楽天カードとヤフーカードはどっちがいい?比較してみた【2020年版】
こんにちは
クレジットカード研究家の西園寺です。
さて突然ですがネットショッピングといえば、どのサービスが思い浮かぶでしょうか?
きっとAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングのいずれかでネットショッピングをするという人が多いはずです!
この3つの会社は、顧客の囲い込み目的で、自社のネットショッピングの際にお得となるクレジットカードを発行しています(Amazonカード、楽天カード、Yahoo!JAPANカード)利用頻度の高いサイトのクレジットカードを作ればお得になります。
今回は、この中から年会費が無条件無料で、高還元率であることからネットショッピングだけではなく、メインカードとしても十分活用できる楽天カードとヤフーカードの2つを徹底比較してみたいと思います。
最初に、楽天カードとヤフーカードの基本スペックをご紹介していきましょう。
〇楽天カード
- 年会費:無料
- 家族カード:無料
- ETCカード年会費:税込550円(5枚まで発行可、ただし、楽天PointClubの会員ランクがダイヤモンド・プラチナランクの場合、ETCカード年会費が無料)
- ポイント還元率:1.0%(カード利用100円につき1楽天ポイント付与)
- 貯まるポイント:楽天ポイント(楽天市場にて楽天カード決済で常に+2%の3.0%還元、また最大ポイント44倍のキャンペーンあり)
- 国際ブランドはVISA・JCB・MASTER・AMEXの4つから選択可
- 電子マネー:楽天Edy、楽天Pay、Apple Pay、Google Pay、 auWALLETカード(MASTERのみ)
- 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯)
- 入会特典:5,000~8,000楽天ポイント(期間限定ポイント)プレゼント
年会費 | 無料 | 還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
電子 マネー | Edy | ポイント | 楽天ポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- 楽天市場内の利用であれば、一般カードは3%、プレミアムカードであれば5%と驚異の還元率
- 年会費無料のカードでは実用性ナンバーワンかも!
- 入会特典で5000ポイントGETできるチャンス!
〇ヤフーカード
- 年会費:無料
- 家族カード:無料
- ETCカード年会費:税込550円(5枚まで発行可)
- ポイント還元率:1.0%(カード利用100円につき1Tポイント付与、Yahoo!ショッピングにてヤフーカード決済で常に3.0%還元、5のつく日は7.0%還元)
- 貯まるポイント:Tポイント
- 国際ブランドはVISA・JCB・MASTERの3つから選択可
- 電子マネー:PayPay、nanaco、Suica(ApplePay、Google Pay、モバイルSuicaのいずれも可)、SMART ICCOCA、ApplePay、Google Pay
- 入会特典:4,000~10,000Tポイント(期間限定ポイント)プレゼント
年会費 | 無料 | 還元率 | 1% |
---|---|---|---|
電子 マネー | ポイント | Tポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- 還元率1%でTポイントが貯まるクレジットカード
- Yahoo!ショッピング・LOHACOで買い物すればポイント3倍
- 審査が通りやすい
以上のとおり、楽天もYahoo!も自社のネットショッピングサイトの利用の促進と顧客の囲い込み施策として、自社発行のクレジットカードでの決済という条件のみで、なんと常時3.0%ポイント還元となっていますね。
さらに、楽天の場合は、年に数回の楽天市場のビックキャンペーン「お買い物マラソン」などの時には、ポイント最大44倍の44.0%還元ととんでもないポイント還元施策を実施しています。
Yahoo!もYahoo!ショッピングにて、5の付く日はポイント7倍の7.0%還元までポイント還元率がアップするといった力の入れようです。
しかし、これまでヤフーカードでPayPayとnanacoチャージでそれぞれ、1.0%、0.5%のTポイントのポイント還元が行われていたものが、2020年2月1日より、一切ポイントを付与しないという改悪が発表されました。
これまで、比較的電子マネー関連に強いという評判のヤフーカードでしたが、nanacoどころか自社のQRコード決済のPayPayへのチャージ分までポイント付与を止めるという、予想外の大きな改悪となってしまいました。
ですのでnanacoチャージ目的で、ヤフーカードを作るのはやめましょう。
現在、PayPayへのクレジットカードチャージは、ヤフーカードのみとなってます。
ポイント付与対象外となる2020年2月1日以降についても、おそらく、PayPayへチャージできるクレジットカードは、変わらずヤフーカードのみとなる見込みですし、引き続き基本1.5%のPayPayボーナスは付与されます。
ヤフーカードからクレジットカードチャージを行った上で、PayPayを利用されている人の場合は、これをきっかけにPayPayから他のQRコード決済や電子マネー決済に乗り換えるというのも一つの手ですが、引き続きPayPayを利用する人は、ヤフーカードの解約は一旦保留としたほうが良さそうですね。
また、PayPay残高へのクレジットカードチャージはヤフーカードのみですが、PayPayにクレジットカードを登録した上で、PayPay残高が0円の場合、事前に登録したクレジットカード払いとなるため、常にPayPay残高を0円にしておけば、iDやQUICPayのように後払い電子マネーのように使うことができ、この場合に限っては、ヤフーカード以外でも国際ブランドがVISA・MASTERのクレジットカードであれば、登録・利用することが可能となっています(JCB・AMEX・Dinersは不可)。
よって、ANAマイル・JALマイル・他ポイントを貯めているという人で、PayPayを引き続き利用したいという人は、ヤフーカード以外のクレジットカードの利用も検討されてみてはいかがでしょうか。
ただし、ヤフーカード以外のクレジットカードを登録・利用した場合、基本1.5%のPayPayボーナスは一切付与されませんので、ご注意ください。
この場合、クレジットカード側のポイント付与のみとなります。
2.楽天カードとヤフーカードの比較
それでは、具体的に楽天カードとヤフーカードを比較してみましょう。
まずは、比較表で比べてみます。
楽天カード | ヤフーカード | |
年会費 | 無料 | 無料 |
家族カード年会費 | 無料(最大5枚まで発行可) | 無料(最大3枚まで発行可) |
ETCカード年会費 | 550円(税込・ただし条件により無料) | 550円(税込) |
ポイント還元率 | 1.0%(カード利用100円につき1ポイント) | |
ポイント割増し | 最大44倍 | 最大7倍 |
カード利用限度額 | 最高100万円 | 最高100万円 |
貯まるポイント | 楽天ポイント | Tポイント |
国際ブランド | VISA/Master/JCB/AMEX | VISA/Master/JCB |
電子マネー対応 | 楽天Edy、楽天Pay | PayPay、Suica、ICOCA |
Apple pay対応 | 〇(QUICPay扱い) | 〇(QUICPay扱い) |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円(利用付帯) | × |
お互いを意識した似たようなカードスペックとなっていますが、楽天カードの強みはやはり一般カードでありながら海外旅行傷害保険最高2,000万円の特典サービスが付いている点ですね。
一方、ヤフーカードの強みは、自社QRコード決済のPayPayのみならず、nanaco、Suica、ICOCAチャージにおいてもポイント付与対象となりますので、電子マネーに強いクレジットカードといえます。
nanacoチャージのみ過去に改悪があり、nanacoチャージ時のポイント付与率は1.0%から0.5%へ半減となりましたが、その代わり、基本的にnanacoチャージはJCBの国際ブランドのみ可能という条件が多かったものの、ヤフーカードにおいては、VISA、MASTER、JCBの3ブランドどれでもOKとなったことは改善といえました。
JCBブランド以外でnanacoチャージが可能であるクレジットカードは、もうリクルートカード(VISA・MASTER・JCB)くらいではないでしょうか。
しかしながら、前述のとおり、ヤフーカードからPayPayとnanacoへのチャージ時のポイント付与も2020年1月末で終了となってしまいます。
ETCカードの年会費については、楽天カードもヤフーカードもいずれも有料(税込550円/枚)となっており、年会費無料のETCカードがほしい場合は、セゾンカードやオリコカードなどの年会費無料、ETCカード年会費も無料といったクレジットカードをサブカードとして持つことをおすすめします。
また、楽天のヘビーユーザーであるプラチナランクとダイヤモンドランクの会員のみ特典サービスとして、ETCカードの年会費が無料となりますので、楽天のヘビーユーザーの方は、楽天カードでETCカードを発行された方がお得となりますので、おすすめです。
ここで、楽天カードとヤフーカードのそれぞれの優位点をまとめてみましょう。
〇楽天カードが優位な点
- 楽天市場をよく利用する場合、ポイントがかなり貯まりやすい(最大ポイント44倍)
- 楽天ポイントの使える店舗が多いため、貯めたポイントが1ポイント=1円の交換レートで現金同様に使える
- 一般カードにもかかわらず、海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯)の特典サービスが付いている
ヤフーカードが優位な点
- ヤフーカードを持っているソフトバンクのスマホユーザーであれば、Yahoo!ショッピングとLOHACOにおいて、常にポイント12倍の12.0%ポイント還元となる
- 電子マネーに強い(PayPay、Suica、ICOCA、nanaco、Apple pay、Google payチャージ時も1.0%ポイント付与、ただし、nanacoのみ0.5%還元)
- Yahoo!公金支払いでTポイントが使えるため、自動車税などの税金を安くすることができる(しかも、期間固定Tポイントも利用可)
3.楽天カードとヤフーカードの2枚持ちはアリ?
次に、楽天カードとヤフーカードの2枚持ちの利点があるかどうかですが、似たようなクレジットカードで自社サービスの囲い込みを目的としていることが多々あり、わざわざ2枚持ちをするメリットは基本的にあまりないと思われます。
特に、2枚ともETCカードの年会費は、有料で金額も同額であるため、ETCカード目的での2枚持ちもメリットもありません。
2枚持ちのメリットがあるケースは、ネットショッピングが好きな人で、ネットショッピングの際に、常に、楽天市場とYahoo!ショッピングで価格比較をして、安いほうで買うといったことをやっている人であれば、楽天カードとヤフーカードの2枚持ちはアリでしょう。
4.まとめ
今回は、年会費無料で自社サービス特にネットショッピングで大変お得となる高還元率カードの楽天カードとヤフーカードの2枚の比較も交えながら、ご紹介しました。
繰り返しになりますが、ヤフーカードは、PayPayとnanacoチャージ時のポイント付与が2020年2月から一切なくなってしまうため、どちらかと言えば楽天カードの方がおすすめとなります。
ソフトバンクユーザー(スマホ)であれば、ヤフーカードの優遇が常時あるため、ヤフーカードの方がおすすめとなりますね。
いずれも自社サービスを利用するユーザーに対しては、ヘビーユーザーであればあるほどより優遇されるため、楽天とYahoo!どちらのサービスの利用頻度が多いのか?好きなのか?という観点だけで楽天カードとヤフーカードの選択をしても良いでしょう。
いずれにしても、楽天とYahoo!それぞれのサービスを利用している人であれば、それぞれのクレジットカードを持っていなければ損をするくらいの特典・優遇サービスが用意されていますので、まだ持っていないという人は、すぐにでも申し込んでみてくださいね。
年会費 | 無料 | 還元率 | 1% |
---|---|---|---|
電子 マネー | ポイント | Tポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- 還元率1%でTポイントが貯まるクレジットカード
- Yahoo!ショッピング・LOHACOで買い物すればポイント3倍
- 審査が通りやすい
年会費 | 無料 | 還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
電子 マネー | Edy | ポイント | 楽天ポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- 楽天市場内の利用であれば、一般カードは3%、プレミアムカードであれば5%と驚異の還元率
- 年会費無料のカードでは実用性ナンバーワンかも!
- 入会特典で5000ポイントGETできるチャンス!