通常期、15%割引区間)
時期により6,170円(片道大人・通常期、30%割引区間) - 札幌~旭川(ライラック号・カムイ号)
- 2,630円(片道大人・通常期、45%割引区間)
お先にトクだ値
- 東京~新函館北斗
- 17,010円(片道大人・通常期、25%割引区間)
- 東京~秋田
- 12,450円(片道大人・通常期、30%割引区間)
時期により11,550円(片道大人・通常期、35%割引区間) - 東京~新潟
- 7,390円(片道大人・通常期、30%割引区間)
時期により6,860円(片道大人・通常期、35%割引区間)
えきねっとトクだ値の予約方法
次に、「えきねっとトクだ値」の具体的な予約方法についてです。
まず、「えきねっとトクだ値」の申込日は、きっぷの発売日である乗車日1ヶ月前の午前10時00分から乗車日20日前の午前1時40分までという制限があります。
予約方法は、PC・スマホなどからWEB上での予約・申込となります。
一例として、実際にJR東日本・中央線の特急スーパーあずさ号を新宿から松本までのえきねっとトクだ値の予約手続きをやってみましょう。
以下にご紹介する画像はPCから申し込んだ場合のものですが、スマホからでも予約手続きは可能です。
1.えきねっと会員に登録
- 「会員登録」をクリック
- 「えきねっと会員登録」をクリック
- 規約に同意するにチェックを入れ、「同意する」をクリック
- メールアドレス・基本情報・カードメルマガ情報を入力する
会員登録が完了です。
2.きっぷを予約
「きっぷ予約」をクリックします。
次に、JR券申込の画面が出てくるので、「指定席」をクリックします。
次に路線の選択画面が出てくるので、今回は、スーパーあずさ号の予約なので、「中央線特急」をクリックします。
次に列車の条件指定の画面が出てくるので、今回は、
- 乗車日:11月1日
- 出発時刻:10時
- 利用区間:新宿~松本間
に設定し、「以上の内容で空席を確認する」をクリックします。
次の画面で、条件に適合もしくは近い該当する特急列車が複数表示されます。
今回は一番上のスーパーあずさ11号のトクだ値/乗車券つきを選び、画面下のおとな・こどもの人数を入力し(今回はおとな1名・こども0名とします)、「座席選択へ」をクリックします。
次に座席の指定画面になりますので、今回は、シートマップ(座席表)を見ながら選択したいので、シートマップ(座席表)で確認するをクリックします。
そうすると、次の画面でシートマップ(座席表)が表示されるので、好みの座席を指定し「決定する」をクリックします。
今回は、最初に表示された11号車の1番B席を指定します。
次に確認画面が出てきますので、えきねっとトクだ値ならではの注意事項もよく確認した上で、画面下の「同意して申込を続ける」をクリックします。
次に購入手続きの確認画面となります。
ここで、選択した列車・指定席と、えきねっと会員登録時に登録した支払い決済用のクレジットカードの名義と国際ブランド名とクレジットカード番号の下4桁が表示されるので、それらとその他注意事項をよく確認してください。
画面下部の「注意事項の同意する」を選択し、画面一番下の「以上の内容で新規購入する」をクリックすると、「えきねっとトクだ値」の予約申込が完了です。
最初は戸惑いがあるかもしれませんが、慣れてくると非常にわかりやすく簡単に予約ができ、しかも割引率も高くお得です。
えきねっとトクだ値の注意点
かなりお得なえきねっとトクだ値ですが、お得である代わりに様々な制約や縛りがあります。
えきねっとトクだ値の注意点【基本】
- えきねっと会員のみ予約申込が可能
(えきねっと会員は無料で登録できる) - えきねっとのきっぷ予約申込はWEB上からのみ
- 支払い方法は、えきねっと会員に登録したクレジットカードでの1回払いのみ
- 列車・席数・区間に制限があり、発売席数に限りがある
- 設定席数や残席の問い合わせには応じない
(設定席数は非公表) - 割引きっぷを利用する場合、乗継割引など他の割引との併用は不可
- 料金券(指定席特急券)のみ予約申込・購入の場合、乗車券は手持ちのSuica・定期券などが利用できる
えきねっとトクだ値の注意点【きっぷの変更について】
- きっぷ受け取り前の変更は出発時間の6分前まで
(手続きはWEB上のみ) - きっぷを一旦受け取ったら、切符の変更はできない
- 予約変更は、えきねっとトクだ値の対象列車の発売期間中で、対象座席の残席がある場合のみ可能
- きっぷの払い戻しは、出発前で未使用の場合に限り可能
- きっぷの払い戻しには、座席1席につき310円の払戻手数料がかかる
(きっぷの受け取り前で、かつ乗車日当日までに限る) - えきねっと特典(割引)が適用されていない予約から「えきねっとトクだ値」へ変更、さらにその後に払い戻しをした場合、「えきねっとトクだ値」の割引率分も含めた払戻手数料が発生する
- きっぷ受け取り後に払い戻しをした場合、「えきねっとトクだ値」の割引率分の払戻手数料が発生する
- 途中乗車、途中下車をした場合、実際に乗車しなかった区間分の料金は返金不可
- 予約申込し、きっぷの受け取り後、乗り遅れてしまった場合、料金券(指定席特急券)部分は無効となる
(乗車券部分のみ乗車日当日に限り有効で利用できる) - 乗車日当日23時までにきっぷの受け取りがない場合、えきねっと会員に登録してある決済用のクレジットカードに1回払いで請求される
(乗車しなくとも請求される) - 予約申込した列車が運休になった場合は、払戻手数料無料で払い戻しとなる
(当日他の列車への変更希望の場合は変更手続きをしてもらえるが、翌日以降の変更は不可)
まとめ
「えきねっとトクだ値」は制約や注意点が多く、その注意点そのものもわかりにくいのですが、そのデメリットを打ち消すほどの高い割引率があり、気軽にWEB上から予約申込ができる本当にお得なきっぷです。
JR中央線「特急スーパーあずさ号」などのJR東日本・北海道の在来線特急列車の割引率は新幹線よりも高く設定されています。
「えきねっとトクだ値」の該当路線・列車に、事前に乗車の予定がわかっている場合には、迷わず「えきねっとトクだ値」を予約しましょう。