マウントをとる人がうざい!マウンティングする人の心理と特徴、対処法を考えました!

こんにちは。
ついに新しい一年がまた始まってしまいましたね。
今年も石原をどうぞよろしくお願いいたします。
さて、この春からうちの長男は初めて母の私から離れ幼稚園に通うことになっているのですが、幼稚園といえば私が通った幼稚園は小学校のすぐ隣で、その幼稚園の園児たちは幼稚園を卒園したらそのままお隣の小学校に上がる子がほとんどでした。

田舎の小学校で1年生から6年生までの全校生徒で100人ちょっとの小さなド田舎の小学校たったので、ほとんどの子は幼稚園から小学校まで(1クラスしかないし…)ずーっと一緒でした。
その中に特に1人だけ、ものすんごいマウント女子がいたんですよ。

その女の子は足が速い(野菜じゃないよ)女の子だったのですが、自分が足が速いことや、彼女には少し歳の離れたお姉さんとお兄さんがいたのでそのお姉さんとお兄さんのことを自慢したり(「近所の○○君、うちのお姉ちゃんのこと好きなんで~。」っていうよくわからない自慢とか…笑)、自分のおじさんが少林寺拳法の先生をしていてその身内自慢だとか、家で飼っている犬が今朝伏せの姿勢で手の上に自分の顎を乗せていてめっちゃかわいかった~!とかですね…

なんかよくわからんどうでもいいというか、こちらが反応に困るような自慢ばかりを毎日、1日何回もぶちかましてくるような子でした。
ええっと…そのマウント女子がどうなったかというのはこの記事の後半でお伝えしようと思いますが(笑)、こういった「特技はマウンティングです!」というような人は結構身近にいるものですよね。
今日はマウンティングをとってくる人のその心理や、マウンティングされたときの対処方法などについて考えてみたいと思います。




マウントとってくる人がうざい!その心理とは

パニックになる女性

人に自慢話をしたくない、という人は正直あまり存在しないのではないでしょうか。
というぐらい、人は実は自分のことを他人によく理解してもらいたいと思うものだし、他人よりも自分がより優れていることをアピールしたいもの。

ただしそれを実際に行動に移すかどうかというのはまた別で、その人がどれだけ場の空気を読む力があるか、どれだけマナーをわきまえた人なのか、その人の人となりに関係します。
マウンティングとは、簡単にかみ砕いていうと「他人よりも自分のほうが優れているということをわざわざ言葉や行動でアピールする」ことですが、マウンティング行為をする人の心理にはどのようなものがあるのでしょうか。

マウンティング=自分が他人よりも優位であることを誇示する言動、なのですが、これをわざわざ行うということは「自信のなさ」の現れなのです。

例えば会社で上司が部下にマウンティングする場合は、上司という立場である以上そこでもうすでに上下関係が自動的に決まっているにもかかわらずわざわざ部下に「俺の方がスゴイぞ!」というマウンティングをしてくる訳ですよね。
「上司」という肩書があり「部下」よりも圧倒的に強い立場にいるはずなのに、自分の仕事に自信がない、自分自身にも自信がない、だから部下に抜かされないように、また自分よりも部下の方が優秀だということを周りや本人にも気づかせないために、わざわざマウンティング行為をするのです。

常に人よりも優れた人間でいたい、常に自分の方が優位に立ちたい、絶対に負けたくない、という心理が働くからマウンティングをするのですが、裏返してみれば「自信がないことの現れ」なのですね。
だって本当に人より優れている人はわざわざ自分でそれをアピールしなくても周りから一目すでに置かれていますからね。
プライドばかり高くて実は気が弱い負けず嫌いの人がマウンティングをよくする傾向にあります。

マウンティングする人の特徴

マウンティング行為をする人の心理には「人に負けたくない」「自分の方が優れていたい」という心理がありますが、マウンティングをする人にはどのような特徴があるのか、考えていきたいと思います。

1,常になんでも自分が1番でいたい、プライドが高い人

面倒くさいタイプの人です(笑)
とにかく負けず嫌いなので、誰かが海外旅行に行ったとなれば「私は○○と○○と○○に行ったことがあるわ?」なんて負けじと自分の話を絶対にしてくるし、誰かが彼氏の話でもしようものならそれにかぶせて「私の彼氏はね~、獣医さんなのぉ。」なんて人の話を自分の話に持って行っちゃうんですよ。(←実は冒頭でもお話しした幼稚園からのマウント女子の実話です。笑)

私の経験上、男性の場合は職場での地位や貯金額や年収など、自分の権力や経済力で他人と張り合おうとし、女性であれば自分の配偶者や彼氏、または自分の身内の容姿や地位、自分の持ち物(ブランド品など)で他人よりも優越感を感じようとする人が多い傾向にあります。

女性の場合、自分自身のことというよりも、自分の身内や配偶者や知り合い(芸能人のだれだれと知り合いだ、だとか…)、自分を引き立ててくれるような持ち物(ジュエリー、洋服、バッグなど)で見栄を張る人が多いような印象です。

2,コンプレックスの塊

先ほども「マウンティング行為=自信のなさの表れ」ということを言いましたが、プライドは高く負けず嫌いなのに実は気弱でコンプレックスの塊といった特徴があります。

自分のコンプレックスを周りに突っつかれたり悟られてしまう前に、自分から相手を攻撃してしまおう、というのがこのタイプです。冒頭で触れた、私の幼稚園からの知り合いのマウント女子はコレでした。
自分に自信がなくて、だから常に自慢話は自分の家族や親戚やペットの犬(笑)
「へ~、そうなんだ、すごいな、ほんまか。」としか言いようがなく、この4語を並べておけば彼女はとりあえずご機嫌でしたよ(笑)

3,とにかくみんなに認めてほしい!承認欲求強すぎタイプ

今まであまり周りからチヤホヤされたり注目されることがなかったのか、マウンティングをする人の中には承認欲求が人一倍強い人が多いです。マウンティングをすることで周りから「○○さんてスゴイ!」と思われている(と信じているだけ。笑)ことに安心感を得ているタイプです。

4,とにかく自己中

自分のことしか考えていない、自分が良ければそれでOK!というような人もマウンティング行為に出る特徴が。
自分が一番正しいと考えているタイプ。
ざっくり分けてこの3つが、マウンティングをする人の特徴です。

マウンティングしてくる人の対処方法

さて、マウンティングをとってくる人の特徴や心理がわかったところで、その対処法について考えてみましょう。
マウンティングをする人は「たまに」ではなく割と日常的に、ほぼ毎日のように他人に対してマウンティングを取る人が多いため、付き合うこちら側は大変疲れますよね。

それにマウンティングしている側の人間は「自分がマウンティングをしている」意識はあまりなく、無意識にしているという人が多いため、よけいにたちが悪く、対処法を待ちがうと相手が上司などだった場合は大変なことにもなりかねません。
それでは、マウンティングをしてくる人への対処法にはどのようなものがあるのか、見ていきましょう。

①とにかく右から左へ!適当に流す!

マウンティングされた時の一番誰も傷つかない簡単な対処法はとにかくすべて受け流すこと。

マウンティングしてくる人は相手より自分の方が優勢だということをアピールしながら、また相手に相手より自分の方が優位にいるということで「悔しがらせたい」という目論見があります。

マウンティングを取られたことでそれをムキになって「私だってねぇ!」と同じように言い返したところで、マウンティングをする人を無駄に喜ばせたりいい気分にさせるだけ。
ですので基本的にマウンティングをされた時は軽く受け流すのが一番です。

マウンティングする人は承認欲求が強い人も多いため、適当に「へーすごいね」なんて適当な褒め言葉をかけて流すのも良いですが、あまり褒めることをやりすぎると今度は「この人は私の話を聞いてくれる」「私の承認欲求を満たしてくれる」と思われて返ってマウンティングが激化する可能性もあるので褒めすぎるのもほどほどに。

②距離を取る

もし距離を取れるような相手であればある程度の距離を置いた方が良いでしょう。
もし相手が会社の上司や同僚などで距離を置くことで仕事に支障が出そうなら、あなたの個人情報(家族や身内の話、恋人の話など)や休日の予定や過ごし方、趣味や特技などの個人的な話はなるべく避け、業務上必要な話題のみを口にするようにしましょう。
どちらかというとマウンティングをする側からすると仕事上の話題よりも趣味に関すること、家族に関することなどの方がマウントを取りやすいので、相手の思うツボにならないように必要最低限のお付き合いのみにしておきましょう。

③ハッキリ迷惑であることを伝える

帯をしめて気合いを入れる男性

上司相手に「もう自慢話は辞めてください!迷惑です!」「そんなことを言うなんて失礼な人ですね!」なんて言おうものなら下手すれば出世への道を断たれるだとかわざと評価を落とすようなことをされたりと死活問題につながりませんが、もしあなたと相手が対等な立場であるならばはっきりと迷惑であることを伝えましょう。
マウンティングをする人は実は気弱な人が多いので、はっきりガツン!と正直に言うことでマウンティングを辞める可能性も大いにあります。

さて、ここで冒頭で触れた私の幼稚園から高校まで一緒だった某マウント女子と私との間であったエピソードを一つ。
田舎だったので幼稚園、小学校、中学校までは自動的にみんな一緒だったのですが、高校になって初めてそれぞれの進路(高校)に進みある程度幼稚園からの仲間はバラバラになりました。

小学校の頃は人数が少なかったのでお互いに「こいつ嫌いだな…」っていう同級生がいてもとりあえず我慢、我慢。
だって、誰かが「お前のことなんかキライじゃ~!」と言ったことで友達の輪が乱れてしまい、元々人数が少ないのにその中でわだかまりができたりギクシャクしたらもうやりにくくて仕方ありません。

小学校の時なんて先生たちからも「人を誹謗中傷するようなことを言ってはいけない」「人を傷つけてはいけない」と言われるし(当たり前なんですけどね)、私たちもちょっと「むかっ」とくるようなことがあっても何も言わず我慢をしてきました。
(なので調子に乗ってる子はずーっと調子にのってやりたい放題のままだし、周りは我慢するばかりでした。)
ところが中学、高校と私たちも大人になるにつれ、言いたいことはある程度はっきり言えるように自由になってきました。

同じ幼稚園からは私と同じ町内のAちゃんと、その例のマウント女子と、マウント女子と同じ町内のSちゃんという子の4人が同じ高校に進学することになったのですが、ええ、あれは忘れもしません。
高校の入学式のあと、明日からいよいよ学校が始まるぞという日の夕方のことでした。

私とAちゃんは家も近いし大親友だったので勿論一緒に登下校をすることにしていたのですが、マウント女子は同じ町内のSちゃんと2人で通学すれば良いのに(私たちとはだいぶ家が離れていました)、「Sちゃんは1人で通学するんだって…だから明日から私と一緒に学校に行ってくれない?」とメールで私に言ってきたのです。

正直彼女の終りの見えないマウンティングには私もAちゃんも幼稚園の頃からうんざりしていたので、一応Aちゃんに「今マウント女子から明日から一緒に学校行こうってメール来たんだけど、どうする?」と相談したところ、Aちゃんがはっきり言ったのです。
「え…もうあいつの自慢話に付き合いたくない…石原ちゃんうまいことなんとか断ってもらえない?!」と。

もう遠まわしに伝えたところで本人のためにもならないよな、と思い、私は迷わずマウント女子にこんなメールを返しました。
「ごめん、1人で行ってくれる?もうあんたの自慢話にはみんな昔からうんざりしている。もう高校生になったことだし、あなたが私たちの家の方まで毎朝来るとだいぶ遠回りになるし、そろそろ別々に行きましょうね。それでは。」と。

(いや~ごめんなさい、本当はもっと言いたい放題キツイ口調で返信しました。笑)

するとどうでしょう。
マウント女子はすぐさまこう返信してきました。
「今までごめんなさい!私の悪いところ全部すぐ直すから、お願いだから一緒に学校行ってください!」と。
正直「え~!ここまで言われてもまだ食い下がる~?!すごいな…」と驚いたことを今でも覚えています(笑)

プライドが高くて、いつもどこかイヤミったらしくて、自慢話ばかりして人のことを見下していた彼女が、ここで初めて自分の非を認めたのです。(初めて人から指摘されたのでしょうねきっと。)
まぁでも…私とAちゃんの気持ちは変わらず、「私の悪いところ全部直すからお願い!」と言われながらもそこは丁重にお断りいたしました(笑)

結局無事に私とAちゃんは2人で、マウント女子は1人で自転車で高校まで10キロ以上の道なりを登下校することになったのですが、そのマウント女子は私に高校の登下校を断られてからというもの、めっきりマウンティングを他人にしなくなりました。
そしてマウンティングを辞めたからなのか、高校では新しく知り合ったクラスメイトや部活の仲間には意外にも好かれていましたよ、彼女は。
ハッキリとマウンティングは人を不快にさせるからやめた方がいいと指摘することで、このようにパタっと止むという事例もあるのです。

まとめ

マウンティング行為は、人をいやな気分にさせてしまう行為です。
マウンティングしたくなる気持ち(人から認められたい、下に見られたくない、自分が一番でいたい、など)もわからなくもないですが、仮にそう思ったとしても常識ある人、マナーのある人は決してやらない行為ですよね。
もしマウンティングしてくる人が身近にいる人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

会社の上司など以外であれば(もちろん関係が壊れても仕方がないという覚悟は必要ですが)はっきりと迷惑だ、不愉快だ、ということを指摘すればよいと思います。
あなたが我慢しなければならない必要はありません。
実際に私は高校生の頃ハッキリとマウント女子に正直に伝えたことで彼女と一緒にもやもやしながら3年間学校に通わなくても良くなりましたし、高校でも彼女は猛威を振るうのを辞めた様子でした。

ただね、残念なことに、彼女は高校を卒業後ドッグトレーナーか何かの専門学校に進学し、その後地元に戻ってきてとある動物病院で看護師として働き始めたのです。
同じ高校や中学出身でその動物病院で働く子が他に3人ほどおりその子たちから聞いた話なのですが、職場ではマウント女子がまたマウンティングの嵐、嵐だったのだそう。
うーん、せっかく彼女のマウンティングが終わったと思ったのに結局成人して仕事をはじめてからは復活してしまったようです。
残念。
そういうことも…あります(笑)

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