作るメリットはなに?ピーチカードまとめ

ANAホールディングス傘下のLCC格安航空会社ピーチが、三井住友VISAカードとJCBとの提携で発行するクレジットカードがピーチカードです。

LCCピーチはピンク色の飛行機で、価格破壊どころではない挑戦的な価格設定で話題となったこともあるので、ご存じの方が多いかと思います。

最安値でいえば、

○国内線

  • 東京(成田)~福岡4,790円
  • 福岡~沖縄(那覇)3,990円
  • 札幌(新千歳)~福岡5,690円

○国際線

  • 東京・羽田~ソウル(仁川)5,680円
  • 新千歳~台北(桃園)8,080円
  • 大阪(関空)~上海(浦東)6,280円

などと、何かの誤りじゃないのか?と目を疑うような価格設定で、本当に激安です。
何度も言いますが、これらの料金は飛行機の料金です。

そんな激安のLCCピーチですが、国内線12路線の他に国際線もアジアのみですが13路線もあり、国内だけでなくアジアへも激安で渡航できるのですが、さらに、ピーチが発行するクレジットカード・ピーチカードでさらにお得になります。

今回は、そんなピーチカードについて詳しくお伝えしていきますよ。







ピーチカードとは

ピーチカードは、三井住友VISAカードとJCBの2社が提携ということで、国際ブランドはVISAとJCB、さらに一般カードとピーチカード・プレミアムという上級カードの組み合わせにより4種類のピーチカードから選ぶことになります。

三井住友VISAカード系 ピーチカード

ピーチカードイメージ

年会費初年度無料
2年目以降1,250円(税抜)
還元率0.5%
電子
マネー
ポイントワールドプレゼント

即日
発行
年会費
無料
マイルが
貯まる
ラウンジ
利用可
ApplePay旅行
保険
  • 条件次第では次年度以降も年会費無料
  • ワールドポイント200→ピーチポイント1,000円分に交換可能

一般カード(VISA)

  • 年会費:初年度無料(次年度:1,250円・ただし、前年度カード利用がある場合・マイペイスリボを契約している場合は無料)
  • 家族カード:初年度無料(次年度:400円・ただし、本カードと同じ条件で無料)
  • ETCカード:初年度年会費無料(税次年度:500円・ただし、前年度に1回以上ETC利用があれば翌年度無料)
  • 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯)
  • ショッピング保険:最高100万円/年(海外・国内利用時、分割3回以上かリボ払いのみ対象、自己負担額3,000円)
  • ポイント還元率:0.5%

プレミアム(VISA)

  • 年会費:初年度3,750円(次年度:5,000円、ただし、2年目以降WEB明細申込で4,500円、リボ払いのマイ・ペイすリボ設定で3,750円)
  • 家族カード:初年度400円(次年度:800円)
  • ETCカード:初年度年会費無料(次年度:500円、ただし、前年度に1回以上ETC利用があれば無料)
  • 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯)
  • ショッピング保険:最高100万円/年(海外・国内利用時、分割3回以上かリボ払いのみ対象、自己負担額3,000円)
  • ポイント還元率:0.5%

 

JCBカード系 ピーチカード

ピーチカードイメージ

年会費永年無料還元率0.5%
電子
マネー
ポイントOki Dokiポイント

即日
発行
年会費
無料
マイルが
貯まる
ラウンジ
利用可
Apple Pay旅行
保険
  • 家族カードも年会費無料
  • Oki Dokiポイント1ポイント→5円分のピーチポイント

一般カード(JCB)

  • 年会費:無料
  • 家族カード:無料
  • ETCカード:無料
  • ショッピング保険:最高100万円/年(海外のみ、自己負担額10,000円)
  • ポイント還元率:0.5%

プレミアム(JCB)

  • 年会費:5,000円
  • 家族カード:800円
  • ETCカード:無料
  • 海外旅行傷害保険:最高3,000万円(自動付帯)
  • ショッピング保険:最高100万円/年(海外利用時のみ、自己負担額10,000円)
  • ポイント還元率:0.8%

 

※金額はすべて税抜き表示です

プレミアムはゴールドカードではないのですが、年会費が5,000円(税別)とそこそこ高額です。
一般カードと比べてどんなメリットがあるのか気になるところですね。

プレミアムカードの特典

ピーチカード会員限定の航空券セールがあり、これが国内線片道1,000円など、とんでもない超激安価格の設定なのですが、一般カードは年2回セール参加可能のところ、プレミアムは年4回参加可能と倍増される点が一番のメリットです。

その他、プレミアムカード会員のみ年間80万円以上のカード利用で非売品のPeach オリジナル限定グッズプレゼント、ピーチカード会員限定の大抽選会が年1回のところ年2回に倍増といった優遇特典サービスもあります。

ピーチの航空便を年に何度も利用される方にはプレミアムカードのほうがお得ですね。

ピーチカードのポイントについて

次にポイントについてです。

ベーシックプレミアム
VISAカード1ワールドプレゼントポイント→5円分のピーチポイント1ワールドプレゼントポイント→5円分のピーチポイント
JCB カードOki Dokiポイント1ポイント→5円分のピーチポイントOki Dokiポイント1ポイント→8円分のピーチポイント

 

ピーチカードは三井住友VISAカード・JCBとの提携カードで、それぞれプロパーカードのポイントシステムが採用されており、

  • 三井住友VISAカード:ワールドプレゼントのポイント
  • JCB:OkiDokiポイント

が、いずれもカード利用金額1,000円で1ポイント貯まり、ワールドプレゼントのポイントやOkiDokiポイントの各種商品や他のポイに交換の他にピーチカードの特典ポイントサービスとして、VISA・JCB両ブランドともにカード利用金額1,000円=1ポイント=5ピーチポイントの交換レート(等価交換で0.5%のまま)で交換できます。

では、ピーチポイントとは何か?ピーチポイントはピーチ独自のポイントシステムで、ピーチの航空券の運賃・受託手荷物運賃・座席指定料金/座席オプション料金・これらにかかる税金や手数料のピーチの航空便利用時にかかる4種類の支払いに1ポイント=1円の換算で値引きとして利用できます。

ただし、ピーチポイントの有効期限は180日しかありません。

ピーチ一般カード(VISA・JCB)とピーチプレミアムカード(VISA)のポイント還元率は0.5%と低いのですが、VISAブランドの一般カード・プレミアムカードともに、リボ払いのマイ・ペイすリボで「実際にリボ金利手数料が発生した月」は、ポイント還元率が2倍の1.0%となります。

プロパーカードの三井住友VISAカードやその他の提携カードと同様に、マイ・ペイすリボの支払い設定金額を上手く設定し最小限の代金だけにリボ金利がかかるようにして(例えば、カード利用料金が50,500円の時にリボ支払い限度額を50,000円に設定し差額の500に対してのみリボ金利手数料が発生するようにするやり方)、ポイント2倍のメリットを取るという手法がVISAブランドのピーチカードでも利用できますので、毎月手続きをすることが面倒でない方には有効な手段です。

また、JCBブランドのプレミアムカードは無条件でポイント還元率が0.8%へアップ(カード利用代金1,000円=1OkiDokiポイント=8ピーチポイント)する優遇特典があります。

ネットショッピング利用時も各プロパーカードと同様にポイントアップモール(VISAブランド:ポイントUPモール、JCBブランド:OkiDokiランド)が利用できますので、ネットショッピングの際には確実にポイントアップモールを利用しておきたいところです。

ピーチカードのメリット、デメリット

メリット

ピーチの航空便をよく利用される方には、必須となるクレジットカードです。

ただでさえ、激安極まりない航空運賃なのに、さらにクレジットカード決済でポイントが貯まり次回以降の運賃の値引きの原資として利用できますし、さらに超激安となる会員限定の航空券セールに一般カードでさえ年2回も参加できるのは強烈なメリットです。
上手く自分のニーズにハマれば片道1,000円という超激安価格で、飛行機で移動ができちゃいます。

また、機内食で税込1,000円以上利用した場合ピーチカードの提示または決済で機内食が10%オフ、関西国際空港のFuchsia by Peach 国内ゲート店にて税込1,000円以上の買い物をしてピーチカードの提示で10%オフとなりお得になります。
細かい話ですが、いずれもピーチカードを提示するだけで10%の割引特典が受けることができるので、代金の支払いはポイント還元率1.0%以上の高還元率カードで決済すると、さらにお得になりますね。

海外旅行傷害保険もVISAブランドのみに限られますが、一般カードでも最高2,000万円(利用付帯)までの補償が受けることができますので、これもメリットですね。
プレミアムカードの場合は、JCBが最高3,000万円までともっとも補償が厚くなります。

デメリット

ピーチのフライトをまったく利用する機会がない方は、デメリットどころか持ってはいけないカードになってしまいます。

細かくお伝えすると、まず基本ポイント還元率が0.5%と低いのでピーチの利用やピーチポイントを利用する機会がない方は、上位カードへのインビテーションが期待できるという理由で同じポイント還元率が0.5%の三井住友VISAカードやJCBのプロパーカードのほうがまだマシですし、リクルートカード・楽天カード・Yahoo! JAPANカード・ジャックスのレックスカードライトといった年会費無料でポイント還元率が1.0%以上の高還元率カードを利用したほうが圧倒的にお得です。

あと、ピーチポイントも有効期限が180日と短いのもデメリットです。

そして、ピーチカードは電子マネーへの対応がかなり弱いことです。
VISAブランドは、楽天Edy・モバイルSuica・SMART ICOCAにチャージができるもののポイント付与対象外、JCBブランドは、nanaco・モバイルSuica・SMART ICOCAへチャージできるもののポイント付与対象外です。

電子マネーへのチャージについてはまったくダメで、リクルートカードなど電子マネーへのチャージに強いクレジットカードを別途用意したほうがいいですね。
ただし、Apple payに関しては、VISAブランドはiD、JCBブランドはQUICPayの扱いになりますのでポイント付与対象となりますが、iPhoneのSuicaアプリへのチャージはポイント付与対象外となります。

まとめ

今回はLCCピーチの利用がさらにお得になるクレジットカード・ピーチカードについてお伝えしました。
ピーチカードは、ピーチの利用が年に1回以上ある方は必須となるクレジットカードで、ピーチの利用がまったくない方は作ってはいけないクレジットカードです。

ピーチユーザーにとっては、航空券セールへの参加が可能となるので、このためだけにピーチカードを持つメリットがあります。
ただ、ポイント還元率が基本0.5%と低いので、メインは使い慣れたクレジットカードかポイント還元率1.0%以上の高還元率カードを使い、ピーチカードはサブカードとして利用するのがおすすめです。

サブカードですので、年会費も無料にしたいので、おすすめは無条件で年会費無料となるピーチカード(JCB・一般カード)です。
ピーチユーザーの方やピーチについて初めて知った、これからピーチのフライトを利用してみたいという方は、ぜひピーチカードを検討してみてくださいね。

 

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