安いノートパソコンはどこで買うべき? コスパ最強パソコン2020年版
「予算がないからできるだけ安いパソコンを買いたいけど、スペックが低すぎるパソコンは買いたくない!」
そう思いながらこの記事を読んでいる人も多いのではないでしょうか。
実際、ネットで調べてみると安値で売られているパソコンがあります。
しかし、格安のパソコンには人によって合う合わないがあり、人によっては使い物にならない可能性があります。
今回はそういった失敗をしないように、「安いパソコンを選ぶ時にチェックするポイント」と「料金別でおすすめのパソコン」を紹介していきます。
この記事に書いてあること
安いパソコンを選ぶ時にチェックするポイント
OSが入っているか
OSとはWordやExcelなどのソフトウェアを動かすために必ず必要なシステムソフトウェアのことを表します。
代表的なものを挙げるなら「Windows」とMacに使われている「Mac OS」です。
一般的な店舗で買うようなパソコンにはこのようなOSがすでに導入されています。
しかし、安いパソコンになると、このOSが導入されていない可能性があります。
そのため、OSを自分で導入するのは面倒だという人は購入する前にOSが導入されているかということをチェックするようにしましょう。
メモリの量
パソコンのメモリは作動領域の範囲を決める重要な部分です。メモリはパソコンで作業をしている際に、データを一時的に保管しておくために使われます。
そのため、メモリが多いと多くの作業を同時に行っても、フリーズなどの不具合が起きにくいです。
おすすめのメモリの量は目的によって異なります。
文書作成などのシンプルな作業を行う場合は、最低4GB以上、色々な作業を同時に行う場合は8GB以上のパソコンを選ぶことをおすすめします。
ストレージ(容量)の量
ストレージはダウンロードした画像やフォルダを保存するための容量のことです。ストレージには「HDD・SSD・eMMC」の3種類があります。
「HDD・SSD・eMMC」の違いは以下の表の通りです。
HDD | SSD | eMMC | |
特徴 | 最もスタンダードなメモリ。磁気ディスクにデータを保存する。 | メモリーチップ型の記憶装置。処理速度が早いのが特徴。 | SSDメモリがより簡略化されたメモリ。耐久性能が高く、サイズが小さいのが特徴。 |
価格 | 安い | 高い | 高い |
サイズ | 大きい | 少し大きい | 小さい |
処理速度 | 少し遅い | とても速い | 少し速い |
データ容量 | 大きい | 小さい | とても小さい |
消費する電力 | 多い | 少ない | とても少ない |
主に搭載されている端末 | デスクトップPC ノートPC | ノートPC タブレットPC | タブレットPC スマートフォン |
重さ
持ち運び用にパソコンを買う人は、できるだけ軽くてコンパクトなパソコンを購入することをおすすめします。
大きめパソコンや少し重たいパソコンは料金が下がる傾向にありますが、「持ち歩き用に買ったけど、重たすぎて持ち歩けない」という状態になってしまっては本末転倒です。
具体的にはサイズが15インチ以下、重さが2kg以下のパソコンがおすすめです。これぐらいのパソコンであれば、カバンにも入れやすく気軽に持ち運ぶことができます。
安く買うために削る機能(スペック)
CPU
CPUとはパソコンの頭脳と言われていて、全体の処理や計算を行う部分です。パソコンの価格と大きく関係しているのがCPUになります。
CPUのスペックは高ければ高いほど、処理速度が早くなり、ゲームなどの複雑な処理が必要なソフトでもスムーズに使うことができます。
具体的なCPUの種類とおすすめのポイントは以下の表の通りです。
Celeron・Pentium | Core i3 | Core i5 | |
特徴 | 低価格のPCによく使われるCPU。とにかく安いのが特徴。 | 動画再生を快適に行うことができるスペックのCPU。 | 動画編集や簡単なゲームなどの高度な編集も行えるレベルのCPU。 |
価格 | 安い | 普通 | 少し高い |
処理速度 | 遅い | 普通 | 早い |
こんな人におすすめ | 文書作成やネットの閲覧など高度な処理を必要としない作業のみを行う人。 | YouTubeなどの動画共有サイトをパソコンで見たい人。 | 簡単な動画編集やフォートナイトなどのゲームをできるだけ安いパソコンでプレイしたい人。 |
部品の品質
パソコンは部品のクオリティによって価格が変わってきます。
例えば、同じメモリー量で同じCPUだったとしても、部品の品質によって値段が大きく上下することがあります。
そのためPCの部品のクオリティは価格に大きな変化を与えます。
しかしここで注意してもらいたいのが、「部品の品質が悪いPC=使い物にならない」ではないということです。
最近のPCのパーツはどこも基本的に品質が高いです。
そのため、できるだけ安いパソコンを買いたいと思っている人は、部品の品質の低いパソコンを買ったほうが安く購入することができます。
一方で、PCの部品の素材やデザインにこだわる人は少し高めのPCを買うことをおすすめします。
初期インストールソフト
ここまでパソコンの部品やCPUについて説明してきましたが、パソコンの値段はそれだけに左右されているわけではありません。
初期段階でインストールされているソフトによっても値段が変わってきます。
例えば、大手メーカーが出しているパソコンには購入した時点で何十種類ものソフトウェアが既にインストールされています。そのため、人によってはいちいちダウンロードする必要がなく、メリットに感じる人もいるでしょう。
しかし、そこで既にインストールされているソフトウェアを全く使わない人であれば、無駄なソフトが何十種類もインストールされていて不快に感じる可能性があります。
実際、このように初期段階で大量にインストールされているパソコンは、パソコン代の中にそれらのソフトウェアの料金が含まれている可能性があります。
そのため、安くパソコンを買いたい人は初期インストールされているソフトの数が少ないパソコンを選び、自分で必要なソフトだけをダウンロードするようにしましょう。
光学ドライブ
光学ドライブとはCDを読み取るための部分です。
この光学ドライブがついてるかついていないかによって値段が異なります。
実際、最近は多くのソフトウェアがダウンロード式に変わっているため、光学ドライブが搭載されていないPCが増えてきています。
そのため、 安いパソコンが欲しい人でも光学ドライブを頻繁に利用する人は、光学ドライブがちゃんと付いているかをチェックするようにしましょう。
おすすめモデル
3万円以下
恵安(KEIAN) 10.1インチ2in1 Windowsタブレット KIC104HD-DN | エイスース(ASUS) E402WAGA002T | チュウイ(CHUWI) HeroBook | |
OS | Microsoft Windows10 Home 64bi | Windows10 Home Sモード 64bit | Windows 10 |
重量 | 517g(本体)/483g(キーボード) | 約1.5kg | 1.99Kg |
CPU | インテル Atom Cherry Trail x5-Z8350 | AMD E2-6110 APU(+AMD Radeon R2 グラフィック) | インテル Atom x5-E8000 |
サイズ | 251.7×165.7×9.7mm | 339×21.9×235mm | 332×214×21.3mm |
バッテリー | 約7時間 | 約5.5時間 | 約9時間 |
Bluetooth | 搭載 | 不明 | 搭載 |
光学ドライブ | なし | なし | なし |
ディスプレイ | 10.1インチ WUXGA 1920×1200 IPS 10点マルチタッチ | 14インチ | 14.1インチ |
ストレージ(容量) | 64GB eMMC(MicroSD対応upto128GB) | eMMC 32GB | HDD64GB |
カラー | ダークネイビー | 黒 | シルバー |
その他 | Micro USB 2.0 , Micro HDMI , 3.5mm オーディオジャック , USB2.0(キーボード側) , Microsoft Office Mobile | HDMI、USB3.1(Type-C/Gen1)、USB3.0、USB2.0、SDXCメモリカ ード、SDメモリーカードマイクロホン/ヘッドホン・コンポジャック | USB3.0ポート、3.5mmヘッドフォンポート、Micro SD スロット、急速充電ポート |
恵安(KEIAN) 10.1インチ2in1 Windowsタブレット KIC104HD-DN
料金:約30,740円~(税抜・配送料込)
取り外しのできる専用キーボードがついたタブレット型のPC。このパソコンの特徴はなんといっても軽さです。見た目は少しずっしりと重たそうなデザインですが、重量はキーボードと合わせて約1kgしかありません。そのため、「あまりスペックにはこだわらないから、とにかく持ち運びやすくて軽いパソコンが欲しい」という人におすすめです。
エイスース(ASUS) E402WAGA002T
料金:約19,800円~(税抜・配送料込)
基本性能がしっかり備えられたスタンダードなノートパソコン。本体の大きさがA4サイズとほぼ同じ大きさで、気軽に持ち運ぶことができます。
さらに、コンパクトでありながらケーブル1つでテレビに繋ぐことができるHDMI出力ポートが付いていて、高速でデータのダウンロードを行うことができるUSB3.1ポートも搭載されています。そのため、ビジネスなどの場面でも使うことができるノートパソコンです。
チュウイ(CHUWI) HeroBook
料金:約29,500円~(税抜・配送料込)
コスパ重視のノートPC。HeroBookは3万円以下という安さでありながら、CPUが「Intel Atom x5-E8000(4コア/~2.0GHz)」、メモリが「4GB RAM」、ストレージに「64GB eMMC」が搭載されています。
さらに、ストレージ(容量)を増設できるように「M.2 SSD拡張スロット」も搭載されています。そのため、動画の保存など多くの容量が必要な人におすすめなノートパソコンです。
5万円
レノボ(Lenovo) ノートパソコン ideapad S340 | エイサー(Acer) ノートパソコン Swift 3 SF314-54-N24U/S | デル(Dell) ノートパソコン Inspiron 11 3180 | |
OS | Windows 10 Home 64bit | Windows 10 | Windows 10 |
重量 | (バッテリーパックを含む):約1.55kg | 約2.3kg | 約3kg |
CPU | インテル Pentium Gold 5405U プロセッサー、2.30GHz | インテル Pentium Gold 5405U プロセッサー、2.30GHz | インテル Celeron |
サイズ | 約322.7×230.5×17.9mm | 約480×310×20mm | 約380 ×258×2.7mm |
バッテリー | 約14.3時間 | 約12時間 | 不明 |
Bluetooth | 搭載 | 搭載 | 搭載 |
光学ドライブ | なし | なし | なし |
ディスプレイ | 14インチ | 14インチ | 15.6インチ |
ストレージ(容量) | SSD128GB | SSD256GB | HDD1TB |
カラー | シルバー | シルバー | ブラック・ホワイト・カッパー |
レノボ(Lenovo) ノートパソコン ideapad S340
料金:約45,300円(税抜・配送料込)
128GBのSSDを搭載したノートパソコン。こちらは起動やデータの読み書きを素早く行いたい人におすすめのモデルです。CPU に関してはインテルのPentiumプロセッサーが搭載されています。
さらに、USBType-CポートやHDMI、メディアカードリーダーなどのビジネスの場面でよく使われる機能にも対応しているので、ビジネス用におすすめです。
エイサー(Acer) ノートパソコン Swift 3 SF314-54-N24U/S
料金:約42,670~(税抜・配送料込)
画質にこだわったノートパソコン。このノートパソコンにはIPS液晶パネルが搭載されているので、映画や動画を高いクオリティで楽しむことができます。
さらに、メモリはSSDの256GBを搭載しているので、起動もスムーズに行うことができます。そして、指紋認証センサーにも対応しているため、大切なデータを安心して保管することができます。そのため、こちらのパソコンは重要な情報などを取り扱うためのパソコンを探している方におすすめです。
デル(Dell) ノートパソコン Inspiron 11 3180
料金:約35,980円~(税抜・配送料込)
とにかく小さくとにかく軽いノートパソコン。このノートPCは本体の重さが1.2 kgで液晶ディスプレイが11.6インチとかなりコンパクト作られているので、カバンやリュックにもかさばらずに入れることができます。
あまりに小さいため、ストレージが64GBのeMMCと少し少なめですが、USB3.1とUSB2.0規格に対応したポートが1つずつ付いているので、外付けのHDDを利用することができます。
10万円
HP Pavillion 15-cs3000 | Lenovo ThinkPad E590 | DELL Inspiron 15 5000 | |
OS | Windows 10 Home | Windows 10 Home | Windows 10 Home |
重量 | 約 1.82kg | 約2.1kg | 約1.83kg |
CPU | インテル Core i5-1035G1 | インテル Core i3-8145U または Core i5-8265U | インテル Core i5-1035G1 |
サイズ | 約376×248×22.5㎜ | 約250x370x20mm | 約363×249×19㎜ |
バッテリー | 約9時間 | 約14.3時間 | 不明 |
Bluetooth | あり | あり | あり |
光学ドライブ | なし | なし | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ | 15.6インチ | 15.6インチ |
ストレージ(容量) | SSD256GB+HDD1TB | SSD256GB | SSD512GB |
カラー | セラミックホワイト・フォグブルー | ブラック・シルバー | プラチナシルバー・ミッドナイトブルー |
HP Pavilion 15-cs3000
料金:約74,800円~(税込・送料込)
このパソコンの特徴は容量の大きさです。「Pavillion15」にはストレージとしてSSD+大容量HDDの構成が選べるようになっています。そのため、大量のデータを取り扱う人におすすめのパソコンとなっています。
Lenovo ThinkPad E590
料金:約87,000円~(税込・送料込)
ThinkPadの特徴は、頑丈で機能性に優れていることです。多くの大学や会社用のパソコンとして使われているThinkPadは、様々なバリエーションがあり自分の好きなように、機能を搭載することができます。
そのため、「デザインはあまり気にしないから、自分が使う最低限使う機能だけが欲しい」という人におすすめのパソコンです。
DELL Inspiron 15 5000
料金:約85,000円~(税込・送料込)
コストパフォーマンスに優れたノートPC。 大きさが15インチで重量が1.83kgと少し大きめのノートPCとなっていますが、USB‐CやHDMI端子が搭載されています。
容量もSSD512GB搭載でCPUがIntel Core i5なので、動画やフォートナイトのようなゲームもスムーズにプレイすることができます。そのため、「ノートパソコンいっぱいありすぎて、どれを選んだらいいかわからない」という人におすすめのパソコンです。
まとめ
パソコンは値段やメーカーによって、大きく異なる性能を持っています。そのため、まずは自分がどのようなパソコンが欲しいかを明確に決めてから、選ぶようにしましょう。