30代におすすめの転職サイト


私たちの祖父や両親の時代は、一度就職したら定年退職するまでずっとその会社で働くというようなことはもしかしたら常識のようなものだったのかもしれませんが、現在では転職は当たり前、誰でも一生のうちに一度ぐらいはは経験するものではないでしょうか。

新卒で入社したあと3年以内で転職する人たちのことを「第二新卒」と言うようになったり、新卒などの定期採用時期以外の時期に途中から入社してくる人を「中途採用」などを呼んだりするようになりました。

私の夫も今の会社で10年以上働いていますが、元々卒業後は別の会社で3年ほど働いたのちに今の会社に転職しています。
義父は自動車整備士からタクシーの運転手を経てその後JAに就職し定年までを農協の職員として過ごしました。

私も某電機メーカーの営業職から自動車整備士に転職しています。
私の母は美容師から電機メーカーの工場勤務、そこからホテルやアパレル業と転職をしていますし、父も元々はダンプトラックの運転手をしていて、そこから独立し会社を立ち上げたクチです。

こうやってみてみると、身近に「転職経験者」があふれていることに気づきます。

なんとなく「転職」というと、同じところで長く務めることができない人、忍耐力や持続力のない人、のようなネガティブなイメージを持たれがちですが、「転職」とは全く別の新たな分野にチャレンジしたり同じ職種でも更なるキャリアアップを目指すことができる絶好のチャンスでもあるのです。

小さい頃夢見ていた未来の自分とは全く違った現在を生きている人、マンネリ化した今の仕事を辞めて何か新しいことをしてみたい人、自分の可能性を色々と試してみたいという人、「転職」とはそのような人にチャンスを与えてくれます。

30代で転職した私の体験談

私が電機メーカーから自動車整備士に転向しようかどうしようか悩んでいるころに周りの人がこう言って背中を押してくれました。
「何かを新しく始めるのに遅すぎる、なんてことは絶対にないんだよ」と。

その言葉が私を後押ししてくれ、電機メーカーを辞める決心がつきその後2年間2級整備士の勉強をし自動車整備士になった訳なのですが、ただこれもその当時ギリギリ20代だったから出来たのかもしれないと思います。

というのも、私は各都道府県がやっている職業訓練校に2年間通わせてもらい、国家試験を受け自動車整備士の資格を取ったのですが、その職業訓練校に入学するにも科によっては年齢制限があります。
私が通った自動車工学科は入校時に30歳以下でなければならないという規定がありました。
※例外もあります

決断するのがあと数年遅ければ、おそらく私は自動車整備士にはなれなかったでしょう。
大金を積めば自動車整備士になるための専門学校にも通えますが、そこまでの資金はありませんでしたので、職業訓練校の一択しかありませんでしたから。

確かに、何かを始めるのに遅すぎる、なんてことはないんです。
その気になれば何でもできる、一度きりの人生だもの、やりたいことはすべてやってみなくちゃもったいない!

ところが、さきほどの職業訓練校の例のように、新しいことを始めたいと思っても、そこに「年齢制限」が設けられていれば何をどうしようと何ともなりません。
諦めるほかないのです。

「転職」には、ボーダーライン、つまり「年齢制限」があります。

何歳以下でないといけない、何歳以上はダメ、というような明確な決まりはどこにもありません。
ただ、転職は遅くとも40代になる前に、つまり30代でしておかなくては、それ以降はどんどんどんどん不利になってきます。

もっと言えば、20代の転職希望者よりも30代の転職希望者の方が不利です。
企業はなるべく若くてすぐ新しい環境に順応できそうな即戦力を欲しがります。

ですが30代には30代の良さがあります。
もちろん個人差もありますが、20代に比べ30代の方が社会に出ている時間が長い分、ビジネスマナーに長けているとか、経験も長いため真剣に新しい仕事に向き合えるなど。

30代は、転職のギリギリのボーダーラインです。
そこをしっかり理解して転職活動に挑めば、きっとライバルも蹴落とせるはず!
次の項目ては30代での転職のポイントについて考えてみましょう。

30代転職のポイント

20代などの若い世代と違い、30代での転職は転職としてはギリギリ、この転職が最後の転職になるというぐらいの心構えで臨む必要があります。
20代の若い世代に比べると、30代での転職活動は難しく、長期戦にもなることがほとんどです。

30代にもなると、結婚して家庭を持っている人が20代よりも確率的に多くなる世代です。
もしあなたが30代で奥さんや子供など養う家族がいる立場の場合、転職にもし失敗すれば家族ごと路頭に迷う可能性も全くなくはありません。
独り身とは違い、妻帯者の転職ではよりリスクが大きくなることを覚悟しておく必要があります。

また転職希望者によくありがちなのが、転職をすることで今よりも給与や賞与面、休日の日数や福利厚生などの条件が良くなると勝手に思い込んで転職にのぞむ人が年代にかかわらず多くいます。

転職したことで必ずしも今よりも労働条件が良くなるとは限りません。
とにかくバリバリお金を稼ぎたいのであれば休日出勤や残業にも多少は目をつぶる必要がありますし、しっかり休日は休みたい、残業や休日出勤もなるべくしたくないというのであれば多少給与面で不安定になろうが辛坊するしかありません。

必ずしも現状が良くなるとは限らないので、何のために自分は転職をしたいのか、しっかり考えてから行動に移す必要があります。

転職で自分が一番重視するポイントはどこなのか。
給与や賞与面でしょうか、それとも土日祝や休日はしっかり休めるところが良いのでしょうか、今よりも大きな安定性のある企業で働きたいのでしょうか、小さくても良いからこれからという若い企業で自分の力を試したいのでしょうか。
そもそも本当に自分に転職は必要なことなのか?

なぜ今自分は転職という選択肢を選ぶ必要があるのかを明確にして、そこから求人情報に絞り込みをかけていく必要があります。
そして、企業側は新卒採用者とは違い30代の転職者には即戦力を求めています。

あなたが今までの職務経歴の中でやってきたことのなかで、採用試験を受けようとしている会社の業務内容に関係のありそうなことで何か話せることはないか、アピールできるポイントはないか、いくつかネタを用意しておき面接に挑むと良いでしょう。

30代向け転職サイトの選び方

最近では転職サイトでも第二新卒専門の転職サイト、アルバイトから正社員を目指す人のための転職サイト、女性向けの転職サイトなどなど、様々な専門の転職サイトがあります。
20代向けの転職サイトもあれば、もちろん30代向けの転職サイトも存在しています。

それぞれのサイトには得意分野があり、取り扱っている求人の内容も得意分野に特化したものが多いので、20代は20代向け、30代は30代向けの転職サイトを利用した方がより転職活動がスムーズに進む可能性が高いでしょう。

ただし気を付けなければいけないことが一つあります。
30代の人が転職する際にはもちろん30代向けの転職サイトを利用することになるかと思いますが、30代向けの転職サイトならどこでもいいやとやみくもに適当に利用するのは少々危険が伴います。

というのも、あまり名前を聞いたことがないようなサイトであったり経営に余裕がないような転職サイトだと、転職活動のサポートもあまり手厚くなく自分があまり乗り気でなかったり本当はブラックに近いような企業であっても、とりあえず営業ノルマの達成のために転職を半ば強引に進めてくるようなパターンも無きにしもあらずです。

転職サイトのカウンセラーに強引にその企業を勧められて転職したはいいけれど、労働基準法を完全に無視したような働き方をさせる会社だったり、いざ入ってみると聞いていた労働条件と違うなどということが起こりうるのです。
これでは転職する前の方がよかった…そう思っても、後の祭りですよね。

転職サイトに特定の企業への転職をすすめられた際は、勧められるままに転職活動をするのではなく自分でも必ずその企業に関してしっかり調べることも大切です。

次の項目では30代の転職におススメの転職サイトについてご紹介します。

マイナビエージェント

マイナビスクリーンショット

20代・30代の転職に強いことが売りなマイナビエージェントは、公式ウェブサイトのトップページに流れてくる企業のロゴでもわかる通り、名の知れた大きな企業がたくさん求人を出している転職サイトです。
しかも求人数は業界トップクラスなのだとか。

マイナビの名前を聞いたことがある人も多いでしょう。
転職サイト、就職サイトとしても大手の企業ですので、「資本金や運営資金に余裕がない」ような転職サイトではありませんので安心して利用することができます。

転職を希望する人はまずウェブサイトから個人情報などの登録をし申し込みをします。
その後専任のキャリアアドバイザーとのカウンセリング、応募書類の添削や模擬面接などの練習もしてくれるとのこと。

もし内定が決定し入社したあとも長期的にアフターフォローをしてくれるとのことなので、転職活動が終了したあとのサポートも手厚く安心です。
求人情報の数がそもそも業界一多いので、自分に合う職種や求人を見つけやすく利用しやすい転職サイトです。

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JACリクルートメント

取り扱っている求人の多くを部長や役員クラスであたり、課長やマネージャークラスの求人などの「ハイクラス求人」がメインの転職サイトです。

中堅にさしかかってくるであろう30代からの転職にはぴったりのサイトかもしれません。
役員クラスになると休日が少なくなったり残業時間が増えたりと多少の犠牲は付き物なのだとは思いますが、その分年収アップ、給与や賞与アップは他の転職サイトでの転職よりも望めそうです。
取引先の求人も良く名前をられている大きな企業ばかりで、中には非公開求人もあります。

非公開求人は社名を公表することで多くの人が一つのポストの応募に殺到することを避けるためであったり、今現在その役職についている人がいてその人やその周りに知られないように求人を出したいというような場合や、極秘プロジェクトや一般には公開したくない求人などのことです。

社名非公開と聞くと私なんか職安でも「え…ちょっとやめておこうかな」なんて怖気づいてしまいますが、実は非公開求人には重要な役職の募集をしていたりとかなりおいしい条件での求人情報がたくさんあったりするのです。

こちらのJACリクルートメントの扱う求人は「ハイクラス」求人、加えて「非公開求人」も多いとなるとますます面白そうな求人が待っていそうですよね。

JACリクルートメントは、資本金6億1950円、拠点は東京、北関東、横浜、名古屋、静岡、大阪、京都、神戸、広島にあり東証一部上場企業ということもありこちらも安心して利用できる転職サイトです。
とにかく休日が多少少なくなっても良いからお給料アップを狙うのであればオススメですよ。

 

パソナキャリア


パソナキャリアに求人を出している企業は、旭化成や伊藤忠や富士通などの大手企業が多いです。

転職サイトや就職サイトではセミナーや相談会を東京や大阪などの大きな都市でしか開催していないところも多いですが、パソナキャリアでは転職セミナーや個別相談会を全国各地で行っているため、地方に住んでいる人でも比較的足を運びやすいのではないでしょうか。

地方に住んでいる人はとりあえず手始めに登録してみてセミナーに参加してみるというのも良いかもしれませんね。

パソナキャリア【公式】無料登録はコチラ

ビズリーチ


ビズリーチもJACリクルートメントと同様、多くの管理職などの求人情報を扱っている転職サイトです。

他の転職サイトと少し違うのは、無料でも利用できるけれども有料会員のみ利用できる機能があるというところです。
また、他の転職サイトでは個別カウンセラーが求人を紹介してくれたり面接の日程のアレンジをしてくれたりというところも多いですが、こちらはあくまでも求人情報を公開するプラットフォームであり、利用者が直接企業やヘッドハンターと連絡を取り合って転職活動をする必要があります。

求人を探し、応募書類の作成(添削などのサービスはありません)や面接の日程のアレンジなど基本的にはすべて自分で動くことになります。
管理職や海外勤務など年収2000万クラスの求人情報をたくさん所有している転職サイトなので利用価値は高そうです。

 

 



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