tone モバイルは2019年も人気?メリット、デメリットまとめ

tone モバイルとは

toneモバイルは、DVDレンタルや書籍販売のお店で有名なTSUTAYAが、ドコモから回線を借りて提供している格安SIMサービスです。

toneモバイルの一番の特徴は、オプションサービスは豊富ながら基本料金プランは1種類のみで、主に子供やシニアの方が利用することを想定した格安SIMサービスであることです。

特に子供にスマホを使わせる場合、毎月の料金について心配になりますが、toneモバイルの料金プランは、1,000円でIP電話の基本料金(通話した場合は別途通話代が必要)とデータ通信使い放題が利用できるので安心して持たせることができます。

このデータ通信使い放題という点に関しては、通信速度を常に500~600kbpsに制限をすることで使い放題を実現できているとtoneモバイルの公式ホームページにもはっきり明記しており、子供に使わせる場合は、この通信速度だとYouTubeなどの動画視聴は難しいので、動画の見すぎ・スマホの使いすぎを防ぐ意味ではかえって良い制限だといえますし、500~600kbpsの通信速度程度であれば、メール・LINE・Webサイトの閲覧程度は普通に利用できる速度です。

さらに、動画再生・アプリのダウンロードなど短期間に大量のデータ通信を行うとさらに制限がかかることがあるということも明記されており、実際に制限されてしまうとIP電話での通話は可能であるもののWebページの閲覧でさえかなり厳しい程度の速度制限となります。

toneモバイルは、回線契約をするにあたってtoneモバイルオリジナルスマホ端末の購入が必須条件となっており、m17というAndroidスマホ1機種のみのラインナップで(以前はm15という旧モデルが併売されていましたが終売)、料金プランから端末ラインナップまで本当にシンプルです。

ただ、やはり中高生の間でもiPhoneが人気となっており、toneモバイルでもiPhoneが利用できるようになればいいのにという要望が多くあったようで、その要望に応えるべく、満を持して2018年4月からiPhoneでもtoneオリジナルAndroidスマホm17と同様に安心して子供やシニアの方に利用してもらえるようなtoneの特徴でもある見守り機能が利用できるTONE SIM for iPhoneというiPhoneで利用することを前提としたSIMカードをリリースします。

料金プランは後述しますが、これまでのtoneの料金とまったく同じプランです。

ただし、toneモバイルでのiPhoneのセット販売はありませんので自分で用意する必要がありますが、toneモバイルはドコモ回線を利用していることから、SIMフリー版・ドコモ版のiPhone、もしくはau版・ソフトバンク版の6s以降のiPhoneでSIMロック解除済みである必要があります。

tone モバイルの評判は?

前述したように、明確に子供とシニアをターゲットとしたシンプルで割り切った格安SIMなので、子供やシニアの方が使う(特に初めてスマホを使う)場合は、本当に安価に快適に安心して利用できます。

回線そのものもドコモから借りて提供しているので、ドコモの広大な通話・通信エリアが利用できるので、この点も安心して利用できますね。

逆に、節約目的で一般の方がtoneモバイルを使う場合は、通信速度も低速でtoneオリジナルAndroidスマホm17も低スペックであることから、不満が出てくる可能性が高いと思われますので端末が自由に選べる他の格安SIMのほうがよいでしょう(スマホ端末に関しては前述の通り2018年4月から手持ちのiPhoneが利用できます)。

小学校高学年・中学生の子供に対してスマホを使わせる場合には、データ通信使い放題(速度制限つき)、フィルタリングサービス、位置情報把握、特定のWebサイトの閲覧制限可など、かなり使い勝手もよく設定そのものも非常に簡単でわかりやすいので好評となっています。

シニアの方が初めてスマホを使うといった場合でも、オペレーターによる電話サポート、電話サポートを受けながらの遠隔サポート、店頭での対人サポートが、なんと何回でも無料で受けることができるので本当に安心して購入・契約することができますよ。

tone モバイルのメリット、デメリット

具体的にtoneモバイルのメリット、デメリットをまとめます。

メリット

  • 子供向けにスマホを簡単に制限できる
  • シニア向けに何度でも無料の手厚いサポートがあり安心
  • 店舗、Web上での購入問わず基本設定がされた状態で納品となるので届いたらすぐに使える
  • オプション料金なしでIP電話が使える
  • 基本料金の契約のみでLINE通話が使える
  • 位置情報の把握ができるので安心
  • 高速データ通信をしたい場合でも300円/1GBで安価にデータを購入できる

デメリット

  • 2年縛りがある(2年以内に解約した場合、違約金9,800円が必要)
  • SIMのみの申込が不可で必ずtoneオリジナルAndroidスマホm17を購入が必須(2018年4月からはiPhoneであれば手持ちのスマホが利用できるようになる)
  • 通信速度が低速設定(500~600kbps)
  • データ通信使い放題だが使いすぎるとさらに制限がかかり、さらに低速になる(高速チケットオプション300円/1GBを購入することで制限回避可)
  • YouTubeなどの動画閲覧は厳しい
  • オプションサービスをすべて利用すると毎月の料金が高くなる

このように、子供向け・シニア向けの格安SIMということを徹底した格安SIMサービスで、その代わり最安1,000円/月で利用できるというシステムとなっています。

格安SIMではめずらしく2年縛りがあることが大きなデメリットですが、toneモバイルの手厚いサポートサービスを何度も無料で利用できることを考えると仕方のないことかもしれません。

tone モバイルのシステム(月額・通話・データ容量)

具体的なtoneモバイルの料金プランは、基本プラン(IP電話基本料+ネット使い放題) :1,000円 (ただし通信速度500~600kbpsの速度制限あり)で、これにオプションをプラスしていきます。

オプション内容金額
留守番電話サービス留守番電話サービス180円
IP電話かけ放題オプションIP電話かけ放題500円
SMSオプションSMS利用可100円
090音声オプション別途、通話料18円/30秒950円
090電話かけ放題オプション5分以内の通話回数無制限750円
高速チケットオプション31日間で10回までチャージ可300円/1GB
安心オプション(端末保証サービス)5,000円/回で年2回まで利用可500円
WI-FIオプション全国約69,000ヶ所で利用可362円
ウイルスチェックオプション専用ウイルスチェックアプリの利用料300円
TONEファミリーオプション位置情報把握、閲覧制限、歩きスマホ警告など0円
あんしんインターネットオプションフィルタリング設定済専用WEBブラウザアプリ0円

通話料の詳細

通話料050 IP電話090音声通話
toneモバイル同士0円18円/30秒
国内携帯電話宛21円/分
国内一般加入電話宛13円/3分

何度も繰り返しますが、toneモバイルは子供向け、シニア向けとかなり割り切ったシンプルで安価な格安SIMサービスとなっていますが、その一方で、割り切ったシンプルさを補うオプションサービスはかなり多いです。
しかし、高速チケットオプション以外のオプションをすべて組むと、毎月の料金が3,642円まで跳ね上がりますので、あえて格安SIMのtoneモバイルを利用するかどうか微妙な金額となりますね。

また、通話に関しても注意が必要で、toneモバイル同士だと基本のIP電話での通話は無料ですが、それ以外へ発信し通話した場合は有料となります。

まとめ

toneモバイルは、まさに子供向け、シニア向けのスマホという内容でとてもユニークな格安SIMです。

これまで端末ラインナップが1機種しかなく、しかも必ず契約時に購入する必要がありましたが、2018年4月からは自分で用意する必要があるものの人気のiPhoneがtoneモバイルでも使えるようになり、SIMカードだけの契約が可能となるため、大きなデメリットが1つ解消されました。

気になるIP電話の使い心地もtoneモバイルのオリジナルAndroidスマホm17で使う分には、音声の大きな遅延もなく快適に利用できます。
ただし、これには理由があり、m17にはIP電話の音声遅延を防ぐチューニングが施されており、iPhoneで使った場合にどのようになるかは未知数です。

これからの新入学シーズン中学校への進学をきっかけにスマホを子供に与える際には、toneモバイルはいい選択肢となりますし、シニア向けにも最適ですので、離れて暮らす自分の親へのプレゼントにもいいですね。

toneモバイルは使う人を選ぶ格安SIMですが、使う人を間違えなければ本当に安心・快適・安価に利用できる格安SIMで、おすすめですよ。

 



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