VISA、Master、JCBどれがいいの?カード3大おすすめ国際ブランド比較

国際ブランドによる違い

クレジットカードの右下にVISAとかJCBなどのマークが入っています。
このVISA・MASTER・JCBが「国際ブランド」と呼ばれるものです。

  • 国際ブランドとは何なのか?
  • どういった役割があるのか?

気になりますよね。

国際ブランドを提供しているVISAなどの会社は、店頭やオンラインショップの買い物の際に「カード支払い決済機能」を提供している会社であり、とても重要な役割を担っています。
その他アメリカン・エキスプレス(アメックス)とダイナースクラブを合わせて5大国際ブランドとも言われることもありますし、さらに中国銀聯、Discoverの2社を加えて7大国際ブランドと言われることもあります。

今回は、日本人に馴染みが深く一般的なVISA・MASTER・JCBの3大ブランドについて考察していきましょう。

3つの中から選べるカードであれば、どれを選ぶべきか?

国際ブランドによる違いは加盟店の違いです。

店舗側からすると、リアル店舗・ネット上の店舗、いずれも国際ブランドに加盟することでクレジットカード決済を行うことができます。
例えば、A店ではVISA・MASTER・JCB・アメックス・ダイナースと5つの国際ブランドに加盟しているから5つの国際ブランドのクレジットカードが使えますが、B店ではVISAしか加盟していないためVISAの国際ブランドのクレジットカードしか利用できないという違いが出てきます。

これが、私たちカードを利用する側から見た一番の違いとなります。

では、これからクレジットカードを新しく作ろうという時に、どの国際ブランドが使いやすくお得なのでしょうか?

結論から先に言いますが、初めてクレジットカードを作る方やメインカードとして利用したい、海外旅行が好きで海外渡航が多い方には、国際決済業務(世界で一番よく使われている国際ブランド)世界1位の「VISA」がおすすめです。
また、VISAに続く国際決済業務世界2位のMASTERもおすすめですね。

世界1位の国際決済業務と世界中にある圧倒的な加盟店舗により、海外渡航にはVISAブランドのクレジットカードは必須と言われており、慣れない海外での買い物などの場面では、VISAブランドのクレジットカードが頼りになる相棒となること間違いなしです(VISAには劣りますがMASTERでも問題ないでしょう)。

それでは、3つの国際ブランドについて概要をみてみましょう。

VISA

国際決済業務では世界1位、世界中で最も利用されている国際ブランドのVISAは、Value Issuer Service Areaの頭文字を取ったもので、1958年にバンク・オブ・アメリカが創業したのが始まりで本社はアメリカです。

ちなみにVISAカードとはVISAがライセンシングした企業が発行したカードを意味するもので、VISAは独自でカードを発行していません。
日本国内では、VISAカードの代名詞ともいえる三井住友VISAカードもライセンスを受けた会社のひとつです。
ですので、三井住友VISAカードはVISAのプロパーカードではないんですが、プロパーにこだわりがなければおすすめします!

【おすすめVISA】三井住友VISAクラシックカード

三井住友VISAクラシックカードイメージ

年会費初年度無料
※翌年度以降条件により無料
還元率0.5%
電子
マネー
iDポイントワールドプレゼントポイント

即日
発行
年会費
無料
マイルが
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ラウンジ
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Apple Pay旅行
保険
  • ICチップ、顔写真付きのカードなのでセキュリティ面で安心
  • 最高2,000万円の海外旅行傷害保険付き
  • ワールドプレゼントポイント1ポイントをANAマイレージクラブ3マイルへ交換可能

MASTER


本社はVISAと同じくアメリカにあり、VISAに次ぐ世界2位国際決済業務会社です。
ドイツのEuroCard(ユーロカード)との合併によりスタートしたという経緯からヨーロッパ圏で強いと言われていましたが、現在ではVISAの使用エリアとほとんど変わらない状況となっています。

三井住友VISAカードなどのカード発行会社もVISA/MASTERの2つの国際ブランドを扱っていて、カード入会時に自由に選択できるため、VISAとMASTERはセットという印象が強くなってきています。
そのためか、日本国内でのMASTERカード使用可能店舗はVISAとほぼ同数とも言われています。

数年前に「プライスレスMaster Card」というキャッチフレーズでテレビCMや雑誌等の広告で多く流れていたため、「Master Card」というプロパーカードが日本国内に存在するような印象が強くなりましたが、Master Cardはクレジットカードを発行しておらず(VISAと同様にプロパーカードがない)、ライセンシングした企業がカードを発行しています。

【おすすめMASTERブランド】dカード ゴールド

dカードゴールドイメージ

年会費10,000円(税抜)還元率1.0%
電子
マネー
iDポイントdポイント

即日
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年会費無料マイルが
貯まる
ラウンジ
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保険
  • ドコモユーザーじゃない人も必携のカード
  • ドコモ携帯電話料金・ドコモ光利用料金の10%のdポイントが付く
  • スターバックスカードをdカードで支払うと1%+3%


関連記事:おすすめマスターカード比較

JCB


唯一の日本国産の国際ブランドで、1961年創立の株式会社日本クレジットビューロー(JCB)が発行しています。
中国の銀聯カードが登場するまで、米国系以外の国際ブランドはJCBだけでした(JCBがサムライカードと呼ばれる理由です)。

韓国、台湾、シンガポールなどアジア諸国ではVISA/MASTERと同様に使えますし、日本人がよく訪れるハワイやグアムなども利用可能で、特にハワイ・ホノルルではJCB独自のJCBプラザラウンジがありJCBブランドのクレジットカード会員であれば自由に利用できますし、同じくハワイ・ホノルルのトロリーバス(ピンクラインのみ・2019年3月末までのキャンペーンとなっていますが延長の可能性あり)もJCBブランドのクレジットカード会員であれば無料で乗り放題というサービスもあり、ハワイ・ホノルルではVISA/MASTERよりも使い勝手が良いと感じるくらいです。

JCBはVISA/MASTERと比べ、世界的観点から見ると使用しづらいカードとよく言われますが、海外から日本語のサポートが受けられるなど、日本人にとって利用価値が高いというメリットもあります。

ただし、気になるニュースとして、2018年1月11日に日経新聞が「JCB米国の新規カード発行業務から撤退したことがわかった」と報じたことから、アメリカ、特にアメリカ本土の状況が変わる可能性があるので気がかりですが、日経新聞の同記事内の最後に「アメリカの現地法人はそのまま維持しJCBカードを使える加盟店の管理に強化する」とあるので、アメリカでいきなりJCBカードが使えなくなるなど、すぐに状況が変わることはないと思われます。

ちなみに、VISA/MASTER と異なり、JCB本体がプロパーのクレジットカードを発行しており、一般カード/若者向けカードから最上位のブラックカードまで幅広いラインナップで多種多様なニーズに応えています。

あと、あまり知られていませんが実はアメックス・ダイナースクラブと提携しており、JCBとアメックスはお互いの加盟店でカード決済が可能、また、JCB加盟店でダイナースクラブカードもカード決済可能となっています(逆にダイナースクラブのみの加盟店でJCBカードの決済は不可)。

おすすめの国際ブランドはVISAだとお伝えしましたが、実はJCBだけのメリットもありますので要チェックです。
例えば一番有名な事例として、Yahoo! JAPANカードはVISA・MASTER・JCBの3つから入会時に選択できますが、JCBブランドのみセブンイレブン・イトーヨーカドーでお得なる電子マネーnanacoへのチャージ時にもクレジットカードポイント(Yahoo! JAPANカードの場合Tポイント)が付与されるという特典があります。
※現在はVISAカードやMASTERカードでもチャージ可能です

nanacoは税金・各種公共料金での支払いが可能で人気の電子マネーとなっており、クレジットカードポイント付与分実質減税となるので、特に個人事業主やフリーランスの方には人気の支払い方法となっています。
※以前は楽天カードもJCBブランドのみポイント付与対象となっていましたが、現在はポイント付与対象外です

【おすすめJCB】JCBゴールド

JCBゴールドカードイメージ

年会費初年度無料
10,000円(税別)
還元率0.5%
電子
マネー
QUICPayポイントOki Dokiポイント

即日
発行
年会費
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  • 海外旅行傷害保険 最高1億円!
  • 最強JCBを目指すならこのカードは必須
  • 最短翌日に届く!(平日11時までに申込・オンライン口座設定」が条件)


関連記事:最強はどれ?人気JCBカードおすすめ全まとめ

まとめ

おすすめの国際ブランドをVISAとしましたが、クレジットカードを複数枚もっても良いという方の場合、VISAが使えないという場所はほぼないですが、万一に備えて別ブランドのクレジットカードを2枚目3枚目として用意しておくと万全の体制となります。

クレジットカードが使えるお店の数という考え方の場合、VISAだけでも良いと思われますが、前述したようにハワイ・ホノルルの事例のようにJCBの特典サービスが強い国や地域が存在するのも事実ですので、街中ラウンジや海外旅行傷害保険などの特典サービスも充実させておきたいという場合は、国際ブランドを分けてクレジットカードを複数枚所持しておくことも大切です。

また、実際にクレジットカードを発行する発行会社の特典サービスも抑えておくという考え方も大切で、例えば、最寄りのスーパーやコンビニなど利用頻度の高いお店の優待サービスがあるクレジットカードを使う、あるいは、Tポイントなどの共通ポイントやマイルを集めておられる方であれば、集めているポイントやマイルが同じ決済金額でもより多く貯まるクレジットカードを利用したほうがお得となりますので、国際ブランドの違いの他にもクレジットカード個別の特典サービスもよく吟味して選びたいですね。

 



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