デルタ スカイマイル SuMi TRUST CLUB ゴールドVISAカードのメリット、デメリットまとめ
年会費 | 18,000円(税抜) | 還元率 | 1.3% |
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電子 マネー | – | マイル | スカイマイル |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- 入会ボーナス6,000マイル、更新ボーナスマイル3,000マイルがもらえる
- 初年度年会費半額返金制度有り(条件有り)
- 1ランク上のプラチナカードなら、還元率が1.5%
この記事に書いてあること
デルタ スカイマイル SuMi TRUST CLUB VISAカードとは
デルタ航空と三井住友トラストグループとの提携クレジットカードです。
三井住友トラストグループは、ステータスカードとして有名なダイナースクラブカードを米国シティグループから日本国内のカード事業を引き受けたことで有名で、ダイナースクラブカードと同じくSuMi TRUST CLUBカードも富裕層向けクレジットカードとしての特徴があります。
今回のデルタ航空との提携カードのラインアップも
- ゴールドカード
- プラチナカード
のみで、一般カードの設定がないことからも、より富裕層向けのカードであるといえます(プロパーのSuMi TRUST CLUBカードには一般カードが存在します)。
デルタ スカイマイル SuMi TRUST CLUB ゴールドVISAカードの特徴
- 年会費:18,000円(税別)
家族カード年会費:9,000円(税別) - ETCカード:無料
- スカイマイル:カード利用金額100円につき1.3マイル(マイルの付与率1.3%)
カード名にもあるように国際ブランドはVISAのみで、電子マネーは楽天EdyとSuicaに対応していてチャージでも通常と同じ1.3%のマイルが貯まります。
また、付帯保険については、いずれも利用付帯で海外国内旅行傷害保険最高7,000万円まで、バイヤーズプロテクション(動産総合保険)500万円までの補償を受けることができます。
バイヤーズプロテクションの条件として、海外国内で「デルタ スカイマイル SuMi TRUST CLUB ゴールドVISAカード」で決済して購入した商品を90日以内に破損・盗難・火災などの事故による損害に対して補償してもらえます。
ただし、実際に利用するには1品あたり自己負担額10,000円が必要となります。
さらに、プレゼントした商品も補償してもらえます。
ゴールドカードだけあって年会費が高額ですが、初年度の特典として新規入会3ヶ月以内間カード利用金額20万円以上で初年度年会費半額分を返金してもらえます。
この20万円以上という金額には、家族カード利用分も含まれるので、メインカードとして使えば条件達成は容易だといえますね。
「デルタ スカイマイル SuMi TRUST CLUB ゴールドVISAカード」は、ステータスカードに分類されますので、入会審査の基準が気になるところですが、ダイナースクラブカードと同じく明確に公式ホームページに年齢25歳以上、年収400万円以上と明記されています。
ダイナースクラブカードの入会条件が「年齢27歳以上、年収500万円以上」ですので、ダイナースクラブカードよりはカードの入会審査に通りやすいと推察されるものの、それでもクレジットカードの入会審査基準としては厳しめだといえますね。
どうしても、このカードを入手したいと思えば、やはり、他のクレジットカードやローンなど支払いの延滞なし、他のクレジットカードの支払い実績も必ず毎月利用しているという実績、入会申込半年以内に他のクレジットカードの入会申込を控える、クレジットカードを多く持っている場合(10枚以上など)は、入会申込の前にいったん保有カード枚数を整理しておいたほうがいいかもしれません。
その他の特典として、デルタ航空と提携カードだけに空港ラウンジサービスが気になるところです。
通常のゴールカード以上の上級カードに付帯する特典と同じく国内主要28空港と海外2空港(ホノルル・仁川)に加えて、年間3回(もしくは年一回3人)までデルタスカイクラブラウンジを利用することができます(利用回数を超えての利用は税別3,000円の有料で利用できます)。
いわゆるカードラウンジと異なり航空会社独自運営のラウンジですので、ソフトドリンクの他、アルコール類・軽食も用意されているので、フライト前の待ち時間をより快適に過ごせます。
デルタスカイクラブラウンジは世界で51空港、国内だと成田空港にあります(提携エアラインラウンジまで入れると世界251空港)。
入会特典やカード会員継続ボーナスマイルなどの特典も充実しています。
まず、新規入会すると入会ボーナスとして6,000マイルプレゼント、入会から半年以内にデルタ航空便にデルタ スカイマイル SuMi TRUST CLUB ゴールドVISAカードで航空券を購入して搭乗すると最大25,000マイルプレゼント、2年目以降カード会員継続で更新ボーナス3,000マイルが更新のたびに毎年もらえます。
これらの特典だけでも、かなりスカイマイルを貯めることができますね。
独自のポイントアップモール・三井トラストクラブオンラインショッピングモールも利用することができ、さらにポイントアップ分のマイルを獲得できます。
デルタ スカイマイル SuMi TRUST CLUB プラチナVISAカードの特徴
- 年会費:40,000円
家族会員:無料 - ETCカード:無料
- スカイマイル:カード利用金額100円につき1.5マイル(マイルの付与率1.5%)
国際ブランドはVISAのみ、電子マネーはゴールドカードと同じく楽天EdyとSuicaに対応しておりチャージでも通常と同じく1.5%のマイルが貯まります。
また、付帯保険もかなり手厚くなっていて、
- 海外国内旅行傷害保険:最高1億円
- 海外国内航空便遅延費用保険:最高4万円
- 外貨盗難保険:年間10万円(自己負担額1事故5,000円)
- バイヤーズプロテクション:年間500万円(ゴールドカードと同額)
さらに、このカードで決済した旅行やコンサートなどのイベントのキャンセル費用も年間20万円(カード会員本人・1親等以内の親族が死亡・入院の場合最高20万円、通院の場合は最高6万円)まで補償してもらえます。
このプラチナカードの凄いところが、海外国内旅行傷害保険においては、家族特約対象者も最高1,000万円まで自動付帯されるところです。
ちなみに、この家族特約対象者というのは本会員および家族会員の配偶者、または配偶者と生計を共にする同居の親族、生計を共にする別居の未婚の子となっていますから、同居している親族と社会人になっていない未婚の子供であればOKということです。
ゴールドカードと同様に、年会費初年度半額返金の特典があり、新規入会後3ヶ月間のカード利用金額30万円以上場合、特典適用となります。
また、各種ボーナスマイルの特典もプラチナカードということで強化されており、入会ボーナスで10,000マイル、ファーストフライトボーナスで最大25,000マイル、2年目以降カード継続で更新ボーナスマイル5,000マイルプレゼントとなっています。
さらに、デルタスカイクラブラウンジの利用も年間計6回(3名利用2回)まで利用回数が増えます。
プラチナカードといえば、お約束のコンシェルジュサービスですが、こちらもしっかり特典として用意されていて24時間365日専用フリーダイヤルから利用することができます。
各種チケットの手配からなかなか見つからない希望する商品を探してもらうなど、ある程度のわがままなリクエストにも喜んで応えてもらえる、非常に気持ちの良いサービスです。
その他、よくあるプラチナカードの特典サービスも用意されていて、SuMi TRUST CLUB ダイニング セレクションというレストランサービス(2名利用時1名分無料サービス、6名利用時2名分無料となるサービスもあり)、コナミスポーツクラブ・Visaプラチナゴルフ・ホテルフィットネス優待など各種施設優待価格サービスがあります。
もちろん、ゴールドカードと同じく独自ポイントアップモールの三井住友トラストクラブオンラインショッピングモールも利用できます。
このプラチナカードの最大の特徴は、インビテーションを待つ必要はなく一般のカード入会申込と同様に、いきなり自分から申し込むことができることです。
入会審査基準は非公表となっていますが、同じくいきなりプラチナカードへの入会申込ができる三井住友プラチナカードは、「年齢30歳以上で、安定した収入がある方」のみ明記されています。
非公表である以上、憶測の域をでませんが年齢は30歳以上、現在利用しているクレジットカードの限度額が300万円程度の状態であれば入会審査に合格できる可能性が高いと思われます。
どうしても入会審査に自信がない場合は、まず、「デルタ スカイマイル SuMi TRUST CLUB ゴールドVISAカード」を取得して、1~2年間、年間150~200円程度のカード利用実績を作った上で、プラチナカードへ申し込めば入会審査に通る確率はかなり上がると思われます。
入会審査基準が一切非公表であるものの、いわゆる格安プラチナカードではなくフルスペックのプラチナカードとしては年会費40,000円と安く、しかもデルタ航空提携でスカイマイルが1.5%貯まり電子マネー楽天Edy・Suicaチャージでも1.5%のマイルが貯まるという大変お得なプラチナカードで、インビテーションを経由せずにいきなり申込ができるのもメリットです。
入会審査に対して自信があり、かつスカイマイルをしっかり貯めようとしている方には、デルタ航空提携カードの中ではおすすめできるクレジットカードの一枚です。
メリット、デメリット
まずメリットですが、入会特典が手厚く最初の1年間で多くのスカイマイルを獲得できることと、通常のカード利用でも100円につき1.3マイル貯まりマイル移行手数料など年会費以外の費用が一切かからないのでマイルが貯まりやすいことが一番のメリットとなります。
また、国内主要28空港とホノルル・仁川国際空港のラウンジ以外にも、デルタ航空独自のスカイマイルクラブラウンジが利用回数の制限があるものの無料で利用できることも大きなメリットです。
電子マネーに関して、EdyとSuicaのみにはなりますが、いずれもチャージでも通常と同じ1.3%のマイルが獲得できるというのは強みです。
幅広い買い物においてEdyとSuicaを利用することで、さらにスカイマイルを貯めることが可能となりますね。
次にデメリットですが、旅行傷害保険が利用付帯という点です。
年会費もそれなりの金額のゴールドカードですので、できれば自動付帯の保険特典がほしいところです。
あと、このカードの入会審査の条件が「年齢25歳以上、年収400万円以上」とそれなりに厳しい反面、カード利用限度額が80~125万円と低い点です。
実際に、この限度額でカード決済に困ることはないと思いますが、同じVISAの一般クレジットカードでも限度額100万円程度を設定してくれるカードもあることを思えば、カードのステータス性と入会審査基準を考えると100~300万円程度の限度額があってもいいような気もします。
まとめ
「デルタ スカイマイル SuMi TRUST CLUB ゴールドVISAカード」は、スカイマイルが効率的により多く貯めることができる、そしてステータスもあるゴールドカードなのですが、上位カードのプラチナカードがあることと、逆にデルタ航空提携の一般カードでコストパフォーマンスに優れ常時1.0%のマイルが貯まる「デルタ スカイマイル JCB テイクオフカード」の2つの存在のせいで、どうしても「デルタ スカイマイル SuMi TRUST CLUB ゴールドVISAカード」が中途半端に思えてしまう点が引っかかるところです。
プラチナカードの年会費40,000円が許容できる方だとプラチナカードのほうが、より魅力的な特典内容ですのでおすすめできますし、逆に年会費18,000円の金額が高いと感じる方には、JCBブランドにはなりますが、テイクオフカードのほうがおすすめできます。