本当に楽天カードの海外旅行保険で十分?詳細まとめました
お仕事や旅行などで海外へよく行かれる人に人気のクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険ですが、この海外旅行傷害保険の内容もクレジットカードの種類やグレードによってバラエティに富んでおり、クレジットカード付帯の保険からもクレジットカード選びに迷うことになりますね。
今回は、人気の楽天カードの海外旅行傷害保険の内容を詳しくお伝えし、さらに、楽天カード以外の海外旅行傷害保険目的でおすすめのクレジットカードもご紹介していきますね。
楽天カードのカードスペックは下記のとおりです。
- 年会費:永年無料
- 家族カード:永年無料
- ETCカード年会費税別500円(ただし、楽天PointClubの会員ランクがダイヤモンド・プラチナ会員の場合、ETCカード年会費が無料)
- 国際ブランドはVISA・JCB・MASTER・AMEXの4つから選択
- 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯)
- ポイント還元率:1.0%(カード利用100円につき1楽天ポイントが貯まる、ただし、楽天スーパーポイントアッププログラムにより最大43倍までアップ)
- 電子マネーの対応:楽天Edy、楽天Pay、Apple Pay、Google Pay
楽天カード海外旅行保険の補償内容
まず、楽天カードの海外旅行傷害保険の補償内容からです。
- 傷害死亡・後遺障害:最高2,000万円
- 傷害治療費用:200万円/事故
- 疾病治療費用:200万円/1疾病限度額
- 賠償責任:2,000万円(年間限度額・免責なし)
- 救援者費用:200万円(年間限度額)
- 携行品損害:20万円(年間限度額・免責3,000円)
よく、海外旅行傷害保険の内容で、プラチナカードや年会費の高いゴールドカードなどで、最高1憶円という表記をよくみかけませんか?
実はこれって、「傷害死亡・後遺障害」の項目の最高金額で、海外旅行先で死亡した、あるいは命は助かったけど重大な後遺症が残ってしまったという時にもらえる保険金であり、実は、利用する可能性の低い項目なのです。
海外旅行傷害保険の補償内容で重視したい項目は、補償内容の「傷害治療費用」と「疾病治療費用」の2つの項目です。
傷害治療費用とは、旅行先でケガをして病院に行き治療してもらった際に発生する費用を補償してもらえる保険費用です。
疾病治療とは、旅行先で病気になり、病院にいって治療してもらった費用(薬剤費なども含む)を補償してもらえる保険費用です。
つまり、ケガや病気で病院に行き治療してもらった際の治療費等をカバーしてもらえる保険項目ということですね。
ただし、妊娠、出産、早産、流産これらに起因する疾病と歯科に関する疾病は適用外となりますので、ご注意ください。
海外旅行の保険を検討する際に、海外旅行先でもっとも保険のお世話になる可能性の高いものを重点的に検討することが大切です。
こんな時は注意!補償されないケース
楽天カードに付帯している海外旅行傷害保険が利用できる条件ですが、
- 海外旅行に行く際に、自宅から出発空港までの公共交通の交通費を1円以上楽天カードで決済する
- 海外航空券や海外ツアーのパック代金を1円以上楽天カードで決済する
の2つのうちいずれか1つを満たせば、その海外旅行については、海外旅行傷害保険の適用となります。
年会費無料のクレジットカードとしては、かなり手厚い補償内容といえます。
年会費無料のクレジットカードであれば、そもそも、海外旅行傷害保険が付いていないものも多数ありますし、楽天カードの傷害治療費用と疾病治療費用の項目の補償金額に関しては、一般ゴールドカード並みの補償金額となっていて、もともとお得な楽天カードですが、海外旅行傷害保険についても、かなりお得なクレジットカードとなっています。
ただし、そんな楽天カードの海外旅行傷害保険において、補償されないケースもそれなりにありますので、注意が必要です。
具体的には、
- 楽天カードに付帯している海外旅行傷害保険が利用できる条件となっている「海外旅行に行く際に、自宅から出発空港までの交通費を1円以上楽天カードで決済する」、「海外航空券や海外ツアーのパック代金を1円以上楽天カードで決済する」について、出国後に決済した場合は適用外
- 出国前に「自家用車」で空港まで行く際に、楽天カードで、空港までのガソリン代、空港までの高速道路料金、空港の駐車場料金を決済した場合
- 出国前にレンタカーで空港まで行き、その際、レンタカー代を楽天カードで決済した場合
- 海外旅行出発前に、前泊で空港近くのホテル等に宿泊し、楽天カードで決済した場合
- 空港利用税を楽天カードで決済した場合
- 夫婦で海外旅行に行く場合、夫婦の片方だけ楽天カード会員でかつ楽天カードで補償該当条件の支払いを行った場合、残りの片方の人は補償適用外(家族カードを発行しておけばOK)
- 家族3人(夫婦+子供1人)で海外旅行に行く場合、夫婦2人とも楽天カード会員(片方が家族カードでもOK)であっても子供には補償は一切適用されない(子供が18歳以上の場合は家族カードを発行すればOK、18歳以下の場合は子供のみJTBなどの海外旅行用の短期保険に加入がおすすめ)
海外旅行保険重視で楽天カードを選ぶのはあり?
年会費 | 無料 | 還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
電子 マネー | Edy | ポイント | 楽天ポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- 楽天市場内の利用であれば、一般カードは3%、プレミアムカードであれば5%と驚異の還元率
- 年会費無料のカードでは実用性ナンバーワンかも!
- 入会特典で5000ポイントGETできるチャンス!
このように、楽天カードは、年会費無料のクレジットカードとしては異例といえるほど海外旅行傷害保険の補償内容が充実しており、利用付帯ではありますが、補償適用条件もかなりハードルが低く、自動付帯に近いものとなっていますので、海外旅行傷害保険目当てで楽天カードを選ぶのは、十分にアリといえます。
ただし、日本人が思っている以上に、海外での治療費などは高額で、特にアメリカは国民皆保険制度がないことから医療費が高額であることが有名ですが、さらに、日本人に人気の観光都市・ハワイは、アメリカの中でも医療費がかなり高額なので、注意が必要です。
例えば、
- 救急車1回の利用:約80,000円
- 入院する際の病院の部屋代:約300,000円/日
- 盲腸の手術:約3,000,000円
- 骨折の治療費:約50,000円
となってます。
この金額をみるとゾッとしませんか?
あくまで、アメリカの話であって、アジア各国であればもっと安く済みます。
ですが、この金額をカバーできる補償を用意しておいた方が安心ですよね。
楽天カード以外の海外旅行保険おすすめカード
ということで、楽天カードの海外旅行傷害保険は、かなりおすすめできるものですが、渡航先がアメリカの場合は、楽天カードの海外旅行傷害保険だけでは、補償金額が不足する可能性があります。
よって、楽天カードの上位カードの楽天プレミアムカードなどの一般ゴールドカードを検討するか、もしくは、クレジットカードの年会費を少しでも抑えたい場合は、楽天カードに加えて年会費無料か年会費が安く海外旅行傷害保険の補償内容が充実しているクレジットカードを加えて2枚持ちとすることをおすすめします。
年会費 | 10,000円(税別) | 還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
電子 マネー | Edy | ポイント | 楽天ポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- 楽天市場内の利用であれば、5%の驚異の還元率
- 世界120ヶ国の空港ラウンジが使えるプライオリティ・パス会員カード発行が無料
- 各種保険が充実
おすすめは、エポスカードで、年会費無料のクレジットカードながら、海外旅行傷害保険がなんと「自動付帯」となっており、傷害死亡・後遺障害の補償金額は最大500万円と少ないものの、傷害治療費用が最高200万円/事故、疾病治療費用最高270万円/疾病とこの2つの補償項目に関しては、一般ゴールドカード並みの豪華なものとなっています。
年会費 | 永年無料 | 還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
電子 マネー | - | ポイント | エポスポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- 申し込んだその日に発行可能!
- 年に4回ある会員限定の「マルコとマルオの7日間」で買い物10%オフ
- 7,000店舗での優待サービスあり(割引やポイントアップ)
その他、年会費は2年目以降3,300円と有償となってしまいますが、セゾンアメックスブルーカードもおすすめです。
ここで、楽天カード・楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカード・エポスカード・エポスゴールドカード・セゾンアメックスブルーカード・アメックス・ゴールドカードの7つのクレジットカードを比較表にして、海外旅行傷害保険の補償内容と年会費のバランスを見てみましょう。
楽天カード(一般カード)・ゴールドカード | 楽天プレミアムカード | エポスカード | |
カード年会費 | 0円・2,200円 | 11,000円 | 0円 |
傷害死亡・後遺障害 | 2,000万円 | 5,000万円 | 500万円 |
傷害治療費用 | 200万円 | 300万円 | 200万円 |
疾病治療費用 | 200万円 | 300万円 | 270万円 |
賠償責任 | 2,000万円 | 3,000万円 | 2,000万円 |
救援者費用 | 200万円 | 200万円 | 100万円 |
携行品損害 | 20万円 | 50万円 | 20万円 |
エポスゴールドカード | セゾンアメックスブルー | アメックス・ゴールドカード | |
カード年会費 | 5,000円(1度でも年間50万円以上利用で永年0円) | 3,300円(初年度無料) | 31,900円 |
傷害死亡・後遺障害 | 1,000万円 | 3,000万円 | 1億円(うち5,000万円利用付帯) |
傷害治療費用 | 300万円 | 300万円 | 300万円 |
疾病治療費用 | 300万円 | 300万円 | 300万円 |
賠償責任 | 2,000万円 | 3,000万円 | 4,000万円 |
救援者費用 | 100万円 | 200万円 | 400万円 |
携行品損害 | 20万円 | 30万円 | 50万円 |
楽天カードと楽天ゴールドカードは、海外旅行傷害保険の補償内容に関しては、まったく同じですので、年会費と海外旅行傷害保険の補償内容のバランスだけで検討するのであれば、楽天カードの一般カードで十分ということになります。
前述したエポスカードの補償内容について、お高いゴールドカードとして有名なアメックス・ゴールドカードと比較しても多少劣るものの、十分匹敵するレベルとなっており、この補償が年会費無料のクレジットカードで自動付帯となっていることは、本当にお得といえます。
一方、アメックス・ゴールドカードなど年会費が高額なゴールドカードや上位カードのプラチナカードなどでは、傷害死亡・後遺障害の項目が1億円と高額な補償内容となっていますが、最も利用する可能性の高い傷害治療費用と疾病治療費用の項目に関しては、そこまで高い補償内容ではありません。
まとめ
今回は、楽天カードの海外旅行保険について、詳しくご紹介しました。
前述のとおり、楽天カードの海外旅行傷害保険は、年会費無料のクレジットカードとしては、補償内容がかなり充実しているクレジットカードではありますが、旅行やお仕事などでアメリカへ渡航し、アメリカで医療サービスを受けた場合は、びっくりするくらいの高額な医療費が請求されてしまいます。
その対策として、楽天カードに加えてサブカードとして年会費無料のエポスカードを持っておくことをおすすめします。
また、エポスカードで1度でも年間50万円以上カード決済することで、上位カードのエポスゴールドカードのインビテーションが届き、インビテーション経由でエポスゴールドカードへランクアップするとエポスゴールドカードも永年年会費無料で持ち続けることができます。
海外旅行傷害保険の補償内容もより豪華なものとなりますので、エポスゴールドカード取得を目指すこともおすすめですよ。
年会費 | 無料 | 還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
電子 マネー | Edy | ポイント | 楽天ポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- 楽天市場内の利用であれば、一般カードは3%、プレミアムカードであれば5%と驚異の還元率
- 年会費無料のカードでは実用性ナンバーワンかも!
- 入会特典で5000ポイントGETできるチャンス!
年会費 | 永年無料 | 還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
電子 マネー | - | ポイント | エポスポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- 申し込んだその日に発行可能!
- 年に4回ある会員限定の「マルコとマルオの7日間」で買い物10%オフ
- 7,000店舗での優待サービスあり(割引やポイントアップ)