就活がうまくいかない人の特徴と打破する方法【2020年版】

就職する際に避けては通れない就職活動。
筆記試験と面接を行うところもあれば、小さな会社などであれば簡単な面接だけ、という会社もあります。

はじめの1社目で無事内定すれば一番ラクですが、1社目だけで内定をもらえるような人はあまり少ないのではないでしょうか。

特に就職試験を受ける会社が有名で名の知れた企業であったり大きな会社であればあるほど、すんなり内定をもらえる確率は低くなります。
1社落ちるとまた1社、そしてまた1社落ちるとさらに1社…と就職活動を長期に渡って継続していかなければならなくなり、受ける会社が増えれば増えるほど、返却された履歴書が増えていくほど、どんなに強靭な精神力を持ち合わせた人であってもどんどん自信がなくなってしまいまうものです。

いくらあなたに特別なスキルや才能があったとしても、その会社があなたのそのスキルや能力を求めていなければいくら採用試験を受けたところで結果は同じでしょう。
就職活動がうまくいく、うまくいかないについては、採用試験中のあなたの態度があまり好印象ではなかったなどと、あなた自身に原因があるかもしれません。
会社の求めるニーズとあなたの人物像がマッチしていないせいで就職活動につまづく場合だってあるでしょう。

ここでは、就職活動がうまくいく人といかない人の特徴や、就職活動がうまくいかないという悪循環をプツっと断ち切る方法についてお話してみようと思います。

就活がうまくいかない人の特徴

何社受けても内定がもらえない、「就活失敗沼」にハマってしまっている人たちにはある共通する特徴があります。
就活失敗沼にハマっている多くの人に共通する点は、

  1. 自己分析がしっかりできていない
  2. 選考書類の書き方が下手、履歴書でしっかり自己アピールできていない
  3. 面接対策不足
  4. 競争倍率の高い大手企業ばかりに的を絞りすぎている

などがあげられます。
次の章ではひとつひとつ、原因と対策についてみていきましょう。

就活がうまくいかないを打破する方法

それでは、「就活失敗沼」にはまってしまう人たちの共通点、その原因と対策法について、詳しくみていきます。

1.自己分析がしっかりできていない

就職活動では書類選考に加え、最終段階として面接で採用の合否を決定している企業がほとんどです。

ところが、自分の長所やアピールポイントがそもそも良く分かっていない、自分のことなのに自分のことを良く知らないという人が多くいます。

自分がどのような仕事がしたいのか、どのような職種に向いているのか、面接官に直接訴えかけられる自分だけのアピールポイントがどこなのか…などを、自分自身で把握していなければ、何社受けても何度場数をこなしてもそれはやみくもに時間を無駄にしているだけです。

自分の会社の取り扱う商品の商品知識もないまま営業に行っても、誰も買ってくれません。
それと同じで、自分自身を企業に売り込むためにはまず自分のことをしっかり知っておくこと、自己分析をしっかりしておくことが大切なのです。

また自分のことばかりでなく、面接を受ける企業のこともしっかり下調べして分析しておかねばなりません。
でないと、面接で「なぜこの会社に入りたいのか?他にも同じような職種の会社はたくさんありますよ?」と聞かれた時や、「あなたの言葉でうちの会社の説明をしてください」なんて難しい質問をされたときにボロが出てしまいます。

2.選考書類の書き方が下手、履歴書でしっかり自己アピールできていない

これはさきほどの「自己分析がしっかりできていない」ということにもつながることですが、自分のことは自分が一番良く知っていると思ってはいても、いざふたを開けてみると自分が何をしたいのか、何ができるのか、何が得意なのか、自分を採用した場合どのようなメリットがその企業にあるのか、しっかりと履歴書でアピールできていないということがあります。

どんな企業でもまず書類選考が一次選考となっているところがほとんどで、その書類選考(履歴書)に書かれてある文面だけで振り分けられてしまうのです。

みんなライバルたちは似たり寄ったりな事を履歴書に書くでしょう。
自分がなぜその会社に入りたい(なぜその会社にこだわるのか)のかなど、他のライバルに負けないように文字だけでアピールせねばなりません。

誤字脱字はもちろんのこと、その履歴書1枚見るだけであなたの強い思いがガンガン伝わってくるような履歴書を作りましょう。
履歴書作成のヒントは、ネットで探してみるとたくさん出てくると思います。
それらを参考に、面接官の目に留まる選考書類を作成してみましょう。

1枚履歴書を作成するだけなのに案外にも時間はかかるでしょうが、一度書き上げたものは一度添削し、何度もブラッシュアップしていくことも必要です。

3.面接対策不足

面接の直前までは緊張もなく平気だったのに、面接が始まると急に頭が真っ白になって何を言ったのかすら覚えていない、なんていう経験はありませんか?

自分が何をしゃべったのか良く覚えていないぐらいしっかり喋れていれば良いですが、緊張して口ごもってしまうようなタイプの人も多いのではないでしょうか。
面接の直前まではこれを言ってあれを言って…と自分のなりに色々としゃべりたいこと、アピールしておきたいことを頭の中で考えていたはずです。

ところが、そのような状態になってしまったときは、たいていは言いたかったことの半分、いいえ、その半分ほども言えなかったという人も多いでしょう。
私もこの経験はたくさんあります。
後悔しても遅すぎるのですよね。

なので、緊張してもしっかり自分の言いたいことは伝えられるよう、面接対策をしっかりしておく必要があります。
せっかく自分のために自分だけの面接時間を設けてもらっているのに、何もアピールできないままでは勿体なさ過ぎます。

とくに、緊張しやすい人は、とにかくいろんな場面で場数をこなし慣れていくしかありません。
周りの友達を巻き込んで面接のシュミレーションに付き合ってもらい、面接本番では面接官は野菜だとでも思うようにすれば結構うまく話すことができるかもしれません。

書類選考や面接を行う人事部の社員さんたちは、自分が誰と一緒に働きたいか、という点にも着目して選考をしています。
面接でも選考書類でも、「こいつ面白いな」「この人と働いたら楽しそうだな」などと思ってもらえるように、面接ではなるべく笑顔を絶やさず楽しく話をすることが大切です。

4.競争倍率の高い大手企業ばかりに的を絞りすぎている

就職活動に連続して失敗する場合、受ける企業を見直した方がよいかもしれません。
そもそも「有名な名の知れたとこに就職しないと意味がない」などと、大手企業に就職することのみを前提に就職活動を進めてはいないでしょうか?

そうでなくても大手企業にはたくさんの応募者が募りますので、競争率は高いです。
有名大学を主席で卒業した、よっぽどあなたに能力がある、あなたの両親が権力者!などの、ほかのライバルを一歩も二歩もリードするようなエレメントがあなたに備わっていない限り、このまま大手ばかりに絞って就職活動を続けるのは自ら就職難民に志願するようなものです。

大手企業に就職できるラッキーな人はほんの一握りぐらいしかいません。
1人のポストのところに何十人も、時には何百人もの求職者が応募することもあるかもしれません。

「何歳になっても夢を追いかけていたい」とも思いますが、いざ自分が就職するとなると、やはり安定した職業に就きたいですよね。 安定した職業に就いて、安定した収入があるからこそ叶え

大手ばかりを受けて何度も撃沈するよりも、ここは思い切って中小企業などに目を向けると今まで就活で苦労していたのがウソのようにすんなり内定が決まるということも大いにありえます。

名の知れた有名企業だけに就職することがすべてではありません。
大手企業に就職することだけが目的だと、実際もしその大手企業に内定が決まったあとは次の目標を見つけられず燃え尽きてしまう可能性もありますし、大企業に就職することだけが目的で「この企業で自分は何をしたいのか」ということに一切こだわらなかったせいで、自分が何をしたらよいのかわからない、仕事にやりがいを見つけられない、といった理由から自ら退職していく人も少なくありません。

大企業に勤めれば給料もボーナスも、退職金だってたくさんもらえて将来安泰かもしれません。
大企業というだけで、中小企業とは違って「いつ倒産してしまうのか」というような心配も、もしかしたら少ないかもしれません。
近所の人にも鼻高々でしょう。

仕事の内容云々よりもとにかく金!給料とボーナスがたくさんほしい!休みは少なくてもまぁいいや!という人や、養っていかなければいけない家族がいるような人であれば大企業で働くのもありでしょうが、中小企業や個人の会社でもやりがいのある楽しい仕事はたくさんあります。

私の知り合いには、有名大学を創業後は名の知れた大企業に就職してほどなくして自ら辞めて行ったという人が何人かいます。
その人たちは、確かに頭脳明晰でコンピュータプログラマーなどのスキルのある、エリートコースの人たちでしたが、みんな辞めた理由は同じ「うつ病」でした。

お給料もボーナスも良かったはずです。
福利厚生も充実しているとその人たちから聞きました。

ところが、蓋をあけてみると、早朝に出社し帰宅は午前0時を回る日なんてザラだったといいます。
そしてみんな体調を崩して、半年や1年などの長期のリフレッシュ休暇を取りましたが、それでも回復しませんでした。

その人たちはみな地元に戻ってきて今度は地元の中小企業に就職し、今ではうつ病もすっかりよくなり日常生活を営んでいます。
みんな、お給料は大企業の頃よりも減ったけど今の生活のほうが良いと言っています。

なにも大企業に就職することばかりを目標に掲げる必要はないのです。
就活に連続して撃沈している人は、受ける企業の規模を変えてみましょう。
案外すんなり採用されるかもしれません。

まとめ

さて、なぜあなたが毎回毎回就職活動に苦戦しているか、なんとなく見えてきましたか?

連続して何社も何社も落ちているような場合は、

  • 自分のことを深く知って分析すること
  • 書類選考で他のライバルに差をつけること
  • 面接対策をしっかりして緊張で何もしゃべれなくなるような事態は避けること
  • 応募する企業の規模を変えてみること

など、できそうな事をひとつずつつぶしていきましょう。

何社も連続して落ちると、合否の結果が出る前からどうせ今回もだめだろう、とあきらめてしまいがちですが、それでは受ける意味がありませんし、精神状態も持ちません。
なぜ失敗したのかしっかり分析し、次に活かし、次こそ内定がもらえるように。
さあ、あとひと踏ん張りです!

 



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