貯金が苦手なお金が貯まらない人向け!簡単・着実にお金を貯める方法
お金が貯まりにくいと自覚している方、節約が苦手だと感じている人にとって、我慢続きの節約ライフは正直キツイし、続かないものです。
本記事では貯金に苦手意識がある方、試してみたけどお金が貯まらずに危機感を持っている方、飽きっぽくて長続きしない方にむけた節約方法を紹介します。
スマートに賢く自動的にお金を貯めることができるストレスなく取り組める節約術なので、どんな方でも将来に備えた貯金が出来ますよ。
この記事に書いてあること
恐怖!貯めないとお先真っ暗…将来かかるお金について
具体的な貯金の話に入るまえに、老後資金としてどの位の金額を用意すれば良いのか、詳しく見ていくことにしましょう。
年代別の貯金額事情
参考:三井生命
年代別に、金融資産(貯金)のある・なしに分けた貯金額の平均値と中央値(数値を順番に並べた時の真中に位置する値)を表した表です。
飛びぬけて貯金額が高い人がいると平均値が高くなってしまうため、中央値も記載されています。
この表をみると夫婦2人暮らしでは60歳までの貯金額として1,500万円~、シングル世帯では1,800万円~の貯金が大よその目安となることがわかります。
60歳まで目指したい貯金額は3,000万円
実際に60歳になるまでにとの位の貯金が必要になるのか、60歳以降の支出から年金などの収入を差し引いて計算してみました。
60歳以降の支出について
生活費
夫婦の場合、平均で28万円/月、余裕のある生活を理想とするならば30万円/月が必要になると言われています。
つまり、85歳までの25年間で、8,400万円~9,000万円必要です。
支出諸経費
冠婚葬祭、家族への援助金、医療費、介護費用(1人あたり住宅介護で4万円前後/1ヵ月、介護施設への入居では20万円/1ヵ月が平均的な金額)など考えると、1,500万円ほどは見積もっておいたほうがよさそうです。
合計支出金額:1億円弱
60歳以降の収入について
年金
平成29年の新規受給モデルを例に挙げると、夫婦で22万1200円/月です。
ちなみに前年より227円減少しています。
将来的に今と同額の年金をもらえるのか考えると、厳しいかもしれません。
2割受け取り金額が減ると考えて65歳~85歳までの受け取り金額は4,246万円となります。
退職金
平均的な退職金額は大企業で2,000〜2,300万円、中小企業で1,000〜1,200万円が目安です。
小企業では退職棋院制度がないケースもあります。ここでは1,000万円としてカウントします。
保険の満期金・返戻金
保険に加入していれば満期金・返戻金が支払われます。
500万円と仮定します。
継続雇用
最近では60歳以降も働く継続雇用を希望する方が増えてきています。
以前よりはお給料が少なくなるものの、月20万円で5年間働くとした場合1,200万円を受け取れる計算です。
合計収入金額=6946万円
合計収入額(6,946万)-合計支出額(1億円)=-3,054万円
理想のお金を貯めるペースはどの位?
目安として毎月の手取の15%~20%、さらにボーナスの50~70%を貯金に回せば、老後までに3,000万円を貯金することは不可能ではありません!
ただ、自営業者となるとボーナスもありませんし、保険などの金融資産が無ければさらに定年後の収入は低くなります。
いずれにしても働き盛りの今のうちからしっかりとお金をためていかないと、将来の生活が危うくなってしまうことは明らかですよね。
貯金に苦手意識のある人にとっては、気が重くなる話かも知れませんが、今から計画的にお金を貯めていきましょう。
ここからは、誰もがスマートに簡単にお金を貯めることができる方法を厳選してご紹介します。
物欲を満たしつつ浪費癖を克服してお金を貯める
お財布の紐をしっかりと絞めてばかりでは、買いたいものを買えず、ストレスになってしまいます。
物欲を満たしつつ消費癖を自然と抑えてお金を貯めましょう!
用意するものは、
- 新しい銀行口座1つ
- ペンとメモ帳
たったこれだけです。
浪費癖をコントロールする手順
1.購入後を想像する
例えば一目ぼれしてしまったお洋服。
一緒に着こなせるお洋服や小物はクローゼットにあるでしょうか?
憧れている方も多いコーヒーマシーンはどうでしょう。
キッチンに綺麗に収まるスペースがないかも知れません。
欲しいと思っていたものでもよくよく考えてみると、不必要だったり、デメリットが見えてきたりします。
それでも手に入れたいのか、自問自答をしてみましょう。
2.どうしても欲しい商品をメモ帳に記す
デメリットなどのマイナスポイントをみて、それでも欲しい商品をメモ帳に記します。
2週間に1度位のペースで見直して、メモ帳に記した欲しい商品に優先順位をつけていきましょう。
冷静になって見返すと、そこまで欲しくないなんてこともよくあるのです。
3.銀行口座に商品分の金額を預ける
ここで銀行口座の出番です。
購入を決めかねている商品分の金額を銀行口座に預けて1ヵ月生活してみましょう。
生活が苦しくなるのであれば、残念ながらあなたの身の丈にあっていない商品だと言えます。
諦めるか、または貯金額を増やして購入することを検討してみましょう。
生活に何の問題もなく1ヵ月過ぎて、それでも欲しいという気持ちが強いのであれば預け入れたお金で購入しましょう。
この流れを行うことで、冷静に購入の判断ができるようになり、突発的な浪費が少なくなります。
「欲しいものがたくさんある」、「気が付いたらお金がスグになくなる」という方はぜひお試しください。
お金が自動的に貯まる環境を作る
「気が付けばお金が無くなっている」
その原因はお金がそこにあるからです。
はじめから手の届く金額を少なく設定すれば、予算内でやり繰りしようと考えるようになり、結果的に無駄な支出の削減につながります。
自動的に毎月貯金
1.銀行口座を目的に分けて4つ開設
- 生活費(住居費、食費、光熱費含む)
- 社会的費用(学費、保険、冠婚葬祭)
- 遊びのお金(衣服、旅行、外食など)
- 貯金
2.貯金したい金額を元にお金を割り振る
老後に備えるためには、手取の15%~20%を貯金に回したいところです。
確実に貯金をしたいならば、給与から自動的に別口座に振り込まれる銀行の自動積立定期預金口座や、勤務先の財形や社内預金の制度を活用してもよいでしょう。
結婚式、入学・卒業式といったシーズンや、時期による光熱費の違いも考えて、毎月給与が振り込まれてから1~4の口座に金額を振り分けていきましょう。
3.ATMの引出し日・金額を決める
いつでも簡単にお金の引き出しができるATMは、とっても便利ですよね。
便利さの一方で、お金をいくら引き出したのか残高感覚が鈍ってくるので、使い方に注意をする必要があります。
例えば、毎週月曜日に自由に使えるお金を1万円ずつなど、ATMでお金を引き出す日を決めて必要最低限の現金のみを手元におくようにしましょう。
月々の支出が確実に減る!固定支出に注目
家計には変動費と固定費と言った2種類のお金の流れがあります。
- 変動費(毎月変動する支出):冠婚葬祭、レジャー、食費・水道代・光熱費などの生活費、被服費など
- 固定費(毎月一定の支出):住宅ローン、家賃、駐車場代、通信費、住民税、所得税、塾費用、小遣いなど
貯金に挫折してしまう大きな理由の多くは、食費や娯楽費などを切り詰めることにストレスを感じてしまうところにあります。
だからこそ変動費ではなく月々の支出の多くを占める「固定費」を見直してみましょう。
固定費は一度低く設定すれば、翌月も自動的に支出が減っていきます。
何もしなくてもお金が貯まりやすくなるのです!
- 携帯電話の料金プランを見直す、乗り換える
- 保険のプランを見直す
- 年会費無料のクレジットカードに切り替える
- コストコ、アマゾン、クックパッドなどの有料会員登録料は本当に必要か考える
- 住宅費を考えて、駅から少し遠くても家賃の安い場所に引っ越す
- 住宅ローンを見直す
- 自動車が必要なければ売却して維持費を0にする(どうしても必要ならば軽自動車に)
家計簿(支出記録)を習慣にする~おすすめアプリを紹介
家計簿は、お金の使い方に関する悪い部分を明らかにしてくれる診断書のようなものです。
自分にあった家計簿を見つけて、習慣にしていきましょう。
一般的な家計簿
1ヵ月分の収入・支出をノート見開き1ページに記載するタイプです。
ルーズリーフを使ってオリジナルを作製することも可能なので、自由が利き使いやすいという方もいるでしょう。
一方で集計は電卓になるため、大変に感じる側面もあります。
- 集計が苦ではない
- 自由に家計簿を記載していきたい
といった方に向きます。
レシート家計簿
袋にレシートをためておく、または貼り付けて管理していきます。
レシートがあれば、貯めてしまっても後でまとめて見直しやすい点がメリットです。
例えばざっと見直して不要だった買い物をマークすれば、一目で無駄使いの傾向がわかるようになるでしょう。
一方で、レシートがかさばるので管理が少し手間になることもあります。
- ざっくりと不要な支出を確認したい
- 簡単に支出詳細を把握してみたい
といった方に向きます。
アプリで管理できる家計簿
パソコンやスマートフォンを使用した家計簿アプリがあります。
銀行口座や電子マネー、証券を一括管理できる機能や、カード明細、レシート内容を読み取ってデータに反映する機能を備えた家計簿アプリも登場しています。
- 集計が苦手
- グラフでわかりやすく支出のバランスを確認したい
- とにかく簡単にお金を管理したい
- 資産状況が一目でわかる状態にしたい
といった方に向きます。
Zaim
家計簿に挫折し84%が、「Zaimなら続けられる」と回答している注目のアプリです。
銀行口座やクレカのウェブ明細に接続して自動的に入出金を記録できる他、グラフ分析、予算管理、医療控除に関する機能もあります。
マネーフォワード
レシートを撮影して支出を自動分類し、データ化してくれます。
連携した銀行口座やクレジットカード、電子マネー、証券などの情報を取り込めば、資産管理もできる優れモノです。
かけ~ぼ
1日日記のように、その日の収支と費目を記入するだけの、シンプルさが特徴的のアプリです。
月単位で自動的に収入と支出を算出してくれるほか、一目でわかりやすいグラフ機能もあります。
シンプルでありながら、複数帳簿管理やクレカ・電子マネー管理など機能も充実しています。
個人的には、アプリ家計簿がおすすめです。
簡単に家計管理できるうえ、家計簿やレシート家計簿のように管理場所に困ることがありません。
一目で収支がわかるグラフがあったり、家計診断をしてアドバイスをくれたりといった機能があるので、お金を貯めることに苦手意識がある方でも楽しく貯金を続けられますよ。
余ったお金は翌月に持ち越さない
上記でご紹介したお金を貯める方法を実践していけば、お金が月末になっても余っている!という嬉しい状況に到達するかと思います。
余ったお金をご褒美として使いたいところですが、そこは我慢です。
先にご紹介した4つの開設口座の内の1つ、預金口座に預け、貯金に回しましょう。
最初はなんだか物足りないような気分になってしまうかも知れませんが、月を重ねるにつれて大きくなる預金残高を目にするだけで月末がどんどん楽しくなりますよ。
余ったお金の金額に注目しすぎずに、まずは余ったお金を預金に回す習慣を身につけていきましょう。
モチベーションを下げないために!臨時支出を見越したプランを
冠婚葬祭、入学・卒業シーズン、年末年始の交際費など、時期によって必要になる支出額が多くなる場合もあります。
こうした予想できる臨時支出をあらかじめ考えて、4つの口座に上手に振り分けましょう。
後になって、「貯金を崩す結果になってしまった」なんてモチベーションを下げる事態を回避します。
オススメの副業と投資~本業とは別にお金を稼いてお金を貯める
資本が少なければ、貯められるお金も少なくなります。
ならば資本をより多くすれば良いのです。
その方法とはズバリ副業!
気軽に挑戦できる副業も増えてきていて、手取半分くらいの金額を副業で稼ぎだす人も少なくありません。
メルカリ・ヤフオク・Amazonなどでの物品販売
家庭の不要なモノをネット上で販売して、家にいながら簡単に収益を出せます。
ブログでアフィリエイトを始める
アフィリエイトとは、個人のドメインを取得したサイトやアメブロなどの無料ブログで広告主の商品やサービスを紹介して、読者が商品を購入するなどの成果に応じて報酬を得られる仕組みです。
ブロガーやアフィリエイターと広告主の間にはASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)という仲介会社が存在していて、ASPで紹介されている商品から自分のブログにあう商品を紹介し、読者の購入に繋げるという流れです。
おすすめのASP
- A8.net
- もしもアフィリエイト
- バリューコマース
- アクセストレード
- afb(アフィb)
- 楽天アフィリエイト
- Amazonアソシエイト
自分の強みを売る
ココナラでは自分の持っている知識や経験を販売することができます。
ランサーズなどのクラウドソーシングでも、自分の知識やスキルを自由な価格設定で販売できるシステムが導入されています。
クラウドソーシングで副業を始める
ライター、デザイナー、ウェブ作成など、本業とは別に自分の強みを生かした分野での副業を簡単に始められます。
必要なのは無料登録だけです。獲得金額の20%ほどが引かれますが、年会費などはありません。
株やFXなどの投資(投機)系
ギャンブルに近い側面もありますが、しっかりとした知識を身につけた上で臨めば収益を得られる可能性が高くなります。
不動産投資を始めてみる
特に移動の多い銀行員の間ではよくある投資方法なのだとか。
購入後に使わなくなった家や部屋を誰かに貸すことで安定した収入を得ることができます。
何もしなくても自動的に発生するお金なので老後まで安心して得られる収入元になることでしょう。
デメリットとして、初期費用の負担が大きい点が挙げられます。
オフショア投資
オフショア投資とは香港やシンガポールなどの税制が他国に比べて優遇(低率)なエリアで行う投資です。
仕組みとしては日本の投資信託に似ていますが、税率が低く利益をあげやすい、海外の運用会社の実績が高水準であることなどが挙げられます。
気軽に出来る毎日コツコツ節約術まとめ
ここでは、毎日気軽にできる節約術を簡潔にご紹介します。
自分もできるかも!と思える節約術があれば、ぜひ取り入れてみてください。
- 1週間に1回、財布に残った小銭を貯金箱に入れて貯金する
- 500円玉を絶対使わないで貯金していく
- 1日の終わりに銀色コインだけを貯金箱に入れる
- 紅茶やコーヒーのパックやインスタントを自分で用意して、それを使って飲み物を作ったら、100円貯金
- タバコ代を毎日息子の手で貯金箱に入れさせるなど、家族を巻き込んだ節約でモチベーションの維持
- 給料日の前日に残額を全てネットバンクに送金して、年度の替わりに定期預金へ入れる
- リボ・分割払いなど利息のかかるカードの使い方をしない
- コンビニ・カフェ通いを諦めて浮いた分のお金を貯金する
- 安いものはまとめ買い
まとめ
お金を貯めるのが苦手な方でも大丈夫!
ご紹介した一通りの内容をまずは数カ月実践してみてください。
気が付けばスルスルとお金が貯まり、節約がどんどん楽しくなってきますよ。
余裕があれば副業や、最後にご紹介した毎日コツコツ節約術も参考にしてみてください。
今度の給料日からトライして、将来に備えていきましょう!