【2020年版】クレジットカードのキャッシング機能の手数料、金利、返済方法まとめ
クレジットカードは、海外旅行はもちろん、普段の買い物での支払いもスムーズにできる便利なものです。
多くの方は必要に迫られて、例えば「海外旅行に備えたい」ときなどにクレジットカードを作ることが多いのではないでしょうか?
しかし、そのときにクレジットカード会社を適当に選んだりしていませんか?
カード会社によって、キャッシングの利子率や返済方法に差があります。
「どの会社も同じ」と考えていると大損かもしれません!
先々の返済を考えて、金利の率、返済方法を確認してカード会社を選ぶとキャッシングの利子を抑える事ができます。
すでにカードが手元にある方は、キャッシングの返済方法を確認しましょう!
それでは、キャッシングで失敗しないために知っておきたいキャッシングの仕組みや、キャシングをお得に活用するためのメソッドをご紹介します。
この記事に書いてあること
キャッシングってどんな機能なの?
クレジットカードには、
- クレジット機能
- キャッシング機能
の2つが付いてきます。※キャッシング機能がつかない場合もあります
クレジット機能
ショッピングをする時に、現金のやり取りなしで、商品を購入できるサービスです。
クレジットカード会社が一旦お金を立て替えて、次回の請求日に一括請求されます。
つまり、一時的な借金状態なんですね。
一般的には、1回払いは利息なしで利用できますが、分割払いなどは利息が付くケースが多いです。
ショッピングに使用できる額の枠を「ショッピング枠」または「限度額」と言い、カード所有者の財力や信用度によって限度額が違ってきます。
ある人は月に50万円まで、ある人は100万円までショッピング枠で現金を使わずに買い物ができるという訳です。
キャッシング機能
口座に残高がないとき、急用で現金が必要になった時に役立つ機能が「キャッシング機能」です。
クレジット機能と同じでカードを使ってお金を借りることができますが、お店でこの機能を使用することは出来ません。
ATMでお金を引き出す必要があります。
一言でまとめると、現金借入です。
こちらは翌月1回払いでも、ほとんどの場合利息が付きます。
さらに、気を付けたいのは、キャッシングで引き出せるお金の限度額は、いつでも枠いっぱい使えるわけではありません。
上記の図のように、総限度額が30万円の場合、ショッピング利用額が30万円・キャッシング利用額10万円であったとしても、ショッピングで25万円使ってしまうと、キャッシングできる金額は5万円まで。となってしまいます。
キャッシング枠の上限の審査は「個人信用情報」を重視する
キャッシング機能を使いたい時に気になるのが、「キャッシング枠の上限」です。
次のような個人信用情報を審査基準にして上限が決められます。
- 年収(年収の1/3まで)
- 勤務状況(勤務先、勤続年数、年収等)
- 現在の借入状況(他社からお金を借り入れているのか)
- 支払い状況と履歴(過去に金融事故を起こしていないか、返済はスムーズか)
キャッシング枠の審査は消費者金融での審査に近く、上記の点で問題があると、審査に通らない可能性もあります。
ショッピング枠の審査は別なので、審査結果がショッピング枠はOKでもキャッシング枠の審査はNGということもあり得ます。
金利について
キャッシングをする時に発生する金利(借りたお金に対して支払うべきレンタル料%)は、金融機関によって違います。
金利が低いほど嬉しいですよね。
だからこそ、どこでカードを作るかを決める際には、金利(利息)をしっかりと確認しましょう。
現在日本では、法律によって金利の上限が定められています。
元金 | 金利(年率) |
---|---|
10万円未満 | 20% |
10万円以上100万円未満 | 18% |
100万円以上 | 15% |
そして、その金利の上限内で各業者が金利を設定しています。
大手カード会社のキャッシング金利(年利率%)です。
カード会社 | 金利(実質年率) |
---|---|
楽天カード | 18% |
イオンカード | 7.8~18% |
dカード | 18% |
dカードゴールド | 15% |
エポスカード | 18% |
JCBカード | 15~18% |
セゾンカード | 12~18% |
限度額によって金利に幅があるものの、実質年率18%が基本のようです。
これは、借り入れた金額、もしくは限度額に応じて金利が決まることが多く、キャッシング枠で100万円以上の枠がつく方はかなり少数で、一般的には上限金利である18.0%になることが多いということです。
利息の計算方法
しっかりと返済するためにも、利息を計算して計画的な返済を目指したいところです。
利息の計算というと、難しく思われがちですが、そうでもありません。
10万円を金利18%で借りたケースを例にして計算してましょう。
10万円×18%(金利)=18,000円(1年あたりの利息)
18,000÷365日=約49.3円(1日あたりの利息)
49.3円×30日=約1,479円(1か月あたりの利息)
キャッシングの返済支払い方法としては、元金+利息分の金額が、クレジットの引き落とし日に自動引き落としされるケースが多いです。
利息を少しでも少なくするには、この返済日を待たずに返済できる「繰り越し返済」をするのが賢い手!
キャッシングを賢く利用するためにも、返済方法をもう一度確認してみましょう。
損をしないために必読!返済の種類とその流れに付いて
キャッシングで借りたお金の返済方法は以下の2通りです。
1.ショッピングで利用した金額と合わせて返済
ショッピングで使用したクレジット金額と合わせて、クレジットカード会社の指定する引き落とし日に自動的に引き落とし等で返済する方法です。
返済するお金は「借りたお金+利息分」です。
2.ATMや振り込みでの先取り返済
キャッシングの利息は1日毎に加算されていきます。
なので、わざわざ引き落とし日を待つのでは、お金をムダにするようなものです。
お金の用意ができたら、すぐに返済できる銀行振り込み等で返済するようにしましょう。
インターネットで繰り越し返済ができるオプションのあるクレジットカードだと便利です。
クレジットカード会社によっては繰上げ返済の取り扱いがなく、引き落としやリボ払いのみの返済になっているケースもあるので、要確認ですよ!
この場合、タイミングが悪いと利用日から55日間も引き落としまで待つ必要が出てきます。
契約前に必ず支払い方法のオプションを必ず確認しましょう!
ちなみに、以下のカード会社ではキャッシングの繰り越し返済が可能です。
- アコムACマスターカード(インターネット返済も可)
- 三井住友VISAカード
- JCBカード
- 楽天カード
- ニコスカード
- オリコカード
- ジャックスカード
- イオンカード
海外でキャッシングを利用する際の使い方と注意点
海外旅行を計画している方ならば、知っておきたい「海外でのキャッシング」に関する基礎知識をご紹介します。
海外でキャッシング?どういうこと?
クレジットカードのキャッシング機能は、なんと海外でも利用可能です。
現地通貨を手に入れようと考えたら、銀行で両替するか、または現地の両替所で換金してもらう必要があります。
となると、両替の手間が面倒ですよね。
キャッシング機能を使って借り入れれば、両替の手間なく、現地通貨を海外のATMから簡単に引き出すことができちゃうんです。
- 現金を出来るだけ持ち歩きたくない
- 海外で必要な時に必要なだけお金を引き出したい
- できるだけ安く現地通貨を手に入れたい
という方に利用されています。
キャッシングを選択すると両替よりもお得になる可能性大!
キャッシングでは、実勢レートで換算されるため、銀行や両替商よりも為替レートがお得になるケースが多いです。
注意したいのは次の2点です。
- 海外のATM使用手数料が必要(1回ごとに)
- カードの利用データが決済センターに到着した日付の為替レートが適用されるため、レートに若干のブレが生じる
海外旅行の前に銀行で両替するとどの位の手数料が発生するのか、ここ数日の為替の動きはどうなのかを比較検討して、よりお得な方法を選択してみましょう。
海外キャッシングの返済について
キャッシングで借り入れたお金の返済の仕組みは、上記でご紹介したキャッシング返済の種類と流れに同じです。
自動引き落とし日まで待つか、繰り越し返済をするかの2択になります。
日本に帰国してから出来るだけ早く繰り越し返済をすることで、利息の削減を目指しましょう!
その他キャッシングについて知っておきたいこと
知っていると役に立つ、キャッシングの+α知識をご紹介します。
ETCカードについて
ETCカードには次の3種があります。
- クレジット機能+ETC機能を備えたカード
- クレジットカードに付随して発行される、ETC機能だけを備えたカード
- クレジット機能は一切関係のない、ETCカード
クレジット+ETC一体型カードか、クレジットカードに付随して発行される、ETC単体カードであれば、ショッピングはもちろん、枠内であればキャッシングも可能です。
どちらにするのか迷われる方も多いと思いますが、オススメは、ETC機能のみの単体カードです。
ETC目的でしか使用できないため、万が一カードを落としてしまった時の被害を最小限にできるというメリットがあります。
ただし、どちらにしてもETCでの使用可能料金は「ショッピング枠内の金額」になります。
例えば、ショッピング枠50万円で、すでに40万円をショッピングやキャッシングで使用している場合、ETCカードで使えるのは10万円までになります。
一方で、クレジットカード会社とは関係のない、ETC機能だけを持つカードは以下の6社で発行されています。
- NEXCO東日本
- NEXCO中日本
- NEXCO西日本
- 首都高速道路株式会社
- 阪神高速道路株式会社
- 本州四国連絡高速道路株式会社
事前に保証金(デポジット)を振り込むことと、年会費1,234円支払うことが条件となりますが、それさえ守れば高速道路のゲートをETCゲートノンストップで通過できるようになります。
クレジットカード会社のETC兼用・ETC用専用カードの場合、ガソリン、軽油、灯油などの給油がいつでもお得な割引価格になることや、車検・オイル交換・カーメンテナンス・ロードサービスまでお得になることも!
車をどの位の頻度で使用するのかなども考えて、ETCカードの種類を選択すると良いかも知れませんね。
ガソリンなどの割引制度の充実したカード
- 出光カードまいどプラス
- コスモ・ザ・カード・オーパス
- 楽天カード
など
キャッシングで不正使用された!そんな時に補償は効くの?
クレジットで不正使用された場合、補償の対象になりますが、キャッシングで不正使用された場合は補償の対象外となります。
というのも、キャッシング機能を使用するためには、「クレジットカードそのもの」と「暗証番号」が必要で、暗証番号の漏えいが起こらない限り、キャッシングでの不正は起きない=持ち主の管理不足と認識されるからです。
暗証番号を推測されやすい数字に設定しないことが大切ですね。
使わないならキャッシング機能を外そう!
キャッシング機能は、お金が必要な時にATMで簡単にお金の借入ができる便利なシステムです。
ですが、だからこそお金の使い方にルーズになったり、借りているという意識が不足したりします。
しっかりとキャッシングで借りたお金を計画的に返済できる人でないと、「蓋を開けてみたら、支払い不能になっていた」なんて事態も起こり得るかもしれません。
使う必要がないと判断した場合は、思い切ってキャッシング機能を無効化するのも手です。
カード作成の際に申し出るか、カード作成後でも申し出れば無効にしてもらえるカードが多いですよ。
まとめ
「どのクレジットカード会社も一緒」「引き落とし方法を工夫するなんて考えてもいなかった」という方は大損しているかも知れません。
一番やりがちなミスは、月の決まった日に引き落とす方法です。
キャッシングで借りたお金を繰り越して返済できる、ネット返済やATM返済の制度があると利息を抑えられます。
「キャッシング」=「怖い」と言ったイメージが強いですが、クレジットカードについてくる、キャッシング機能は使い方次第で生活をより豊かで快適なものにしてくれるはずです。
ぜひ、賢く活用してみて下さいね!
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