アニメ好きが語る!アニメ見放題の動画配信サービスおすすめ
アニメ好きの皆さんは、インターネットを使ってさまざまなアニメをご覧になっていることと思います。
現在では、テレビ放送を見逃してしまったとしても、ほとんどの作品はネット配信で観ることができるようになりました。
かつて、アニメ放送は地方と首都圏で格差がありましたが、それも今ではほぼなくなったと言っていいでしょう。
アニメはスマートフォンを使ってどこでも観れるものともなり、多くの新しいファンを生んでいます。
有料サイトと無料サイト
動画配信サイトには有料のものと、無料のものがあります。
有料サービスでは月額数百円から数千円程度の会費で、数々の作品を見放題にしているものがメインで、「バンダイチャンネル」や「dアニメストア」などがあります。
これらのサービスはお金がかかり、クレジットカードがない未成年にとっては利用が難しい一面もあります。
しかし、合法で一定の安全が保障されています。
動画そのものも綺麗で、配信が乱れることもあまりなく、使いやすいことも特徴です。
また、会費もそれほど高いものではなく、一定額でたくさんのアニメを観れるという大変便利なサービスです。
違法サイトの問題点
それでは、「アニチューブ」などの違法アップロード系動画サイトはどうでしょうか。
これらのサイトは、一見すると合法サイトとそれほど変わらないように見えるかもしれません。
しかも無料で利用できるものがほとんどなので、気軽な気持ちで使っている人も多いようです。
検索すれば違法サイトに誘導するまとめサイトは多数見つかりますし、そこには有名作品の名前がずらりと並んでいて、とても便利な印象です。
しかし、これらのサイトはアニメ制作者の著作権を侵害するものであり、あくまで違法な存在であることは注意しなければなりません。
しかも、一般に合法サイトと比べて映像は汚く、使い勝手も悪く、さらには色々な危険にさらされる可能性もあります。
たとえば、違法ダウンロードサイトに誘導される問題もありますし、いわゆるフィッシングサイトに引きずり込まれる可能性もあります。
サイトにウィルスが仕込まれているリスクも見逃すことはできません!
これらの危険性は、一定以上の注意を払っていれば避けることができるものではありますが、そもそも初めから違法サイトを利用しなければそれで済むのです。
違法サイトにはさまざまなトラップが張り巡らされていることが多いので、良識ある人なら利用するべきものではないでしょう。
好きなアニメの作者を応援する意味でも、少しくらいお金がかかっても合法サイトを利用することをお薦めします。
それでは、いくつかの有料アニメ配信サイトと、その特徴を比べてみましょう。
バンダイチャンネル
「バンダイチャンネル」は『アイドルマスター』シリーズなどの作品で知られるバンダイナムコグループの一社である株式会社バンダイナムコライツマーケティングが運営するサービスで、1話216円程度で作品を視聴できるほか、月額1,080円の「見放題」サービスが存在します。
この「見放題」サービスに入会すると、「見放題」マークが付いた作品をすべて観ることができます。
そのラインナップには、最新のテレビアニメから、往年の名作というべき劇場アニメまでが含まれています。
具体的には『けものフレンズ』や『幼女戦記』もあれば、新海誠監督の『秒速5センチメートル』など。
さらには、『鎧伝サムライトルーパー』、『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』シリーズといった80年代、90年代の懐かしいアニメ作品までそろっています。
もし、あなたが思い出のアニメ作品をネット配信で観たいと思っているのなら、まず探すべきなのは「バンダイチャンネル」でしょう。
dアニメストア
「dアニメストア」は株式会社ドコモ・アニメストアが運営するサービスです。
こう書くと、ドコモの携帯電話やスマートフォンを使っている人しか利用できないような印象を与えてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。
一定のお金さえ払えば、誰でも問題なく利用できるサービスです。
dアニメストアの特徴は、その作品の多さと利用料の安さにあります。
月額400円ほどで膨大な作品を見れるシステムは素晴らしいのひと言。
古い作品のラインナップでは「バンダイチャンネル」が上回るでしょうが、dアニメストアは最新アニメを広くカバーしており、たとえば『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』などを初回から最新話まで観ることができます。
Hulu
「Hulu」はアメリカ、ロサンゼルスに本拠地を置く動画配信サービスです。
テレビでも宣伝を行っているので、ご存知の方も多いかもしれません。
「Hulu」はアニメ以外にも海外ドラマなどさまざまな作品を観れるサービスではありますが、ここではアニメに絞って話をしますと、作品のラインナップは「dアニメストア」などより少ないです。
ただ、「Huluオリジナルアニメ」を配信していることは魅力的で、たとえば神山健司監督による話題のアニメ映画『ひるね姫』のアナザーストーリー『エンシェンと魔法のタブレット~もうひとつのひるね姫~』の配信が予定されています。
U-NEXT
「U-NEXT」は株式会社U-NEXTが運営するサービスです。
多種多様な動画を見れるサービスではありますが、アニメのラインナップもなかなかのものです。
かつての名作から現代の傑作まで、魅力あふれる作品が並んでいます。
ただ、アニメのみを視聴する目的なら、その利便性は「dアニメストア」ほどではないかもしれません。
そうはいっても、たとえば『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』などの作品で知られる鶴巻和哉監督や庵野秀明音響監督による『龍の歯医者』前後編が観れることは大きな魅力です。
ほかのジャンルの動画と合わせて観たいという人には「U-NEXT」は「あり」でしょう。
Netflix
「Netflix」はアメリカ合衆国の動画サービスです。
その日本でのサービス開始は、すわ「黒船」か、と騒がれたものですが、少なくともアニメに関して言うなら、いまのところそこまでの存在感は示せていないようです。
確かに数百タイトルの作品を用意しており、魅力的な作品も存在していますが、それでも単にアニメを見る目的だけなら、ほかのサービスを利用したほうが良いでしょう。
ただそうはいっても『終末のイゼッタ』、『ベルセルク』、『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』といった最新のアニメを観ることができます。
アニメをあくまで複数のエンターテインメント動画の一ジャンルとして楽しみたい、という向きにはNetflixは使い勝手が良いサービスであるかもしれません。
アニメ放題
「アニメ放題」は月額400円程度で1300作品を超えるアニメを観れるソフトバンクのサービスです。
「dアニメストア」と並んで、いまのところ最も安価にたくさんのアニメを観ることができるサービスだと言っていいでしょう。
そのラインナップは豊富で、たとえば『この素晴らしい世界に祝福を!2』、『ACCA13区監察課』、『小林さんちのメイドラゴン』といった最近のアニメを観ることができます。
実際のところ、ただ録画しそこねたアニメを見たいだけだということなら、「dアニメストア」かこの「アニメ放題」のどちらか(あるいは両方)の会員になっておけばそれで不足することはほとんどないと思われます。
Amazonビデオ
「Amazonビデオ」は言うまでもなく「あの」Amazonの動画サービスです。
映画に関してはまさに膨大な量のライブラリーが存在しているのですが、アニメもかなりの数がそろっています。
しかし、このサービスの最大の特色は、作品のラインナップなど以前に、実に色々な特典を受けられるAmazonの有料サービスである「Amazonプライム」に入っている人ならそれだけで多くの動画を見れるというところにあるでしょう。
素早い配達を目的に月額数千円程度のプライムサービスに入った人も、「ついでに」膨大な量の動画を見ることもできるというわけです。
アニメを見るためだけにプライムに登録することはもったいない気もしますが、サービスの充実具合を考えると、Amazon利用者であれば入会しておいて損はないサービスです。
具体的な作品としては、たとえば『涼宮ハルヒの憂鬱』、『ガヴリールドロップアウト』などが見れるほか、『ドラえもん』シリーズ劇場版がひと通りそろっています。
最後に
いかがでしたか。
7つの動画サービスを比較してみましたが、結局のところどのサービスに入っても観切れないほどの動画があふれています。
その中からどのサービスを選ぶのかは、最終的には趣味の問題となってくるでしょう。
ただ、違法動画サービスはお薦めできませんので、何らかのサービスに入って充実したアニメライフを楽しんでいただきたいと思います。
日本アニメという名の広大な森が、あなたの来訪を待ち受けています。