銀行系クレジットカードのおすすめまとめ2020
現在、クレジットカードは数え切れないほど発行されていますが、大別すると3つのグループに分けることができます。
- 銀行系クレジットカード
- 流通系クレジットカード
- 信販系クレジットカード
の3つです。
それぞれどんなメリット・デメリットがあるのか気になるところですね。
今回は銀行系クレジットカードについてまとめ、銀行系カードの中でもオススメ3枚を紹介します。
この記事に書いてあること
銀行系クレジットカードとは
一言でいうと、銀行系クレジットカードとは銀行や銀行の関連会社が発行するクレジットカードのことです。
銀行系クレジットカードは、流通系・信販系のクレジットカードと比較するとポイント還元率が低い傾向にあるというデメリットがありますが、三井住友クラッシックカードのように日本を代表するようなクレジットカードもあり、カードの利用実績によってはゴールドカードやプラチナカードといったインビテーション(招待状)がくる可能性もあります。
また、メインバンクの銀行口座に合わせて、その銀行が発行するクレジットカードを持つことでATMの利用手数料が優遇されるなど、お得になることが多い傾向があるのです。
銀行系クレジットカードの審査
銀行系クレジットカードは、流通系・信販系のクレジットカードよりも入会審査が厳しめであるという傾向がある一方、一般カードでさえ、それなりのステータス感と安心感があります。
銀行系クレジットカードの選び方
銀行が発行するクレジットカードだけに、銀行口座を利用していく上で便利な特典が多いです。
- クレジットカードの年会費が無料・減額になる
- ATM手数料が優遇される
- 銀行独自のポイントが加算される
などがあります。
そこで、今回は銀行系クレジットカードの選び方として、数年前から流行りだしたいわゆる格安ゴールドカードの代表格であるMUFGカード・ゴールド、年会費無料の三菱UFJニコスVIASOカード、日本を代表する王道クレジットカード・三井住友クラッシックカードの3つを紹介してきます。
MUFGカード・ゴールド
年会費 | 初年度無料 2年目以降1,905円(税抜き) | 還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
電子 マネー | – | ポイント | グローバルポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- Apple Pay対応はVISAとMASTERのみ
- 最短で翌営業日に発行可能
- 楽Payに登録し一定の条件を満たすと2年目移行の年会費が半額になる
- 付帯保険が充実している
三菱UFJニコスカードが発行する格安ゴールドカードがMUFGカード・ゴールドです。
- 年会費:初年度無料(2年目以降税別1,905円・リボ払いの楽Payに登録で半額)
- 家族カード:1名無料(2人目以降の年会費は初年度無料2年目以降税別400円)
- ETCカード:年会費無料・発行手数料1,000円(税別)
- 国際ブランド:MASTER・VISA・JCB
- ポイント:グローバルポイント(ポイント有効期間2年間)
です。
カード利用1,000円につき1ポイント貯まりポイントの価値から換算するとポイント還元率は0.5%とイマイチですが、アニバーサリーポイントという制度があり指定した月はポイント1.5倍の0.75%まで上がりますし、グローバルPLUSという制度により前年カード利用金額の総額50~100万円で翌年ポイント20%アップで0.6%、100万円以上で翌年ポイント50%アップで0.75%まで上げることができます。
また、ネットショッピングの際に独自のポイントアップモール「POINT名人.com」を経由することでポイント最大25倍にすることができます。
貯めたグローバルポイントの使い道ですが、各種他ポイント・ギフト券・商品に交換できる他、1ポイント=4円のレートで500ポイント単位でのキャッシュバックに利用することで翌月の請求金額からの値引きとして利用できます。
ただ、等価交換できるのがビックカメラのビックポイントくらいで、ユナイテッド航空のマイレージプラスのマイルやJALマイル、nanacoポイント・ポンタポイント・dポイントなどの人気のマイルやポイントへの交換はレートが下がります。
このカードの最大の欠点がこのポイントの使い道ですね。
また、電子マネーの対応も悪く楽天Edy・Suica・SMARTICOCAにチャージできるもののポイント付与対象外で、nanaco・WAONに関してはチャージすらできませんが、Apple Payに対応しておりQUICPay扱いとなりポイント付与の対象となります。
一方メリットは、入会条件が「18歳以上安定した収入のある方」と格安ゴールドカードだけあってゴールドカードにしては入会審査のハードルが低いことと、年会費が安いこと、国際線利用時に限られますが空港ラウンジ国内6空港とハワイ・ホノルル国際空港が無料で利用できることです。
中でも最大のメリットは付帯保険の手厚さで、
- 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(自動付帯)
- 国内旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯)
- ショッピング保険:最高100万円/年(90日以内・リボ払い分割払い時のみ・自己負担額1事故3,000円)
- 国内渡航便遅延保険:最高2万円
となっています。
ただ、年間カード利用金額が20万円未満だと翌年の海外旅行傷害保険最高100万円までと大幅に減額されてしまいますので、確実に年間20万円はカードを利用する必要があります。
三菱東京UFJ銀行の銀行口座の特典は、カード代金の引き落とし口座が三菱東京UFJ銀行であり、スーパー普通預金を利用し、三菱東京UFJダイレクトを契約しているなど適用条件を満たせば、三菱東京UFJ銀行のATM利用手数料が無料になり、コンビニATMも月に3回まで無料となります。
未成年でも持てるゴールドカードで年会費も安く付帯保険も手厚く、格安ゴールドカードといえど、カード限度額の設定が最大200万円までありますので、年会費の安価なゴールドカードが希望で三菱東京UFJ銀行がメインバンクである方に最適です。
三菱UFJニコス「VIASO(ビアソ)」カード
年会費 | 無料 | 還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
電子 マネー | - | ポイント | VIASOポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- 海外旅行傷害保険が最高2,000万円
- ショッピングパートナー保険サービスがあり、年間限度額100万円まで補償してくれる。
同じく三菱UFJニコスが発行する一般カードです。
- 年会費:無料
- 家族カード:無料
- ETCカード:年会費無料・発行手数料1,000円(税別)
- 国際ブランド:MASTER
- ポイント:VIASOポイント(ポイント有効期間1年間)
カード利用1,000円につき5ポイント貯まりポイントの価値から換算するとポイント還元率は0.5%とイマイチです。
ただし、ETCカード利用による有料道路・携帯電話キャリア・ネットプロバイダーの料金はポイントが2倍となり1.0%のポイントが貯まります。
また、ネットショッピング利用時に独自のポイントアップモールVIASO eショップを経由することで0.5~10.0%のボーナスポイントがもらえます。
貯まったポイントの使い道ですが、シンプルにキャッシュバックのみとなり1ポイント=1円のレートで累計ポイント1,000ポイント以上の場合に自動キャッシュバックとなり毎月のカード利用代金からの値引きとなります。
年会費無料のカードにしては付帯保険が充実しており、海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯)、ショッピング保険最高100万円/年(楽Pay登録時のみ・自己負担額1事故3,000円)です。
銀行系クレジットカードの中では入会審査が比較的緩いと言われており、年会費無料のカードが希望で、ポイントの使い道を考えるのが面倒くさいという方にはシンプルなシステムでおすすめです。
三井住友クラシックカード
年会費 | 初年度無料 ※翌年度以降条件により無料 | 還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
電子 マネー | iD | ポイント | ワールドプレゼントポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- ICチップ、顔写真付きのカードなので安心。
- 最高2,000万円の海外旅行傷害保険付き。
- ワールドプレゼントポイント1ポイントをANAマイレージクラブ3マイルへ交換可能。
日本で最も有名なクレジットカードの一つで、まさに王道を行くといった感じのクレジットカードですね。
三井住友カードの一般カードはクラシックカードと呼ばれています。
- 年会費:初年度無料(2年目以降税抜1,250円・Web明細切り替えで税別500円引き)
- 家族カード年会費:1枚目初年度無料(2年目以降税抜400円・前年度に3回以上の家族カード利用で年会費無料※家族カードの発行枚数制限なし)
- ETCカード年会費:初年度無料(2年目以降税抜500円・前年度に1回以上ETCカード利用があれば年会費無料)
- ポイント:ワールドプレゼントのポイント
- 国際ブランド:VISA・MASTER
カード利用1,000円につき1ポイント貯まり、ポイントの価値から換算するとポイント還元率は0.5%です。
電子マネーの対応は、iD(両対応型)・Apple Pay・WAON(プラスチックカードの三井住友カードWAON)・PiTaPa(プラスチックカード)です。
また、中国へ旅行に行く時に役に立つ銀聯カードも別途発行可能です。
さらに、海外ではVisa payWave加盟店で電子マネー決済が利用できます。
(おサイフケータイ機能がついたandroidスマホが必要)
付帯保険は、海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯)、ショッピング補償最高100万円/年(リボ・分割3回以上が条件・90日以内・自己負担額1事故3,000円)です。
これといった特徴がないですが、大学生のカード会員獲得に注力していることもあり、入会審査が難しめの銀行系クレジットカードでも学生でも入会しやすく若者向け一般カードも別途発行しているほどです。
逆に、三井住友カードは上位カードのゴールドカード・プラチナカードはインビテーションが不要で自分から申込が可能ですが、クラシックカードの利用状況によってはインビテーションが届く可能性もあり、じっくり長年使い続けていき自分のライフステージが上がるタイミングで上位カードを狙ってみるという使い方もできます。
初めてのクレジットカードにおすすめの王道クレジットカードです。
まとめ
銀行系クレジットカードは、流通系・信販系クレジットカードと比べるとポイント還元率が低いというデメリットが目立つものの、一般カードでさえステータス感があり不正利用防止対策も万全で1枚は持っておきたいカードです。
ぜひ、検討してみてくださいね。