イオンゴールドカードセレクトのメリットデメリットまとめ
クレジットカード研究家の西園寺です。
普段、イオンをよく利用する方であれば、イオンカード(クレジットカード)を持っている方も多いと思います。
そのイオンカードとイオン銀行のキャッシュカードが一体化したカードが、「イオンカードセレクトカード」です。
イオンカードのサービスはそのままで、イオン銀行の特典サービスが手厚いことから、数あるイオンカードの中からイオンカードセレクトを選ぶ人が多いんですよ。
そして、そのイオンカードセレクトのワンランク上のカードが、イオンゴールドカードセレクトです。
イオンのゴールドカードは、完全インビテーション制(招待制)なので、直接申込みをすることはできません。
しかし、多少苦労をしてでも入手する価値があるほどお得なカードなんです。
なんと年会費が無料で、空港ラウンジサービス、イオンラウンジサービス、各種保険が付いてきます。
イオンの店舗をよく利用する方にはもちろんオススメですが、年会費無料でゴールドカードを持てるわけですから、すべての方にオススメできるカードです。
この記事に書いてあること
イオンゴールドカードセレクトとは
年会費 | 無料 | 還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
電子 マネー | WAON | ポイント | ときめきポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- イオン銀行クレジットカードと一体になったカード
- イオンラウンジを無料で利用できる
- イオン銀行の普通預金金利が最高0.15%になる
イオンゴールドカードの基本概要は一般カードと同じです。
- 年会費:無料
- 家族カード年会費:無料
- ETCカード年会費:無料
- 貯まるポイント:ときめきポイント
- ポイント還元率:0.5%
※200円で1ポイント - 国際ブランド:VISA・MASTER・JCB
※ミッキーマウスデザインはJCBのみ - 電子マネーの対応:WAON・iD・Apple Pay
ポイント還元率が0.5%と低いのが難点ですが、イオングループの店舗での利用は常にポイント2倍となるので、還元率は1.0%です。
また、イオンカードもイオングループ店舗での特典サービスがあります。
- 毎月20・30日の「お客様感謝デー」:5%オフ
- 毎月15日(55歳以上限定):5%オフ
- 毎月10日「ときめきWポイントデー」:イオングループ以外でのカード利用でもときめきポイントが2倍
ポイントの使い道でオススメなのは、WAONへのチャージです。
言い換えればそれ以外はあまりお得感がありません。
イオンゴールドカードセレクトの口コミ、評判はどうなの?
イオンカードで決済すると、「ときめきポイント」が貯まるので、イオンさんで買い物する場合の合計還元率は1.5%になりますよ。もちろん、毎月10日のポイント増量や、20日・30日の5%割引も受けられるほか、イオンカードを利用することで、会員限定のお得なパスポートも定期的に送られてきます。
— 市川 保 (@ichitamo) 2019年2月12日
私は個人的にお勧めです。ウチは私と妻と2人ともイオンセレクト持ってます。簡単に無料ゴールドに出来ますからね。
— 多次郎丸@2018JGP達成&2017SFC取得 (@tajiromaru1) 2018年10月9日
年会費無料のゴールドカード、イオンゴールドセレクト修行中。
年100万のカード使用は難しいので、先月600万の定期預金作ってみた。
はたしてネット情報のとおりインビテーションが来るのか??— 田所しのぶ (@granblujohn) 2018年8月5日
買い物ついでのイオンラウンジ。
最近は株主はもちろん、ゴールドカード(セレクトクラブ含む)所有者の増加で、待たないと入れません。特に土日祝はひどいですね。 pic.twitter.com/l08km6bjXE— コッペさんち (@coppesanchi) 2018年11月18日
だからとっても人気なのよ。
イオンゴールドセレクトカードのメリット
- 年会費無料のゴールドカード
- イオン銀行Myステージに40点加算される
- イオンラウンジ・空港ラウンジが使える
- 海外旅行傷害保険が最大5,000万円
ゴールドカードなのに年会費無料
イオンゴールドカードセレクトを持つには、まずイオンカードセレクトを申込み、招待(インビテーション)がくるのを待つという方法しかありません。
つまり、いきなりイオンゴールドカードセレクトに申し込むことはできないんです。
イオンカードセレクトのお得意様に年会費無料のままで特典がたくさんあるカードをプレゼント!ということですね。
では、この招待を受けるにはどうしたらよいのでしょうか?
イオンカードの公式ホームページには、イオンカードセレクトを年間利用金額100万円以上でインビテーション発行と明記してありますが、この他にもインビテーション発行の条件があるようです。
- イオンカードでイオンの店舗のみで年間60万円以上利用
- イオンカードの通算利用金額500万円以上
- イオン銀行に定期預金500万円以上
- イオン銀行に定期預金100万円以上を1年以上継続
- イオン銀行で投資信託を100万円以上購入
- イオン銀行の住宅ローン契約
- イオン銀行の個人年金保険を契約
イオンゴールドカードセレクトの取得を目指すにあたり、「1年間も待っていられないよ」という方もいらっしゃるでしょう。
そんな方におすすめしたいのが、「イオン銀行に定期預金500万円以上」です。
500万円の定期預金をイオン銀行に預け入れてから、約3ヶ月後にインビテーションが発行されたという事例がWEB上で散見されます。
1年間かかるものがたったの3ヶ月に短縮できるという大きなメリットがある一方、や500万円の定期預金の預入というのはハードルが高いですよね。
イオンゴールドカードセレクトのインビテーション獲得の正攻法は、イオンカードセレクトを1年間メインカードとして地道に使っていくことでしょう。
水道光熱費、スマホ代、各種保険代、NHK受信料など必ず毎月払う固定費をすべてイオンカードで支払えば、年間100万円という数字もみえてくるのではないでしょうか。
イオン銀行Myステージのポイントアップ
イオンゴールドカードセレクトを持っていると、イオン銀行Myステージに40点加算されます。
イオンカードセレクトだと10点しか加算されないので、プラス30点は大きいです。
イオン銀行Myステージとは
イオン銀行のMyステージのシステムは、イオン銀行スコアという点数の合計点数により、イオン銀行の特典サービスが手厚くなっていくというものです。
ステージ特典と必要なイオン銀行スコア
ステージ | ブロンズ | シルバー | ゴールド | プラチナ | |
---|---|---|---|---|---|
必要なイオン銀行スコア | 20点以上 | 50点以上 | 100点以上 | 150点以上 | |
普通預金金利 (年利・税引前) | 0.03% | 0.05% | 0.10% | 0.15% | |
手数料 無料回数 (月) | 他行ATM入出金 | 1回 | 2回 | 3回 | 5回 |
他行宛て振込 | 0回 | 1回 | 3回 | 5回 |
※普通預金金利は2019年4月1日以降上記のとおり変更になります(2019年2月10日現在)
イオンセレクトゴールドカードを持っていれば、それだけで40点あります。
また、毎月カードを1円でも利用していれば10点、WAONを月に1円でも使えば10点、便利なインターネットバンキングに登録(無料)しておくだけで30点入るので、比較的簡単にシルバー・ゴールドステージに上がることが可能です。
プラチナステージで普通預金金利が0.15%(他銀行の多くは0.001%なのでなんと150倍!)になるので、プラチナステージを目指したいですね。
イオンラウンジ・空港ラウンジが利用できる
イオンモールなどにあるイオンラウンジは、ゴールドカード会員や株主カードを持っている方が利用できるスペースです。
ドリンクやお菓子が無料で、雑誌などが置かれています。
また、以前は羽田空港のラウンジしか利用できなかったのですが、2019年4月から、
- 羽田空港
- 成田空港
- 新千歳空港
- 伊丹空港
- 福岡空港
- 那覇空港
の指定ラウンジを利用できるようになりました。
海外旅行傷害保険が最大5,000万円
年会費無料のクレジットカードであるにも関わらず、海外旅行傷害保険が付いています。
ただし、2019年3月末までは最高3,000万円が自動付帯でしたが、2019年4月より最高5,000万円と支払い限度額は上がりました。
ですが、こちら利用付帯となりました。
イオンゴールドカードセレクトのデメリット
- ポイント還元率が0.5%と低い
- 2019年4月1日の改悪
- 意外と持っている人が多くステータス感はない
ポイント還元率が低い
ポイント還元率1.0%のクレジットカードも多い中、0.5%はちょっといただけません。
とはいえ、ゴールドカードになってしまえば持っているだけで貰える特典も多いので、通常カードを申込んでから最初の1年間は100万円以上利用してゴールドカードを目指すのがオススメです。
海外旅行傷害保険・普通預金金利の改悪
利用できる空港ラウンジが増えたものの、今まで自動付帯だった海外旅行傷害保険が利用付帯となってしまいました。
全体的に金額は上がったのですが、
- 傷害による死亡・後遺傷害:最高3,000万円⇒5,000万円
- 傷害による治療費用:最高200万円⇒300万円
- 疾病による治療費用:最高100万円⇒300万円
- 携行品損害:最高30万円⇒変更なし
- 賠償責任:最高3,000万円⇒変更なし
- 救援者費用など:最高100万円⇒200万円
旅行代金を、0.5%の還元率しかないイオンゴールドセレクトカードで支払わないといけません。
また、イオン銀行のMyステージの普通預金金利が変更になりました。
とはいえ、ゴールドランクを保持している人には変更ありませんし、プラチナランクの方であればむしろ金利が上がっています。
やはりここはプラチナランクを目指すべきですね。
誰でも持てるゴールドカード
イオンゴールドセレクトカードは、年会費無料であるにも関わらず特典が多いことで数年前からかなり人気となっています。
そのため、「ゴールドカード」ではあるものの、持っている人が多くステータス感はありません。
また、無料で利用できるイオンラウンジも、土日は混雑していることが多く、最近では利用できないことも増えてきました。
さらに、無料でいただけるお菓子なども年々減ってきています。
関連記事:ゴールドカード年会費のコスパ比較まとめ
まとめ
イオンセレクトゴールドカードには、イオン系列での買い物だけでなく、イオン銀行での優遇もあり、さらに、ラウンジや旅行傷害保険など、年会費無料とは思えないほどの特典サービスが付帯しています。
ポイント還元率が0.5%と低い点が大きなデメリットですが、ゴールドカードを取得した後は、メインカードをポイント還元率が高いクレジットカードや自分の好きなカードに戻し、イオン系列でのみイオンカードを使うというやり方もできます。
イオンセレクトゴールドカードは、イオンをときどきしか利用しない人にもオススメのカードです。
あなたもゴールドカードのインビテーションを手に入れてみませんか?
年会費 | 無料 | 還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
電子 マネー | WAON | ポイント | ときめきポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- イオン銀行クレジットカードと一体になったカード
- イオンラウンジを無料で利用できる
- イオン銀行の普通預金金利が最高0.15%になる