中学生にスマホは早い?LINEでいじめられる?格安SIMで賢く運用する方法

中学生にスマホは必要?

「スマホ買って!」
と、小学生や中学生のお子さんからおねだりをされることありませんか?

中高生の時にスマホどころかガラケーすらなかった親世代からすると、
「中学生にスマホなんて必要ない!」
「トラブルに巻き込まれそうで心配だ」
と心配する気持ちのほうが大きいと思います。

本当にそうなのでしょうか?

 

まずは、日本国内の中学生が携帯電話・スマホを持っている割合はどのくらいか見てましょう。

内閣府が調査しホームページで公表している「平成28年度青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果」(速報・調査期間 平成28年11月5日~12月11日)によると、なんと51.7%の中学生がスマホを利用しているという調査結果が出ています。

※携帯電話(ガラケー)も含めると62.5%、インターネット利用率は47.3%
※参考:内閣府HP

もはや、中学生の半分以上がスマホを利用しているということですね。

中学生がスマホをもつことのメリット・デメリット

次に、中学生にスマホを持たせた場合のメリットとデメリットをみてみましょう。

メリット

  • いつもの時間に自宅に帰って来ず心配になった時に連絡が取れる
  • スマホのGPS機能を利用することで子供の居場所がわかる
  • 熟や部活などの送迎時に便利
  • 友達と情報が共有できる、共通の話題が持てる
  • 家族のコミュニケーションのツールとして利用できる(親の帰宅時間が遅いなど)

などがあげられます。

子供の居場所がわからなくなった時にすぐに連絡が取れることや、送迎時間のやり取りなどはスマホまでいかなくとも携帯電話があれば本当に便利ですよね。
さらに、携帯電話やスマホのGPS機能を活用することで、よりいっそう便利になります。

また、親が仕事で毎日帰宅時間が遅く子供とのコミュニケーション不足に陥りがちな場合でも、メールやLINEを活用すれば空き時間にメールをやり取りすることでコミュニケーション不足を補うことが可能です。

デメリット

  • スマホに熱中しすぎて学業がおろそかになり成績が下がる
  • スマホゲームに課金するなどで高額請求の可能性がある
  • スマホを1日何時間も使うことで視力が低下する可能性がある
  • LINEいじめなどのいじめに遭うなどトラブルに巻き込まれる可能性がある

と項目を列挙してみましたが、いざわが子が上記のようなことになると心配ですよね。

しかし、今の時代スマホを取り上げたり禁止したりしたところで、ゲーム機などで遊んだりYouTubeなどの動画を見たりと代わりの方法はいくらでもあるので、あまり意味のないことではないでしょうか?

むしろ、スマホと上手く付き合う方法を子供に身につけさせるほうが良いのではないでしょうか?

ルール作りが重要

とはいえ、中学生はまだまだ子供であり自分でいろんなことを判断できないわけですから、スマホを子供に買い与える際に親が一緒になって「スマホを使う際のルール」を決め必ず守らせることが重要となります。

どんなルールが有効なのでしょうか?
実際によく利用されているものを挙げてみます。

  1. 成績が下がったらスマホは一定期間禁止(成績が戻ったら解禁など)
  2. スマホを利用する際、最初に親がフィルタリングをかける
  3. スマホを自室に持ち込まない、家族がいるリビングなどで利用する
  4. スマホの利用時間に時間制限をかける(1日1時間だけなど)
  5. 夜10時以降は利用してはいけない
  6. スマホをパスワードでロックかける場合は必ず親も共有する
  7. スマホにゲーム・アプリなどを勝手にダウンロードしない(ダウンロードする場合は必ず親が行う)

上記程度のルールを決めて必ず守るという約束で子供に使わせるのであれば、さほど大きな問題やトラブルになる可能性は低いでしょう。

中学生におすすめのスマホ

いざ中学生の子供にスマホを持たせようとすると、次の悩みはスマホ端末と契約先です。

子供のスマホの維持費に毎月1万円はキツいですし、スマホ端末も最新のiPhoneなど10万円を超えるような「高額スマホ」を買い与えるのも一般的な家庭であれば難しいですよね。
ところが、中学生の人気スマホは大人と同じくiPhoneで、特に女の子が実際に利用しているスマホはほとんどがiPhoneという状況なのです。

まずはお得に安くiPhoneを子供に使わせる方法を考えてみましょう。

実はiPhoneはセキュリティの高さが以前から定評があり、子供に使わせるスマホとしておすすめなのです。

親がiPhoneユーザーで古い使わなくなったiPhoneがあれば、お下がりとして子供に与えることもできますし、手元にあまったiPhoneがない場合でも、iPhoneは日本国内で最も人気があり最も売れ続けているスマホであるため、中古品の流通・取り扱い店舗も多く充実していますので、中古品のiPhoneの取り扱いがある店舗で購入するという方法もあります。

中古品のスマホの使用に抵抗がある場合は、iPhoneの取り扱いがある格安SIMを端末とセットで契約するとお得ですよ。
具体的にiPhoneの取り扱いがある格安SIM事業者は、2017年12月現在、

  1. ワイモバイル
  2. UQモバイル
  3. BIGLOBEモバイル(au回線のタイプAのみ利用可)
  4. 楽天モバイル(メーカー認定整備品、新品ではない)

の4つです。

2年間使い続けるのであればワイモバイルは大手3大キャリアと同様の端末割引があるため、iPhoneの端末代金は実質価格が13,500円まで下がる(スマホプランM・L利用の場合)のでオススメですが、格安SIM事業者の取り扱うiPhoneはiPhoneSE/6s/6s plusであり、最新のiPhoneの取り扱いがない点がデメリットとなります。
しかしその点は、中学生の子供が使うわけですから型落ち品でも十分でしょう。

また、親がドコモを利用している場合、家族でシェアプランを組むと子供が利用する回線の維持費を安く抑えることができる(子回線分は1,780円/月~)ので、ドコモでもいいと思いますよ。

もう少しセキュリティがしっかりした子供向けのスマホがいいという場合は、TSUTAYAの格安SIMのTONEモバイルがおすすめです。

TONEモバイル

取り扱い機種は、TONEモバイル独自のAndroidスマホ端末となり、2017年12月現在、m17とm15の2つのラインナップで、TONEモバイルの回線に関してはドコモから回線を借りて提供しているものなので、通話・通信エリアはまったく心配ありません。

TONEモバイルのm17・m15ともに、スマホの利用制限(通常の制限の他に特定の場所に到着したらスマホ利用をロックできるなど)、現在地確認(乗り物移動を通知する機能までついている)、フィルタリング機能が充実しておりまさに子供向けのスマホです。

気になる毎月の維持費も、基本料1,000円/月・090音声オプション950円/月・SMSオプション100円/月の計2,050円/月、スマホ端末代はTONEモバイルの最新スマホTONE m17を選択した場合で一括34,800円、分割の場合1,450円/月で、分割払いを選択した場合端末代込み3,500円/月で利用でき、25ヶ月目以降も同じ端末を使い続ける場合と端末代を最初に一括払いした場合は2,050円/月で利用できます。

基本料1,000円という部分が気になりますが、この料金で速度制限はかかるもののデータ使用料無制限でネットの利用ができるというのは画期的です。
ただし、通信速度が低いためYouTubeなどの動画視聴は難しく、メール・LINEなどのテキストのやり取りやネットサーフィンは十分に利用できる速度となっています。

「YouTubeなどの動画は必ず家に帰って来てから利用する」という習慣づけができるので、親の視点からするとメリットと考えることができますね。

子供のスマホこそ格安SIMがオススメ

前述したように、中学生の子供が使うスマホの維持費で毎月1万円は厳しいので毎月の維持費が安い格安SIMがおすすめです。

最近では、格安SIM事業者同士の競争が激しくなり、様々なオプションサービスを提供していますが、その中でもオススメは、BIGLOBEモバイルのエンタメフリー・オプションです。

音声契約SIMであれば480円/月、データ契約SIMであれば980円/月のオプション料金を別途払うことで、YouTube・GooglePlay Music・Apple Music ・AbemaTV・Spotify・AWA radiko.jp・Amazon Music・U-NEXT・YouTube Kidsの利用分のデータ使用量がカウントフリーとなります。

電車通学などで待ち時間の時間つぶしにYouTubeを見る時など、データの消費量を一切気にする必要がなくなりますね。
ただし、自宅以外で子供に動画を視聴する習慣をつけたくないという方には逆に使わないほうがいいオプションサービスです。

また、LINEの格安SIMであるLINEモバイルは、LINE通話・メッセージがカウントフリーとなるメリットがありますが、そもそも通話とメッセージは動画などと異なりデータ消費量がかなり少ないので、大きなメリットにはなりません。

まとめ

今回は中学生のスマホ利用についてお伝えしてきました。

親世代にあたる40~50代の方が子供の頃ファミコンなどのテレビゲームに熱中したように、今の子供にスマホ・タブレット端末やゲーム機、YouTubeなどの動画の視聴を禁止したとしても、親に隠れて友達から端末を借りるなどしてこっそりやってしまうものです。

禁止したところで親の見えないところで使うものですから、逆転の発想でスマホ・タブレット端末・ゲーム機と上手につき合う方法を身につけてさせることを考えたほうが良いのではないでしょうか?

学習面や人間性の育成という面でも、一概にスマホなどが100%害になるということはなく、使い方次第で学習の効率を上げる効果も期待できます。

例えば、昔であればわからない事が発生すると国語辞典や百科事典を調べるか父母・祖父母・学校の先生などの目上の人に質問するという方法しかありませんでしたが、今の子供たちはスマホやタブレット端末を駆使してすぐにわからない事を見つけることが可能です。

ホリエモンこと堀江貴文氏も子供の頃からスマホ・タブレット端末を積極的に活用させることで、学習面でのプラスの効果や好奇心を旺盛にさせ物事を深く追求し自分で考えさせることなどによる人間性の育成が可能であると自らのYouTubeチャンネルでコメントしています。

自分のお子さんが将来起業してIT会社の社長になるなんてこともあるかもしれませんよ!

ただし、スマホなどを与える際に必ず親子で納得できるルール作りをして、ルールを作ったからには必ず守るということを徹底させることが大前提条件で一番重要なポイントです。

しっかり親子でルールを決めて、コミュニケーションを取りながら中学生のお子さんにスマホを使わせてみてはいかがでしょうか?

 



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