仕事(会社)を辞めるタイミングはいつ?

「このままこの仕事を続けていていいのかなぁ」と漫然とした不安感があるとき。
そりの合わない上司や同僚との付き合いにもう限界!と感じるとき。

退職や転職を考える時は人ぞれぞれですが、「やめる!」と決意したなら、今度はそのタイミングを見計らう必要があります。
ここでは仕事を辞める5つのタイミングをご紹介します。

1.自分の体調、心が限界

退職のタイミングとして最も急を要するのが心や体、あるいはその両方がもう限界!というところまで来ている時です。
そのサインは色々な所に現れますから、「自覚症状」がなくても小さなサインに気づいたら早めに手を打ちましょう。

うつ病の症状

例えば、注意力散漫、集中力・思考力・意欲の低下、不眠。
こういった症状はうつ病を発症し始めている可能性があります。

また消化器官は第二の脳と言われるほどストレスが症状となって表れる部分ですから、下痢や便秘、胸やけが続く場合は要注意です。
胃潰瘍や過敏性腸症候群などを引き起こしている可能性も考えられます。
ストレスによって交感神経が常に優位になると自律神経失調症となり、眩暈や生理不順、吐き気などの症状が表れることもあります。

こういったサインが見られるなら、無理をして悪化させては元も子もありません。
人間関係やお金などより自分の心身の健康が一番大切と割り切って、限界を感じているならすぐにでも仕事を辞めるべきでしょう。

2.会社の繁忙期は避ける

体や心がそこまで限界に来ていないのであれば、会社の都合も考慮してしかるべきです。

辞めるにあたって一番迷惑をかけてしまうタイミングが、繁忙期。
社内で戦力になっているのであれば尚のこと、猫の手も借りたいほど忙しい時に退職するのは上司にも同僚にも多大の迷惑となってしまいます。

そもそもてんてこ舞いの時期に「辞めたい」と言っても「今はそれどころじゃないから後にして!」と取り合ってくれない可能性もありますし、例え取り合ってくれても後任者の募集や面接などを繁忙期のタイトなスケジュールと並行してこなしていかなければならなくなるため、上司に退職手続の漏れやミスなどが出ないとも限りません。

後任者への仕事の引継ぎも満足にできず、結局自分自身にも良い結果とはならないでしょう。
また人事異動直後や大きなプロジェクトの途中も同様の理由で好ましくありません。

できるだけ迷惑をかけないタイミングを考えるなら、自分にも会社にも気持ちに余裕のある閑散期を選びましょう。
特に求職者が増える3月や9月は年度の区切り目となることもあり、後任者を見つけやすいためベストタイミングと言えます。

どうせ退職するなら円満退職に越したことはありません。
もしどうしても繁忙期に退職することになるなら、早めの2~3ヶ月前からその旨を伝えておきましょう。
それだけ準備期間ができるので、会社も余裕を持って対応することができます。

3.転職を考えて求人数の多い時期

退職前にこっそり転職活動に励み、辞めた後すぐに次の仕事に入るという人もいますが、今の仕事をしながらの転職活動は難しい、転職活動に集中したいといった人の場合は、ブランクをできるだけ短くするために企業の求人数が多い時期を狙って退職するという方法もあります。

一般的に求人数が多い時期、つまり各企業が人材採用を考えている時期は3~4月と9~10月です。
上半期と下半期の区切りは退職者が増える傾向にあるほか、業績が伸びている企業であれば新規事業に乗り出したり新たに事業を拡大したりすることが多いため、人材募集をかけるわけです。

中でもお勧めなのは9~10月の求人で、3~4月は新卒者を視野に入れて募集をかけているのに対し、9~10月は上半期を終えた結果を見て人材を補強したいと考えていることが多いため、即戦力になる経験者の中途採用を希望していることが多いのです。

従って同業同種で転職を考えている人、自分のスキルに自信がある人などは、この時期の求人が有利になると期待できます。

ただ、この時期は同じことを考えている転職希望者も多く、ライバルの数も増えてしまうことを覚えておきましょう。

ライバルの数と言う観点で言えば、意外と穴場になるのが5月です。
実は4月入社した新卒者がすぐに辞めてしまうというケースが意外に多く、その欠員を埋め合わせるために募集をかけている企業が少なくありません。

8月や12月も長期休暇などが絡むこともあり転職希望者の数が少なくなりますが、同じ理由で求人数の数も減る為、やはり狙い目は5月と言えるでしょう。

4.賞与(ボーナス)をもらってから

転職希望者に多い「ボーナスを貰ってから辞める」

そもそもボーナスとはこれまでの働きに対して支払われるものですから、「退職するつもりなのに…」などと心苦しく思う必要はありません。

ただ気をつけたいのは、「ボーナス」は労働基準法によって義務付けられているものではなく、その金額や受け取ることのできる条件、ひいてはそもそも支払われるかどうかに関してもそれぞれの会社が好きなように決めて良いものであるということ。

ですから例えば「退職予定者に対してはボーナスを減額する」あるいは「支払わない」と会社が決めていれば、ボーナスの支払日より前に退職の旨を伝えてしまうと、貰えるはずだったものが貰えなくなってしまうのです。

従って、退職の意向を伝える前に、在籍している会社が定めているボーナスに関する規定をしっかり確認しておきましょう。
ボーナスを支給すると決めている会社の場合、その内容が就業規則の中に記載されています。

これは労働基準法によって定められている事柄で、もしその企業がボーナスを支給すると決めているならその規定を就業規則に記し、遵守する義務が発生します。

前述のようにボーナスに関しては各企業が好きに決めて良いのですが、大抵の場合「評価の対象となる一定期間在職していること」また「ボーナス支給日に在職していること」が条件となっていますから、退職はボーナス支給日の後にした方が良いでしょう。

ただ、あからさまに「ボーナス日を待ってから退職した」という雰囲気が伝わると、周りの印象が悪くなってしまいます。
円満退職を考えるなら、仕事の引継ぎをきちんと終えるなど、自分の責任をしっかり果たした後に辞めるようにしましょう。

5.退職届けを出すタイミング

退職する意志を書面にしたものが「退職届」ですが、実際にこれを上司に渡す前にきちんと退職したい旨を話しておきましょう。

民法では「退職申出日より2週間後に雇用関係が終了する」と定められていますが、会社の就業規則に退職届の期限に関する規定が記載されている場合、そちらに従う必要があります。
多くの企業では、「申し出は1ヶ月前まで」となっているはずです。

また退職したい旨を伝えるのは、直属の上司です。
飛ばして更に上の役職の人に伝えたり、他の同僚たちからの噂を聞いて知った、といったことでは直属の上司の面目を潰してしまいます。

ですからうっかり直属の上司以外の人に漏らしてしまうことがないように気をつけましょう。
他の人に伝えるのは、社内で正式に退職を通知されてからにするのがベストです。

上司から退職の了承を得たなら、改めて退職願を提出します。
上司に渡すタイミングで迷うのであれば、前もって「明日退職届を持ってきます」と伝えておくと渡しやすくなるかもしれません。

退職や転職はどうしてもストレスになってしまいますが、できるだけ円満に、かつ自分にとっても有利な仕方で退職できるよう、うまくタイミングを見計らいましょう。

 



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