JCB EITカードのメリットデメリット、還元率まとめました
年会費 | 無料 | 還元率 | 1% |
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電子 マネー | QUICPay | ポイント | Oki Dokiポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- 年会費永年無料のリボ払い専用カード
- カードのデザインを6種類から選べる(内3種類はQUICPay非搭載)
- 海外旅行傷害保険が付いている!
JCB EITとは
JCBのプロパーカードの一つですが、JCBオリジナルシリーズのJCBカードと異なる点は「リボ専用カード」ということです。
その代わり、年会費永年無料(家族カード・ETCカードも含む)、オリジナルのJCBカードの2倍の1%のポイント還元率となっており、貯まるポイントシステムはOki Dokiポイントで、1,000円ごとに2 OkiDokiポイントが貯まります。
カードのデザインは6種類から選べ、電子マネーにはQUICPayに対応しています。(QUICPay搭載型はうち3種類)
リボ専用カードということで、金利が気になるところですが、実質年率8.04~18.00%の金利がかかります。
リボ払いの金利は高額ですので、ポイント還元率などのメリットがすべて吹っ飛んでしまいます。
JCB EITの特徴
JCB EITの一番の特徴であるリボ払いの部分の支払い方法について、もう少し詳しく見ていきましょう。
リボ払いとは、毎月決まった金額のみを返済していくシステムです。
5,000円以上であれば1,000円単位で設定可能です。
例えば、毎月の支払を12,000円に設定したのであれば、8万円の買い物をした月でもその月は12,000円の支払いです。
翌月何も買い物しなくても、先月の分が残っているのでやっぱり12,000円の支払い。
翌月何か買ったとしても、月に設定した金額以上は払わなくてよいシステムなのでやっぱり12,000円しか払わないでいいんです。
しかし、残高に金利(手数料)がかかってきます。
この金利が分割払いに比べて割高なので、余裕がある月には大目に払うようにしましょう。
リボ払いについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
JCB EITで貯まるポイント
他の特徴として、JCBならではのポイントシステムOki Dokiポイントです。
ポイントに関してはJCBオリジナルシリーズとまったく同じで、商品との交換や、各種チケット、楽天ポイントやnanacoポイント、ANA・JALの各マイルなどの各種ポイントへの交換ができますが、他のポイントへの交換は、交換レートが悪いのであまりおすすめはできません。
JCBと東京ディズニーランドの親和性からも、他ポイントへの交換よりもレートアップされていますので、ディズニー好きな方であれば、東京ディズニーランドの各種チケットへの交換がおすすめです。
特に、東京ディズニーランドパークチケット・1デーパスポート1名分1,400ポイントに交換すると還元率1.057%となり、他ポイントへの交換と比べるとかなりお得になります。
また、ネットショッピングの際にJCB独自のポイントアップモール「OkiDokiランド」を経由することでポイントが2~20倍となります。
ネットショッピングの補償の面でも、「JCBでe安心」という制度があり毎月のカード利用明細書発行から60日以内の申請で不正が確認され認められた場合、不正利用分を請求から除外してもらえます。
JCB EITのメリット
一番のメリットは、年会費無料のクレジットカードでありながら、海外旅行に傷害保険最高2,000万円が自動付帯されることでしょう。
ただし、細かい項目を確認すると傷害疾病治療費用が100万円と海外旅行においては心もとない金額ですので、他の補償も組み合わせることがおすすめです。
なお、国内旅行傷害保険の補償は一切ありません。
また、ショッピングガード保険が海外国内問わず100万円まで補償されます。
こちらは利用付帯となっており、JCB EITでカード決済した商品を購入してから90日以内(配送があった場合は商品の到着から90日以内)の盗難や不慮の事故によって損害を被った場合に補償サービスを受けることができます。
実際にショッピングガード保険を使用する場合は、海外で購入した場合は10,000円、国内だと3,000円の自己負担額が必要となりますので、ご注意ください。
補償対象外のものがいくつかありますが、身近なものでいえば、食料品、ギフト券などの金券類、携帯電話・スマートフォンが該当しますので要注意です。
有料のオプションサービスにはなりますが、プロパーの各JCBカードに追加できる「トッピング保険」をJCB EITカードでも利用できます。
日常生活での器物破損などの賠償・携行品・自転車・ゴルフ・旅行などの補償サービスですが、おすすめは自転車の保険「自転車プラン(基本)」です。
わずか毎月280円追加することで個人賠償責任1億円の補償を得ることができます。
比較対象として、もっとも身近にお手軽に加入できるセブンイレブンで入る保険の自転車保険だと年間3,990円で賠償責任補償3億円、月換算で333円となりJCBのトッピング保険のほうが月々の掛け金が安価です。
一般論として保険の補償金額は高ければ高いほどいいのですが、自転車の賠償補償金額は1億円で十分といえますし、保険料とのバランスの面で、このトッピング保険のお得感は十分にあります。
ポイントについても、JCBオリジナルシリーズのJCBカードは0.5%しかポイントが貯まりませんが、JCB EITであればポイントが1.0%貯まりますので、これはメリットといえます。
最後に今話題となっているApple payですが、JCBのプロパーカードだけあって、Apple payのすべての決済機能で使えます。
JCB EITのデメリット
これはやはり、リボ専用クレジットカードであることです。
リボ払いで、普通にショッピングなどでカード決済を続けるとカード利用残高が雪だるま式に膨らみ、金利分の金額だけでもかなり高額になる可能性が高くなります。
もうこうなると、ポイント還元率1.0%などどうでもよくなる数字になってきます。
次にメリットの項目であげたポイントです。
たしかにJCBカードと比べるとポイント2倍の1.0%のポイント還元率はメリットなのですが、それ以前にJCBのポイントシステムOkiDokiポイントの使い勝手の悪さがいただけません。
Tポイントなどのいわゆる共通ポイントへ交換をしてポイントの使い勝手を高めようとしても、共通ポイントへの交換で0.5倍以下へ減額されてしまいます。
東京ディズニーランドの1デーパスポートに交換すると還元率が1.0%を超えるのでお得とお伝えしましたが、ディズニーにまったく興味のない方ですといくら還元率が高まるといっても無駄にポイントを捨てることになりかねません。
根本的にカード利用金額1,000単位でしかポイントが貯まらないというのもロスが発生しやすいシステムとなっています。
まとめ
JCB EITカードに限ったことではありませんが、プロパーの各種JCBカードが採用するポイントシステムOkiDokiポイントの使い勝手の悪さが大きな欠点とお伝えしましたが、各種共通ポイントや航空マイルを貯めてお得に使いたいのであれば、やはり、そのポイント専用に設計されたクレジットカードを選ぶべきです。
例えば、TポイントであればYahoo! JAPANカード、Pontaポイントであればリクルートカード、楽天ポイントであれば楽天カード、JALマイルであればJALカードなど。
ポイントの利用手続きがめんどくさい、ポイントをお得に使う方法を考えること自体が嫌だという方には、カードの利用金額からポイント分をダイレクトに減額できるジャックスのREXカードなどがおすすめです。
プロパーのJCBカードに入会し利用するメリットは、JCBのインビテーション経由でなければ入会できない、JCBゴールドカードの上位カード「JCBゴールドザ・プレミア」、JCB最高峰のブラックカード「JCB THE CLASS」の2つを目指す場合のみです。
ポイント還元率・ポイントの使い勝手・その他特典など、プロパーの各JCBのクレジットカードよりも、JCBの国際ブランドが選べるお得なクレジットカードは多く存在します。
そういう意味では、JCBオリジナルシリーズのJCBカード、JCBゴールドカードを申し込んで(カードの信用実績に自信のある方はJCBゴールドカードのほうがいいでしょう)JCBゴールドカードザ・プレミアやJCB THE CLASSへのインビテーション獲得を目指して地道にメインカードとして使い続けるというのは王道ですし大いにありだと思います。