会社の人間関係で疲れた時の対策

私たちは幼少期から常に集団の中で生活をしていますが、とても気が合う友人ができることもあれば、何をどう頑張ってもみてもうまくやっていけない人や、苦手なタイプの人と出会ってしまうこともあります。

学生ぐらいまでであれば、別に誰と付き合おうがどういう人と仲良くしようが個人の自由なのですが、社会人ともなれば話は別です。

苦手な上司や同僚とも付き合っていかなければなりませんし、仮にあなたが取引先の人のことを嫌いであっても、仕事上なんとかうまく折り合いをつけていかねばなりません。
時として、会社の中で、同僚や先輩とぶつかったり揉めてしまうようなこともあるでしょう。

特に自分にそれらしい理由や原因がなくてみ、いい大人の世界でも新しく入ってきた人を仲間外れにしたり、いじめのようなことが起こりえます。

会社での人間関係のいざこざを抱えていなかったとしても、朝から夜遅くまでボロボロになるまで働いて、身も心もへとへとになることがあるでしょう。
仕事が思ったようにうまくいかなかったり、失敗をして上司に怒られて心が疲れてしまうことだってあるでしょう。

そこに加えて人間関係で問題を抱えると、疲れは倍増ですよね。
ここでは、会社の人間関係に疲れた時の対策を一緒に考えてみたいと思います。

退職理由で多いのが人間関係

実は、(表向きの退職理由はどうあれ)退職理由として一番多いのが「人間関係」です。
もちろん給料面で不満があったり仕事内容が理由での退職もたくさん存在していますが、職場での人間関係をストレスと感じ、それが原因で辞めたいと思う人が多いんです。

それもそうですよね。
会社は気の合う者ばかりの「なかよしクラブ」ではないのですから。
私も大学を卒業して一番最初に努めた会社(社会保険付きのアルバイトでしたが)は主に人間関係が理由でうつ病になり、辞めました。

職場は仕事をする場所です。
仕事は仕事、職場の人たちとプライベートでまで付き合いたくない、という人もいますし、必要以上に職場の人間との距離を詰めたくない、という人もいます。

ところが、ある程度職場の人たちと円滑にコミュニケーションが取れていないと、仕事に支障をきたすこともあります。

基本的に個々に一人で作業を進めていくような仕事内容であってもしっかりと横のつながりができていないと、ホウレンソウ(報告、連絡、相談)がきちんとできずに仕事で大きなミスが起こってしまうであるとか、あまりにも他の人たちとの交流をシャットアウトしすぎるとそのうち職場にいづらくなってきて結局自分が耐えられずに辞めてしまうことになってしまうなどの不具合が考えられます。

また冒頭でも言いましたが、大人の世界でも小・中・高校生の世界であるようないじめがある場合もあります。
その他には、職場でのパワーハラスメントやセクシャルハラスメントなども職場での人間関係が悪化してしまう原因になりえます。

意外とあなたの身近にも、職場の人間関係で悩んでいる人は多いのではないかと思います。

会社の人間関係の悩みと対策

では、会社の人間関係で悩んだ時にできる対策にはどのようなものがあるのでしょうか。

もし会社の中の特定の人があなたに対してのみ冷たい態度を取ったり嫌がらせをしてくるという場合は、それはもう立派な「職場内いじめ」です。
そのいじめがはじまったキッカケは一体何だったのか、自分で検討が付きますか?

もしあなたに特に思い当たるところがないとすれば、そのいじめがはじまったきっかけは、挨拶がなかった(していても相手が気づかなかった)だとか、なんとなく気に入らないなどと、本当にどうでもいいような理由がキッカケになっていたりします。
もしかしたら時間が経てばいじめや嫌がらせをしてくる人のターゲットはあなた以外の他の誰かに移っていくかもしれません。

私が中学生の頃、一人このようないじめをする子がいました。
自宅から通っていた中学までは7キロほどあり、近所の子(みんな幼馴染み)7人ほどで毎朝待ち合わせをして自転車で集団登下校をしていたのですが、そのうちの一人の子が昨日の帰りまで仲良くしていたのに、ある日の朝から突然一緒に集団登校している他の5人ほどの幼馴染をを巻き込み、私を仲間はずれにしはじめたのです。

少し前から彼女とは一緒に塾に通い始めとても仲良く楽しくしていたため、私には自分に思い当たる理由がなく、かといって「私の何がいけなかったのか?」などと彼女に聞くのも気が悪く(だって自分に心当たりがないのに自分が何か悪いことをしたと認めたみたいで癪にさわります)、彼女が「○○ちゃん(私)とみんな話しないでよー。」と言い、それに他のみんなが従い私を無視するというよくわからない構図が出来上がっていました。

なぜか集団の中でその女の子が一番力が強い存在になっていましたので、他の子も下手なことすると次は自分がターゲットになるかもしれないと思ったのでしょうね。
誰も私を助けてはくれませんでした。

でもかといって私はいくら他の子に口をきいてもらえなくても無視されても意地でもみんなとの集団登校はやめませんでした。
なんかそこでみんなの輪から抜けて一人で学校に行くようにでもなれば、彼女の思うつぼです。
学校に行ってしまえば他の友達もいるので、なんとか乗り切れました。
そして意地でも毎朝毎晩の登下校をその7人で続けました。

でも、彼女と一緒に行き始めた塾はどうしよう、なんかもう行きたくないなぁ、もう辞めちゃえ。

私はとにかく彼女と一瞬たりと顔を合わせることも嫌だったので、何かの拍子に他の子に「私もう塾辞めるわ。」と話したのですが、するとそのことが私をいじめはじめた彼女の耳に入り、なぜか彼女が泣き出して私が周りから「なんで彼女を泣かせるのか」と責められ、私はそこでようやく彼女に自分の気持ちをかなりの罵声を浴びせながらぶつけ、結局その日を境に彼女からのいじめは終わりました。
一緒に集団登校していた他の子にターゲットが2~3日移ったのですが、それ以来彼女の変ないじめは終わった記憶があります。

結局、大人になって30歳を超えた今でも、あの時なぜ彼女が私にあのようなことを周りを巻き込んでまでしてきたのかは謎のままです。
そして謎のまま、数年前彼女はSNSで私に友達申請をしてきました。
ますます謎です。

と、こういうように特に理由も見当たらないようないじめや嫌がらせは、何も子供の世界だけの話ではなく大人の世界でも十分に起こりうることです。

嫌がらせをどこまでガマンすればいいのか

私が経験した時のように、突然パタッとあなたへの嫌がらせやいじめが終わることも考えられますし、あなたの次に他の誰かがかわりにターゲットになることもありえます。
もしそのようなことを毎回している人が特定の人であれば上司に相談するのが一番良いかと思いますが、上司に報告することでさらにトラブルになる可能性も考えられなくはないです。

そして、そのような低レベルなことをしている人に振り回されるのは、時間の無駄でもあります。
もちろん職場は仕事をするための場所と割り切れるのであれば、そのままいじめに耐え抜いて割り切って仕事を続けるというのもひとつですが、人の我慢や忍耐力は無限ではありません。
いつか必ず力尽きてしまう時が来ます。

職場内いじめが原因でもう仕事を辞めたいとまで思ってしまうのであれば、無駄に我慢をせずに早いうちにあなたの方からその会社を切ってしまうのも一つの選択肢です。

いじめが原因で退職するなんて逃げるようで良くない、うしろめたい、というようなことを思うかもしれませんが、いじめから逃げるのは「逃げる」ことではなく「自分を守ること」につながります。
そのあたりはあまり深く思いつめず、さっさとその会社の人と縁を切ればよいのでしょう。

いじめの場合は、その大半が相手側からの一方的な嫌がらせですので、上司に相談したり人事に相談したところであまり気持ちの良い解決ができることは珍しく、むしろ会社に相談したことで事態が悪化するパターンが多いのです。
自分一人で頑張りすぎず、新しい場所でやり直すのがいいですよ。

家族にも相談できるのであれば職場でのトラブルについて相談しておくと、もし万が一退職という選択をする際にも家族からの理解が得やすいのではないでしょうか。

上司に相談するのは正解なのか

いじめとまではいかずとも職場の人と揉めたりトラブルになっているような場合は、上司などに相談する前にまず当事者同士でお互い腹を割って話し合うことも大切です。
ただ、もし相手側に話し合う気がなかったりトラブルを解決しようとする姿勢が全く見られない場合は、上司に相談してみることも視野に入れておきましょう。

ただし、相談する相手は慎重に選ぶことです。

ことを穏便に済ませたい、波風を立てたくないからと無難な方法を選ぶような上司の中には、力の弱い方に我慢をさせる形で事を納めようとする人が少なからずいます。

もしそのような解決法を取られると結局何も解決しないまま相談したこちら側が悪者にされるだけだったり、上司に余計な話をしたということでさらに相手からの嫌がらせやトラブルが複雑化することも考えられます。

相談する上司は、必ず親身になってこちらの味方をしてくれそうな人を選びましょう。
信頼できる上司がいない、相談するには不安がある、という場合は直接人事部に相談してしまいましょう。
人事部も現場で起きているトラブルなどは早めに解決しておきたいので、もしかしたら部署の異動や転勤なども考慮してくれるかもしれません。

上司や人事に相談しても問題が解決されなかったりよけい悪くなるようであれば、思い切って転職してしまうしか解決法はありません。
転職すること(退職すること)は、いじめの場合と同様決して「逃げること」とイコールではありません。

人間関係で問題を抱えてしまうと、相手が辞めるか自分が辞めるかしない限りずっと嫌な気分を引きずったまま仕事をし続けなければなりません。
この先何年も(下手すれば十年以上かも)毎日いやな思いをし続けるよりは、あっさり転職してしまい気分新たに頑張っていく方がよっぽど前向きで楽しい人生を送れそうです。

職場の人間関係ごときで辞めるなんて…と最初は戸惑うかもしれませんが、人間関係が原因で退職する人は大勢います。
仕事を続けるも辞めるも、良い大人ですので自由です。

誰かと揉めたりいじめが原因などで職場を辞めると、その後しばらくは会社であなたが辞めたことで噂話が尽きないかもしれませんが、辞めてしまえばそれも耳にはおそらく入りません。
気にしなくても大丈夫です。

まとめ

人間関係が原因で仕事を辞めたい!とまで思ってしまったのであれば、最終的な解決方法は結局は転職(退職)しかありませんが、あまり人の目を気にすることなく自分の決断に自信をもってください。
これから少しずつでもあなたの人生が明るく楽しいものになりますように。

 



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