高圧的な人の特徴と心理!上手に対処する方法とは

皆さんは今まで「高圧的な人」にあったことはありますか?
石原はあります。

忘れもしない、あれはまだ石原が20代前半頃、まだ電機メーカーのルート営業をしていた時のことです。
取引先のスーパーMのとある店舗に行ったのです。

上から自社製品を専用の段ボール什器を組み立てて設置するという指示が出ていて(山積み、と言います。)、製品を店内に山積みさせて貰うためにまずそのお店の店長に話をしたのですが、店長は「T部長に話してくれる?」とのこと。

多分休憩室にいるよ、というので休憩室を訪れると、中にはスーパーのレジ係の征服をきた40代と50代ごろの女性が二人。
「すみません、私○○社の石原という者ですが、製品の山積みの許可をいただきに参りました。先ほど店長さんにお話しするとT部長という方に話をしてと言われてきたのですが、T部長さんはどちらにいらっしゃいますでしょうか?」

ありったけの敬語を駆使して丁寧な言葉遣いと態度を心掛けた石原でしたが、そこで待っていたのはまさかのいじわるおばさんのクソ対応(失敬…笑)でした。
「ハイ?何かな?(笑)」

半分笑いながら、かなりキツイ口調で高圧的に50代の女性の方が聞いてきます。
「あの、製品の山積みをさせていただきたいのですが…T部長さんはどこにおられますか?今休憩中とかなのでしょうか?」
もう一度要件を言ってみます。

すると先ほど口を開いた50代ごろの高圧的なおばさんがもう一度、
「だから、何?」

ん…?何って、山積みに来たからT部長さんと話したいと言っているのになぜこの人には伝わらないのだろう…
もう一度聞きました、石原。

「あの…山積みにきたのですが、T部長さんはどちらにおられるかご存知ないでしょうか?…」
すると50代のそのおばさん、一緒にいた40代の女性に向かってへらへら笑いながらこういうのです。

「も〜何言ってるのこの子ぉ〜(←石原のことですよ…)、わけがわからん気持ち悪い〜(笑)もう帰ってくださーい(笑)帰って。帰れ。」

「T部長」というので私はてっきり勝手に男性だと思い込んでいたのですが、その瞬間にハッと気づきました。
T部長とは、このさっきから高圧的な態度のこの50代のおばさんのことなんだ!(焦)

そこで慌てて石原謝りました。
「すみません!T部長さんがまさか女性の方とは思わず、こちらにいらっしゃらないかと思い込んでいて話がかみ合わなかったようです」
ただもうその意地悪ばあさん(笑)は聞き入れません。

「もういいから帰ってくださ〜い。」といじわるな笑みを隣の40代の女性とシェアしながらこちらをあざけり笑うばかり。
ていうか、そもそもT部長さんはどこですか?と尋ねてきたメーカーの人に対しては「私がT部長です」と名乗るのが普通ではないでしょうか。

自分の年の半分にも満たない若い子いじめて、一体何がしたいんだか…誰トクだよ…(笑)
もう悔しくてその日は泣きながら帰ったことを覚えています(笑)

後から聞くところによると、そのT部長という女性、そのスーパーの本社の専務だかちょっとお偉いさんの奥さんなのだそうで、気に入らない女性社員をいじめぬいて退職に追い込むということを常日頃からしている根っからの性悪おばさんだったのです。
(別の店舗に私の高校の同級生が数人おり、彼女たちから聞いた話です…)

私が20代前半から30歳頃で専業主婦になるまで10年間働いてきた中で出会った一番高圧的な態度だった人がこのMというスーパーのT部長という人でした。
どこにでもこういう人さまに対する態度がなっていない失礼な高圧的態度を取ってくる人はいますが、今この記事を見ているということはあなたはもしかしたら今高圧的な態度を取る人への対応について悩んでいる最中なのでしょう。

毎度毎度石原は前置きが長いですが(笑)、今日はそんな「高圧的な人の心理や対処法」について考えていきたいと思います。

高圧的な人の心理とは

高圧的な上司の画像

さてさて、常識ある人は普通は他人様に対しては物腰柔らかく、丁寧な言葉で、相手のことを尊重しながら話をするものですが、世の中にはそのような人ばかりではありません。
常識的な素敵な人もいれば、逆に出来の悪い人間も存在するもの。

その代表が「高圧的な態度を取る人」ですよね。
他人様に向かって高圧的な態度を取るとは、一体自分のことを何様だと勘違いしていらっしゃるのかわかりませんが(あぁ…冒頭のT部長のことを思い出すと昔のことなのにイライラしてきました。笑)、高圧的な態度を取る人の心理を分析してみると以下のような事項があげられます。

プライドが高い

高圧的な態度を取る人はプライドが高い人や負けず嫌いな人が多く、自分の方が相手よりも優れている、強い、地位が高い、ということをアピールしてきます。
高圧的な態度を取ることで相手の言葉や態度をすべて封じ込め、自分の方が偉い、お前は俺よりも小さく弱いんだぞ、ということを相手に無理矢理認めさせようとします。
逆に言うと、こういった人はコンプレックスの塊だったり何か自分の地位などに縋りつかなければ逆に相手に勝てない、舐められる、と思っているということなのでしょうね。
負け犬の遠吠えなので気にしないでよろし(笑)

人を見下して優越感に浸っている

高圧的な態度とは、いわゆる「マウンティング」のことですよね。
他人に高圧的な態度で「どう?私の方が優れているでしょ?すごいでしょ?」とマウンティングで押さえつけ(まるで動物です)、相手を弱らせ自分が勝ち、優越感に浸るのです。
人のことを見下している人に多いですね。

参考記事:マウントをとる人がうざい!マウンティングする人の心理と特徴、対処法を考えました!

人から認められたい

実は承認欲求が強く、人からスゴイ人だと思われたい、認められたい、という心理が働いています。

しかも高圧的な態度を取る人はたいていが店長、マネージャー、部長、専務…などの役職についているようなそこそこの地位にいる人が多く(冒頭に出てきたT部長もそうですよ…)、高圧的な態度で相手から舐められないように、そして自分はすごいんだぞ!ということをアピールして他の人が自分を超えないように(超えられない、と思い込ませるように仕向ける)、他人をさげすむことで他人の価値を下げ自分の価値を上げてまで自分のことを周りに認めてもらいたい、認めさせよう、としています。

実力で下の者を抑えられないから高圧的な態度で抑えつけようとするのでしょう。
なんと能のない人だ…

参考記事:人に認められたいは病気?承認欲求が危険な理由とは

実はコンプレックスの塊

「プライドが高い」でも少し触れましたが、高圧的な態度で他人を制圧しようとする人は、実は自分に自信がなくコンプレックスの塊だったりします。
本心(弱点)を他人に悟られないように、それを隠すように高圧的な態度で相手を脅したり威圧するのです。

高圧的な態度を取られた側は「うわっ!」と一瞬ひるみますが、相手をそうやって萎縮させることで自分の本心を相手に読まれないようにしているのです。
うーん…なんだかとても分かりやすい性格の持ち主ですね…

高圧的な態度を取る人には、このような心理が働いているといえます。
また、自分に都合が悪くなると急に機嫌が悪くなる、人のあらさがしばかりをする、大きな声で怒鳴る、ヒステリー、威嚇するように相手をにらみつける、自分の思い通りに人やモノをコントロールしようとする、というような特徴もありますよ。
どうですか皆さん、なんだか高圧的な態度を取る人の心理を分析していくと、なんだか哀れでかわいそうな人に思えてきませんか?(笑)

高圧的な人への対処法

心構えをイメージする黒帯を結ぶ男性の画像

高圧的な態度を取る人への対処法は、相手があなたから見てどのような立場にいるかで多少変わってきます。
一つずつ一緒に見ていきましょう。

A:上司、先輩

1,もしも上司や先輩が高圧的な態度を取ってくる場合

下手なことをすれば仕事や出世などにも響きかねませんのでとても悩むところですよね。

もしも上司や先輩が高圧的な態度を取ってきていて困っている、という場合は、誰かに相談してみましょう。
中にはそのような高圧的な上司や先輩から可愛がられている人や、うまく距離感を掴んで波風立てずに付き合っているような人がきっといると思います。
そのような人がもしいれば、一度相談してみましょう。

何かアドバイスを貰えるかもしれません。
ただ相談する相手は慎重に選びましょう。
もしもその高圧的な態度を取る上司や先輩とその人がツーツーカーカーであれば、あなたが相談したことの内容が事実が湾曲した形で本人たちの耳に入りあなたへの攻撃がもっともっと強くなる可能性も考えられます。

高圧的な態度の上司や先輩に金魚の糞のようにべったりくっついている子分みたいな人は要注意です。

とにかく高圧的な態度の上司や先輩に立てつかない

もし上司や先輩が言っていることが間違っていたり気分によってコロコロ変わっていても、とにかくいちいち意見したり立てつかないこと。
納得はいきませんが、適当に受け流し対立をなるべく避けることがストレスフリーへの近道でもあります。

わからないことなどを質問するとおそらく「こんなこともわからないのか。」とまたそこで高圧的な発言、罵倒などがあったりするかと思いますが、とにかく何を言われても適当にサラっと受け流してぶつからないようにしましょう。

スゴイ!と思ってなくてもほめちぎれ!

高圧的な態度の人は自分のことを他人に「スゴイですね〜!」と認めてもらいたい傾向にあります。
なので、仮にそれがおべっかだとわかっていても「すごいですね〜!」「勉強になります!」と自分のことをスゴイ存在なんだ!と認めてくれる人間に対してはかなり好意的に接してくるのです。

衝突をさけるためにも適当に「すごいですね!」「いつも丁寧なご指導ありがとうございます!」「わかりやすくて勉強になります!」などと思っていなくてもいいのでとりあえず褒めちぎりましょう。
ゴマすりみたいで嫌かもしれませんが、ゴマを擦っておけばそれが自分を守ることにも繋がります。

B:お客さん

もしもお客さんに高圧的な態度の人がいて困っている場合は、下手な対応をしてしまうと本部にクレームを入れられたり個人的なトラブルなどにもなりかねませんよね。
「お客さん=店員よりも偉い」というよくわからない方程式が脳内に定着している人も多いですが、そのような人は適当に受け流しつつ心の中では「かわいそうな人だな。」「哀れだな。」「ここでしか大きな顔ができないのか、かわいそうに。」と逆に見下してやりましょう。

そういう風に割り切り見下すことができれば、高圧的な態度でこられても意外と腹が立たないものです。
もし高圧的な態度のお客さんがしつこくクレームをつけてくるようであれば、その場を丸く収めるためにただひたすら平謝りを突き通し、ヒートアップした相手が満足するまで言わせておけば良いのです。

ただヒートアップしすぎてなかなか怒りが収まらないクレーマーや金品を要求してくるようなクレーマーの場合は、一人で対応しようとせず誰か他の人を呼ぶ(助けを求める)ことが大切です。

ちなみに接客業のうちの夫、お客さんにしつこく「安くしろ、安くしろ」と値切られることなどしょっちゅう。(処分価格になっている商品をさらにしつこく値切ってくる人もいるのだとか…笑)

そんな時夫は最初は「すみません、もうすでにお安くなっている商品ですので…」「ちょっともうこれ以上は…ごめんなさい。」などと断るそうですが、それでもずっとお客さんがしつこく食い下がってきた場合夫はしまいには「いい加減しつこいな!」とブチ切れることもあるのだとか(笑)

でもたいてい最後の最後に夫がブチ切れると「わかったわ、ごめんごめん。また来るわ。」などとそそくさと帰っていくお客さんが多いそうですが、「ぶち切れる」のは本当に最終手段ですね(笑)
大きなクレームにもつながりかねないので難しいところだと思います。

C:部下、後輩

たまに存在する生意気な部下や後輩。
こういった人達に対する対処法は意外と沢山あります。

1,生意気な口をきく後輩、部下は無視

生意気な後輩や部下というのは、自分よりも目上の相手である上司に対しても最初から上から目線で舐めてかかってきます。
こういった人はいくら注意しようがなかなかその態度を改めることはありません。
もうその人を諦めて、ハナから相手にしない、気にしないことです。

2,冷静になって話し合う

もしかしたらその後輩は、あなたに対して何か反感を抱いていたり生意気な態度で反抗しているだけかもしれません。
反抗というと子供みたいですが、実際に反抗心から上司に生意気な態度や高圧的な態度を取る部下や後輩というのは多く存在します。
一度お互い冷静に話し合うべきかもしれません。

相手には相手なりにそのような態度になる理由があるのかもしれません。
ただ市話し合いの場であなたも同じように感情的になっては何も解決しません。
冷静な態度で相手の話をとりあえずは聞いてあげてください。

3,相手を褒めちぎる

先ほど上司・先輩の章で「高圧的な態度を取る人には自分のことを褒めてくれたりスゴイ!と言ってくれる人に対して友好的な態度を取る人が多い」というようなお話をしましたが、その手をここでも活用してみましょう。

相手が上司や先輩から部下や後輩になっただけで、高圧的な態度を取る人の心理や本質的な部分は同じはずです。
仮に思っていなくても、その高圧的な態度の後輩や部下のことを褒めちぎりましょう。

「○○君はこんなことができるなんてすごいなー」「君の仕事に対する姿勢は私も見習わなければいけないな」などと、とにかく褒めちぎること。
人は自分のことを褒めてくれたり好意を抱いてくれた相手に対しては、同じように好意を返そうとします。

これを心理学用語で「行為の返報性」というのですが、褒められたり好意をしめしてくれた相手に対しては自然と人はその人の期待に応えよう、その人にもっと好かれるようにいいところを見せよう、などと思うのです。
あなたが相手のことを「スゴイね」「偉いね」と認めることで、相手もあなたの期待を裏切ってはいけないと歩み寄ってくる可能性はかなり高いのです。

いかがでしょうか、使えそうな手はありましたか?

まとめ

人は皆平等なはずで、上下関係なども本来であればないはずなのです。(職場などの組織内では別ですよ!)
にもかかわらず、なぜか高圧的な態度で威圧してくる人は多いですよね。
高圧的な態度でこられると何事か?!と一瞬大変驚いてしまうし萎縮してしまうこともありますよね。

ただそこは、「この人自信がないんだな」「この人ここでしか威張れないんだ…」と相手のことを「かわいそうな人だ」と逆に見下した目で見ることで、高圧的な態度を取られても受け流せるようになってきます。

こういった相手とは正面からぶつかっても生産性のない言い合いになって終わりというパターンがほとんど。
「かわいそうだな」と見下して適度に受け流す、もしくは思っていなくても「すごい!」と褒めちぎり相手の寂しい心を満たしてあげることでなんとか落ち着くかもしれません。
うまく交わしつつ付き合っていきましょう。



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