アメックスビジネスゴールドカードのメリットデメリットまとめ
「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」は、アメックスの法人向けゴールドカードです。
法人向けのクレジットカードとは、個人事業主や会社法人(株式会社や有限会社など)が事業決済用として利用することを想定としたクレジットカードです。
具体的には、会社の仕入れや水道光熱費などの支払いをクレジットカードに一元化し、シンプルにすることで、カードの返済日のみ気にしておけばいいため資金繰りも明確になり、いつ何にいくら経費を使ったかといった記録が残り、経理事務も簡潔なものとなります。
また、クレジットカードの年会費も経費算入が可能ですので、会社法人や個人事業主が法人向けクレジットカードを活用することはメリットが多いといえます。
ただ、法人向けクレジットカードで最初に問題となることが、クレジットカードの入会審査です。
長年継続している会社であれば、クレジットカードの入会審査においては問題がないことが多いのですが、例えば、会社員だった人が独立・起業したいわゆるスタートアップと呼ばれる設立間もない個人事業主や会社法人に対して、クレジットカードの入会審査のハードルは高いです。
基本的に、独立・起業から3年経過していないと法人向けクレジットカードの入会審査通過はかなり厳しいと言われています。
アメックスは、個人向けクレジットカードのイメージだと、ステータスが高く入会審査が厳しそうといったイメージがあると思いますが、実は、アメックスのクレジットカードの入会審査はそこまで厳しいものではありません。
入会審査のハードルを下げる代わりに入会後のクレジットカードの利用限度額を低く設定し、クレジットカードの利用実績に応じて限度額も上げていくという傾向にあります。
法人向けクレジットカードにおいても、アメックスは米国企業であるためか、スタートアップの個人事業主や小さな会社を応援したいという方針があり、アメックスの法人向けクレジットカードの入会審査は、三井住友カードやJCBなどと比べるとはるかに通過しやすいと言われています。
「アメックスビジネスゴールドカード」についても、ゴールドカードではあるけれども、スタートアップ企業だから審査に通過することは不可能といったことはまったくなくて、むしろ、スタートアップの個人事業主や企業に対して寛大な審査を行っているというのが実情です。
よって、独立・起業された個人事業主やスタートアップの小さな企業には、アメックスの法人向けクレジットカードがオススメとされているわけですね。
最近では、本業は大学生であるもののYouTubeで人気となり起業し従業員を雇用するまでになった某人気YouTuberも、経費の支払いでアメックスのゴールドカードを愛用しているという実話もあります。
この記事に書いてあること
アメックスビジネスゴールドカードについて

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年会費 | 31,000円(税抜) | 還元率 | 1% |
---|---|---|---|
電子 マネー | – | ポイント | ポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- 入会後のカード利用で30,000ポイントを獲得できるチャンス!
- ビジネス・カード会員限定イベントあり
- 高額利用時の事前承認制度あり
- 年会費:31,000円(税別)
- 追加カード年会費:12,000円(税別)
- ETCカード年会費:500円(税別)
新規発行手数料無料、ただし年に1回以上利用すると次年度年会費無料、本カード分でETCカード5枚まで発行可、追加カード1枚に1枚のETCカード発行可 - ポイント還元率:1.0%
カード利用100円につき1ポイント(ポイント・マイル交換時のレートが下がるためポイント還元率としては実質0.5%)
※ただし別途税別3,000円/年支払いメンバーシップ・リワード・プラスに加入することで1.0% - 貯まるポイント:メンバーシップ・リワードのポイント
- 国際ブランド:AMEXのみ
カード特典
- ANAマイルへのポイント移行:メンバーシップ・リワードANAコースへの参加費年間5,000円(税別)が別途必要
- 電子マネー:Apple PayでSuica・SMARTICOCA・Edyに関してはチャージできるもののポイント付与対象外
- カード会員専用旅行予約サイト:アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン
- 最高1億円の旅行傷害保険:5,000万円自動付帯・5,000万円利用付帯
- 航空便遅延費用補償:国内線のみ、1フライト最高4万円まで
- 空港ラウンジ:国内28空港・海外2空港
※会員本人プラス同伴者1名無料で利用可 - 無料ポーターサービス:国際線利用時で成田国際空港と関西国際空港のみ
- 手荷物無料宅配サービス:海外旅行時スーツケース1個まで、羽田・成田・中部国際・関空のみ
- 手荷物ホテル当日宅配サービス:駅宅配カウンターから宿泊ホテルへ当日無料配送サービス
※ただし、東京駅・新宿駅・博多駅のみ - ビジネスカード会員限定イベント
- ゴルフ関連サービス(イベントの開催など)
- チケット・アクセス
- 東京・丸の内のコットンクラブ会員限定特典
- 新国立劇場優待サービス
- 京都観光ラウンジ
- ゴールドワインクラブ
- キャンセルプロテクション:病気・ケガなどの理由でキャンセルとなった場合年間最高10万円までのチケット等の費用を負担
- オンライン・プロテクション:ネットショッピングの不正利用被害全額補償
- ショッピングプロテクション最高500万円:90日以内・自己負担額1事故1万円
- リターンプロテクション:購入店で返品不可となった場合90日以内であれば1商品につき3万円相当額まで、年間最高15万円まで払い戻し
- ミーティング・スクエア:帝国ホテル5階に会員専用ラウンジ
※別途月額税別20,000円が必要 - ビジネス・ダイニングbyぐるなび
- アメリカン・エキスプレス JALオンライン:JAL国内線出張手配サイト利用可、国内線クラスJ無料アップグレードのキャンペーンあり、新規登録でJALサクララウンジ5回無料利用クーポンプレゼント
- ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」年会費無料で利用可
- クラブオフVIP会員年会費無料で利用可
- ヘルスケア無料電話健康相談
アメックスゴールドカードとの違い
さて、個人向けのアメックスゴールドカードの違いが気になるところですが、券面はかなり似ていますが、内容は異なる点が結構ありますので、対比表にしてまとめてみましょう。
個人向けゴールド | ビジネスゴールド | |
---|---|---|
年会費 | 29,000円(税別) | 31,000円(税別) |
家族カード・追加カード (年会費) | 1枚目無料、2枚目以降12,000円(税別) | 1枚につき12,000円(税別) |
ETCカード | 年会費無料 ただし発行手数料850円(税別) | 年会費500円(税別) ただし発行手数料は無料 |
レストラン1名無料特典サービス | 〇 | × |
航空便遅延費用補償 | 国際線のみ | 国内線のみ |
手荷物宅配サービス | × | 〇 |
ビジネス・ダイニングbyぐるなび | × | 〇 |
クラブオフVIP会員 | × | 〇 |
JALオンラインでのチケット予約 | × | 〇 |
ジー・サーチ年会費無料で利用 | × | 〇 |
プライオリティパス | 〇 | × |
ヘルスケア無料相談 | × | 〇 |
American Express Invites (レストラン割引優待) | × | 〇 |
プリファードゴルフ | 〇 | × |
表にまとめると上記のとおりとなりますが、もう少し具体的にまとめると、下記のような違いがあります。
アメックスビジネスゴールドにしかない特典サービス
- ミーティング・スクエア:帝国ホテル5階に会員専用ラウンジ
※別途月額税別20,000円が必要 - ビジネス・ダイニングbyぐるなび
- アメリカン・エキスプレス JALオンライン:JAL国内線出張手配サイト利用可、国内線クラスJ無料アップグレードのキャンペーンあり、新規登録でJALサクララウンジ5回無料利用クーポンプレゼント
- ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」年会費無料で利用可
- クラブオフVIP会員年会費無料で利用可
- ヘルスケア無料電話健康相談
アメックスゴールドにしかない特典サービス
- ゴールド・ダイニング by 招待日和(特定レストラン2名利用時1名無料サービス)
- American Express Invites®(レストラン優待)
- GOLDEN MOMENTS(ゴールドカード会員向けイベント)
- カーシェアリングサービス タイムズカープラス(会員カード発行手数料無料サービス)
- プライオリティパス(スタンダード会員・国内外1,000ヶ所以上の空港ラウンジ利用可)
- 旅行予約サイト一休.com優待サービス
- 日本旅行「特選の宿」利用が5%オフ
- 旅行予約サイトアップルワールド旅行代金5%オフ
- プリファードゴルフ(1ラウンド1名無料となる年会費無料サービス)
- プライオリティパス
- エアポート送迎サービス(H.I.S. アメリカン・エキスプレス・トラベル・サービスにて国際線航空券、海外パッケージツアーを購入した場合のみ)
よく間違える特典サービスとしては、アメックスのゴールドカードだから、ビジネスゴールドでもレストラン1名無料サービスがあるはずだと思う方が多いのですが、残念ながら、ビジネスゴールドにはありません。
その代わりとして、ビジネス・ダイニングbyぐるなびが無料で利用でき、接待で利用したいお店の選定の相談にのってもらえ、具体的にお店を紹介してもらえ予約までしてもらえます。
お店限定のコンシェルジュサービスというイメージですね。
還元率
次に、ポイント還元率についてですが、前述のとおり1.0%とお伝えしましたが、マイルや他ポイントへの交換時には、別途3,000円/年が必要となるメンバーシップ・リワード・プラスに登録しないと、ポイント還元率1.0%とならず大半のケースがポイント還元率0.5%と半減されてしまいます。
このメンバーシップ・リワード・プラスの仕組みについては、個人向けのアメックスゴールドも同様です。
また、個人向けゴールドカードと同様に、貯めたポイントをANAマイルに交換したい場合は、メンバーシップ・リワードANAコースへの参加費(年会費:5,000円)が必要です。
メリット
- 法人向けゴールドカードなのに入会審査がゆるく創業間もないスタートアップ企業や個人事業主でも保有できる可能性が高い
- カードの限度額(アメックスでは目安額と呼ぶ)は一応設定されるものの、事前入金することで限度額なく利用が可能となる
- カード利用実績を積み重ねることで、他のカードよりも早いペースで限度額が上がっていく
- 1ヶ月に1度、追加カードごとに、ご利用金額や店名、業種を日付順に記載して利用代金明細書が届くので、費用科目の仕分けやチェックが容易となり経理事務が楽になる
- アメリカンエキスプレスJALオンラインサービスが入会費・年会費無料で利用でき、24時間365日いつでもJAL国内線航空券を予約・発券でき料金も専用割引運賃eビジネス6が適用となる
- 別途20,000円/月を支払うことで、ミーティング・スクエアの特典サービスが利用できるようになり、帝国ホテル本館5階という好立地をビジネスラウンジとして利用できる
- クラブオフVIP会員の特典サービスが利用でき、企業の福利厚生プログラムをクレジットカードの年会費だけで充実させることが可能
- ヘルスケア無料電話健康相談が追加料金なしで利用でき、経営者本人とその家族のみならず従業員の健康相談も無料で可能
デメリット
- 年会費が高額(個人向けのアメックスゴールドよりも2,000円高い)
- ライバルのダイナースクラブカードは、個人カードにプラス年会費税別2,000円でビジネスカードを追加カードして発行できる
(アメックスで同じことをやろうとすると、個人向けとビジネスカードの2つのゴールドカードの発行が必要で年会費も60,000円もかかってしまう) - セゾンプラチナビジネスアメリカンエキスプレスカードであれば、年会費20,000円で24時間365日対応のコンシェルジュサービスが利用できるが、アメックスビジネスゴールドではコンシェルジュサービスが利用できない
- レストラン1名無料サービスがない
- プライオリティパスの特典サービスがない
まとめ
アメックスビジネスゴールドは、年会費が高額で、最もリーズナブルで便利なビジネスゴールドカードというわけではありません。
しかし、アメックスビジネスゴールドの入会審査はかなり緩く、三井住友カードやJCBでは、審査落ちしてしまうようなスタートアップの企業や個人事業主でもビジネスカードを発行してくれる可能性が非常に高いです。
アメックスビジネスゴールドの最も大きなメリットは、この入会審査のゆるさに尽きると思われます。
一般的にあまり知られていませんが、起業して間もない会社法人は、借入実績・支払い実績がないもしくはかなり乏しいため、どうしても社会的信用が低く、銀行口座を作ることも大変ですが、クレジットカードを作成することも大変なのです。
そういった意味では、アメックスのスタートアップ企業や個人事業主を応援したい支援していきたいという姿勢には、大きな拍手を送りたいほどですし、起業して間もない会社法人や個人事業主の方に、ぜひおすすめしたいビジネスクレジットカードです。