BMWの維持費は意外に安い?まとめてみました!

BMWの画像

「BMWってカッコいいけど庶民には維持できないよね?」

国産車から輸入車への乗り換えを検討しているとき、国産車と比べて維持をしていくのが大変になるのではないかと考える方も少なくないでしょう。
とくに購入者と言われているベンツやBMW、アウディなどどれくらいの年間維持費が掛かるのでしょうか。ここでは、BMWに絞って、年間で掛かる維持費についてご紹介していきます。




BMWについておさらい

BMWはベンツに並んでエンブレムが有名なドイツの自動車メーカーです。
本拠地をバイエルン州ミュンヘンに置き、傘下にはロールス・ロイスMINIの2社があります。

BMWが販売している車種には、「BMW1〜8シリーズ」、「BMW Xモデル」「BMW Mモデル」「BMW i」などのシリーズがあり、それぞれのシリーズごとに特徴があります。
全体的には、スポーティな作りが特徴です。
BMWはインスピレーション、クリエーション、そしてイノベーションをテーマに掲げている会社です。

BMW保有者が年間で掛かる維持費について

BMWを維持するためにはどれくらいかかるのでしょうか?
まずは車の維持費に掛かる費用について、どのようなものがあるか見ていきましょう。
車を維持していくために掛かるものとしては、以下のものがあります。

  • 購入時や車検時に掛かるもの
  • 毎年掛かるもの
  • 都度掛かるもの

これらについて、一つずつ分けて考えてみましょう。

購入時や車検時に掛かるもの

購入時や車検時に掛かるものとしては、以下のものがあります。

自動車取得税

自動車取得税は、自動車を購入した際に掛かる税金のことです。
課税標準基準額と付加物の価額から取得価額を出し、取得価額に3%を掛けたものが自動車取得税です。
そのため車種やグレードによって異なりますが、国産の自動車よりもBMWの方が購入時の価格は高い傾向にあるため、一般的には自動車取得税も高くなると考えておいていいでしょう。

課税標準基準額とは、一般的に新車の場合は新車価格の90%と言われており、付加物の価額とはカーナビやステレオなどのオプションを指します。
1シリーズの場合は、95,000円前後の自動車取得税が掛かりますが、その分エコカー減税対象となるため、非課税となります。

重量税

重量税とは、乗用車・軽自動車など車に掛かる税金のことです。
輸入車や国産車としての区別はなく、車の重さによって金額が変わります(乗用車の場合)。
そのため、BMWなどの輸入車と国産車としての差はとくにありません。
3シリーズの場合は、30,000円の自動車重量税が掛かりますが、エコカー減税対象となるため、免税となり支払いが不必要となります。

自賠責保険料

自賠責保険料とは、法律で義務付けられている保険で、どこの保険会社で入っても金額は同じです。
またBMWだから高いというわけでもありませんので、輸入車と国産車としての違いはありません。
ちなみに1シリーズの場合は、年間で12,260円です。

車検代

車検代については、国産・輸入車だから高くなるということはありませんが、BMWのディーラーに出す場合には、一般的には高くなると言われています。
それぞれのディーラーによって異なりますが、正規ディーラーとしての安心はありますが、車検代は高い傾向です。
しかしディーラー以外の車検では高額になることはありませんが、車検時に修理が必要になった場合には国産車よりも高くなる場合があります。
1シリーズの場合では、車検業者にもよりますが、大体100,000円を切るくらいの金額になるようです。
5や6シリーズの場合でも100,000円を少し超える程度と考えると目安になるでしょう。

毎年掛かるもの

BMW保有時に毎年掛かるものとしては以下の費用があります。

自動車税

自動車税は車を使用する用途や総排気量によって税額が異なります。
そのため、国産だから・輸入だからというくくりではなく、車の総排気量がポイントです。
BMWの場合でも総排気量が1,000以下のものから5,000近いものもあり一概には言えませんが、輸入車だから高いということはありません。
1シリーズの場合では、39,500円が車税として掛かります。
ですが、エコカー減税対象となるため、29,500円が差し引かれ、最終的には約10,000円ほどで済むはずです。

任意保険

任意保険は輸入車の場合高くなるケースがあります。
こちらは、加入する会社や内容によって異なりますが、BMWも輸入車のため、保険料が高い傾向です。
1シリーズの場合で年齢が35歳以上であれば、年間100,000円ほどが相場となりますが、条件などにより異なります。

都度掛かるもの

ガソリン代など、その都度掛かる費用としては、以下のものがあります。

ガソリン代

一般的に輸入車はガソリン代が多く掛かるというイメージを持たれているかもしれませんが、そんなことはありません。
BMWにもグレードがあり、ハイブリッドモデルを選べば燃費はかなり良く、国産車と同じような燃費と言えるでしょう。
しかしすべての車種に置いて、燃費がいいわけではありませんので、購入する車種ごとに確認が必要です。
以下の表はBMWの車種ごとの燃費です。
ですがJC08モードの燃費なので、実質燃費はここまではいきません。
例えば3シリーズ(ディーゼル)だと15〜16km/Lくらいなので、ややマイナスで見ておきましょう。

シリーズ名 燃費(JC08モード)
1シリーズ 22.2km/L
1シリーズカブリオレ 12.8km/L
1シリーズ クーペ 13.4km/L
2シリーズ アクティブツアラー 22.2km/L
2シリーズ カブリオレ 15.8km/L
2シリーズクーペ 16.7km/L
2シリーズ グランツアラー 21.3km/L
3シリーズ 21.4km/L
3シリーズ カブリオレ 9.8km/L
3シリーズ グランツーリスモ 19.4km/L
4シリーズ カブリオレ 12.5km/L
4シリーズ クーペ 16.4km/L
4シリーズグランクーペ 16.4km/L
5シリーズ 21.5km/L
5シリーズ グランツーリスモ 12.7km/L
6シリーズ 12.2km/L
6シリーズ カブリオレ 11.6km/L
6シリーズ グランクーペ 12.4km/L
6シリーズ グランツーリスモ 14.3km/L
7シリーズ 15.6km/L
X1 19.6km/L
X2 15.6km/L
X3 18.6km/L
X4 13.7km/L
X5 14km/L
X6 10.3km/L
i3 27.4km/L
i8 19.4km/L
i8ロードスター 15.9km/L
M2クーペ 12.3km/L
M3 12.2km/L
M4クーペ 12.2km/L
M5 9.4km/L
M6 9km/L
M6カブリオレ 8.8km/L
M6グランクーペ 9km/L
Z4 13.4km/L

消耗品

消耗品としては、タイヤやエンジンオイルなどが挙げられますが、BMWは「BMW承認タイヤ」というものがあり、BMWのために専用開発されたタイヤとなっているため一般的なものよりも高額です。
しかし必ずしも、BMW承認タイヤを使わなければいけないというわけではありませんので、こだわりが無い場合には国産車と価格は変わりません。
BMW承認タイヤは1本あたり12,000円程度となります。

修理代

輸入車は一般的に修理代が高いと言われていますが、BMWも同じように修理代が高くなる場合があります。
それは、修理する部品が輸入されてくるためです。
輸入をするため時間がかかる場合や高額になるケースがあるため、一般的にBMWの修理代は高いと言われています。
1シリーズの場合では、ブレーキパッドに4,000円ほど必要です。

合計

ここまで、各種費用についてお伝えしてきましたが、1シリーズで頭金なしでローンを組んだ時のシミュレーションとしては、月々70,000円ほどの支払いを36カ月、もろもろの経費などを含めると、年間900,000円から1,000,000円ほど掛かる計算となります。
もちろん、色々な条件があるため、あくまで目安の金額です。

国産車と比べるとどこが違う?

ここまで、BMWの維持費について、具体的に掛かる費用の項目ごとにお伝えしてきました。
国産車とBMWのような輸入車では、税金の額は国産車と変わりはないようですが、部品代や車検代、保険料などに差が出てくるようです。
しかしそれらは必ずしも高くなるということではなく、場合によっては金額を抑えられることもあります。
国産車と比べてすべてが高くなるということではありません。

減税対象車もある

BMWには減税対象車もあり、減税対象車を購入した場合には、税制面で優遇措置があるため、維持費も軽減されます。国産車だけではなく、BMWなどのメーカーにも減税対象車があるため、維持費を安くするためには減税対象車の検討がいいでしょう。
BMWでも多くの車種が減税対象車となっているため、事前に確認するといいでしょう。

まとめ

ここまで、BMWの維持費についてご紹介してきました。
国産車と比べてもBMWの維持費で差がある部分は任意保険や部品代といったところが大きいようです。
しかし、税金などの維持費は国産車とあまり変わらないため、維持費にはそこまで不安を持たなくても良さそうです。
BMW購入を検討されている方は、車種ごとに維持費を細かくチェックしてみてください。

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