ジャパンネット銀行デビットカード-JNB Visaの使い方まとめ
ネットバンクは、既存の銀行と比べ圧倒的に便利であるという理由で、利用者が右肩上がりに増えてきています。
中でも「ネットバンクといえば、ジャパンネット銀行」というイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
ジャパンネット銀行は、1997年に当時のさくら銀行(現在の三井住友銀行)と富士通が共同で設立した日本初のインターネット専業銀行です。
そのジャパンネット銀行が発行している銀行口座のキャッシュカードと、デビットカードが1枚になったものが「ジャパンネット銀行デビットカード-JNB Visa」です。
この記事に書いてあること
ジャパンネット銀行デビットカード-JNB Visaの基本情報
- 年会費:無料
- カード発行手数料:無料
- 入会審査:なし
- 年齢制限:15歳以上
- 不正使用の補償:年間500万円まで
- 貯まるポイント:JNBスター・Tポイント
※カードの選択により異なる - 国際ブランド:VISAのみ
ジャパンネット銀行デビットカード-JNB Visaは、
- ベーシックカード
- ファミマTカード
から選べます。
この2枚はポイントシステムのみ異なります。
1.ベーシックカード
デビットカード利用500円につき1JNBスターポイントが貯まります。
貯まったJNBスターポイントは、1JNBスターポイント=1円のレートで、ジャパンネット銀行の口座へ現金キャッシュバック(ただし、ネット上での交換手続きが必要)ですが、ポイント還元率としては0.2%です。
また、カードは3色(スクエアブルー・ドットブラック・トライアルグル)から選べます。
2.ファミマTカード
デビットカード利用500円につき1Tポイントが貯まります。
さらに、ファミリーマートでの利用分に関しては200円につき2Tポイント貯まり、ポイント還元率は0.2~1.0%となります。
また、クレジットカードのファミマTカード同様に、ファミマでの買い物で、毎週火・土曜日のカードの日では2.5%還元、女性の方限定の毎週水曜日のレディースデーは2.0%還元です。
使い方
- 利用限度額:1日0円~500万円まで1万円単位で設定可
※初期設定金額:個人名義30万円・法人名義:50万円 - 法人でも発行可
※ただしJNBスターポイントは付与されない - 海外ATMにて現地通貨の引き出しが可能
- 明細書はWEB明細(14ヶ月分紹介可能、PDF・CSVファイルダウンロード可能)
他にも、メール通知サービスもあります。
(カード番号の発行・変更時、カード番号の利用停止・再開時、Visaデビットによる入出金時、残高不足等による利用代金の引き落とし不能時、利用限度額変更時のみ)
基本的な使い方
デビットカードとしての使い方ですが、利用できるお店はVISAのクレジットカードが利用できるお店で、会計時にクレジットカードと同じように店頭レジなどで、カードを店員さんに渡し「1回払いで支払います」と必ず1回払いを指定してください。
これは、デビットカードの仕組みによるもので、デビットカード決済すると即時に紐づいている銀行口座から決済金額分のお金が引き落とされます。
また、デビットカードは、クレジットカードのような分割払い・ボーナス一括払い・リボ払いはできず、1回払いのみです。
バーチャルカード
Webから、自分でカード番号を発行するネットショッピング専用のVisaデビット「ネット専用カードレスデビット」もあります。
この「ネット専用カードレスデビット」は、カード番号を最大で4つまで持つことができ、さらに1日5回までカード番号を変更できるため、買い物ごとに番号を使分ける、変更するなど、不正利用対策やカード番号の流出対策ができることができます。
例えば、初めて利用する海外サイトでのネットショッピングで、カード番号を入力するのはちょっとこわいですよね。
しかし、このカードレスタイプを利用すると、海外サイトでの買い物が完了した後に、カード番号を変更する(停止する)こともできます。
ジャパンネット銀行の銀行口座の特徴
入出金時間
24時間365日可能
利用可能ATM
- 三井住友銀行
- ゆうちょ銀行
- セブン銀行
- コンビニATMのE-net(一部のローソンと一部のファミリーマート)
- ローソン銀行
ATM手数料
- 3万円以上の入出金手数料:0円
- 3万円未満の入出金手数料
:ゆうちょ銀行以外は162円/回
:ゆうちょ銀行は324円/回
※ただし、毎月最初の1回は無料
振込手数料
ただし、三井住友銀行のATMからジャパンネット銀行のキャッシュカードを利用にての振込の場合、提携ATM手数料+三井住友銀行の振込手数料がかかります。
メリット
- 年会費が無料
- デビットカードなので入会審査がない
- JNBスタータイプは券面デザインが3つから選べる
- バーチャルカード(ネット専用カードレスデビット)が使える
- 年間500万円までの不正利用の補償があり安心
- 銀行口座キャッシュカードとデビットカード一体型であるためカードの枚数が減らせる
- スマホアプリ(Android・iPhone両対応)の出来が良く、見やすく使いやすい
- ベーシックカードで貯めたポイントの使い道がキャッシュバック一択なので、わかりやすい
- ファミマTカードはTポイントが貯まる(ファミマではポイント還元率1.0%まで上がる)
- ファミマTカードにすると、銀行口座キャッシュカード・デビットカード・Tカードの3つを1枚にまとめることができる
- 海外ATMで現地通貨の引き出しが可能
- 海外でのVISA提携店でも国内と同じようにデビットカードが利用できる
- 少額な買い物や日用品の買い物などをデビットカード決済にすることでATM手数料の節約となる
- デビットカードの1日の利用限度額を0~500万円まで1万円刻みで設定が可能
- 銀行口座の特典として、自動入金サービス(他行からジャパンネット銀行へ)が手数料無料で利用できる
- VISAタッチ決済が利用できる(マクドナルドなどで利用可)
デメリット
- 基本ポイント還元率が0.2%と低い(楽天デビットカードは1.0%)
- ファミマTカードでもファミマでしかポイント高還元(1.0%)にならない
- 銀行口座キャッシュカードと一体型のため紛失するとダメージが大きい
- 銀行口座のATM手数料が高い
- 振込手数料は必ず発生する
(ある条件を満たせば月に〇回振込手数料無料といった特典サービスは一切ない) - 銀行口座の機能が楽天銀行やソニー銀行と比べると劣る
(引き落とし残高不足を事前に知らせてくれるメールサービスがないなど)
まとめ
デビットカードの機能としては、メリットの方が目立つ印象ですが、肝心の銀行口座の機能で多くの人が気にするATM手数料が高いことが大きなデメリットです。
ただし、ATM手数料を回避する方法もあります。
例えば、5,000円ほどATMから出金したい場合は、一度35,000円出金し、すぐに30,000円入金すれば手数料はかかりません。
また、振込手数料が無料となるサービスが一切ないのもデメリットです。
こういったATM手数料や振込手数料といった銀行口座そのものの機能が今時のネットバンクとしては弱いところがかなり気になる点ですが、バーチャルカード(ネット専用カードレスデビット)が4つ作成可能で1日に5回までバーチャルカードの番号の変更が可能であることと、年間500万円までの不正利用等の補償があることは他のネットバンクにはない大きな強みです。
ネットショッピング対策としてバーチャルカード目的のみで、ジャパンネット銀行デビットカード-JNB Visaを保有することも十分に検討の余地がありますね。