自分に自信がない人の心理と克服方法
あなたは自分に自信がありますか?
私はどちらかというと自分に自信がない方の人間です。
鼻はダンゴッ鼻、体毛も女性の割に濃いし、体にはあまり汗をかかないくせに手足には人一倍汗をかくから足もクサイ、留学をしていたので英語がペラペラだと思われていますが実はかなり英語を忘れてきていて英語なんて満足にしゃべれない。
恋愛に関しても自分に全く自信がないもので好きな人を目の前にすると口数が極端に多くなるか少なくなるかでどちらにしろ上手にアピールできませんでした。
運よく良い縁があり結婚もでき子供まで授かりましたが、産後は産後太りで今体重が自分史上最重です。
とにかく私は周りから見るとどうかわかりませんが、自己嫌悪の塊。
さまざまな面で自分に自信がないのです。
私のように自分に自信がない人、自分のことを愛せてない人は、きっとたくさんいますよね。
自分に自信がない人の心理や、自信がないことで生じてしまう機会損失、また自信のなさを克服する方法などについて考えてみたいと思います。
自分に自信がない人の心理
自分に自信がない人の心理とは、どのようなものでしょうか。
いくつか考えられるものを挙げてみたいと思います。
私に関していえば、恋愛に関してと自分の容姿に関してが一番自信がありません。
なぜ自信がなくなったのか、その原因を色々考えてみたのですが、おおむね自分の失敗の経験(失恋)や、他人から言われた一言などが原因になっています。
このように、自分に自信がない人の心理の中には、過去の失敗の経験のトラウマや他人から言われた何気ない一言、などがきっかけとなって自己否定につながる、というパターンが多いようです。
過去の失敗やトラウマから、ネガティブに物事を解釈する癖がついてしまい臆病になってしまうということですね。
また自分と他人を比較してしまい、自分のほうが人よりも劣っていると悟ってしまうことや、自分のことを過小評価しすぎていることなども自信がない原因の一つです。
自分のほうが他人よりも劣っていると思い込むことや自分のことを過小評価するということの根っこの部分には、「人の目を気にしすぎる」ということがあります。
ほかには、完璧を求めすぎて時間ばかりを無駄に浪費していくようなタイプや、もともと他人とコミュニケーションをとることが苦手だという人、自分の中に絶対に揺るがない柱のようなものがなく人の意見にすぐフラフラっと左右されてしまう優柔不断タイプなどがあります。
自分に自信がないことで生じる機会損失
わかりやすく恋愛に例えますが、あなたにものすごく好きな人がいたとします。
この人以外考えられない!というような、あなたにとって本当に夢に見るような理想の人です。
なんとか彼(彼女)とお近づきになりたいけれど、でもあなたには自信がありません。
私は顔がかわいくないから…私デブだし…俺不器用だし…こんな自分に好かれてもどうせ迷惑に決まっているだろう…自信がないことを理由にずっと自分に言い訳をしながら拗ねててごらんなさい。
うかうかしているうちに、他の誰かさん(しかもあなたよりもイケてない!かもしれない)にあなたの大好きな彼(彼女)を取られてしまいます。
これが「機会損失」です。
私は何度もこれで機会を損失してきました。
恋愛がうまくいかない原因は自分の自信のなさからくるものに、「たぶん私なんかに好意を寄せられても○○さんは気持ち悪いと思うだろうな、迷惑に違いない」という考えが誰かに恋をする度に頭をよぎるようになってきて、気が付けば年を重ねるとともに必ずそう考えるようになり、心の中でひっそりと思いをはせるだけ、実際には行動には移さない(移せない)ということになってしまいました。
自分は○○だから…どうせ私は××だから…と言い訳を並べるのは勝手ですが、そうしている間にそのチャンスを誰かに奪われてしまうのです。
私の友人に一人、私が毎回失恋するたびにこういう人がいました。
「チャンスの神様は前髪しかないから見つけたらすぐ捕まえなきゃいけないよ!」と。
わかってはいるのですが、なかなか実際に行動には移せません。
だって好きな人に思いを告げること(自分の気持ちがバレること)自体怖いのに、そのうえ全力で自分を拒否されたらどうしよう?
絶対に立ち直れない!
私はずっとこうやって怖がってみすみす機会を損失していました。
ビジネスシーンでもそうです。
自分に自信がないことでいつも煮え切らないようなうじうじした態度でいれば、上司や先輩も最初のうちは見逃してくれていてもそのうち「またか」と愛想をつかしてしまいます。
自信がないために取引先の相手に肝心な話をいつまでもできないでいると、絶対に他のライバルに先を越されてしまいます。
これもまた「機会損失」ですよね。
チャンスがありそうだ、と思ったら、自信がなくてもとりあえず前進あるのみ。
何か行動に移さないと、チャンスの神様は待ってくれません。
克服方法
さて、自信のなさを克服する方法ですが、海外ではよくセラピーに通う人もいますし(セレブのみならず一般の人も結構当たり前のようにセラピーを受ける習慣があります)、自己啓発セミナーなどに参加し、まずは自己肯定をするところからはじめるというようなこともできます。
もちろん身近にセラピーやカウンセリング、セミナーなどを受けられる施設や機会があるのであれば、おおいにそちらを利用されたらいいと思います。
人に助けを求めて導いてもらうことは、悪いことではありません。
むしろ自分ひとりで悩んで長い間泥水の中をもがき続けるよりも、よっぽど早く光が見えるかもしれませんし、自己否定を辞めるためには自分で自分の良さを探していくよりも他人に言われて自分の良さに気づく方がよっぽど簡単で自分の自信につながります。
人から褒められたり肯定されると、人は安心するものです。
講師やカウンセラーの力を借りるのは恥ずかしいことではないし、むしろ前向きになろうという向上心があり良いことです。
ただ、さきほども少し出てきたように自信がない人の中にはもともとコミュニケーションを他人と取るということが得意ではない人も多いです。
そのような人にいきなりセラピーに行け、カウンセリングに行って自分を他人にひけらかせ!というのはなかなか難しい話でしょう。
それに仕事が忙しくてセラピーなんかに通っているような気力も余裕もない、という人がほとんどかもしれません。
成功体験を作る
そんな人にぜひ試してもらいたいのが、「小さくていいので、成功をたくさん体験していくこと」です。
朝起きて1日のスケジュールを分単位、時間単位で決めてみてください。
何時に起きて何時から何時までごはんを食べる、何時までに身支度をして何時に○○に行って○○をする。
レンタルビデオ屋でCDやDVDを借りるだけでもいいです。
あらかじめ自分でたてたスケジュール通りに1日行動することができたら、自分にもできる!とちょっとした自信になりますよね。
1日のスケジュールをタイトに立てて毎日その通りに動くというのはなかなか大変なので、週単位で目標を絞ってもいいです。
週○回はジムでトレーニングをするだとか、お酒は週○回までだとか、1週間禁煙してみるとか、1週間で本を1冊読み切るとか、なんでもいいのです。
そのように、1日単位、週単位、目標を決めて、それをしっかりこなせるようにすると、少しずつ、ほんの些細な事ではありますが、成功体験を積み重ねていくことができます。
私もそうですが、人が自分に自信を無くすきっかけには前述したとおり「過去の失敗がトラウマとなる」ことがあります。
失敗を繰り返していくと、自分は何度やってもダメだ、自分はダメな人間なんだ、と、だんだん頭に刷り込まれていってしまいます。
それを払拭するには、何かを成し遂げることができた!という成功の体験を失敗体験よりも多く自分の頭に刷り込む必要があります。
また、自分何か行動を起こしたあとは、必ずあとから自己採点してみましょう。
自分の良かった部分、ダメだった部分など、ひとつずつ分析していくと改善すべき点が見えてきます。
それをもとに、次にまたつなげていけばよいのです。
そうやって分析と改善を繰り返していくことで、少しずつスキルアップにつなげていきましょう。
スキルアップすればそれがまたあなたの自信へとつながり、スキルアップしたことで更にステップアップも期待でき一石二鳥ですね。
コミュニケーションの上手なとり方
また、人とコミュニケーションを取ることが苦手でなければ、とりあえず周りの人や通りすがりの人を褒めまくる、というのも効果てきめんです。
私は高校を卒業してすぐアメリカに行ったのですが、アメリカ人は初対面の相手だろうがとにかく自分がいい!と思ったら迷わず声をかけて「いいね!」「素敵だね!」「どこで買ったの?私もほしいな!」なんてすぐ褒めるのです。
怪しい中年男性に明らかに下心丸出しで「君の瞳は素敵だ。」なんてほめられた(せまられた?)時は本気で鳥肌ものでしたが、バスの中で同い年ぐらい(いやもっと下かも)のアメリカ人の女の子が一緒にいた友人との会話をパタっとやめて「その服素敵!どこで買ったの?!」と声をかけてきた時はなんとも言えない嬉しさがありました。
基本的に褒められていやな気分になる人はあまりいません。
髪型を変えた人を見つけたら男女関係なく「新しい髪形にあってるね」とほめる!
新しいバッグや服を持っている人を見つけたら「それかわいい、私もほしい!」とほめる!
そうやって、何でもかんでも(嘘くさくならない程度に)人のことを褒めましょう。
他人を肯定することは、自分を肯定することにもつながります。
人に対してこんなに思いやりのある言葉をかけることができる自分、をどんどん好きになっていくはずです。
ぜひ試してみてください。
まとめ
自分に自信がないといっても、なぜそうなったのか、原因やきっかけは様々です。
メンタルのことなので、体に追った傷やケガのように数日の療養で目に見えてよくなっていくようなものでもありません。
時間はかかるかもしれませんが、長期戦で臨むことで必ずあなたに変化が訪れます。
上手に自分をマインドコントロールしていくことで、自信に満ち溢れた自分にきっと生まれ変われます。
まずは、自分を否定しないこと、物事を悲観しないこと、小さくていいので成功体験をたくさん経験することなどからはじめてみてはいかがでしょうか?