後悔したくない!20代後半のうちにやっておきたいこと

どうもこんにちは、来年四捨五入すると40歳に突入する石原です。
はやいもので、成人式から気づけばとっくに10年以上が経過してしまいました。

20代の頃は30代がとても大人に感じられたのに、私の中身は30代になっても20代のまま何も変わっていないような気がします。
30代に突入する直前、実は内心ちょっとばかし焦りました。

「このまま30代になってもいいのか?」と。
日本で高校を卒業したあとすぐ渡米しアメリカの大学に進学したのですが、卒業後は23歳頃日本に帰国し、それからはずっと地元にいたので実家で母と弟と犬たちと暮らしていました。

実家は自分が育った場所。
家にいれば大好きなお母さんがおいしいご飯を作ってくれる。
とても居心地が良かったので、それに甘えて私は30歳で結婚するまで断固として実家を出ませんでした。
それどころか、結婚する気も、またその気配すらなかったので、ずっとそのまま40になっても50になっても実家で母と弟と犬と暮らす気満々でしたよ(笑)

でもね、心のどこかではやはりあったのです。
このまま30代になってもいいのか?という焦りがじわじわと。
本人に結婚する気がある、なしにかかわらず、結婚もせず実家にいるいい歳をした娘(息子)を見て、近所の人はどう思うんだろう?とか、私が若い頃は30代はとても大人に思えたのに、私は中身が子供のままじゃないか…とか、色々と思いは巡りました。

今20代後半で30代に突入しようとしている人の中には、以前の私のように「30代に突入することへの焦り」を感じている人も少なくないでしょう。
今日は、そんな「このまま30代になっていいのか?」という悩みについて考えてみたいと思います。

20代前半と比べて成長していない気がする

30代を目前にしてほとんどの人が頭をよぎるであろう「20代前半の若い頃と比べて自分は成長していない気がする。」という悩み。
おそらく、大丈夫です。
心配には及びません(笑)
ほとんどの人が20代前半の若かりし頃よりも20代後半、30代に突入するころには精神的にも成熟しているはずです。

20代前半というと大学や短大、専門学校を卒業して社会人として働き始める頃でしょうか。
社会人になったばかりの頃はまだ半分学生気分も抜けず、社会人としてのルールやマナーなども身についていない頃ですね。

20代前半から後半、30代に近づくにつれ、ほとんどの人が会社で揉まれ、人間関係に悩んだり、恋愛をしたりするでしょう。
20代で結婚し子供を持つ人もいますから、様々な体験を通して誰も皆少しずつ知恵や教養を身に着け経験値を積んでいきます。
自分では自分のことを「20代前半の頃と何も変わっていないじゃないか。このまま30代になっても私は大丈夫なのかしら?」と思っていたとしても、意外と自分よりも若い子たちから見るとあなたは普通に自立した大人の女性、男性に映っているものです。

周りと比べて年収、貯金額が低い

社会人として働きだすと、気になるのが年収や貯金についてです。
周りの人と比べて年収が低いだとかボーナスがいくらだったとか貯金額がいくらだとか、とても気になりますよね。
私は高校までを日本で過ごし、高校卒業後はアメリカの大学に進学しました。

アメリカの大学を出たというと、周りからは「すごーい!」だとか「頭良さそう…」などと毎回言われますが、実はそんなに頭も良くないしすごくもなんともありません。
ただ日本に行きたい大学がなくて幼少期から憧れていたアメリカに行きたかっただけで、自然と高校卒業後の進路がアメリカの大学へ進学することの一択しかなかったというだけなのですが…
ただ、私に毎月仕送りをしっかりしてくれていた私の母親はすごいです。彼女のおかげで無事大学を卒業できましたから…
と、母が頑張って仕送りをしてくれたから無事アメリカの大学を卒業できただけの私は、何の一つもすごいところがありません。
若い頃の私は割と行き当たりばったりなところがあり、アメリカの大学を卒業した後の進路もただ漠然と「なんとかなるだろうよ。」と楽観視していて、すっかり就職活動に乗り遅れアメリカから帰国したころには行くところ(就職先)がありませんでした。
とりあえず帰国後にアパレルショップでアルバイトを始めましたが、つなぎのつもりだったアルバイト、そのままの流れで結局その後アルバイトを転々としたり、やっと正社員になれる!と思い中途採用された電機メーカーのルート営業職では使用期間が明け正社員になれるはずでしたが会社の経営が苦しくなってきた頃で何かと理由を付けられ正社員での雇用は見送られてしまい、3年半の間契約社員として働きました。
その後結婚願望もなかった私は手に職を付けたかったことと自動車が好きだったことから思い切って契約社員で働いていた会社を辞め、職業訓練校に通い2級自動車整備士の国家資格を取りました。
20代も後半になり自動車整備士の資格を取って、私はそこで初めて「正社員」として就職することができたのです。
ただ整備士も仕事内容の割に薄給で有名な職種ですが、そこで一応「正社員」という安定(?)を手に入れることができたのです。
ただその後縁あって整備士を1年ほどしてからすぐ結婚し家庭に入ったので、結局正社員として働いたのは1年程。
そのほかはアルバイトや契約社員という非正規という雇用形態で働いていたので、アメリカの大学を卒業して周りからすごーい!頭いい~!エリートぉ!なんて言われることの多い私ですが、実はそんなこんなで今の今までずっとずーっと自分でも「なぜだ?」と思うほど超貧乏でエリートとは一番遠いところにいます。
実家暮らしだったので独り暮らしをしている人よりもお金に余裕はあったのかもしれませんが、それでも貯金がないまま結婚してしまいましたし(お給料が低く非正規雇用なのでボーナスもなかったというのもあるのですが、性格的に貯金が苦手です)、私は冗談ではなく生涯貧乏のまま一生を終えてしまいそうです。
また私の同級生に、地元短大を卒業後保険会社の営業をしていた子がいますが、その子もなかなかの過酷な労働条件で働いていたため貯金ゼロのまま、これまた貯金ゼロのバツイチ男性と結婚し今一人娘を儲け、色々と金銭面などで苦労しているようです。
また別の友人は高校を中退した為まともなところに就職できず(正社員としての採用が中卒ではほぼないんですね…)30代後半になった今もずっとアルバイト。
かと思えば、堅実に日本の大学に進学しフライトアテンダントとして世界各地をフライトしている(SNSで見る限り独身で大変リッチな生活を送っていそう)ような同級生がいたり、無難に公務員になり無難に結婚し貯蓄にいそしむ同級生もいたり…
生涯貧乏な私から見ると、フライトアテンダントの同級生も、公務員の同級生も、ただただ羨ましい!
20代後半頃になると、さすがに私も貯金がないことに焦り始めました。(遅い!)
さてそろそろ貯金をしなければまずいな、と、貯金をしよう!と決意したまさにその時妊娠が発覚し、私もまた貯金ゼロのまま結婚しました。
幸い夫が貯めこむ堅実な性格だったもので、夫の貯金やお給料で何とかなってはいますが、貯金の大切さを身をもって痛感しました。
なので、もし今あなたが正社員としてそこそこの企業で働くことができているのであれば、ぜったいに貯金はしておいた方が良いです!
「お金がないと何もできない。」のです。
結婚したいと思ってもお金がなければ反対されるかもしれない。
お金がなければ子供を持っても満足な生活をさせてあげられない。
「お金がないと結局何もできない。」んです。
もしあなたが周りの友人たちよりも年収が低い、貯金が少ない、過酷な労働条件で働いているような状態であれば、思い切って30代に突入する前にもっと好条件の会社に転職してしまうのも手です。
20代のうちにする転職と、30代になってからの転職では、給料、賞与、労働条件などに差が出てきます。
もしお金の面で悩んでいるのであれば、思うように動きが取れるのは20代のうちまでです。

結婚をそろそろ考えないと手遅れになるのか?

もしあなたが結婚をしたいのであれば、30歳あたりが男女ともに一つの節目になりそうですね。
私は20代半ば頃、当時電機メーカーのルート営業(契約社員)をしていた時営業先のスーパーのおばちゃんに
「あんた結婚せんのん?んー、27歳までせんかったら多分ずっと結婚せんで(笑)」
と謎の予言をされたことがありましたが(笑)、もしあなたが今20代後半で、結婚願望があるのであれば、特にあなたが女性ならそろそろ焦りも出始める頃でしょう。
私は生まれ育った環境から「結婚もしないし自分の子供も持たない」と決めていた為、20代後半になっても全く結婚に対する焦りはありませんでしたが、近所の人たちからはどう思われていたんでしょうね…
「あそこの姉弟は一生実家暮らしで結婚もせんつもりなんじゃろう。」とちょっとした陰口ぐらい叩かれていたかもしれません(笑)私は縁あって30歳で結婚、出産を経験し今は二児の母をしていますが、ご縁があればそう焦らなくても誰でも結ばれるべき相手と自然と結ばれると私は思っています。
ただ、女性の場合は妊娠・出産のタイムリミットがあります。
若くてもなかなか子宝に恵まれない夫婦はいますが、年齢が上がれば上がるほどその確率も上がりますよね。
ですが昨今では40歳で初産という女性も決して珍しくはないですし、焦って結婚して結婚相手を選び間違えるよりはまだ独身の方が良いのではなかろうか…とも思います。
先ほどの章でも登場した短大を卒業後保険の営業をしていて貯金ゼロのまま結婚をした同級生も、「私絶対結婚しないわ」と言っていた私が先に結婚してしまったので焦りもあったのか、バツイチ貯金ナシ男性(別にバツイチがダメという訳ではありませんよ!)と付き合ってすぐ子供を作り結婚したのですが…
話を聞いていると、もう散々です。
男性側(現在の旦那様)が彼女(私の同級生)の実家にお邪魔してもご両親に挨拶のひとつすらしないだとか、貯金がないのは前妻さんとその間に出来た子供たちへの仕送りをしていたせいかと思いきやすべて自分の趣味のゲームにつぎ込んでいて貯金をしていなかっただけだったとか、休日も子供の世話は一切せず自分の部屋からも出てこないだとか、もう話を聞いていると大変だなぁ…と他人事ながらため息がでそうになります。
明らかに彼女の場合結婚に焦っていたので、「焦って結婚するとロクなことがないな…」と彼女の話を聞くたびに思ってしまいます。
先ほども言ったように女性には出産のタイムリミットがあるので、もし子供が絶対に欲しいのであれば20代後半にもなればそろそろ現実的に結婚について考えた方がいいに決まっていますが、自分と血のつながった子供にこだわらないというのであれば別に何歳で結婚したって良いわけですから焦る必要もありません。
ただ、よく聞く言葉ですが子育ては体力勝負です。
男性も女性も、子供を持ちたいのであればやはり若いうちに出産と子育てをしておいた方が後々は楽だと思います。
私は初産が30歳でしたが、「20代で産んでおけばもっと子育て楽だったかしら…」と第一子を産んだ時は思いましたよ。

いつまでたっても、仕事で認めてもらえない

職場の環境や人間関係にもよりますが、30代を目前にしてもなかなか仕事で認めてもらえないとなると仕事へのモチベーションも下がるし精神的にもきついですよね。
大学を22歳で卒業して新卒で入社した会社でずっと働いているとして、20代後半にもなればもうその会社で仕事を始めて6年、7年目といったところでしょうか。
働き盛りの20代後半頃から30代、40代ごろというと、社内でも難しいプロジェクトを任されたりとそれなりに責任のあるポストに就いている人が多いですよね。
なのに頑張っても頑張ってもその努力や成果を正当に評価してもらえないでいると、自分の会社での存在意義や価値を見失ってしまいそうです。
いつまでたっても仕事で認めてもらえないという場合、その原因にはいくつか考えられます。

①ただ単純にあなたが本当に仕事ができない(今一度仕事の進め方について上司や先輩に指示を仰ぎましょう)
②先輩、上司にあなたが嫌われている(先輩や上司に可愛がられる人ほど多少ツメが甘くても評価が高かったりするものです。)
③会社の経営状態があまりよくない(高評価は賞与や昇給に関係しますよね。何かと理由を付けて正当に評価してくれないだけかも?)
④あなたの承認欲求が強すぎる(私はこんなに頑張っているのに!と求めるばかりでは成果は付いてきません。)
⑤逆にあなたが仕事が出来すぎる(出る杭を打つタイプの上司はこの世に沢山います。)

パッと思いつくだけでこれぐらい考えられますが、あなたの仕事がなかなか認められない理由はどのようなものでしょうか?
もしもあなたが上司よりも仕事が出来るのに正当に評価してもらえていない場合(⑤)は、その上司の下で働き続ける以上は永遠にあなたが日の出を見る日はやってこないかもしれません。
その場合どうあがいたってムダなので、部署を異動してその上司から離れるだとか、あっさり転職してしまう方が良いかもしれませんね。
また①のあなたがとことん仕事が出来ないタイプであったとしても、職種や職場が変わると突然成果をあげられるようになるかもしれませんよ。
今の仕事があなたに向いていないだけなのかもしれません。
いずれにせよ30代を目前にしても仕事で認めてもらえないとなると、なかなか辛いものがあります。
転職や部署の異動を考えても良いのではないでしょうか。
既出ですが、転職も自由に動きが取れるのは20代までです。

今からやっておいたほうがいいこと

30代に突入するに向けて今からやっておいた方がいいことですが、私が30代になる前にしっかりやっておけばよかったな…と未だに後悔し続けていることはやはり「貯金」です。
結婚し子供が生まれたらますますお金は貯めにくくなります。
老後もどうなるかわかりません。
20代の若いうちからコツコツと貯金をしておいた方が、今後急な入用ができたとき、家庭を持った時や、独立して何かビジネスを始めたいと思った時、大きな病気やケガをしてしまった時などに慌てる必要がありません。
貯められる余裕があるうちに少しでも貯めておきましょう。
また転職や国家資格などの取得も30代に突入する前にしておくことをおすすめします。
私は結婚もしないし子供も持たないと決めていたので最後の転職、手に職をつけてくいっぱぐれることがないように、と自動車整備士の道を選びました。(一人でも裕福でなくていいから好きな事をしてぼちぼち生活できたらいい、と思っていたのです。結局結婚して子供を持ちましたけど…)
20代のうちに整備士の資格を取っておいてよかったなと、30代になり専業主婦になった今は思います。
というのも、以前働いていた職場(整備工場)の先輩が「子育てがひと段落したら戻ってこい」と声を掛け続けてくれているからです。
資格なんて勉強して国家試験に通れば誰でも取れるものなので実際の技術とは関係ありませんが、やはり資格があるとないとではお客さんから見る目も変わってきます。
なので、私は資格を取っておいてよかったなと思います。
資格があればとりあえずどこかに就職できる、転職しやすい、と思うからです。
もし今の勤め先や仕事内容で物足りなさを感じたり何か別にやりたいことが見つかったという人は、20代のうちに行動に移しておくことをおすすめしますよ。

ということで、20代のうちに今からやっておいた方が良いと私が思うことの2トップは断然「貯金」と「転職(や資格試験の取得)」です。

まとめ

10代から20代になるときは、「もう大人の仲間入りだ~自由だ~!」という浮かれた気持ちしか私はありませんでしたが、おそらくほとんどの人が20代から30代になる時は「焦り」を感じるのだろうと思います。
周りの同年代と比べて収入が低い、貯金がない、結婚できない(しない)、仕事ができる(できない)などと、どうしても周りと比べて一喜一憂したり不安に思ったりするもの。
ただ、とりあえず「貯金」と「転職や資格の取得(転職しなくて良い人はそのまま現状維持で問題ありません)」は必ず30代に突入する前に、また将来いつか結婚したり子供が欲しいと思うのであれば、30代に突入する前にぼちぼち動き出しましょう。
特に結婚なんてその後の人生を大きく左右するので、焦りすぎて判断を誤らないようにだけはしてほしいと思います。
みんな何だかんだと悩みながら30代になり40代、50代と歳を重ねていくものなのだと思いますので、あまり不安や焦りばかり覚えずに、あなたのペースで良いのではないでしょうか。
ただ、何度も言いますが、貯金だけは絶対にしておいた方が良いですよ?(笑)



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