2019夏ボーナスの時期、平均支給額、みんなの使い道を調べました

もうすぐ待ちに待ったボーナス時期ですね!
…と言っても私には何の恩恵もないうらやましいだけの時期なのですが。

私のようにボーナスなんて関係ない!という方も、ボーナス支給額が上がりお金(経済)がまわるようになれば、景気も良くなりバイト代も上がるかもしれません。

というわけで、気になる「2019年夏のボーナス」について調べました。

2019夏のボーナスの時期、支給日はいつ?

2019年夏のボーナス支給日は、企業によって異なるため「○月○日です!」とハッキリ答えることができませんが、唯一、国家公務員だけは統一されています。
国家公務員は6月30日に支給されると「一般職の職員の給与に関する法律」で決まっているのです。

しかし、今年は6月30日は日曜なので、国家公務員の2019年夏のボーナス支給日は6月28日(金)となります。
地方公務員の場合は、その地方の条例で定められていますが、国家公務員と同日である場合が多いです。

そして気になる一般企業(民間企業)のボーナス支給日は、例年通り6月下旬~7月上旬が多いようですよ。

  • 国家公務員:6月28日
  • 地方公務員:6月28日(である場合が多い)
  • 民間企業:6月下旬~7月上旬

平均支給額

参考:みずほ総合研究所

みずほ総合研究所によると、2019年の夏のボーナスは、

  • 民間企業…4年連続増加(+0.8%)
  • 公務員…6年連続増加(+4.1%)

となる予想で、平均金額は、

  • 民間企業:390,251円
  • 公務員:732,288円

と、なっています。

財津
73万円あったら何買おうかなぁ。

芹沢
もしかして支給額の全額を貰えると思ってる?

財津
えっ?違うんですか?

支給額だから、「もらえる金額」でしょ?と思ってしまいがちですが、給与などと同じく、支給額から、

  • 厚生年金保険料
  • 健康保険料
  • 介護保険料(40歳以降)
  • 雇用保険料
  • 所得税

が引かれた金額が手元に入ることになります。

つまり、支給額より2割近く引かれてしまうということもあるのです。
※引かれる金額はその人の状態(年齢・業種・扶養家族・所得税率など)によって異なるため一概にはいえません

さらに、これらは平均額なので、100万円以上貰える大手企業も含まれているため、平均額以下である場合も往々にしてあります。
また、入社してまだ1年たっていないような人はボーナスが出ないこともありますし(出ても寸志程度)、企業によっては「今年は業績が…」などの理由で給料1カ月分にも満たない額しか貰えなかった。なんてこともあります。

業績不振でボーナスカットになってしまうことを思えば「貰えるだけありがたい」のかもしれませんね。

高額ボーナスが予想される業種

業績によってその年の支給額も異なってくるのでなんともいえませんが、2018年夏のボーナス支給ランキング(日本経済新聞)をみてみましょう。

順位社名業種支給額平均年齢
1ディスコ機械2,704,990円38.5歳
2東京エレクトロンエレクトロニクス2,655,448円42.5歳
3積水ハウス住宅・建設・不動産1,717,500円37歳
4ソニーエレクトロニクス1,668,500円
5スター精密機械1,555,173円39.6歳
6ジャストシステム情報・通信1,410,000円39.6歳
7エー・ディー・ワークス住宅・建設・不動産1,387,506円37歳
8トヨタ自動車自動車1,330,000円38.5歳
9大和ハウス工業住宅・建設・不動産1,304,000円34.9歳
10オープンハウス住宅・建設・不動産1,293,000円29歳
11セリア流通・外食1,278,224円37.4歳
12大塚商会情報・通信1,256,832円41歳
13東海カーボン素材・エネルギー1,244,000円38.4歳
14TKC情報・通信1,237,500円38.9歳
15アサヒビール食品・アグリ1,230,000円
16ミネベアミツミエレクトロニクス1,229,757円43.6歳
17ホンダ自動車1,215,000円42.9歳
18ホシザキ機械1,183,560円41.9歳
19セイコーエプソンエレクトロニクス1,174,313円42.4歳
20カルビー食品・アグリ1,148,762円38.1歳

ホンダ、トヨタ自動車は2018年冬のボーナス支給ランキングでも20位以内に入っていますし、さらにもう1年前の2017年夏のボーナス支給ランキングでは、2018年と同じくディスコがダントツ1位(2,576,649円)です。

東京エレクトロンは3位(1,730,425円)、積水ハウスは4位(1,705,800円)、その他、ジャストシステム、セリア、ソニー、大和ハウス工業、大塚商会、エー・ディー・ワークス、アサヒビール、トヨタ自動車、ホシザキと、20位中12企業が同じ顔ぶれでした。

また、上の表で気になる1位のディスコは従業員数3757名の機械業(精密機器など)、2位の東京エレクトロンは従業員数1,559人のエレクトロニクス業(半導体など)、また平均年齢がダントツに低い29歳!のオープンハウスは、「東京に家を持とう」というキャッチコピーの東京丸の内ビルにある住宅不動産業者です。
※従業員数は単体

財津
IT企業とか話題になったzozotownとかが入っているのかと思いました。

芹沢
話題になることと、利益が従業員に還元されているかは別なのよ。
それにzozoは昨年株価急落もあったし…。

ここ何年かの傾向をみていると、

  • 住宅・建設・不動産
  • エレクトロニクス
  • 機械
  • 情報通信

などの業種が、夏のボーナスが多いようです。

みんなの使い道

ここ5年のみんなのボーナスの使い道についてみてみましょう。

2018年2017年2016年2015年2014年
1位貯蓄・預金
(37.3%)
貯蓄・預金
(59.8%)
貯蓄・預金
(75.1%)
貯蓄・預金
(74.4%)
貯蓄・預金
(68.3%)
2位旅行
(11.9%)
生活費補填
(36.5%)
買物
(69.6%)
買物
(69.4%)
買物
(64.5%)
3位買物
(6.8%)
ローン返済
(22.3%)
旅行
(48.6%)
旅行
(50.4%)
旅行
(40.4%)
4位外食
(5.5%)
旅行
(28.2%)
ローン返済
(31.1%)
ローン返済
(35.9%)
ローン返済
(35.9%)
5位生活費補填
(4.1%)
買物
(21%)
教育費
(31.1%)
教育費
(31.3%)
教育費
(30%)

※1人複数回答

参考:AllAbout

この5年間かわらず、貯蓄が1位です。
全額とはいかないまでも、いくらかは貯蓄にまわす人が多いのでしょうね。

その他、ローンがある方はローン返済、お子さんがいらっしゃる方は教育費にまわすという人も多いようです。

買物や旅行がランクインしているとなんだか安心しますね。
せっかくボーナス出たんだから、ちょっと贅沢に外食したり、旅行へ行ったり、気になっていたお洋服を買ったり…と、貯蓄だけでなく使うことも大事です。

その他6位以下には、金融商品(株など)の購入などがありました。

まとめ

2019年の夏もわずかながらボーナスは増加するようです。

しかし、10月には消費税が2%上がることを考えると、ボーナス支給額は2.9%増(民間企業だけだと0.8%増)では少なく感じますね。
本当に景気はよくなっているのでしょうか?

とはいえ、せっかくいただけるものですから、有効に計画的に使いましょうね。



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