イーサリアムの買い方、おすすめの購入方法【2019】

イーサリアムの買い方、購入できる取引所

今回は、仮想通貨のアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨の総称)の代表とも言われる、もっともメジャーなイーサリアムの買い方と購入方法をお伝えしていきます。

イーサリアムに限らず、仮想通貨を購入するためには、買いたい仮想通貨の取り扱いがある仮想通貨取引所に取引口座を開設して、その口座へ日本円を入金(銀行振込やコンビニ払いなど)した上で、日本円で買いたい仮想通貨を買う(両替する)という流れが基本となります。

仮想通貨取引所というと何か小難しい印象がありますが、株取引を行うために自分の好みの証券会社を選んで証券口座を開設するというイメージです。

2018年2月現在イーサリアムが購入できる仮想通貨国内取引所は、

  • ビットフライヤー
  • コインチェック
  • ザイフ
  • ビットバンク
  • GMOコイン
  • DMMビットコイン
  • コインエクスチェンジ
  • ビットポイント
  • みんなのビットコイン
  • ビットトレード
  • ビットコインボックス

の11取引所で、イーサリアムが買えるおすすめの仮想通貨国内取引所は、国内三大取引所と言われる、

の3つがおすすめです。
イーサリアムはビットコインに次ぐメジャーコインであることから、今後、新規取引所開所も含めて取り扱い取引所が増えていくと思われます。

※注:コインチェックは2018年1月26日に日本円にして約580億円相当の仮想通貨ネムが不正流失した事件が発生し、現在、日本円の入金は再開したものの取引停止中となっています

いずれの取引所でも日本円の入金方法がいくつかありますが、振込手数料が毎月複数回無料となっているネットバンク等の銀行口座をお持ちの方であれば、おすすめは銀行振込です。
銀行振込の場合の必要な手数料は振込手数料のみで振込手数料が無料であれば、本当に手数料無料で仮想通貨取引所の自分の取引口座へ日本円を入金することができますよ。

特徴

次に、イーサリアムの特徴をお伝えしていきます。

イーサリアムは時価総額ランキングでもビットコインに次ぐ第2位、ビットコインの弱点を解消したアルゴリズムとビットコインにはにないスマートコントラクトという画期的システムを持っていることで、将来性から値上がりの期待を持つ投資家が多いのです。

承認アルゴリズム「プルーフ・オブ・ステーク」

まず、アルゴリズムについてですが、イーサリアムはプルーフ・オブ・ステークという承認アルゴリズムを採用しており、プルーフ・オブ・ステークとは、ビットコインのプルーフ・オブ・ワークが「もっとも多い演算量」を投入したノードが正しいものとされるのに対して、「もっとも多いコイン年数」を投入したノードが正しいとされるアルゴリズムです。

つまり、「コインを長く持っている人」が報酬をもらえるというシステムとなっており、ビットコインの問題点の1つでもある、「もっとも多い演算量」により報酬がもらえるシステム、わかりやすく言いかえれば、スーパーコンピューターを何台も所有している巨大資本がある一部の資本家が報酬を独占できる可能性があるという問題点を解消したシステムと言えます。

スマートコントラクト

次にスマートコントラクトについてですが、スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上でプログラムを自動的に実行させる技術のことであり、まさに名前の通り、「賢い(スマートな)契約(コントラクト)」です。

ビットコインのブロックチェーン技術においては、Aさんが1ビットコインをBさんのウォレットへ送金したなどの一方通行の情報しか入っていませんが、イーサリアムのスマートコントラクトにおいては、送金などの取引情報に加えてその取引情報を実行する条件のプログラムも含まれており、双方向の情報が入っています。

このことがビットコインの弱点を解消した、素晴らしいイーサリアムのブロックチェーン技術と言われる理由です。

具体的な例を挙げて説明すると、「Aさんがヤフオクを通じて全く知らないBさんから中古のiPhoneを購入した」という事例がイーサリアムのスマートコントラクトの技術を活用できるようになると、「AさんがツイッターやフェイスブックなどSNSで知り合ったもののリアルには一度も会ったことのないCさんから中古のiPhoneをイーサリアム決済で購入した、その際スマートコントラクトの技術により、Cさんが最寄りのコンビニから宅配便で発送した瞬間にAさんが送った代金分のイーサリアムをCさんが受け取ることができる」ということになります。

つまり、この事例の場合のヤフオクという第三者をまたぐ必要がなくなり、しかも、スマートコントラクトの技術により代金のイーサリアムを受け取ったにも関わらず、商品である中古のiPhoneを送らないという不正を防ぐことができるという信用がスマートコントラクトの技術により担保されるのです。

今現在の段階では、信用を担保するためにお店などの仲介者である第三者を間に入れないといけない複雑な取引を簡単で安心安全な取引にすることができるわけですね。

イーサリアムクラシックとの違い

実は、イーサリアムイーサリアムクラシックという、名前は似ていますがまったく異なる2種類の仮想通貨が存在します。

これはどういうことなのでしょうか?

簡単にいえば、イーサリアムから分裂して新規開発された仮想通貨がイーサリアムクラシックであり、言ってみれば、料理屋さんがのれん分けをして分かれたようなイメージです。

ただ、イーサリアムの分裂には少し暗い過去があるのです。

2016年6月17日にイーサリアム上のプロジェクトであった「DAO(ダオ)」というシステムの設計ミスを突かれハッキングされてしまい、日本円にして当時約50億円もの資金が不正に送金されてしまったという事件が発生しました(The DAO事件)。

この事件が発生した際に、イーサリアム・コミュニティでは、「このまま放置する」か「ハードフォークによりロールバック(巻き戻し)を行い、不正送金の前の状態に戻す」かの二者択一の議論が行われ、結果として、ハードフォークを行うことになりました。
その決定に反発した人たちが新しくイーサリアムクラシックというまったく新しい仮想通貨を開発し、今日に至っているという流れとなります。

ちなみに、2018年1月26日に発生したコインチェックから日本円にして約570億円相当の仮想通貨ネムが不正流失した事件において、ネム財団は、「半永久的に書き換えることが出来ない」ことを信頼性の根拠としているブロックチェーン技術の根本の思想を守ることと、ハッキングにより不正流失したネムは追跡が十分可能であるということから、ハードフォークをしないという選択をしました。

2018年ハードフォークと今後の将来性

さて、前述した通り、イーサリアムは2016年のThe DAO事件をきっかけにハードフォークを行い、イーサリアムが分裂してイーサリアムとイーサリアムクラシックの2つとなりましたが、仮想通貨の世界ではハードフォークによる分裂は1回だけとは限りません。

イーサリアムに関して言えば、2018年1月19日に事前告知通り2度目のハードフォークが行われ、イーサリアムから新たにイーサゼロが誕生しましたが、今のところ、日本国内取引所はもちろん海外取引所においてもイーサゼロは配布されていないのです。

イーサゼロについては、海外・国内主要取引所で購入できるとのリリースがありましたが、実際のところ、事前にイーサリアムからイーサゼロへの交換を行いイーサウォレットでの受け取りできたものの、2月になっても取引所でリリースされていません。

このような状態から、いわゆる「分裂詐欺ではないのか?」という声がネット上であふれかえっている状況ですので、もし興味がある方ならば当面は静観しておいたほうが無難です。

いわゆるICO(イニシャル・コイン・オファリング:新規仮想通貨公開)詐欺が増えてきていますが、分裂詐欺に関しては2017年12月にビットコインからの新規ハードフォークとしてビットコインプラチナが誕生するという話がありましたが、結局は10代の韓国人少年のいたずらだったという事象がありました。

確かにICOやメジャーコインのハードフォークによる新規仮想通貨発行の流れに上手く乗ることが出来れば、数百倍単位の大きな利益を上げることは可能ですが、一方で前述したような詐欺や詐欺まがいのいたずらもかなり増えて来ているのが実情ですので、くれぐれも気をつけてください。

まとめ

先日、コインチェックの不正流失事件が発生し仮想通貨についてネガティブな印象を持つ人が増えてきました。

しかし、仮想通貨はビットコインやイーサリアムなどただの暗号通貨であるだけでなく、その裏にあるブロックチェーン技術が素晴らしく、今後、世界中の経済活動が大きく革新する根本となる技術であることで評価され、ここまで大きく値上がりしてきたという経緯があります。

今回ご紹介したイーサリアムの双方向のスマートコントラクトのブロックチェーン技術は、早ければ今年中、遅くとも数年以内には私たちの日常生活の中の経済活動において、大きな技術革新をもたらすことが確実視されていますので、中長期の投資対象としては適しているといえるでしょう。

 



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