JREカードはビューカードと何が違う?メリット、デメリットまとめ

西園寺
こんにちは
クレジットカードについて日々勉強中の西園寺です。

新しいクレジットカード「JREカード」が2018年7月に新規発行開始となりましたね。

このJREカードとは、JR東日本が発行するクレジットカードでビューカードの一種なんです。
ビューカードは現在、

  • ビュー・スイカカード(プロパーカード)
  • 上位カードのビューゴールドプラスカード(上位カード)
  • ルミネカード(提携カード)
  • アトレビューSuicaカード(提携カード)
  • JALSuicaカード(提携カード)
  • ビックカメラSuicaカード(提携カード)

などがラインナップされています。

この中の、JR東日本が駅ビル・地域密着型カードとしている「アトレビューSuicaカード」に、

  • ペリエビューカード
  • weビュー・スイカカード
  • エスパルカード
  • フェザンカード

が統合されたカードが、JREカードなんです。

今回のJREカードへの統合により、JREカード1枚で、アトレ・アトレヴィ、テルミナ、ペリエ、エクセル、エスパル、フェザンでの利用がすべてポイント3倍となり、より一層ポイントが貯まりやすくなります。

JREカードの特徴

JREカードイメージ

年会費初年度無料
2年目以降477円(税抜)
還元率0.5%
電子
マネー
ポイントJREポイント

即日
発行
年会費
無料
マイルが
貯まる
ラウンジ
利用可
Apple Pay旅行
保険
  • Suicaチャージでポイント還元率1.5%
  • 今だけ最大6,000円分のポイントをGETできるチャンス
  • さらに駅ビルなどのJREカード優待店で利用すると、ポイント還元率3.5%

カードの種類は、

  • 一般カード(国際ブランドVISAのみ)
  • Suica一体型カード(国際ブランドVISA・JCB・MASTER)
  • Suica定期券一体型カード(国際ブランドVISAのみ)

の3種類、計5枚から選べ、いずれも年会費初年度無料、2年目以降は477円(税別)です。

その他の特徴は、

  • JREカード優待店では特典として別途100円につき3ポイント貯まるので、JREカード優待店でのポイント還元率は3.5%(カードの提示3.0%+カード決済0.5%)
  • JREポイント加盟店でのポイント還元率は1.5%(カードの提示1.0%+カード決済0.5%)
  • 家族カード設定なし
  • ETCカード年会費477円(税別)
  • 1,000円のカード利用につき5JREポイントが貯まる(ポイント還元率は0.5%)
  • ポイントの有効期限はポイントの変動(貯める・利用する)から2年間
  • VIEWプラス対象商品(乗車券・特急券・回数券・特別企画乗車券・えきネット経由のライナー券予約・定期券・Suica定期券・Suicaカード・ビューカードからのSuicaチャージ・オートチャージ・モバイルSuicaチャージ)カード決済時はポイント3倍の1.5%
  • 電子マネーの対応は、モバイルSuica(オートチャージ可、モバイルSuica年会費税別953円を当面無料となる特典あり)・ApplePay(予定)
  • 海外旅行傷害保険最高500万円(自動付帯)、国内旅行傷害保険最高1,000万円(利用付帯)の旅行傷害保険が付帯

既存のビュー・スイカカードとアトレビューSuicaカードなど提携クレジットカードのいいとこ取りをしたのがJREカードです。

JREカードのメリット

✓JREカードのここがすごい
  • JREカード優待店でのポイント還元率は3.5%
  • JREポイント加盟店でもポイント還元率は1.5%
  • Suicaチャージはポイント還元率3倍の1.5%

>>JREカードの申込みページに進む

  • JREカード優待店でのポイント還元率は3.5%(カードの提示3.0%+カード決済0.5%)
  • JREポイント加盟店でもポイント還元率は1.5%(カードの提示1.0%+カード決済0.5%)
  • VIEWプラス対象商品(乗車券・特急券・回数券・特別企画乗車券・えきネット経由のライナー券予約・定期券・Suica定期券・Suicaカード・ビューカードからのSuicaチャージ・オートチャージ・モバイルSuicaチャージ)はポイント還元率(0.5%)3倍の1.5%
  • 定期券一体型クレジットカードが選べる
  • ポイントの有効期限が長い(ポイントの変動から2年間なので使う限りは実質無期限)
  • Suicaのオートチャージ設定可
  • モバイルSuicaの年会費が当面無料
  • 東海道・山陽新幹線がお得となるエクスプレス予約にも加入できる(別途エクスプレス予約の年会費税別1,000円が必要)
  • ApplePayのSuicaへのJREカードの紐づけ+オートチャージ設定可となり人気のiPhone(iPhone7/7plus以降)との相性は抜群
  • 既存のアトレビューSuicaカード、ペリエビューカード、weビュー・スイカカード、エスパルカード、フェザンカードは順次JREカードへ自動切換え、ポイント優待サービスも既存カードのままであってもJREカードと同じ優待となる

JREカードのデメリット

JREカードとビューカードの違い、比較

  • ビューサンクスボーナスがない
  • 家族カードが作れない

ビューサンクスボーナス:ビューカード
JREカードに対するビュー・スイカカードのメリットは、家族カードが発行可である点とビューサンクスボーナスのボーナスポイント制度です。
この2つがいらないのであれば、JREカードを選んでも問題ないでしょう。

年会費 477円(税抜き) 還元率 0.5

その他の考えられるデメリットは以下です。

  • 年会費が2年目以降は必ず有料(年会費無料にこだわる場合はビックカメラSuicaカードがおすすめ)
  • 家族カードの設定がない(ただし、同一住所在住・同姓の会員同士JREポイントの統合は可)
  • ETCカードの年会費が初年度から有料
  • 旅行傷害保険が弱い(年会費無料で旅行傷害保険に強いカードはエポスカード
  • ポイントが貯まるのはカード利用金額1,000円単位(999円以下が切り捨てとなる)
  • JREカードの優待店・加盟店ともにJR東日本管轄内の首都圏・仙台・新潟エリアにしかないため、西日本在住の方などはJREカードの優待を受ける機会が少なくなりメリットが少なくなる
  • JREカードにて、楽天Edy・nanaco・SMART ICOCA、国際ブランド搭載プリペイドカード等へのチャージは可能であるがポイント付与対象外
  • カード限度額の設定が10~80万円と低くメインカードとして使いづらい

JREポイントとは?Suicaポイントとの違いは?

JR東日本の新しいクレジットカードJREカードで貯まるポイントはJREポイントとお伝えしましたが、このJREポイントはもともとビューサンクスポイントと呼ばれていたポイントが変更となったものです。

JR東日本の各種ポイントに関しては、以前は「ビューサンクスポイント」と「Suicaポイント」の2種類が存在しており、非常に紛らわしい状態でした。

ビューサンクスポイント

ビュー・カード(クレジットカード)を決済した金額によって貯まるポイントです。
2018年6月にJRE POINTに変更となりました。

Suicaポイント

Suicaカード、モバイルSuica、ビューカードを持っている人が、「Suicaポイントクラブ」に事前にWeb上で登録してSuicaポイント加盟店で買い物をすると貯まっていくポイントです。
※還元率0.5~1.0%(還元率は店舗によって異なります)

Suicaポイントは、PASMOの乗車ポイントのように電車の利用では貯まりません。
貯めたSuicaポイントは、Suicaチャージ、Tポイント・WAONへの交換に使うことができます。

Suicaポイントも2017年11月で終了しました。

JREポイント

上記2種類のポイントを一本化したものです。

クレジットカードにおいてもJREカードという新しいクレジットカードを発行することで、より明快でわかりやすくお得となる利用場面を増やすことで、JR東日本の列車をはじめとする各種サービスをより多く使ってもらおうというJR東日本の意図がうかがえますね。

前述した既存クレジットカードからJREカードへの移行処置と同様に、SuicaポイントからJREポイントへの移行に関しても、非常に良心的な移行処置が2017年12月から行われました。

JREポイントの使い道

  • JREポイント優待店・加盟店にて1ポイント=1円で買い物時の値引きとして利用
  • Suicaチャージ(1ポイント=1円)
  • Suicaグリーン券へ交換
  • JREポイントWebサイトで各種商品へ交換(ミネラルウォーター・ジュース・鉄道博物館入館引換券など)
  • JREモール(JR東日本のネットショッピングモール)で1ポイント=1円として使う(期間限定ポイントの利用は不可)

となっています。

Suicaポイントの時とくらべて、TポイントとWAONへの交換がなくなったのが残念なポイントですが、クレジットカードの利用で貯まるポイントとポイントカードのポイントが統一となり、とてもわかりやすくなりましたし、貯めたポイントの使い道や利用シーンも大幅に増えていて使い道に困ることはないですね。

JREカードのポイント特典

  1. JREカード優待店でのカード提示で、カード利用額100円につき3JREポイント獲得
  2. カード決済時に0.5%のJREポイント獲得

なんと計3.5%ものポイントを獲得することができます(ただし、カード決済分の0.5%はカード利用金額税込1,000円につき5ポイント)。

JREカードへの統合のタイミングや、既存カード会員向けの移行処置はどうすればいいの?と心配になりますが

  • アトレビューSuicaカード
  • ペリエビューカード
  • weビュー・スイカカード
  • エスパルカード
  • フェザンカード

の有効期限が、2018年8月のカードから更新時に順次JREカードへ自動切換えとなります。
また既存カード会員の方も、2018年7月2日よりJREカード優待店でのポイント3倍の特典を受けることができるため、本当に良心的な移行処置だといえますね。

ただし、

  • ビュー・Suicaカード
  • ビュー・Suicaリボカード
  • ビューゴールドプラスカード
  • 大人の休日倶楽部ジパングカード
  • 大人の休日倶楽部ミドルカード
  • ルミネカード
  • JALカードSuica
  • ビックカメラSuicaカード
  • ジェクサービュー・Suicaカード

の9種類のクレジットカードに関しては、

  • 「2018年8月以降に新規発行、更新または再発行したカード」にはJREポイントカードの機能が搭載され、JREカード優待店でのカード提示でカード利用100円につき1ポイントもらえる
  • 「2018年7月末までに発行されたカード」に関しては、JREポイントカードの機能が非搭載となるため、カード提示でJREポイントがもらえる特典が利用できない

アトレビューSuicaカードなどの前述したカード群と対応が異なります。

しかし、「2018年7月末までに発行されたカード」に関しては、JREポイントカードを申込みクレジットカードとは別にJREポイントカードを提示することで100円につき1ポイントもらえるようになります。

また、いずれの場合もJREカード優待店での利用時は、JREカードと異なり、JREポイントカードの提示で1.0%(税別100円につき1ポイント)とカード決済時0.5%(カード利用金額1,000円で5ポイント)の計1.5%しか獲得できません。

まとめ

JREカードは、既存のビュー・スイカカードなどのプロパーのビューカードとアトレビューSuicaカードなどの駅ビル・地域密着型カードのいいとこ取りをしたクレジットカードで、これまでのデメリットを解消した最強のビューカードです。

とはいえ、家族カードの設定がないなどの欠点もまだ残っていますが、異なるクレジットカードで貯めたJREポイントを同じ住所で同姓の会員同士であればポイントの統合可能ですので、そこまでのデメリットではないといえますね。

 



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