zaif取引所の口座開設方法まとめ
彩春館学園、マネー研究部(仮)部長の芹沢です。
昨年2017年はビットコインが爆謄し、さらにイーサリアムなどの主要アルトコインも連れ高となり仮想通貨バブルの様相となりました。
仮想通貨投資を行う上で、最初にやらないといけないことは、仮想通貨取引所の口座開設です。
前回、コインチェックの口座開設についてご紹介しましたが、今回は国内仮想通貨三大取引所の一つzaif(ザイフ)について画像を含め、詳しくまとめました。
●コインチェック取引所の口座開設方法についてはコチラ
基本的に国内仮想通貨取引所は、日本円を自分の仮想通貨取引所の口座へ入金して「日本円で」買いたい仮想通貨を購入するという流れが基本ですが、ザイフでは、仮想通貨で別の買いたい仮想通貨を購入するということができます。
例えば、口座内のビットコインでイーサリアムを購入するなど(海外仮想通貨取引所では当たり前の機能なのですが)、すぐにイーサリアムを購入したいけども口座内に日本円がない、不足しているという場合でも口座内にあるビットコインでイーサリアムを直接買うことで投資のタイミングを逃すこともありません。
また、手数料という面でもビットコイン→日本円→イーサリアムという売買よりも、ビットコイン→イーサリアムという売買のほうが手数料の支払いが一回で済みます。
さらに、詳しくは後述しますが、ザイフでは想通貨の単純売買だけでなく、仮想通貨版の信用取引と先物取引もできるので、レバレッジを効かせることにより、少ない投資資金でより大きな利益を見込める取引ができることが大きな魅力で、株式投資で信用取引や先物取引を行っているような投資中・上級者の方に好評となっている仮想通貨投資サービスです。
この記事に書いてあること
口座開設の流れ(キャプチャ付き)
実際に、スマホ(iPhone)でのスクリーンショットの画像を使いながらお伝えしていきますね。
1.ザイフの公式HPにアクセス
ザイフの公式ホームページへアクセスし、自分のメールアドレスを入力し「無料登録へ」をタップします。
2.メールが届く
ザイフからEメールが届くので、URLをタップします。
3.ユーザー登録
利用規約と重要事項説明をタップし読んだ上で「同意」へチェックを入れ、下にスクロールしてパスワードを設定(アルファベットの大文字、小文字、数字を組みわせるなどしてパスワードの強度を高めます)し、「同意して登録」をタップします。
4.基本情報の入力
個人・法人の区分、国名、氏名、生年月日、郵便番号、住所、連絡先電話番号(後で電話認証の手続きが必要なのでスマホの電話番号を登録)を入力していき、使用言語、職業、取引目的を選択、外国PEPsに該当の有無にチェックし、「変更」をタップします。
基本情報入力が完了するとこの画面になります。
5.本人確認
- 本人確認書類のデータでの提出
- 電話番号認証
- 郵送確認
の3つを完了させるとザイフの全ての取引ができるようになります。
まず本人確認手続きです。
下までスクロールし「本人確認手続きを開始」をタップします。
運転免許証を登録する場合
本人確認としてデータで本人確認書類を提出しますが、運転免許証をお持ちの場合は運転免許証が一番無難です。
事前に運転免許証の表面と裏面のデータ(JPEG・PNG形式のみ、スマホのカメラで写真を撮ったものでOK)を用意し、ページのガイダンスに沿って運転免許証の表面と裏面をそれぞれのファイルをアップロードし、ページの下に「本人確認書の申請をする」をタップします。
6.電話認証
基本情報で入力したスマホの電話番号が自動で表示されますので、「送信」をタップします。
SNSが届く
スマホにSNSが届きます。
電話番号認証コード登録
電話番号認証のページに飛びますので、「電話番号認証コード登録はこちら」をタップします。
認証コード入力
認証コードの登録画面に変わるので、スマホへSNSで届いた6桁の認証コードを入力し、「登録」をタップすると完了です。
7.郵送確認
郵送確認は、早ければ7~10日程度、遅い場合は2~3週間程度で簡易書留ハガキが届くので、圧着を開封し中に記載のある「本人確認コード」をザイフの個人アカウントの「郵送確認」のページに入力、認証することですべて完了となります。
ビットフライヤーとコインチェックは簡易書留のハガキを受け取るだけで認証が完了するのですが、ザイフの場合は、本人確認コードを個人アカウントのページに入力しないと認証完了とはなりません。
再発行はできますが、さらに2~3週間程度の時間が必要となります。
>>zaif公式ページ
zaif(ザイフ)の取り扱い通貨と特徴
ザイフでの取り扱いメジャー通貨は下記の5種類で、コインチェックと比べるとアルトコインのラインナップが弱い印象があります。
- ビットコイン
- ネム
- モナーコイン
- ビットコインキャッシュ
- イーサリアム
国内仮想通貨取引所ザイフは、他の取引所にはない様々な特徴がありますが、中でも、
- 日本発のICO(イニシャル・コイン・オファリング:新規仮想通貨公開、株でいうところの未公開株の新規上場のイメージです)プラットフォームCOMSAの展開
- 4つから選べる仮想通貨投資法(簡単売買・仮想通貨版信用取引・仮想通貨版先物取引・zaifコイン積立)
- ハードウォレットの販売
の3つが挙げられます。
日本発のICO
ICOというと海外でのダマシ案件や詐欺案件などネガティブなイメージがありますが、2017年12月にCMSトークンがザイフに上場し、実際に株式会社Looop、株式会社クリプトマイニングジャパン、株式会社メタップスのタイムバンクの3つのICO案件を発表しました。
実際に発行前の5%オフや5%プレミア(価格上乗せ)といったトークンセールや事前発行権利を得て、新規仮想通貨発行時に数百倍の売却益を得ることができたという事例も多くありますので、大手国内仮想通貨取引所のザイフでICOのトークンセールに参加することができれば、より安心感を持ちつつICOにトライすることができます。
板取引と簡単売買が可能
仮想通貨投資とは基本的に日本円で買いたい仮想通貨を買って(両替して)、その仮想通貨の価格が上がったところで売って日本円を買い戻すことで利益確定を行い、売却益を得るということが基本です。(当然、買った仮想通貨の価格が下がれば損失を出すことになります)
ザイフではこのような基本売買をユーザー間でできる「取引所」(ザイフの取扱い通貨全て)とザイフが直接ビットコインとモナコインを販売しており簡単に購入できる「簡単売買」の2種類があります。
トレード(信用取引)
このような現物取引の他に、トレード(信用取引)があり、日本円・ビットコイン・ネム・モナーコインを担保として預入れることでレバレッジを利用し最大担保価格の7.77倍の取引が可能となり、日本円で13万円の預入金で100万円までの信用取引ができます。
また、ザイフは顧客の安全確保に力を入れており、日本株の信用取引と異なり証拠金の追加担保請求(いわゆる追証)がないため、口座残高の範囲内で比較的安心して取引ができます(とはいえ損失を出した場合、最大7.77倍のレバレッジが効いているため、最悪口座内の残高がすべてなくなってしまうリスクはあります)。
日本株で信用取引をやったことのある方ならご存知かと思いますが、このザイフのトレードに関しても株の信用取引と同様に「売り」から取引を始めることが可能となるので、仮想通貨の価格が下落している時でも利益を狙うことができます。
2017年12月にビットコインが日本円で1BTC=210万円の高値を付けて下落をはじめ2018年2月初めに1BTC=64万円まで暴落しましたが、通常の取引だとただ見ているだけしかできませんが、ザイフのトレード(信用)だとこのような下落時でも利益を狙っていくことが可能です。
先物取引
また、ビットコインAirFXという先物取引があり、前述したトレードと同様にザイフ取り扱い通貨全てで可能で、買いだけでなく売りから取引を始めることが可能、最大レバレッジ25倍までかけることができ、大きな損失が出た場合でも証拠金を超えて口座残高から徴収されることがないという特徴があります。
ビットコインAirFXは先物取引に近いのですが、日経先物のような期限到来による強制決済がなく(例えば、期限到来が2月9日までであれば、2月9日の取引終了時間までに決済・ポジション解消を行わなければいけません。取引終了時間を過ぎてポジションを保有している場合、強制決済となる)ビットコイン現物価格に近い価格推移で取引ができるのも特徴の一つです。
いずれにしても、トレードとビットコインAirFXはレバレッジ取引ですので、想定以上の損失が出る可能性があります。
初心者の方は現物取引から、どうしてもレバレッジ取引や売りから入れる取引をしたい場合は、本当に少額の証拠金による取引での練習を強くおすすめします。
リスクヘッジに最適なzaifコイン積立
また、ザイフでは、zaifコイン積立という仮想通貨の積立があり、前述した信用取引や先物取引のようなリスクは取りたくないし現物取引もなんかめんどくさそうだという方、あるいは仮想通貨の将来性はかなり高いので、毎月積立をしたいという方にはぴったりです。
zaifコイン積立は、なんと1,000円/月から積立ができ(手数料:2,000円以下は一律100円/月、5万円以上は1.5%/月)、手続きを行うと毎月27日に自分が指定した銀行から指定した積立金額の日本円が引き落とされ自動で自分が選択した仮想通貨を購入してくれます。
この積立の良いところは、あくまで定額の日本円で好きな仮想通貨を毎月購入するということですから、仮想通貨が値を下げたところでは単価が安いため多く買うことができ、値が高いところでは単価が高いため少量しか買えないため、中長期で見ると仮想通貨購入の平均単価を上げることが可能です。
ただし、あくまで定額の積立であるため、その仕組み上前述した信用取引・先物取引と比べるとローリスクである反面、ローリターン(利益が少ない・上がりにくい)というデメリットもあります。
ハードウォレットの販売
ザイフではLedger Nano / Nano Sというハードウォレット(USBメモリーのような形でPCのUSB端子に刺して使うもの)を販売しています(購入先はAmazon)。
先日、コインチェックの不正流失事件が発生し大きな話題となりましたが、やはり仮想通貨投資を行っていく上で、手持ちの仮想通貨の保存は投資家個人でLedger Nano / Nano Sのようなハードウォレットで保存し自己防衛を行っておくことが基本となります。
セキュリティを売りとしているザイフだけあって、比較的安価な(4,500円/台)ハードウォレットの販売も行っていることは好感が持て安心できますね。
関連記事:Ledger nano(レジャーナノ)Sを購入したので設定方法や使い方をまとめました!
まとめ
国内大手仮想通貨取引所はビットフライヤー・コインチェック・ザイフの3つと言われていますが、株式の証券取引所と比べるとどうしても歴史が浅い分法規制もまだまだこれからですし、この3つの大手仮想通貨取引所でさえ、時折、システムのバグで取引が停止してしまう、自分のアカウントにアクセスできない時間が発生するなど、まだまだ不安定なところがあります。
仮想通貨投資を行うと決めたら、まずは口座開設ですが、できればこの3つの口座は同時に開設しておきたいところです。
投資がある程度上手くいくようになり、資産が増えたらリスクヘッジとして仮想通貨投資で上げた資産を3つの口座へ分散して投資を行うなどの自己防衛が必要です。
前述したハードウォレットの活用も必須となります。