JCB CARD Wのメリットデメリットまとめ
日本国内で代表的なプロパーカードといえば、三井住友VISAカードとJCBカードを挙げる人が多いと思います(厳密にいえば、VISAカードのプロパーカードは日本国内には存在しないため、三井住友VISAカードはVISAのプロパーカードはありません)。
ただ、これらのクレジットカードは、ポイント還元率が通販系のクレジットカードなどと比べると半分しかないなど、今一つお得感に欠けるイメージが強いです。
同じJCBブランドのクレジットカードを新たに作るとなった場合、プロパーカードのJCBカードよりも、楽天カード、Yahoo!JAPANカード、リクルートカードなどといった年会費無料・ポイント高還元率といったお得なクレジットカードを選択する人が多いのではないでしょうか?
しかし、JCBは昨年2017年10月に基本ポイント還元率常時1.0%という他のカードに負けないお得なクレジットカードの発行をはじめました。
JCB CARD W
は、通常のJCB一般カード(オリジナルシリーズ)のポイント還元率常に2倍となる代わりにいくつかの制限もあります。
この記事に書いてあること
JCB CARD Wについて
年会費 | 無料 | 還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
電子 マネー | QUICPay | ポイント | Oki Dokiポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- 2020年9月30日まで入会後3カ月間はポイント4倍になるキャンペーン実施中
- 年会費無料でポイント1%の高還元率
- 最大11,500円GETできるチャンス
- 年会費:無料
- 家族カード年会費:無料
- ETCカード年会費:無料
- 国際ブランド:JCBのみ
- ポイント還元率:1.0%
- 貯まるポイント:OkiDokiポイント
- 旅行傷害保険:海外のみ最高2,000万円
- ショッピングガード保険:海外利用のみ適用で年間最高100万円
- 対応電子マネー:QUICPay、ApplePay
- 入会申込可能な年齢:18歳以上(高校生不可)~39歳まで
ポイント還元率が1%というのがやはり目立ちますね。
ポイントは、月間のカード利用1,000円(税込)につきOki Dokiポイントが2ポイント貯まり、ポイント交換時の1ポイントの価値は5円なので還元率1.0%となります。
また、年会費が無料というのも大きなポイントです。
JCBオリジナルシリーズの一般カードは、初年度年会費無料であるものの2年目以降は年会費が有料ですし、家族カードの年会費も有料です。
さらに、JCBオリジナルシリーズの一般カードの基本ポイント還元率は0.5%とJCB CARD Wの半分しかありません。
しかも、会員プログラム「JCB STAR MEMBERS」(詳細は下図参照)において、JCBオリジナルシリーズの一般カードで300万円以上のカードを使ったとしても、翌年度のポイント還元率は0.8%とJCB CARD Wの1.0%には届かないのです。
※JCB CARD Wは会員プログラム「JCB STAR MEMBERS」適用外
年間利用金額 | 年30万円以上 | 年50万円以上 | 年100万円以上 | 年300万円以上 |
---|---|---|---|---|
ポイント優遇率 | 10%アップ | 20%アップ | 50%アップ | 60%アップ |
適用後ポイント還元率 | 0.55% | 0.6% | 0.75% | 0.8% |
このようなことからもJCB CARD Wは年齢制限があるものの、本当にお得なJCBのプロパーカードといえます。
メリット
- 年会費永年無料(家族カード・ETCカードも)
- ポイント還元率が常に1.0%
- 若者向けのJCBプロパーカード、JCBカードEXTAGEと異なり、一旦入会してしまえば40歳到達以降も保有し続けることが可能
※JCBカードEXTAGEは30歳到達時にJcbオリジナルシリーズ一般カードへ強制変更 - 特定の店舗で常にポイントが2倍~20倍となる
※セブンイレブン2倍、ENEOS・シェル石油などのガソリンスタンドポイント2倍、Amazon3倍、スタバ10倍など - JCB独自のポイントアップモールOkiDokiランドでのネットショッピングで、ポイント+0.5%~2.0%の加算特典がある
- nanacoでのポイント2重取りができる
- JR東海のエクスプレス予約会員になることができる
※別途年会費税別1,000円
nanacoでのポイント2重取りは、nanacoカードにあるQUICPayの登録を行いQUICPay(nanaco)としてセブンイレブンで利用する方法です。
ポイント還元率計2.5%(JCB ORIGINAL SERIESパートナー特典で2.0%のOkiDokiポイント+0.5%のnanacoポイント)と超高還元率となります。
ただし、貯まるOkiDokiポイントは200円につき1 OkiDokiポイントと200円単位となってしまうので注意が必要です。
デメリット
- 入会に年齢制限がある(39歳まで)
- カードの申し込みはWEB上のみ
- ネットバンキングの利用ができる口座が必要
- 毎月の利用明細もWEB上のみで紙の明細書の発行はない
- 国際ブランドがJCBしか選択できないため、海外で利用できない店舗などが多い
- 電子マネーに弱い
- ゴールドカードへランクアップするとポイント還元率が0.5%と半減してしまう
JCB CARD Wは、カードの申し込み時にネットバンキング機能を利用して支払い口座を登録します。
そのため、カード利用料の支払い銀行口座をネットバンキングの利用ができる状態にしておく必要があります。
JCB CARD Wが対応している電子マネーは、QUICPayとApplePayのみです。
nanaco、モバイルSuica、SMART ICOCAへチャージは可能ですが、ポイント付与対象外です。
通常であれば嬉しい、カード利用実績によって届くゴールドカードへのインビテーションですが、ゴールドカードへランクアップすると、ポイント還元率が0.5%と半減してしまうため、上位カードへ変更しづらいのもデメリットです(ブラックカードであるJCB最上位のJCB THE CLASSもポイント還元率0.5%)。
まとめ
JCB CARD Wは、年会費・家族カード・ETCカードの年会費がずっと無条件で無料、さらに常にポイント2倍の基本ポイント還元率1.0%と、とてもお得なクレジットカードです。
カード利用で貯まるポイントOkiDokiポイントもnanacoポイント、Tポイント、楽天ポイント、dポイント、WAONポイントなどといった共通ポイントから、ANA・JALマイル、Amazonポイント、App Store & iTunes コードと幅広く交換できます。
中でもnanacoポイントへの交換は等価交換なのでオススメです。
そんなお得なJCB CARD Wですが、入会の年齢制限があることが一番のデメリットです。
39歳以下の方は、とりあえずJCB CARD Wへ入会申込をして保有しておくことをおすすめします。
また、JCB CARD WとJCB CARD W plus L(JCB CARD Wに女性向け有料特典サービスが追加されたクレジットカード) 2019年12月31日まで入会後3カ月間はポイント10倍になるキャンペーンも実施中ですよ。