NTTグループカードゴールドのメリットデメリットまとめ
年会費 | 5,000円(税抜) | 還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
電子 マネー | – | ポイント | おまとめキャッシュバックコースorポイント・プレゼントコース |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- 年間100万円以上のカード利用で翌年度年会費無料
- おまとめキャッシュバックコースならポイント還元率0%~1.5%
- 債務免除制度あり
この記事に書いてあること
NTTグループカードゴールドがおすすめな人
NTTの光回線や固定電話、NTTドコモの携帯電話・スマホなどNTTグループの通話・通信サービスを利用している人にオススメのクレジットカードが、NTTグループカードです。
今回ご紹介するのは、その上位カード「NTTグループカードゴールド」です。
まず、NTTグループカードゴールドがお得となるNTTグループの通信サービスをみてみましょう。
- NTT東日本、NTT西日本(固定電話・光回線・光電話など)
- NTTコミュニケーションズ(県間・国際通話などの利用料金)
- NTTドコモ(携帯電話・スマホ料金)
- OCN(プロバイダー料金など)
- WAKWAK(プロバイダー料金など)
- plala(プロバイダー料金など)
- ひかりTV(ひかりTV利用代金など)
- @nifty(プロバイダー料金など)
- BIGLOBE(プロバイダー料金など)
- NTTファイナンスのおまとめ請求(携帯電話・スマホ、インターネット回線サービス、固定電話などをまとめた請求)
詳細は後述しますが、上記の各種サービスと、1ヶ月のクレジットカード利用代金を合わせてキャッシュバック料率が決まる「キャッシュバックシステム」があるため、NTTグループのサービスを利用している方に、お得となるクレジットカードなのです。
NTTグループカードゴールドのメリットとデメリット
メリット
- ゴールドカードなのに年会費が安い(税別5,000円)
- 年間100万円以上のカード利用で翌年度年会費無料となる
- NTTグループの通話・通信サービスを月間15,000円以上利用するだけで、キャッシュバックの1番目の条件の最高ランクとなる(詳細は後述)
- 全国にある出光のガソリンスタンドで給油がお得
- 付帯保険の補償が手厚く、家族特約もある
- 債務免除制度がある(他のゴールドカードにはあまりない補償)
デメリット
- NTTグループの通話・通信サービスをまったく利用していない人には、メリットがほとんどない
- ポイントシステムが複雑でわかりにくい
- ポイント・プレゼントコースもポイント還元率(約0.5%)もお得ではない
- 共通ポイント(TポイントやPontaポイントなど)を貯めたい人にはメリットがない
- ANA・JALマイルを貯めたい人にはお得ではない
ドコモで最新のiPhoneを使っている人は、NTTグループカードゴールドよりも年間10万円までの端末保証があるdカードゴールドのほうがお得となります。
※iPhoneXのドコモ版Apple care+for iPhoneは、税別950円×24回の税別22,800円
年会費、還元率、ポイント
NTTグループカードゴールドの年会費などの基本概要は、以下の通りです。
- 年会費:5,000円(税別)
※年間100万円以上の利用で翌年度無料 - 家族カード:初年度年会費無料・2年目以降年会費1,500円(税別)
※年間150万円以上の利用(親カードと家族カードの合算)で家族カード1枚目のみ翌年度無料 - ETCカード:年会費無料・発行手数料無料
- 国際ブランド:VISA・MASTER
- 海外旅行傷害保険最高:最大5,000万円(自動付帯・家族特約あり)
- 国内旅行傷害保険:最高5,000万円(利用付帯)
- ショッピング補償保険:年間最大300万円(90日以内、自己負担額1事故1万円)
- ポイント:おまとめキャッシュバックコース(ポイント還元率0%~1.5%)かポイント・プレゼントコース(ポイント還元率0.44%~0.66%)のいずれか選択
NTTグループカードゴールドのポイントシステムは、おまとめキャッシュバックコースかポイント・プレゼントコースを選択する必要があります。
おまとめキャッシュバックコース
まず、おまとめキャッシュバックコースは少々複雑ですが、以下の表をご覧ください。
上図のとおり、仮にある月のNTTグループの通信費の総額が0円だった場合、カード利用金額が最大クラスの60万円であったとしても、ポイント還元率0%、キャッシュバックは0円となってしまうのです。
ドコモのスマホを家族で利用しており、家族全員分の代金をまとめて支払っているなど、毎月NTTグループのサービスの利用が確実に15,000円以上ある人の場合に、初めてこのおまとめキャッシュバックコースでの大きなメリットが発生するわけです。
また、キャッシュバックを得るためには毎月最低2万円のカード利用金額が必須となります。
よって、NTTグループの通信費が毎月0円という人は、このおまとめキャッシュバックコースを選択してはダメですし、そもそもこのNTTグループカードゴールドを持つメリットほとんどありません。
カード会員以外でも、NTTグループカードの公式ホームページにて、おまとめキャッシュバックコースのシミュレーションが事前に計算できますので、気になる方は、カード申し込み前に具体的に計算してみると良いでしょう。
【参考:公式サイト】NTTグループカード・キャッシュバックシミュレーション
ポイント・プレゼントコース
ポイント・プレゼントコースは、カード利用金額に応じて貯めたポイントで各種景品や各種ギフト券、dポイント、ANA・JALマイルへ交換できるというものです。
こちらのポイントの算定方法も独特なので、詳しくは以下の図をご覧ください。
NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ、NTTファイナンスおまとめ請求のみカード利用金額200円につき2ポイント、その他のショッピング利用の場合、カード利用額1,000円につき10ポイント、5,000ポイント達成でボーナスポイント500ポイントという算定方法となっており、各種景品やポイント・マイルへ交換した際の価値から換算すると、ポイント還元率としては0.5%前後程度となります。
ポイントやマイルなど価値が明確にわかるもので具体的に説明すると、
- dポイントへ移行:5,000ポイント=3,000dポイント(ドコモ契約者のみ)
- ANAマイルへ移行:4,000ポイント=800ANAマイル
- JALマイルへ移行:4,000ポイント=800JALマイル
ということで、交換割合としてはNTTグループカードゴールドで貯めたポイントの20%程度まで落ちてしまうものがありますね。
よって、ポイントの使い道は、おまとめキャッシュバックコースの方がおすすめです。
出光キャッシュバックシステム
また、NTTグループカードゴールドは、全国にある出光のガソリンスタンドでお得な出光キャッシュバックシステムがあります。
具体的には、ガソリン代が2〜40円/L、軽油が1〜 20円/Lお得になるサービスで、割引の算定期間と内容は、毎月16日~翌月の15日の利用金額に応じて、次の期間(翌月16日~翌々月15日)のガソリン代・経由代が割引になるというものです(灯油は対象外)。
毎月の利用額による割引率
1,000円以上1万円未満 | 2万円の場合 | 5万円の場合 | 10万円の場合 | 20万円の場合 | |
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ハイオク・レギュラーガソリン | 2円/L | 4円/L | 10円/L | 20円/L | 40円/L |
軽油 | 1円/L | 2円/L | 5円/L | 10円/L | 20円/L |
つまり、1ヶ月に1,000円以上給油すれば、2円/L(経由は1円/L)を最低ラインの値引きとして割引してもらえるので、休みの日にしか車を運転しない方でも割引を受けることができお得ですね。
ちなみに、月間適用限度は、出光スーパーゼアス(ハイオク)100L、出光ゼアス(レギュラーガソリン)100L、出光軽油100Lの合計最大で300Lまでとなっています。
さらに、ネットショッピングの際に、NTTグループカード独自のポイントアップモール「倍増TOWN」を経由することで、ポイントが最大26倍貯まるという特典サービスもありますよ。
ノーマルカードとの違い
ここで、NTTグループカード(ノーマルカード)とNTTグループカードゴールド(ゴールドカード)の違いをまとめてみましょう。
一般カード | ゴールドカード | |
---|---|---|
年会費 | 1,200円(税別) ※WEB明細書利用で無料 | 5,000円(税別) ※年間100万円以上の利用で翌年度無料 |
家族カード | 無料 | 初年度無料 2年目以降:1,500円(税別) ※年間150万円以上の利用で1枚目のみ翌年度無料 |
ETCカード | 500円(税別) | 無料 |
国際ブランド | VISA・MASTER | |
海外旅行傷害保険 | なし | 最大5,000万円 (自動付帯・家族特約あり) |
国内旅行傷害保険 | なし | 最大5,000万円 (利用付帯) |
ショッピング補償保険 | 年間最大100万円 | 年間最大300万円 |
※ショッピング補償保険は90日以内、自己負担額1事故あたり1万円
上図のとおり、年間100万円以上カードを利用する方であれば、ゴールドカードであっても次年度年会費無料となりますので、入会審査の難易度の問題は別して、ノーマルカードよりも、いきなりゴールドカードを所有したほうが良いといえます。
また、ETCカードがゴールドカードの場合、無条件で初年度から無料となるのもメリットですね。
1年間にカードを最低150万円以上利用するという方だと、家族カード(1枚のみ)も翌年度年会費無料となる大変お得なゴールドカードです。
また、海外・国内旅行傷害保険の付帯がありますし、ショッピング補償保険の補償額がノーマルカードの3倍となります。
ゴールドカードの特典・サービス
次にゴールドカードだけにある特典サービスをまとめておきます。
- 海外・国内旅行傷害保険
- ショッピング補償保険の補償額3倍
- 空港ラウンジサービス※
- ハワイ・ホノルルラウンジ
- 海外アシスタンスサービス(海外旅行時の各種無料相談・お店の予約・緊急時サポート)
- 国際線手荷物宅配優待料金サービス
- クラブオフ(高級旅館最大90%オフなどの割引特典サービス)
- 債務免除制度(万一、会員本人が死亡した場合、次月の請求免除)
※利用できる空港ラウンジは、国内28空港、韓国・仁川国際空港、ハワイ・ダニエル・K・イノウエ空港(ただし、海外2空港はMASTERブランドのみ利用可、北九州空港はVISAのみ利用可)
まとめ
NTTグループの通話・通信サービスを利用しており、年間最低100万円はカードを利用するよという方には、オススメのクレジットカードです。
しかし、NTTグループのサービスを一切使っていない、他のポイントやマイルを貯めているという方には、ほとんどメリットがないので、おすすめできません。
クレジットカードの名称の通り、NTTグループの顧客向けに特化したクレジットカードとなっているのが一番の特徴です。
また、おまとめキャッシュバックコースを選択する場合、NTTグループのサービスを毎月15,000円利用すると、最低条件の1ヶ月のカード利用金額2万円であったとしても、キャッシュバック還元率1.13%となり、かなりお得となります。
1ヶ月のカード利用金額50万円で上限のキャッシュバック還元率1.5%となりますが、現実的なラインとして、1ヶ月のカード利用金額20万円の場合でもキャッシュバック還元率1.35%とかなりの高還元率です
NTTグループのサービスを利用している方には、ぜひ検討していただきたいクレジットカードです。