仕事辞めたい病はうつの兆候?克服方法
こんにちは。
極力働かずして生きていきたい願望がものすごい石原です(笑)
第一子を出産した今から3年半程前、慣れない育児と、生まれたばかりの赤ちゃんを連れて外出するわけにもいかず家の中にほぼ籠りきりでストレスが溜まっていたのか、「赤ちゃんを育てるってこんなに大変なの?!もう保育園に預けて働きたい!」と、生まれて初めて「働きたい、はやく仕事がしたい、外に出たい!」と思ったことを覚えています。
ただ、それも子供が少しずつ大きくなり表情が出始めた頃から「毎日この子と家に居て四六時中べったりできるなんて幸せ!」と思うようになり、二人目が生まれた今では「もう一生働きたくない」と思っています(笑)
と、今現在子育て中専業主婦の石原は下の子が幼稚園の年少さんの年齢になるぐらいまではまだしばらく専業主婦をしていたいなぁという気持ちもあるのですが、働いていたら働いていたで家族以外の人と関わる機会も増え、色々な人や物事から刺激を受け、それはそれで楽しいと思えるのだと思います。
実際独身時代、大学を卒業して初めて就いたアパレルの販売員(アルバイトだったのですけどね…)の仕事は私には合っていたようで、元々人とコミュニケーションを取ることは得意だったので個人売り上げもそれと平行しグングン伸びて行きました。
あぁ、楽しかったなぁ。(遠い目)
ところが、そのアパレルショップで働きだして1年経つか経たないかという頃に、私はうつ病になりました。
うつ病の原因はここでは長くなるため省きますが、とにかくもう何もしたくないし何かをするほどの気力も体力もなくなり、仕事もままならない状態に。
仕事を辞めたい、でも辞めてしまうと生活だって苦しくなるしなんだか自分がとてもダメ人間のような価値のない存在に思えてなかなか踏み切れない…
でも出勤して店頭に立っている間もずっとうつ病になった原因の出来事がぐるぐると頭の中を巡っていて、だんだんと自分の感情の中に喜怒哀楽の喜と楽がなくなっていくのが、自分でもよくわかりました。
石原の場合、うつ病になるまでは仕事と職場は楽しくて、自分をレベルアップさせてくれ、今まで知らなかった自分の価値を見出せる新しい場所のひとつだったのですが、うつ病になってからはすべてがガラッと変わってしまいました。
私の場合は「うつ病→仕事を辞めたい」と思い始めましたが、その逆パターンである「仕事辞めたい→うつ病」パターンも存在します。
今日は、仕事を辞めたい病はうつ病の兆候なのか、それともただのなまけ心なのか、仕事辞めたい病の克服方法などを一緒に考えていきましょう。
この記事に書いてあること
仕事やめたい病の原因
どんなに仕事がうまくいっている人でも、天職だと思えるほ職に幸運にも就けた人でも、「今日はなんだかベッドから出たくない」と思ったり「仕事行くのだるいなぁ…」と思うようなことは誰にでもありますよね。
「なんか今日仕事行きたくないな~」というのがたまにあるぐらいなら良いですが、もし「仕事行きたくない」「仕事辞めたい」という思いが募りすぎて毎日頭の中をぐるぐる駆け巡るようになると、もうその「仕事やめたい病」がただの怠慢から来るものなのか、それともうつ病か何かメンタルプロブレムの兆候なのか、うつ病の経験がない人であればよけい見わけは付きにくいものです。
また、仕事を辞めたいと思う原因も人それぞれですが、主な原因には以下の5つが存在します。
①職場でのパワハラ、セクハラ、いじめ等人間関係が原因
どこに行ってもモンスター上司はいるものですが、パワハラやセクハラ、または上司、先輩、同僚など職場内でいじめに会っているというケースも少なくありません。
どう考えてもこなせるはずのない無茶苦茶な量や内容の仕事や課題を押し付けてきたり、職場で挨拶をしても無視される、私物を壊されたり隠されたり、ロッカーの中を勝手に漁られるといったような犯罪まがいの事例もたまに耳にします。
職場環境が整っていなければ、良い仕事をできるはずがありません。
体調を崩してしまっても無理はありません。
②長時間労働や休日返上などで疲れがピーク
2019年春から「働き方改革」というものがぼちぼち施行されはじめ、うちの夫の会社も「残業、休日出勤等すべてNG!」となりました。
ただし、うちの夫の場合夫は店長という役職に就いており、実質店長が穴を空けると人手がない、パートやアルバイトさんしかいなくなり店舗に社員が在中しないという事態が発生してしまい、実質「タイムカードを切らずに(つまり無給で)休日出勤」をせざるを得ません。
そんなうちの夫は今日も「タイムカードを切らずに無給での休日出勤」に朝出かけて行きました…
働き方改革が施行されて無理な残業をしなくて良くなった人、有給休暇が取りやすくなった人ももしかしたらいるかもしれませんが、実際は「働き方改革でノー残業、ノー休日出勤などをうたい、社員をタダ働きさせることができるようになっただけ」という会社も多く存在するという事実があります。
長時間労働や休日出勤、手当てが出ていればまだ最初のうちは頑張れるかもしれません。
が、法律のせいで残業代や休日出勤手当がうちの夫の会社のように全く出なくなるとしたら、もうこれは精神的にも肉体的にもすり減っていく一方ですよね。
十分うつ病の原因になり得ると思います。
③業務内容に見合わない低賃金
石原は出産前まで自動車整備士をしていましたが、自動車整備士はハードな仕事内容の割に薄級で有名な職種です。
夏は暑く冬は寒い、タイヤ交換の時期になると水分補給の暇がないほどひっきりなしにお客さんの車が入庫し、手は年中オイルまみれで鉄の塊である自動車の部品やタイヤのホイールはめちゃくちゃ重い。
1カ月朝から晩遅くまで頑張って働いて、2級整備士の資格手当や交通費などを含めても月給20万行きませんでした。(ディーラーではなく民間の自動車工場でしたが…)
同じように、介護士さんなども神経をすり減らし力仕事もあるというのにそれに見合ったお給料ではないことで有名ですよね。
このように、業務内容の過酷さに見合わず、もっと言えば生活が苦しくなるほどの低賃金で働いている場合は、「仕事を辞めたい」と思っても不思議ではありません。
仕事内容に見合わない程の低賃金が直接の原因でうつになることは少ないでしょうが、生活を脅かすほどの安月給であれば転職をした方が間違いなく良いでしょう。
④仕事が自分に合っていない
新しく始めた仕事などは覚えるまでも時間がかかりますが、あまりにもあなたの適正からかけ離れすぎた職種だと、なかなか仕事を覚えられずミスを連発したり、その分上司や先輩から注意を受けたり叱られたりと、やる気を削がれるような出来事も多くなるかもしれません。
3)仕事辞めたい病の克服方法
では、仕事辞めたい病を発症中の場合、どうすればその仕事辞めたい病を克服できるでしょうか。
「仕事を辞めたい」と思う原因には先ほどの章に出てきたように、4つほどの原因が考えられましたが、どの場合も一番手っ取り早い解決方法は「思い切って仕事を辞めてしまうこと」です。
仕事を辞めれば「仕事辞めたい…」なんてウジウジ考えることがなくなるので当たり前といえば当たり前ですが、仕事辞めたい病を克服する一番の近道は仕事を辞めてしまう事。
とりあえずやめてみて、その後どうするか考えてみても(もしもあなたが経済的にものすごく貧困しているわけでないのなら)良いのではないでしょうか。
ただ、仕事を辞めてしまうというのは最終手段として取っておきたいですよね。
この他にはどのような克服方法があるのでしょうか。
①部署や支店を異動する
仕事を辞めずして仕事辞めたい病を克服するとなると、なぜあなたが仕事を辞めたいと思うのか、その原因を特定し、その原因を根本から解決しない限りはおそらく仕事辞めたい病を克服などできません。
ただし、もしあなたが職場内のいじめや上司や先輩などからのパワハラ、セクハラ、いじめなどが原因で仕事を辞めたいと思い詰めている場合は、まず退職届を提出する前に人事部に部署の異動を申し出てみるというのも1つの手かもしれません。
部署や支店などが変われば直属の上司も変わるでしょう。
同僚や先輩など、周りの職場環境も変われば、もしかしたら陰湿ないじめやパワハラなどから逃れられる可能性は高いですよね。
②とにかく我慢する
全く解決にならない方法かもしれませんが、とにかく自分が我慢する!
我慢して我慢してなんとかはいつくばって仕事にいっているうちに、一周まわって「仕事辞めたいとは思わなくなる」可能性も無きにしも非ず。
特に年末年始の休み明けやゴールデンウィーク明けなどの長期休暇の後に「仕事を辞めたい」と思い実際にそこでプツっと緊張の糸が切れたように辞めてしまう人も多くいますが、そこを何とか踏ん張れば、時間が解決してくれるというか、本当に「一周まわってどうでもよくなってくる」ということもあるでしょう。
③給与や賞与のアップの交渉をしてみる
もしもあなたの仕事ぶりが正当に評価されていなかったり、職務内容に見合わないような低賃金で雇われているという場合は、どう転ぶかわかりませんが給与や賞与の増額の交渉を上の人としてみるという手もあります。
ただし、増額の交渉が出来るということは、それなりに仕事が出来る人に限ります。
仕事もできないのにやれ給料アップしろ、ボーナスアップしろ、と言うようでは、周りからも鼻で笑われておしまいです。
もしもあなたがバリバリ仕事をこなして結果を出しているにもかかわらず給料が低く生活が困窮しているというのであれば、いちかばちか給与や賞与の増額を検討してもらえないかと上に交渉してみるのもアリですね。
ただしそういう交渉をすることで、上の方から「扱いにくいやつ」「面倒くさいやつ」「生意気」などと思われ、退職に追い込まれてしまう可能性も考えられるので、交渉する時は「もう辞めてもいい!」というぐらいの覚悟で。
④給料面に不満があるのであれば転職をするか副業をする
給与の面で不満があり仕事を辞めたいと思うのであれば、「月々の給料をアップさせる」という点で言えば転職してしまうのが一番手っ取り早い方法かもしれません。(ただし良い条件のところがあれば、ですが…)
もしくは何か副業をしてみる。
収入源が複数あれば、ある程度生活も安定してくるでしょう。
ただし今の会社でも働き続けながら副業をとなると自分のプライベートな時間が今以上に減ってしまうことは覚悟しておきましょう。
⑤リフレッシュ休暇などの制度を利用してとにかく心と身体を休める
もしこれと言った明確な理由がないのにもかかわらず仕事を辞めたい…と思い詰めてしまうようであれば、それはもううつの始まり、いや、すでにうつ状態に入っているかもしれません。
うつ病経験者の石原だからはっきりと断言できることなのですが、うつ病は心と身体を休めないと絶対に良くなりません!
有給が取れるのであれば有給休暇を取ってみたり、会社によってはリフレッシュ休暇という制度を設けている会社もあるので、そういった制度を利用してまとまったお休みを取りましょう。
焦ってもうつ病は絶対に良くなりません。
治そうと思っても、なかなか思い通りにコントロールできるものではありません。
とにかく身体も心も解き放って、休息を取りしっかり休みを取らないと、なかなか改善していくようなものではないのです。
向精神薬等を服薬でもしようものなら、副作用の倦怠感などから余計に仕事などは手に着かない状態になってしまいます。
一度向精神薬や睡眠導入剤などを服用し始めると、今度はそれらのお薬を辞める時に辛いです。
そうなってしまう前に(投薬などをしてうつ病の治療が本格的になってしまう前に)自分の心のSOSをしっかりキャッチしてやること、そして早々に休暇を取りとにかく休んでリフレッシュすることが大切ですよ。
まとめ
仕事を辞めたい病、私もよく発症しました。
単なる私の怠け心から「辞めたいな~」と思ったこともあるし、うつ病になって仕事が出来るような状態ではなくなり「辞めたい」と思ったこともあります。
辞めたい病をいち早く解決するのであれば、もう手っ取り早く仕事を辞めてしまいましょう。
経済的に厳しい状態になったとしても、生活保護など(もちろんどのような人でも簡単にもらえるというようなものではありませんが)国が助けてくれる制度も備わっています。
心が壊れて命を取られるよりもマシでしょう。
仕事を辞めたい病が早く解決できると良いですね。