日産カードはどんな人がもつべき?メリットデメリットまとめ
年会費 | 初年度無料 (2年目以降1,250円) | 還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
電子 マネー | – | ポイント | 日産ポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- 24時間年中無休の日産カードスーパーレスキューコールがある
- 海外主要都市に会員専用の海外アシスタンスデスク(日本語)がある
- 日産レンタカー・出光SSでのガソリン代割引あり
日産カードとは
永ちゃんこと矢沢永吉さんがCMに登場することで話題となった日産自動車ですが、その日産グループの金融・サービス会社である株式会社日産フィナンシャルサービスが発行しているクレジットカードが日産カードで、名前から想像がつくと思いますが、日産車のオーナーが日産カードを持つことによりカーライフがさらにお得になるカードです。
最近では日産といえばリーフなどの電気自動車のイメージが強いですが、日産の電気自動車を所有するオーナーには、実はこの日産カードが必須となるお得な充電プログラム(詳しくは後述します)があり、かなり人気となっています。
日産カードの還元率、ポイントについて
日産カードは4種類ありそれぞれ特典サービスが少し異なっていますので、わかりやすく4種類の日産カードの違いを一覧表にまとめました。
基本的には、もっともベーシックな日産カード(VISA・MASTER)がおすすめです。
カード名称 | 日産カード | NISMO CARD | ||
---|---|---|---|---|
ハウスカード (クレジット機能なし) | Visa・MASTER | レギュラー | Club NISMO | |
Webからのカード入会申し込み | 不可 (日産販売店のみ) | 可 | ||
年会費 | 初年度年会費無料 2年目以降1,250円 | 4,250円 | ||
家族カード | × | 初年度年会費無料 2年目以降400円 | ||
ETCカード | × | 年会費無料 | ||
日産ポイント | 1,000円で5ポイント | |||
(ポイント還元率) | 0.5% | |||
日産にて5%オフ特典 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
出光でガソリン1%オフ特典 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
日産レンタカー基本料金15%オフ特典 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
スーパーレスキューコール24サービス特典 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
SUPER GTチケット特別割引購入・NISMOフェスティバル無料招待など | × | × | × | 〇 |
※税抜き表示
日産カードには、ゴールドカードやプラチナカードといった上級カードがあるわけではありませんが、日産のモータースポーツブランド・NISMOの特典サービスが付帯したNISMO CARDという上位カードあることと、VISAなどの国際ブランドが付帯していないものの、全国の日産ディーラーなどではクレジットカードと同じように利用できる日産カード(ハウスカード)があることが特徴です。
また、カード利用金額1,000円ごとに5ポイントたまる日産ポイントの使い道ですが、キャッシュバック(日産で新車・中古車の購入費用に充てる最大3倍でのキャッシュバック特典あり)、ANAマイルへ交換、JALマイルへ交換、Web限定日産グッズへ交換があります。
さらに、他のクレジットカードと大きく異なる点がもう一つあり、入会資格の内容に「自動車を保有・使用されている方」という一文があります。
つまり、自動車を保有または使用していないと日産カードを持てないということです。
改めて日産カードの申込条件を以下にまとめます。
- 20歳以上(学生不可)
- 安定した収入がある
- 自動車を保有または使用している
ところで、「自動車の保有・使用の有無なんてどうやって確認を取るの?」と疑問に思う方が多いと思いますが、このあたりは、さすが大手自動車メーカーのグループ会社が発行するクレジットカードだけあって、入会申込時に入会申込書(Webからの申し込みであれば入会申込Webページ)に氏名・住所・生年月日・年収・勤務先などの他に所有している自動車の車検証に記載してある「初年度登録年月」や「車体番号」などを記入しなくてはいけないようになっています。
次に、「保有・使用している自動車は、やはり日産車でなければ日産カードに入会できないのではないか?」と思う方が多いと思いますが、実はトヨタ車など他社の自動車を保有・使用していても日産カードに入会できるのです。
つまり、どのメーカーの車でも構わないけれど、車を持ってないと日産カードは持てませんよということですね。
数え切れないほどのクレジットカードが発行されていますが、その中でもかなりユニークなクレジットカードです。
それでは、具体的に日産カードのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
- 全国の日産販売会社での整備・部品代・物品の購入代が5%オフ
- ETCカード年会費無料
- 出光のガソリンスタンドで常に1%オフ
- 日産レンタカー基本料金が15%オフ
- 日産トラベルセンターにて海外・国内パッケージツアー3%オフ
- 全国提携施設の割引特典サービス(鴨川シーワールド・京急油壺マリンパークなど)
- おみやげお届けサービス(海外おみやげ品の場合は10%オフの特典あり)
- 海外アシスタントデスク(日本語対応、現地でのホテル・レストランの予約、チケットの手配、各種相談など)
- スーパーレスキューコース24(24時間年中無休、レッカー代・宿泊費用など最大総額53万円までの費用補償、ただし年度内1回のみの費用補償となる)
デメリット
- 2年目以降のカード年会費はどうやっても有料となる
- 入会申込から手元へカードが届くまで約1ヶ月もかかる
- 日産車のオーナー以外にはメリットがない
- 日産車のオーナーであっても車検や修理は最寄りの整備工場やモータース屋さんを利用するという方の場合、ほとんどメリットがない
- ポイント還元率が0.5%と低い
- ポイントの交換についても常に交換できるわけではなく、新車・中古車の購入時、車検・点検・修理・税込5,000円以上の部品の購入、レンタカー利用時などのタイミングのみ交換可能となり、新車・中古車の購入時以外のタイミングでマイルの交換を申請すると還元率が1/3(3日産ポイント=1マイル)となってしまう
日産ゼロ・エミッションサポートプログラム2(ZESP2)
前述したように、ここ数年、日産自動車といえばリーフをはじめとする電気自動車のイメージが強いですが、日産がリーフなどの電気自動車オーナー向けに作ったお得な充電プログラムが日産ゼロ・エミッションサポートプログラムで、さらにお得に使いやすく改定されたものが日産ゼロ・エミッションサポートプログラム2(ZESP2)です。
この日産ゼロ・エミッションサポートプログラム2(ZESP2)に加入すると、なんと税別2,000円/月で全国5,530基の急速充電器(うち日産販売店舗が1,760基)が使い放題となり、かなりお得に電気自動車を利用できるようになります。
これは一ヶ月に何回急速充電器を利用しても2,000円/月なので、毎月の走行距離が多い方ほどお得です。
通常のガソリン車やハイブリッド車を所有されている場合、一ヶ月に何回給油しても2,000円/月(税別)というイメージですので、本当に安くお得ですね。
また、自宅が一戸建てで、電気自動車の充電はほとんど自宅で行うという方のために、従量制プランである「つど課金プラン」(基本料金1,000円/月)の設定もあり、日本国内にある電気自動車急速充電器は15円/分、普通充電器は1.5円/分で利用できます。
日産ゼロ・エミッションサポートプログラム2(ZESP2)には、その他にも特典サービスがあり、
- ITサポート【専用ナビで充電スポットを案内、充電完了・エアコンONなどのメール通知、電気自動車専用スマホアプリ、オペレーターサービス、ただし、日産リーフSグレードおよびe-NV200(バン)には通信機能(TCU)の搭載がないため対象外】
- 日産レンタカー最大50%割引
- エマージェンシーサポート(出先での電気自動車のトラブルに24時間365日対応・日産カードの付帯サービス)
が付帯されています。
ただし、この日産ゼロ・エミッションサポートプログラム2(ZESP2)の支払いは、日産カードでの支払いが必須条件であるため、リーフなどの日産の電気自動車のオーナーには、日産カードが必須なのです。
まとめ
特にリーフなどの電気自動車へ買い替える場合は、この日産カードは必須なります。
今後、電気自動車がもっと普及すると思いますが、日産自動車には日産ゼロ・エミッションサポートプログラム2(ZESP2)という大変お得なシステムがあるので、毎月の走行距離が多い方には電気自動車の車両代の割高さを打ち消してくれる可能性が高くなります。
昨年2017年10月に新型リーフがフルモデルチェンジされ発売されたこともあり、電気自動車への乗り換えを検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
新型リーフを購入される際には、入会申込から手元にカードが届くまで約1ヶ月かかりますので、今回ご紹介した日産カードも忘れずに早めに申し込んでくださいね。