AIの進化で仕事はなくなるのか?を考えてみた

芹沢
こんにちは
これからの時代の働き方について勉強している芹沢です。

さて先日、ホリエモンこと堀江貴文氏の「AIに仕事を奪われるは間違い」という意見が書かれた記事を読みました。
http://news.livedoor.com/article/detail/15957677/

その中で堀江氏は、
「根拠のない感情論で、テクノロジーの進化をせき止めるのは、人が知性体であることをやめるのに等しい。」
「面倒な仕事をAIに任せることで、人が働かなくていい世界がやってくる」
「私たちは好きなことだけに没頭できる」

と語りAIに仕事を奪われるのではなく、人間の面倒な仕事を任すのだといいます。
そして我々人間は面倒なことを捨てて、好きなことをすればいいのだと言っています。

確かにそうなればいいなと感じる意見ですし、さすがホリエモンだなと思うところもありました。

しかし好きなことをすればいいというのも、なかなか難しいことではないですかね?
好きなことをして遊んで暮らせる時代になればいいのですが、資本主義が続いてる限りそうはならないと思います。
今の堀江貴文氏のように、好きなことをして稼いでる人はそのままでいいでしょう。

しかし「生活のために仕事をしている」サラリーマンから、「好きなことをしてお金を稼ぐ」になるのは真逆の方向性です。

「AIに仕事を奪われる」と仮定すると、今後私たちはどのように変化すればいいのでしょうか?

私が考える「AIに仕事を奪われない」ために大事なことは、自分の仕事を専門化しすぎないことです。




専門化しすぎないとはどういう意味か?

料理ロボット
日本人は「石の上にも三年」という言葉でもあるように、一つのことを極めることが、よしとされる文化があります。

しかし今後そのような考えでは、AIに仕事を奪われてしまうかもしれません。

なぜならAIは、専門的な仕事ほど得意とするからです。

たとえば料理の得意なAIロボットが、掃除もできるかというと、そうではありません。

掃除には掃除用のロボットを用意する必要があるでしょう。

AIに置き換わるであろうと言われてる仕事に、医者がありますが、その中でも外科医のオペ技術など、より専門的な特化した仕事からAIにとって変わるだろうと言われています。

その理由は、なにより利益を産みますし、一度作ってしまえば、人間の外科医を1人育てるよりも低コストで作れるからです。

それに対して考古学者などは、現時点でAIに置き換わる可能性は低いだろうと言われています。

幅広い知識(コスト)が必要な上に、大した利益を生まないからです。

AIにしたほうがミスが減った事例

薬の処方画像

また薬剤師の調剤などはAI化したほうが、ミスが減ったとのデータもあるようです。

2011年にロボットが1台で応対する調剤薬局がサンフランシスコでオープンしました。

ロボットは処方箋を受け取るとともに、その人が服用してる薬、アレルギーなどの情報を入手することで、もっとも適した薬を患者に処方します。

オープンから1年、ロボットの薬剤師は200万回の調剤を行いましたが、一度のミスもなかったとのことです。

人間の調剤の場合は平均で1.7%間違いがあるようです。
これはすぐにでも「ロボットに置き換えたほうがいいのでは?」と感じさせられるデータです。

「いや、でもロボットは人間味がないから怖いよね!」
このような声もよくありますね。

ですが、人の感情を細かく察知する能力もAIに軍配が上がるようです。

人間は表情や声の調子のような手がかりでその人の状態を知りますが、AIはそのあたりを正確に分析できるだけではなく、数多くの内面的な指標(血管や脳の動き)も同時に分析します。

参考:ホモ・デウス(下)

専門化しないことはなぜ大事なのか?

これからの時代で、専門特化しすぎるということはAI関係なく危険なことだからです。
長いあいだ一つのことだけを、やっていくことのメリットは、その分野において突き抜けた存在になれることです。
しかし変化に対応できなくて、他の事にチャレンジできなくなる可能性もあります。

日本では新卒で入社して、同じ会社でずっと働くことが長い間常識とされてきました。
今でもそのような感覚で会社を選んでる人がいるかもしれません。

日本人の性質的に、一つのことに取り組み続けることを得意とします。
しかしこれでは、なかなか変化に対応する力を養うことができないですよね。
これからの時代は変化に対応する力が大事です。

有名な言葉
「強い者が生き延びたのではない。変化に適応したものが生き延びたのだ。」
ですね。

専門特化しすぎることは、AIにとって変わられる可能性も増えます。
たとえば一昔前はそろばんを使えるだけで、重宝された時代もあったでしょう。
しかし電卓の発明によって、そのような仕事は機械に取って代わられました。
さらに進化した今では、パターン化された計算であれば、入力するだけでコンピュータが自動で行ってくれます。
このような事例からもわかるように、機械化によって職を失うといったことは今後はもっと加速すると考えられます。

今後はどうすれば生き残れるのか?

一つのことをやり続けるだけではなく、複数のことができる人材になるほうがいいでしょう。

たとえばライターの仕事だとすれば、幅広いことをインプットしていればその人独自のアウトプット(記事)を書くことができますね。

映画やドラマ、アニメを観て自分が感じたことをインプットしておくと、引き出しの数が増えます。

これはAIには真似できないことでしょう。

AIも幅広いデータをSNSなどを使ってインプットできると思いますが、あくまでそのテーマに関するものだけじゃないでしょうか。

あなたがインプットしたものはあなた独自のものであり、唯一無二のアウトプットだからです。

また危険なのは、大企業の歯車として働いてるような人でしょう。
大企業は中小企業や個人事業とは違い、仕組みが完成しているので、自分がやることの範囲が狭いです。
ですので自分の仕事とは、直接関係ない他部署のことなどでも、ざっくりとでも会社全体の仕事を把握しておくほうがいいでしょう。

休日でも知識に積極的に自己投資するなど、替えが効かない選手になるには重要なことです。

「休日も勉強かよ!」と思うかもしれませんが、社会人になって勉強しない人が多すぎるんです。

大学を出て会社に入る、そこで勉強は終わりという人が多すぎます。
社会人になって勉強する人を「意識高いな」などと言ってバカにするような人達も多いです。

ですが勉強し続けることで、その人達と差を広げることができますし、それに連れて勉強が楽しくなってくるはずです。

替えの効かない選手を目指しましょう。

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