人格者とはどんな人?特徴となりたい人へのアドバイス
こんにちは。
実は私石原の父は、元外国人です。
父は兄弟も多くとても貧しい家庭で育った為、自分で働いて学費を稼ぎながら大学に行きました。
学費を稼ぐために父がした仕事は、土方。
ダンプカーやトラックの運転手から土木作業まで、お金になることは何でもやったそうです。
そんなうちの父は、私が生まれる少し前にとある会社を経営し始めます。
日本で会社を経営、運営していく中で「外国人」であることは大きなハンデになるので(あくまでも当時の話です。)、のちに日本国籍を取得しました。(だから「元外国人」なのです。)
親から1円の金銭的援助もなく、また早くに両親を亡くした父は、まさに裸一貫、死にもの狂いで働いて底辺から這い上がり、経営が傾いていたとある会社を買い取り自分で事業を始めた、という訳です。
まぁ相変わらず今でも経営は苦しそうですが(笑)、関西を拠点に全国の地方都市に数カ所支店を持ち、東証一部上場するほどの企業に成長しました。(ただ経営は苦しいんですよ、超有名な大企業でもないので余裕なんてありません。さていつまで続くかな?笑)
私はこの話を幼い頃から耳にタコができるぐらい繰り返し父から聞かされて大きくなりました。
思春期の頃までは「いや〜もういいよそんな自慢話は(笑)」なんて、自分の生い立ちをビール片手に何時間と語りまくる父親をうっとおしくも思っていたのですが、今自分が当時の父親の年齢に近づくにつれ、よく考えてみるとこの親父、結構根性があってすごい人なのかもしれない、なんて思うのです。
もし自分に置き換えたら、まず「自力で働きながら大学へ行く」という時点ですでに挫折しています(笑)
それに今徐々に父が会社を買い取った頃の年齢に近づいていますが、果たして私に会社を買い取ったり起業するまでの経済力や反骨精神が備わっているか?と言われると…うーん…残念ながら私には何もありません(笑)
身内だからこそベタ褒めするのですが(笑)、私は自分の父親のことを「人格者」と今では思っています。
「人格者」というと、会社の社長や副社長、その他の集団の中でリーダーになるような、人々を先導していくような人のことを「人格者」ということが多いそうなのですが、こうした肩書意外も、仁徳があり人から尊敬されるような人のこともまた「人格者」と言ったりします。
うちの父は先ほどお話ししたように会社の社長をしていますが、会社社長だから人格者だ、というよりは、父の生い立ち、反骨精神、一度決めたら何が何でも最後までやり遂げる根性などから、おそらくもし父が自分の父親でなかったとしても父のことを「人格者」だと思うのだろう、と思います。
あなたの周りでも尊敬できてやることなすことスゴイなこの人!というような人格者が1人ぐらいはいるのではないでしょうか。
今日はそんな「人格者」についてのお話です。
この記事に書いてあること
人格者の特徴
さて、「人格者」「人格者」といっても「多重人格者」ではありません(笑)
人格者というのは冒頭でも少し触れましたが、
- 会社の社長・副社長や何かの集団・団体などでトップに立つ人
- 仁徳があり、みんなから慕われる存在の人
- 学歴があり社会的立場の高い人
などが挙げられます。
1の「会社の社長・副社長や何かの集団・団体などでトップに立つ人」は、文字通り「肩書き」で「人格者だ」とされるパターンですね。
肩書きだけで中身がスッカスカ、という可能性も無きにしも非ずです(笑)
2の「仁徳があり、みんなから慕われる存在の人」は、その人個人の性格(謙虚、知識が豊富、道徳的、常に冷静な判断ができる、偏見がない、気遣いができる、常識がある、頼れる、努力家、向上心がある、人脈がある、誠実な性格、など)から周りからの尊敬、信頼等を集めているタイプです。
3の「学歴があり社会的立場の高い人」については、例えば石原は政治家やエリート官僚、医者や弁護士などがパッと浮かぶのですが、そういった学歴があり立派な職業についているような人はよく「人格者だ」といって周りから尊敬されたりチヤホヤされる傾向にありますよね。
個人個人の性格や能力を見ていくと「果たしてこの人は人格者なのか?」と疑問が浮かぶような人物もいたりもしますが(笑)、世間一般的な感覚で言うとこのように立派な学歴、立派な職業という武器を持っている人は「人格者」と呼ばれることが多いようです。
人格者の大きな特徴は以上の3つですが、人格者と呼ばれる人は(特に3)、コミュニケーション能力にも長けており的確な判断が出来るので会社での評価も高く昇進しやすいという特徴もあります。
周りからも信頼されているので人脈も広く、その分様々な場面でチャンスに恵まれる確率も高いのです。
また「人格者」というと仕事もバリバリこなせるすごい人、というイメージも付いて回るため、男性であれば女性に大変よくモテるという特徴も。
どうですか、人格者になりたいと思い始めたでしょう?(笑)
次の章では人格者になるにはどうすればいいか、について考えてみます。
人格者になるにはどうすればいい?
人格者は異性にもよくモテるし昇進しやすく様々な場面でチャンスにも多く恵まれるというメリットなどから「自分も人格者になりたい」と思う人も多いでしょう。
ですが「人格者」になるためには具体的にどのような事をすればよいのでしょうか。
今すぐにでも実践できる方法をいくつか挙げてみましょう。
1,自分の考えをしっかり持つ、ブレない!人の意見を聞き入れる
人格者は自分の中に絶対にブレない芯のようなものを持っています。
自分の考えをしっかり持ち、「○○さんがこういったから〜…」などと決してブレないことが大切。
「自分の考えをしっかり持つ」といっても「他人の意見を聞き入れない」「他人に自分の考えを押し付ける」ということとは違います。
他人の意見も尊重しつつ、自分の考えは自分の考えとして、柔軟に物事を考えていくことです。
人の言動に影響されて自分がブレブレの人のことは誰も尊敬はしてくれませんし、人の意見に耳を貸さないような人もまた他人からの信頼を集めることはできません。
2,謙虚な心を忘れない
人格者はしっかり自分の意見を主張しつつも謙虚さを忘れません。
ですので、決して自慢話などもしないはず。
よく何か手柄を上げた後は「それ私がやりました!」なんて自分の手柄を必死にアピールするような人や、わざとらしく「今日○○円売り上げあげちゃったよ〜いや〜忙しくて参ったわ〜」なんて自分アピールをする人がいますが、人格者は決してこのような愚かなことは致しません(笑)
というのも、人格者は自分の仕事ぶり、成果や努力は自分ではなく人が評価するものということをわかっているのです。
評価とは自分からアピールしたり人に誇らしげに話すようなものではなく、他人がしてくれるものなのです。
人格者でない人はここがわかっていないのか、それとも自分以外に自分を評価してくれる人がいないということを逆によくわかっているからなのか(笑)、自分で必死に業績アピールをしたり自慢話をしたりします。
傍から見ると大変滑稽にうつります。
謙虚な心、初心をずっと忘れないことです。
3,よけいなプライドは捨てる!
プライドが高すぎると、人間は素直になれない時があります。
本当は自分が悪いとわかっているのにプライドが邪魔して自分から謝ることができない、プライドばかりが高く人を見下してしまう…このようにプライドが高い人は人との衝突も多くなり、徐々に周りから距離を置かれることもありますよね。
そうなると人望の厚い人格者とは程遠くなってしまいます。
4,向上心、ハングリー精神を忘れない
人格者は常に更なる高みを目指すことを辞めません。
自分ならもっとできるはずと信じて、常に向上心を持って行動します。
もし向上心やハングリー精神を失ってしまうと、そこで終わってしまいます。
今の現状に満足し怠慢になることなく、自分はもっとやれる、もっともっと上を目指せる!と信じて突き進みましょう。
5,自分以外の人のことも信じよう!
人格者は自分に厳しく他人に甘い人が多いですが、人格者はまた自分のことだけでなく周りの人のことも信頼しています。
例えば何か新しいプロジェクトに取り組む時、そのプロジェクトの成功に向けてチームの全員に役割分担がされることと思います。
その時に「自分でやった方が早いし…」「自分でやった方がうまくいく。」「あいつにはきっとできないだろうな…」などと人に大切な役割を振らずに全部大事な部分を自分でやってしまうような人は、もしかしたら確実に成功に導くことができるかもしれませんが、一人で大きな役割を担いすぎると自分ばかりに負担がやってきてしんどいこと、そして何よりも仕事を任せてもらえない同じチームの人間からの信頼を勝ち取ることは難しいでしょう。
相手のことを信じていないのに、自分のことを信じろというのは無理がありますよね。
相手を信じて任せることで、その相手が「自分は信用されている」とこちらにも信頼を向けてくれる上に、その相手を育てることにも繋がります。
相手のことも信頼して任せること。
そしてもし相手が失敗しても責めるのではなく自ら後処理に回る、ぐらいの気持ちでいましょう。
簡単に5つほど挙げてみましたが、これぐらいであれば誰にでも今すぐ心掛けて実践することができますね。
何も難しいことは一つも挙げていません。
当たり前のことをこなしていけば良いだけなのです。
まとめ
あなたの周りの人格者と呼ばれる人たち。
あなたはその人のようになりたいですか?
私は(多分一生無理なのですが)父親のようになりたいと思います。
父のようなハングリー精神が私にもっとあれば、父のような強靭な精神力が私にあれば、父のように他人を思いやる気持ちや人望があれば…といつも思います。
父に比べるとうちの母には得に何もありませんが(立派な職業についているわけでも、学歴があるわけでもありません。)、でも母は私と弟が生まれた瞬間から大きくて深い愛を常に(今でさえ)注いでくれています。
父には父の偉大さ、母には母の偉大さがありますが、きっと皆さんのご家庭でも同じことと思います。
両親を超えることはきっと私には一生できません。
母のように上手に料理ができるわけでも、母のように子育てがうまいわけでもない石原…
ましてや父を超えることなどできません(笑)
でも少しでも2人に近づけるように、人格者に近づけるように、石原もできることから少しずつやっていきたいなと改めて今日思いました。
できることから少しずつ頑張りましょう。