正社員になりたい!「正社員なれない」を打破する方法
働き方や企業について研究している芹沢です。
様々な働き方がある現在において、多くの労働者がこだわる「正社員」という働き方。
しかし正社員は、なりたいと思っても簡単にはなることができない上、特に転職から正社員を目指すとなると、さらにハードルが高くなることでしょう。
そこで、「正社員になれない人の特徴」や「正社員になるためのポイント」など、転職に役立つ情報をお伝えします。
この記事に書いてあること
そもそも正社員とは?
正社員とは、採用される際に就業期間が特に定められていない社員のことをいいます。
正社員は社会保険が整っており、厚生年金、健康保険に加入することもできます。
また、一定の期間雇用される契約社員やアルバイトなどを非正規社員と呼ばれるのに対し、正規社員とも呼ばれています。
正社員には転勤や関連企業への出向が発生することもあり、責任感が求められる役職に就き、重要な仕事も任されることもあるため、昇進・昇格の可能性も大きいです。
業務をやり遂げるには大変な苦労もありますが、その分達成感や充実感も得られやすいでしょう。
さらに人材育成のために、様々な研修やセミナーに参加できる制度を設けているところもあり、正社員の立場はスキルアップしやすい環境であるともいえます。
なぜ正社員になれないのか?
「正社員になりたい!」といっても、今の時代、簡単になることはできません。
その理由として、「正社員としての採用でなく非正規社員が増えていること」、「ITやAIといったテクノロジーの発達のため、自動化が進んだこと」などが考えられます。
今まで人の手で行なっていたことも機械で効率よく生産できるようになると、人件費よりも設備費の方がはるかに安く済ませることが可能です。
よって、会社はどんどん人件費を削減するようになり、結果的に正社員を雇うことが少なくなっていまうのです。
しかし、すべてが自動化されるわけではなく、人間の能力も必要なため正社員としての仕事がなくなる訳ではありません。
では次に、正社員になれない人の特徴をご紹介します。
正社員になれない人の3つの特徴
いくら正社員になることが難しいとはいえ、正社員になれる人・なれない人がいることは事実です。
もちろん学歴やこれまでの経歴、年齢という要素は大きいものの、それ以外の要素も大きく関わっています。
そこで、正社員になれない人の特徴をまとめてみました。
1.正社員の仕事を甘くみている
派遣社員やアルバイトなどの非正規社員で働いていると、仕事に対して甘く考えている人が多いようです。
正社員として働くのであれば、非正規社員と比べ仕事の質、量ともに大きくなり、責任を持って完遂させなければいけません。
甘い考えを持っている人は当然仕事の質が低かったり、すぐに仕事を辞めてしまうこともあります。
そうなると採用した側は困りますよね。
甘い考えを持っていると志望動機や自己アピールで見抜かれてしまうため、正社員として働いていく意思をしっかりと持つようにしましょう。
2.コミュニケーションが取れず、協調性が足りない
会社という組織で働くためには、大人数の集団で働くということであるため、コミュニケーション力が必要です。
しかし、面接の段階で会話が成り立たない人も珍しくありません。
もちろん職種によって求められるコミュニケーション力は違ってきますが、会社という集団組織で働くことは人と関わって行くことですから、コミュニケーションが取れずに自己中心的な行動ばかりとる人は採用されないでしょう。
周りと協力して信頼関係を上手く築かなければ正社員として仕事をやって行くのは厳しいため、コミュニケーション、協調性は正社員になるために最低限身につけなくてはいけない能力といえます。
3.ネガティブ思考で積極性がなく、覇気がない
会社が正社員に求めているものは、将来的に所属される部署の中心となっていくリーダー的存在です。
そのため、面接の段階で元気が無く、ネガティブなことばかり口に出してしまう人は積極性に欠け、「採用しても活躍してくれないのでは?」という印象を待たれてしまいます。
もし自分が採用する側だとして、どんな人と仕事をしたいかを考えると良いでしょう。
正社員になれると評判の転職エージェント一覧
格付 | 転職サイト名 | ここがすごい! | 求人を探す |
---|---|---|---|
doda | 大手求人が多数掲載されてる | >>詳細 | |
JAIC | 20代限定だが高い就職率に定評あり | >>詳細 | |
type転職エージェント | サポートが手厚い | >>詳細 |
正社員を目指したい方向け!
転職サイトをピックアップしました!
契約社員から正社員になれない理由
契約社員と一言で言っても、
- 期間契約社員
- 期間社員
- 有期間社員
- 期間従業員
- 臨時社員
- 準社員
- 派遣社員(登録型派遣)
- 期間工
などさまざまな契約体制があります。
それぞれ契約が違いますが、基本的に契約社員はアルバイトとは違い時給ではなく月給制(もしくは日給制)で、社会保険に加入できる場合が多いです。
また、契約社員は雇用期間が限られている場合もありますが、更新を希望すればとくに何もない限りいつまでも同じところで働ける場合もあります。
つまり、正社員とほぼ条件は変わらないんです!
雇用する側としては、「正社員よりも給料は少なく、いざとなったら簡単にクビを切りやすい契約社員のほうが扱いやすい」という理由から、正社員は基本新卒のみで、中途採用は契約社員しかとらない。という企業もあります。
そういう考え方の企業で、正社員と同じように、もしくはそれ以上に働いたとしても、あなたが正社員になれる可能性は限りなく低いです。
今までに契約社員から正社員になった人がいないような企業だと、正社員を目指すのは正直難しいと思ってください。
もし、正社員を目指すのであれば、正社員登用制度がある(前例がある)企業で働きましょう。
ただ、契約社員から正社員になった人がいる。などの前例がある場合や、半年様子をみたあと考える。などの具体的な提案があったは、あなたの努力次第で正社員になれる可能性があります。
正社員になるために必要な3つのポイント
では、正社員になるためにはどのようなポイントを押さえておいたほうがいいのかをご紹介します。
1.入社意欲やコミュニケーション能力をアピールする
正社員になる一番のポイントは、意欲とコミュニケーションです。
正社員になれない人の特徴でも触れましたが、入社意欲やコミュニケーション能力は会社で仕事をする上で欠かすことができない能力のため、重点的に対策するようにしましょう。
自分が入社してから何を成し遂げたいのか、また過去のエピソードに基づいた実際の話をし、面接官と会話をする感じで話すことを心がけましょう。
2.会社が求める資格の取得や必要なスキルの勉強をする
志望企業が決まっていれば、その企業がどんな人材を求めているのかを研究し、必要な資格があれば事前に取得しておきましょう。
また、資格取得までもいかなくても独学で勉強し、知識だけでも身につけておくと面接でアピールすることがでますし、さらに、入社後も勉強を続けると約束することで意欲を見せることができます。
3.志望企業の条件や理想を考え、選択肢を増やしておく
転職で志望企業を高望みしてしまい、ハードルが高い大手企業ばかり選んでしまっては正社員として採用されることは難しいでしょう。
もちろんどうしてもこの企業に入りたいという熱意があっても良いですが、もう一度自分の条件や理想を見つめ直し、たくさんの選択肢を持つことも必要です。
自分の中でどうしても譲れない条件の会社、さらにそこから少し条件を下げた会社と、選択肢を何通りも持ち、視野広げておくと正社員としての可能性が広がります。
正社員になるには転職エージェントを利用するのがベター
転職活動は面接の対策や履歴書の記入方法などたくさんの対策をこなさなければならない上に、対策をおこなったから必ず正社員になれるという訳でもありません。
そのため、正社員になるための可能性を少しでも高めるために、転職エージェントを利用するのも一つの手です。
登録は無料なので、済ませておくだけで正社員がグッと近づきます。
デメリットは、あなたの希望しない企業を紹介する担当者も存在することです。
この場合は、「こちらの希望と合ってないことをハッキリ言う」など必ず断りましょう。
それでも伝わらなければ、登録を解除するなどして対処するしかありません。
このような担当者と長く付き合うことで、ムダな時間を使わないようにしてくださいね。
転職エージェントを利用するメリット
1,あなたにあった求人を選んでくれる
職歴や希望条件から、あなたに最適な転職先を探してきてくれます。
あなたが希望する仕事を探してくれることはもちろん、あなたが自分では気付かなかった適職へ導いてくれる可能性もあります。
2,面倒な手続きはお任せ
転職エージェントは履歴書、職務経歴書、面接の日程調整などを行ってくれます。自分ではなかなか言いにくい給与交渉なども代行してくれることができるので、最適な条件での入社が可能です。
3,企業にあなたのことをプッシュしてくれる
人事担当者に人脈を持っているエージェントであれば、あなたのことをうまくプッシュしてくれるので、多くの応募者の中で埋もれることがありません。
ここからは、正社員になれる可能性の高い転職エージェントを紹介していきますね。
doda(デューダ)
国内最大手人材紹介会社の一角「パーソナルキャリア株式会社」が運用する全国展開の転職エージェントサービスdoda(デューダ)です。
dodaに信頼を置き、dodaのみに求人情報を出している企業も多く、一般には公開されていない求人を見たい人には、登録必須の転職サービスといえます。
さらに転職サイトと、転職エージェントとしての両方を担っているため、気になる求人情報の比較検討から面接の準備など、はじめから終わりまで全てサポートしてくれることも大きな特徴です。
JAIC(ジェイック)
就職支援サイトJAIC(ジェイック)です。
就職支援だけでなく、社員教育なども行っている会社なので、初めての正社員就職でも安心して任せることができます。
- 履歴書に不安がある(ずっとフリーターだった)
- やりたいことがわからない
- 何から始めたらいいのかわからない
そんな悩みも、JAICならしっかりサポートしてくれるんです。
JAICの就職成功率はなんと80.3%!
しかも、すべて正社員での採用です。
離職率が高い業界(投資用不動産、外食関係)などへの紹介はありません。
そのため、全国に1万社以上ある就職紹介会社のうち48社しか認定されていない、厚生労働省委託「職業紹介優良事業者」に認定されています。
もちろん登録は無料なのですが、ただ一つ条件があり…20代限定のサービスです。
type転職エージェント
こちらの転職サイトでも転職のプロによる無料カウンセリングが受けられるという心強い転職サイトです。
社名非公開で求人を出している企業も多くみられるサイトですが、こちらの転職サイトが他の転職サイトと一味違うところは、ウェブサイトのトップページに求人のある企業の名前をツラツラと書き連ねておらず、転職のプロのカウンセリングなどのサポートがしっかりありますよ、ということを一番にアピールしている点です。
つまり、求人を出している大手企業の名前を出して利用者を釣ろう、などとは考えておらず、自社のサポートサービスを一番にアピールしていることから、type転職エージェントの転職に対する意識の高さや自社サポートに対する自信などがそこから伺えるのです。
転職セミナーも無料で定期的に開催されているため、一度利用してみる価値は大いにあります。
私が利用するのであれば、type転職エージェントを一番に選びます。
やはりサポートが手厚そうなところが、フリーターからの正社員を目指すうえでは安心して就職活動ができそうに思うからです。
無料ですので一度転職アドバイザーに相談してみましょう。
DYM転職
20代第二新卒、既卒、フリーターなどの若い層向けの無料就職・転職サービスです。
そのため、企業も若年層の採用に積極的なところが多いため、「やる気」があれば採用したいと考えている企業が多いのが特徴です。
また、応募先の採用担当者と直接交渉ができているため、書類選考なしで面接に進むことができ、さらに、利用者一人につき担当にカウンセラーが付いて転職サポートをおこなってくれます。
面接対策はわかりやすく丁寧を心がけてくださっているので、初めて転職する人でも安心して利用することができます。
正社員になることが厳しい時代ですが、求人を出している会社も多くあります。
自分にできることをしっかり行い、方向性を見失わなければ、憧れの正社員になれる日がくるはずです。
タグ:転職