JQエポスカードのメリット、デメリットまとめ

マルイのクレジットカード『エポスカード』とJR九州が提携して発行している、『JQエポスカード』というクレジットカードがあります。

このカード、実は九州在住でなくてもかなりお得に利用できるカードなのです。

JQエポスカードとは

JQエポスカードイメージ

年会費初年度無料
(2年目以降1,250円)
還元率0.5%
電子
マネー
ポイントJRキューポ

即日
発行
年会費
無料
マイルが
貯まる
ラウンジ
利用可
Apple Pay旅行
保険
  • 2年目以降も、年に1回でもカード利用があれば年会費無料なので実質無料!
  • 山陽新幹線(新大阪~博多)が割引価格で利用可
  • ポイント有効期限をなしにする裏技あり

  • 年会費:初年度無料(2年目以降は税別1,250円、ただし前年に1回以上利用すれば無料)
  • 家族カード:設定なし
  • ETCカード:発行手数料・年会費ともに無料
  • 貯まるポイント:JRキューポ
  • 還元率:0.5%

200円のカード利用につき1ポイントが貯まり還元率は0.5%ですが、リボ払いにすると200円につき2ポイントのポイント還元率1.0%と倍増します(あとからリボ払いに変更した場合も含む)。

国際ブランドはVISAのみ、電子マネーの対応は、楽天Edy・モバイルSuica・ApplePayに対応していて、これらの電子マネーへのチャージでも0.5%のポイントが貯まります(nanacoには非対応)。

またスターバックスのスターバックスカードへのチャージでも0.5%のポイントが貯まります。

さらに、エポスカードの提携カードであることから、本家のエポスカードと同様に、丸井のマルコとマルオの7日間という会員向けのサービス期間中は丸井での買い物すべてが10%オフとなります。

ネットショッピングの際にエポスのポイントアップサイト「たまるマーケット」を経由すると、ポイントが2~30倍となりこの中にはAmazon(たまるマーケット経由でポイント2倍)も入っていることから、リボ払いのポイント2倍と組み合わせると、Amazonでの買い物がすべて2.0%のポイント還元率となり、Amazonゴールドカード(Amazonでの買い物に限りポイント還元率2.5%)には劣るものの年会費無料のカードとしてはかなり優秀で、たまにしかAmazonを利用しないという方には、年会費実質無料のJQエポスカードのほうがお得です。

これについては、プロパーのエポスカードも同様です。

マルイのハウスカードながら、それっぽさが全くないエポスカードは、マルイ以外でもお得さ満点のクレジットカードです。 ハウスカードと聞くと、その店舗でしか使い物にならないと思われがち

JQエポスカードのポイント、特典について

九州以外在住の方には、あまり知られていませんが、以前までJR九州関連のポイントサービスは、JQポイント、SUGOCAポイント、eレールポイントの3つが混在しており非常に紛らわしく使い勝手の悪い状態でしたが、2017年7月にこの3つのポイントが統合され新たにJRキューポというポイントサービスとなり、そのポイント名もJRキューポとなりました。

既存のポイント利用者もJR九州のJRキューポ専用のWebサイトにて、簡単に3種類のポイントを統合できますし、もちろん、これからJRキューポを貯めるという方も無料で簡単に新規登録ができます。

ただし、JRキューポの有効期限は最大2年間(ポイント獲得の翌年度末まで)です。

ポイントの有効期限切れを防ぐ最も手軽な方法として、プロパーのエポスカードのエポスポイントと等価で相互交換が可能で、一旦、エポスポイントへ交換することで有効期限をリセット・無期限化でき(エポスポイントの有効期限はない)、JRキューポとしてのポイント交換などの特典サービスを利用したい時に、改めてエポスポイントからJRキューポへ交換すれば全く問題なく利用できます。

JRキューポの交換先

  • SUGOCA電子マネーチャージ(100ポイントで100円分チャージ)
  • JR九州特選商品に交換(1,000ポイント~)
  • アミュプラザショッピングチケットに交換(500ポイント~)
  • 九州各地のおすすめグルメへ交換(3,000ポイント~)
  • Gポイントへ交換(1,000ポイント→1,000ポイント)
  • Pontaポイント、Tポイントへ交換(500ポイント→500ポイント)
  • エポスポイントへ交換(1,000ポイント→1,000ポイント)
  • JRキューポ→エポスポイント→エポスプリペイドカードへチャージ→Suicaチャージ(等価交換でSuicaチャージ可)

特典サービスについて

基本、エポスカードがベースとなっているため、エポスカードの特典サービスである全国約10,000店舗の各種割引特典などの優待サービス(ロイヤルホストの会計時にカードの「提示だけ」で5%オフ、カラオケのシダックスでカードの「提示だけ」でルーム料金30%オフ・フリータイム/パーティーコース10%オフ・1週間前までの予約で20%オフ、よみうりランドや新江ノ島水族館などのワンデーパスや入場料が優待割引料金で利用可など)と、その他ゴールドカード並みの海外旅行傷害保険が自動付帯【補償内容も傷害死亡・後遺障害最高500万円で特に疾病治療費用270万円(1疾病の限度額)】といった特典サービスがついています。

さらにJQエポスカードならではの、JR九州の特典サービスもついてきます。

  • JR博多シティアミュプラザ博多・アミュエスト・博多デイトスでの買い物で、いつでも5%OFF(書籍、飲食店、食品店等一部店舗は3%オフ)、年数回10%オフ
  • アミュプラザ小倉・長崎の買い物で、カード発行後1ヶ月間5%オフ、年間100日5%オフ
  • アミュプラザおおいたの買い物で、カード発行後1ヶ月間5%オフ、年に数回10%オフ
  • JR九州(山陽・九州新幹線、九州内在来線特急)のインターネット列車予約サービスにて割引価格(eきっぷ・e早得)で切符の予約・購入が可能(各種企画切符なども購入可)

ここで注目したいのがJR九州のインターネット列車予約サービスです。

実は、九州内の新幹線・在来線特急だけではなく、なんと山陽新幹線(新大阪~博多)も割引価格で利用できます。

実際に、新大阪~博多間の山陽新幹線の普通車指定席料金とグリーン車指定席料金の2つをJR九州のインターネット列車予約サービスとJR東海のエクスプレス予約で比べてみると、

  • JR東海のエクスプレス予約:普通車指定席13,240円、グリーン車指定席18,540円
  • JR九州のインターネット列車予約サービス(eきっぷ):13,240円、グリーン車指定席18,540円

と、なんと普通車指定席・グリーン車指定席ともに同額なのです(ちなみに乗車当日の新幹線の予約においても同額)。

エクスプレス予約は2017年9月にプラスEXと統合され、従来のプラスEXは東京~新大阪間限定(プラスEX年会費税込540円)であったものが、東京~博多間で利用できるようになりましたが、クレジットカードの年会費とは別にエクスプレス予約の年会費が税込1,080円必要であることがデメリットとなっています。

一方、JQエポスカードを所有した上でJR九州のインターネット列車予約サービスを利用すると(支払いもJQエポスカードで支払う必要あり)、クレジットカードの年会費も無料、JR九州のインターネット列車予約サービスも年会費無料とすべて無料でJR東海の有料サービスエのクスプレス予約と同じ割引価格で山陽新幹線が利用できるのです。

JQエポスカード+ JR九州のインターネット列車予約サービスの組み合わせデメリットは、東京~新大阪間の利用の設定がないことですが、広島以西在住の方が首都圏にでかける場合は飛行機を利用する方が多いので、「新幹線は新大阪までしか利用しない」と割り切ってしまえば、この欠点は許容できるものとなりますね。

JQエポスカードのメリット、デメリット

次にJQエポスカードのメリットとデメリットについてまとめます。

メリット

  1. 九州新幹線、九州内の在来線特急のみならず、山陽新幹線(新大阪まで)もお得に(JR東海のエクスプレス予約と同額)乗車できる、エクスプレス予約は別途年会費(税込1,080円)が必要だが、JQエポスカードを保有しておくだけで、無料で利用できる(ただし、ケータイやスマホだけで乗車できる電子マネー乗車サービスはない、事前にネット予約の上、乗車駅券売機かみどりの窓口にて切符の引き取りが必要)
  2. Gポイントへ1,000ポイント単位で等価交換できるため、後述するJQエポスゴールドカードを取得し年間100万円利用という条件でANAマイラーの方にオススメ。JRキューポ→Gポイント→LINEポイント(0.9倍)→メトロポイント→ANAマイル(0.9倍)計0.81倍でANAマイルへ交換可(Gポイントからメトロポイントへの交換が2018年3月末で終了してしまうため)
  3. お得ではないがJALマイルへも交換可能。JRキューポ→エポスポイント→JALマイル(0.5倍)
  4. 九州内のアミュプラザ、日本中のマルイでマルコとマルオの7日間10%オフ
  5. エポスポイントへ交換することで、マルイの商品券、VJAギフトカード、クオカード、Amazonギフト券、iTunesギフトコード、スターバックスカード、アパホテルクーポン券、KEYUCAお買い物券、モンテローザお食事券、シダックスサービス券、IDC OTSUCAエポスクーポン券へ交換できる、またエポスプリペイドカードへチャージすることでVISA加盟店にて利用可

デメリット

  1. JR九州との提携カードなので、九州から遠い所にお住まいの方には特典サービスが使い切れない
  2. 新幹線がお得に乗車できるが、東京~新大阪間はJR九州のインターネット列車予約サービスが利用できない
  3. ポイント還元率が0.5%と今一つ(リボ払いにすれば1.0%まで上がるがひと手間かかる)
  4. 後述するゴールドカードへ自分から入会できない(プロパーのエポスカードは入会審査があるものの年会費さえ払えばすぐに入会できる)

JQエポスゴールドカード

プロパーのエポスカードにはエポスゴールドカードという上位カードが存在し、公式ホームページでも掲載されていますが、JQエポスカードの公式ホームページには一切掲載がありません。
しかし、上位のゴールドカードが存在するのです。

ただし、プロパーのエポスゴールドカードとは異なり、入手するためにはインビテーションを獲得するしかありません。

JQエポスゴールドカードのインビテーション発行の基準は、年間50万円以上の利用と6ヶ月以上のカード保有実績が条件と言われており、この年間50万円以上の利用はエポスゴールドカードの年会費永年無料とインビテーションの条件と公式ホームページでも出ているところです。

JQエポスゴールドカードもプロパーのエポスゴールドカードと同じく、無条件で年会費永年無料、選べるポイントアップショップで3つのお店での利用分がポイント3倍(ポイント還元率1.5%)、マルイ・モディでの利用はポイント2倍、国内空港ラウンジサービス、年間利用額に応じて別途ボーナスポイントあり(50万円/年で5,000JRキューポ、100万円/年利用で10,000JRキューポ)などのゴールドカードならではの特典サービスが用意されています。

前述したデメリットのポイント還元率についても、ゴールドカードを取得・利用することにより、100万円利用すればポイント還元率が一気に1.5%まで上がり、全額リボ払いのシステムを上手く活用すればさらに0.5%追加の、なんと2.0%のポイント還元率へと昇華します。

2.0%のポイント還元率といえば、新規入会停止となったリクルートカード・プラス(年会費税別2,000円)、ダイナースのブラックカードであるダイナース・プレミアム(年会費税別130,000円)、プリペイドカードのLINE PAYカードの3つしかありません。

リボ払いに抵抗があるという方でも、ポイント還元率1.5%はかなりの高還元率ですし、ボーナスポイントの10,000ポイント取得条件である年間100万円のカード利用は、メインカードとして利用すれば達成はそんなに難しい金額ではないです。

これをGポイント→メトロポイント→ANAマイルのいわゆるソラチカルートにのせると、ANAマイル付与率は1.8%(リボ払いと100万円/年利用の2.0%の場合)、1.35%(100万円/年利用の1.5%の場合)となり、2018年4月以降ソラチカルート終了によりLINEポイントを迂回する場合でも、それぞれ1.62%と1.215%と年会費無料、マイル交換手数料無料のクレジットカードとしてはかなりの高付与率となります。

JQエポスゴールドカードの唯一の欠点は、前述したように、インビテーションをひたすら待つしかゴールドカード取得の手段がないことですが、インビテーションの条件年間50万円カード利用はそこまでハードルが高いものではないので比較的容易にインビテーションを獲得できるのではないかと思います。

まとめ

九州在住の方以外でも、ANAマイルを集めている方やJALマイルも使うことがあるという方、また、新大阪以西の新幹線をたまに利用するという方は、十分メインカードとして利用できるカードで、できるだけ早くお得な上位のJQエポスゴールドカードをゲットしたいところです。

また、JR九州は他にもJCB、三菱UFJニコス、イオンカード、セゾンカードとの提携JQカードがあり、JQカードセゾンもサブカードとして作っておくと、セゾンカードの永久不滅ポイントとJRキューポとの相互交換可能となり、JRキューポがGポイントのようにポイントのハブ(拠点)となりますので、より無駄なく効率的にANAマイルなどの提携マイル・提携ポイントへの交換が可能となりますので、JRキューポというポイントのハブを作っておくという意味でもとてもおすすめですよ。



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