人と関わりたくないのは病気?自分でもどういう心理かわからない時の克服方法
どうもこんにちは。
もうすぐ下の子が生後2カ月を迎えます、石原です。
私は幼い頃から大人の話をよく聞く(自分で言うのもなんですが)大変良い子でした。
年子の弟がいたのですが、「1歳しか違わないのに、なぜ弟は我がままばかり許されて、私だけがお姉ちゃんだからと我慢ばかりさせられたりするのだろう?」と子供心に理不尽に思っていたのですが、両親や幼稚園や小学校の先生を始め周りの大人たちも「○○ちゃんはお姉ちゃんだから○○君(弟)に譲ってあげてね。」というものですから、すっかり私も様々な場面で我慢することが普通になり、そのまま大きくなりました。
「我慢している様を大人に感じさてはダメだ」となぜか幼心に思っていたので、我慢を強いられても平気な顔をとりつくろい、いつも愛想良くしていました。
なので、学校の先生や周りの大人たちにはそれはそれは私は大人のいう事をよく聞く優等生に映っていたものです。
幼い頃からいつも笑顔を絶やさずどんな人に対しても愛想を振りまいていた私ですが、中学2年生ごろのある日、「気分が乗らない時は別に無理に人に笑顔を振りまく必要がない!」ということに突然気づきました。
そうです、俗に言う反抗期というやつです(笑)
中学2年生の反抗期を機に、私は人に無駄に愛想を振りまくのは辞めました。
買い物にいって出先で知り合いを見かけても、例えその人がとても仲が良い友人であったとしても「気分じゃない時は気づかないフリをしてシレっとその場を立ち去る」術も身に着けました(笑)
実は元々は根暗で人ともあまり深くかかわらずに程よい距離を置いてお付き合いをしたいタイプの人間です。
思春期から「別に無理して人と関わらなくてもいいじゃん」というスタンスでいた私ですが、出産し子供を持ってからはなかなかそうもいかないことに気づかされました。
そうです、子供を持つと今度は「ママ友付き合い」というものに悩まされるのですね。
なんならママ友とも呼べないような知らないお母さんとも話をしたりお愛想するのが面倒で、子供を公園や公共の遊び場に連れていくことすらおっくうです。
基本的にはやはり私は「無理してまでママ友と付き合う必要はない」とは思っているのですが、もし自分が他のママ友との付き合いが悪いせいで幼稚園、保育園、小学校で子供が仲間はずれにされたりいじめにあったとしたら…と考えると、全く人との関わり合いを断ってしまうのもちょっとリスキーだなぁ…と感じてしまったりもしています。
来年の春から上の子は幼稚園に行くのですが、保育園に子供を通わせるお母さんたち(パートやフルタイムでお仕事をしている人がいて忙しい)よりも、幼稚園に子供を通わせているお母さん(専業主婦のお母さんも多く子供が幼稚園に行っている間は暇な人も多いのだとか…)同士の方が、ママ友付き合いが難しいとつい先日ネットで見て「うわぁ失敗した~!」と思っているところです…(トホホ…)
どうなるんでしょうね、幼稚園に子供を預けるなんて初めてなので全くの未知の世界です。
まぁ上の子が幼稚園に行き始めたとしても下の子がまだ0歳児なので、仮に他のお母さんたちからお茶に誘われるようなことがあったとしても下の子を理由に絶対に断ろうと断固として思っていますが、私が付き合いが悪いというだけでもし子供同士の関係性にも何か影響があったら困ったもんだなぁ…と、今まさに私も人間関係について、人とのかかわり合いについて色々とリアルタイムで考えているところです。
でも、誰にでも人と話をしたくない時、人と関わりを持ちたくない気分の時はありますよね?
前置きが長くなりましたが、今日は人と関わりたくなくなるその心理や、克服方法について一緒に考えていきたいと思います。
この記事に書いてあること
なぜ人と関わりたくなくなるのか?その心理とは?
誰にだって、気分が乗らず今日はあまり人と話をしたくないなだとか、用事があって外出してもどうか知ってる人と会いませんように!なんて思うような日はありますよね。
私のようにただただ人と接することが面倒くさいだけ、という人も多いとは思いますが、普段そんなに人と関わることに面倒さを感じない、むしろ人と関わることが好きだという人がある日突然「人と関わりたくない」と思い始めたとしたら、それは心が弱っている証拠です。
というのも、私たちは日常生活の中で様々なストレスにさらされています。
子供ですら、「明日の給食、苦手な海藻サラダが出るんだよな…いやだな、どうしよう…」なんて給食のことで悩んだりしますし(これはまさに小学生の頃の私です。笑)「○○ちゃんと喧嘩してしまったけど明日からどうやって(学校で)生きて行けばいいんだ!」なんて悩みますし、大人は大人で仕事のストレス、職場での人間関係のストレス、友人関係、恋愛、家庭の問題など様々な場面で困難に直面し、それが積み重なっていきます。
そして、たいてい「今日は人に会いたくないな」「人と関わりたくない」と思うような時は、心がストレスを受けて疲れてしまっている時なのです。
何等かのストレス要因があって悩み続けてしまうと、それがひどくなれば誰でもうつ病などを発症してしまう可能性があります。
実際私石原も、恋愛と家庭と仕事のゴタゴタがいっぺんにやってきたしんどい時期というのが20代前半であり、その時は心が折れてしまいうつ病になってしまいました。
その時の私は今まで三十数年生きてきた中でもどん底中のどん底。
当時アルバイトしていたお店(アパレル)にどうにかこうにか必死の思いで出勤していましたが、そのうち向精神薬なしでは昼夜問わずどうにもならなくなり、結局は仕事自体ができなくなって退職することになりました。
その時の心理というのはまさに「人に会いたくない」「人と関わりたくない」「他人が怖い」という状態でした。
- 外出しても他人の目が気になって、今すれ違った人に笑われているのではないか?
- みんなにウザがられているのではないか?
- きっと私と同じ空間にみんな居たくないはずだ…
- 私は存在するだけで周りに迷惑をかけているのでは…
常にそういったいわば「被害妄想」にも近いような思考が私の頭の中を埋め尽くしていました。
まぁその時は完全に精神を病んでいたわけですから、このようなマイナス思考にとらわれてもなんら不思議はない訳です。
と、私のようにうつ病とまでは行かずとも、多大なストレスを受けて悩み、それが原因で心が元気を失ってしまい人と関わりたくないと思ってしまうことは、誰にも普通に起こりうることなのです。
他には、人との付き合いにただただ疲れてしまった時(予定を合わせたり、職場で上司や先輩の意見や仕事の進め方に合わせたり、冒頭でも少し触れましたがそれこそ幼稚園や保育園などのママ友同士の付き合いであったり…)、どんくさい、しゃべるのが遅い、仕事ができない、など自分以外の人の欠点ばかりが目についてイライラしてしまうような人もまた、「人と関わりたくない」と思いがちな傾向があります。
寂しいけど誰とも関わりたくない心理とは?
例えばですが近年男女ともに「晩婚化」が問題としてよくメディアで取り上げられますが、結婚適齢期を過ぎても結婚できない、もしくは結婚しないという選択をする人の中には「本当は寂しいのに人と関わりたくない」と思っている人も多いのです。
「ずっと独りぼっちは寂しくていやだとも思うのに、他人とまた一から関係を築いていくのが面倒だ」という矛盾と葛藤を抱えています。
この気持ちは私もなんとなく理解できる気がします。
私は一般的なよくある家庭よりも、ちょっとだけ複雑な家庭環境に育った為か、実は二十歳を少し過ぎたぐらいの時に自分の子孫を残すことも配偶者を持つこともしない、と決めたことがありました。
それ以降恋愛も、(もちろんしたいという気持ちもありましたが)恋愛の先にある結婚というイメージは全くなかった為、周りの友人が次々結婚していっても特に羨ましいとも何とも思わなかったし焦りも全くありませんでした。
出会いはそこそこありましたが、とにかく新しく出会った人とお互いのことを知りあっていちから関係性を新たに築きあげていくことがとにかく面倒くさい!
ごくごく気が許せる友人数人と家族がいればそれでいいや、と思っていたので、せっかく新しい人と出会っても通りすがりか、顔見知り程度の関係以上になることはほとんどありませんでした。
ただ、恋もたくさんしましたし(一方通行ばかりでしたけどね)一人でも自分の趣味に没頭したりと楽しかったので特に不満はありませんでしたが、自分の老後だけはただ漠然と不安ではありました。
「一生独りじゃマズイのかなぁ…でも結婚なんて面倒臭いなぁ…」と思っていました。
また、私の夫は夫で、なかなかのブラック企業にお勤めなので(笑)、職場と家の往復の毎日。
会社にもパートのおばちゃんばかりで出会いもなく、またたまに出会いがあったとしても「この歳になって(恋愛で)傷つきたくない。」と思っていたそうで、夫もまた、結婚とは縁遠いところにいた独身男性のうちの一人でした。
まぁ結局そんな2人が出会って結婚して現在では2児の父と母なので人生とはわからないものですが、私や夫のように、適齢期を過ぎた独身女性、独身男性の中には、
- 新しい出会いがあってもまた最初からその人と関係性を築いていくのがおっくう
- 自分を相手にさらけ出すのが怖い
- この歳になってまでまた恋愛などで傷つくのは嫌だ
- でも独りぼっちは寂しい
と、「寂しいけど、人と関わるのはいやだ」という正反対のところにある矛盾した考えを持っている人が多いのです。
今は伝わりやすいよう、恋愛に例えて言いましたが、寂しいけど誰とも関わりたくないと思っている人は大変多く、そう思う原因としては「過去の悲しかった、辛かった経験」などが足を引っ張っているようです。
信じていた友人に裏切られた、大失恋をした、学校や職場でつらいいじめにあった、などが原因で、必要以上に他人を親密になりすぎる前に心が勝手にブレーキをかけている状態なのです。
人と関わることを避け続けるとストレス耐性が弱くなる
最初に言っておきましょう。
私は「ストレス耐性が低い」人間です。
ストレス耐性とは、ストレスに耐える力や精神力のこと。
メンタルが強いか弱いか、と言えばわかりやすいでしょうか。
私はメンタル弱いですよ~、上司に怒られたらすぐしょんぼりしていじけるしたまに夫と喧嘩したら言いたいことがあっても言い返す前に涙が出てきます。(かわいい!…のか?笑)
このストレス耐性ですが、文字通りストレスに耐えうる能力や精神力のことなのですが、人と関わることを避け続けると実はこのストレス耐性が弱くなります。
なぜ人と関わることを避け続けるとストレス耐性が低くなるかというと、私たちは普段会社や学校など社会の中で自分以外の人と関わり合いながら生きていますよね。
その中ではどうしても、自分を押し殺して我慢しなければならない場面や人に合わせなければならない場面はたくさんあります。
人に合わせたり我慢をするということは、大なり小なり心に負担がかかる作業。
負担になるということは、ストレスにつながるということです。
周りの人と関わり合いながら生きている人には日常生活の中でこのストレス耐性がある程度身についているのですが、まったくもって人と関わることを避け続けていくと、どんどんそのストレス耐久レベルは下がっていってしまいます。
克服方法
極力人との関わりを少なくして生きることのメリットは、自分の好きな事を好きな時に自由にすることができ他の人に気をつかわないで済むことや、人との関係性で傷ついたり悩むことが少なくなること、パパッと思いつくところで人と関わらずに生きることのメリットはこの2つぐらい。
では逆に、人と関わることで得られること、メリットって何だろう?と考えた時に思い浮かぶことは、
- 楽しいこと、面白いこと、時にはつらいことや悲しいことを他人と分かち合うことができる
- 人や社会と関わることで独りぼっちではないという安心感を得られる
- 人から刺激を貰える
- 困ったときに助けてもらえる
- その人と繋がることでまた別の誰かと繋がれる
などなど、考えたらまだまだ浮かんできます。
感情を共有できる誰かがいるということはとても素晴らしいことで、一緒に何かを共有できる人がいるということだけで心が満たされます。
楽しいことは2倍、辛いことや苦しいことは半分になります。
これは「子供も持たないし結婚もしない」と頑なになっていた私が、実際に配偶者を得て子供を持って特にそう感じるようになったことです。
美味しい食べ物を夫や子供と「おいしいね」と言いながら一緒に食べること、一緒に映画を見て「どのシーンが一番良かった?」と感想を言い合うこと、一緒に買い物に行き一緒に洋服や食材を選ぶこと、「お母さんトミカ買って!」「買わん!こないだこーたけぇ今日はええ!」とおもちゃ売り場で息子と言い合うこと…
すべて一人ではできなかったことです。
私は夫と結婚したことで先ほどあげた①から⑤までを一気に全部経験しましたよ。
独身の時にできていたことや趣味に没頭する時間は家庭を築き子供を持ってからはグッと減りました。
上の子を出産してしばらくは、家の中に引きこもって(新生児なので赤ちゃんを連れてはなかなか外出はできません)赤ちゃんのお世話だけをすることに不満も覚えました。
早く働きたい!とも毎日思っていました。(人って変わるんですね、今は「働きたくなーい!」としか思いません。笑)
確かに自分の自由な時間はなくなりましたが、それよりももっと得るものがたくさんありました。
自分の経験から言えることは、「確かに人と関わることは面倒なことも沢山あるが、プラスになることは軽くその倍ぐらいある」ということです。
勿論付き合う相手は選ぶ必要がありますが、人と関わりを持つことで得られること、デメリットよりもメリットの方がはるかに多いと私は自分の経験を持ってそう感じました。
一人は楽なんです。
自分のペースで動けるから。
ただ、一人(独り)ではできないことや経験できないことがたくさんあります。
できれば、人と関わりを全く持たずに生きるよりも、人とちょこちょこ関わりながら生きていく方が断然良いと思います。
では、「人と関わりたくない」という気持ちを克服するにはどうすればよいかというと…
「面倒くさい」と思ってもとにかく重い腰を上げてみる
人と関わるのが面倒くさいと思ってしまう人は、とにかく「面倒くさいなぁいやだなあ」と思う気持ちを一瞬押し殺して、重い腰を上げて行動してみましょう。
仕事帰りに飲み会に誘われたらとりあえず1回顔を出してみる。
お酒が入ると普段まじめなあの人があんな事を?!とか、仕事中には見られない会社のマドンナ的存在の女性社員の仕事以外での一面がみれたりと新しい発見があり意外と楽しめるかもしれません。
そこから人づきあいも広がり良い出会いもあるかもしれませんよ。
とにかく面倒くさい、と思って逃げ腰にならず、行動してみることも大切です。
自分の趣味と共通した趣味を持つ人と付き合う
今ではSNSを通じて簡単に同じ趣味を持つ世界中の人と簡単に知り合える時代です。
SNSやインターネットを通じて、自分の興味のあるイベントを探して出かけてみたり(そのためにはやはり「(出かけるのが)面倒くさい」と思うのを辞めましょう。笑)、同じ趣味を持つ人とコンタクトを取ってみることもおススメ。
同じ趣味の人と会って話をしてみたり興味のあるイベントに行ってみると、人と関わること自体が嘘のように全く苦ではなくなるかもしれません。
好きな事が同じ人とは楽しく会話ができるし、一緒にその趣味を楽しむこともできます。
イベントでもあろうものなら、ウハウハが止まりませんよね。
そうこうしているうちに「なぜあんなに頑なに人との関わりを拒絶していたのだろう」と不思議に思う時が来ますよ。
人の目を気にするのを辞めて素の自分をさらけ出してみる
人と関わりたくないと思う人の中には、人の目を気にしすぎて「自分は嫌われているのではないか?」などと被害妄想ばかりが膨らんでしまっている人もいます。
ですがたいていこういう場合は「ただのあなたの取り越し苦労」である場合も多く、自分が思っているほど他人はあなたのことを低くは評価していないものです。
勿論誰でもかんでも不特定多数の人に本当の素の自分をさらけ出す必要はありませんが、ある程度素に近いあなたをもっと周りの人にさらしても意外と周囲は受け入れてくれることがあります。
自分をさらけ出すことで相手も自分をさらけ出してくれるようになる、そしてそのうち深い話もできるようになり絆が深まるようになるのです。
被害妄想はどこかに置いて、思い切って素の自分を周りに見せてみましょう。
そのためには、ネガティブ思考をやめポジティブ思考に切り替えること、そして人と関わるのが怖い、被害妄想が止まらない、そんな自分も受け入れて自己肯定をしてあげることです。
あなたはあなたのままで良いのです。
また上記の3つの他に、「人との関わりをとことん経ちたいのであれば気が済むまでとにかく引きこもり続ける」という荒療治も選択肢としてはありますが、これはその人の性格によって「ずっと引きこもっていたら息が詰まる」と感じ始め次は外に外に意識が向いていく人と、逆に「引きこもりって最高!ずっとこのままでいい!」と本格的な引きこもり生活に突入してしまう人もいるのであまりおススメはしたくはありません(汗)
まとめ
人と関わりたくない、その理由は人によって様々。
過去に信じていた人にひどい裏切り方をされて人間不信になってしまったとか(私もありましたがもう忘れました。笑)、人からどう思われているかが気になりすぎて人と関わるのがおっくうだとか、ただ単純に人と接することが面倒くさいだけだとか…
一人でしかできないことや一人でいることのメリットもあります。
結局人なんてみんな死ぬときは一人じゃないか、そんな風に考える人もいるかと思います。
ただ、一人だけではできないこと、経験できないことが沢山ありますし、仲間がいるからこそ得られるものや共感は、お金でも買うことができないあなただけの貴重な体験・経験になります。
今まで人との関わりをなるべくもたないようにひっそりと過ごしていた人は、このブログを読んでくださったこの日を機会に、人との関わり方について今一度考えてみてはいかがでしょうか。
私も春から子供が幼稚園生になるので、新しいママ友(と呼べるような人は現れるでしょうか?笑)を含め人との付き合い方などについて、また勉強してみたいと思います。