NURO光に乗り換えるなら今?速度はどう?評判などもまとめました!

「光回線はとにかく速くなければ」と思う速度第一主義のユーザーの注目を集めている業者が「NURO光」です。
一般的な光回線の下り最大速度が1Gbpsなのに対し、2Gbpsという超速度のサービスを提供する話題の「NURO光」について解説します。

どうして2Gbpsという速度が出せるのか

現在日本国内で提供されている光回線は、

  • NTT東西の「フレッツ」
  • KDDIグループの「auひかり」

が中心となっています。
これ以外には、電力会社が提供する回線などもありますが、電力会社とサービス範囲を共通にするローカルなものでしかありません。

話題の「NURO光」はこのどちらにも属していないように見えますが、全国規模の光回線網の中には、現在利用されていないものがそれなりにあり、これらの使われていない光回線網は「ダークファイバー」と呼ばれています。

「NURO光」は、プロバイダのSo-netがNTT東西のダークファイバーを利用し、一般ユーザーに提供している光回線サービスなのです。
レンタルですが、回線の管理を提供業者自身が行っているのでNTTやKDDIからの束縛を受けず、これらよりも高い速度でのサービスが行えるのです。

なお、現在では最高速度2Gbpsのサービスだけではなく試験的に10Gbpsのサービスも提供されるようになってきています。

●公式サイト⇒NURO光

NURO光のプロバイダは?

NURO光はSo-netが運営しているサービスなので、プロバイダはSo-netのみとなります。
とはいうものの、NURO光そのものがプロバイダと回線が一体化したサービスとして提供されているので、ユーザーがSo-netの存在を意識する必要はありません。

NTTのフレッツ光のように、回線とプロバイダが完全に分離していた場合、契約窓口・料金支払が二箇所になり、かなり面倒です。
しかし、NURO光の場合、窓口が一体化しているため、契約も支払いも一箇所で非常にシンプルになります。

提供エリア

NURO光の提供エリアは現在のところ、

  • 東京都
  • 神奈川県
  • 千葉県
  • 埼玉県
  • 群馬県
  • 栃木県
  • 茨城県

のいわゆる関東一都六県です。
ただし、これらの都県内でも場所によってはエリア外となることがあります。

自分の居住地が提供エリア内かどうかは、NURO光の申し込みページから確認できます。
居住地がエリア外だった場合、申し込みそのものができないので、間違えてしまう恐れはありません。

なお、試験的にはじめられている10Gbpsのサービスエリアは、東京都と神奈川県の一部地域のみに限定されています。

一戸建て向けとマンション向けの違い

光回線は、どのサービスでも一戸建て向けとマンション向けの二本立てになっているのが普通です。

一戸建て向けは、一本の光ファイバーを加入者宅に直接引き込むものです。
NURO光の一戸建て向けサービスは、本来の一戸建てだけではなく、二~七階建ての集合住宅で導入可能となっています。

マンションタイプは、集合住宅の建物全体に光ファイバーを導入し、それを複数の加入者宅で共有するというものです。
NURO光の場合、マンションタイプの導入にはいろいろ細かい制約があります。

同じ建物に住む誰かが、すでにNURO光に加入している場合は、建物全体がすでにNURO光対応になるので、導入は簡単です。
そうでない場合は、まずマンション全体での加入希望者が四人になるまで待つことになります。

加入希望者が四人になると、NURO光側では、マンションの管理組合と交渉し、光ファイバー導入の工事を行います。
一本の光ファイバーを複数で共有する形になるため、同時に利用するユーザーが多ければ、その分だけ速度は低下します。

このため、マンションタイプの場合、共有四人で2,500円、十人以上で1,900円と、価格に差がつけられています。
すでに対応している建物がまだあまり多くなく、四人集める場合もかなりの時間を要する可能性があるため、現時点ではまだオススメとは言えません。

一戸建て向けのプランと料金

NURO光の一戸建て向けの料金プランは2種類あります。

  1. 24ヶ月の連続利用が前提となる「NURO光G2V」
  2. 契約期間の定めのない「NURO光G2」

です。

「NURO光G2V」は、二年ごとの契約更新月以外に解約すると、9,500円の違約金を取られますが、その代わり月額料金が4,743円と安めに設定されています。

「NURO光G2」は、月額料金が7,124円となっていますが、いつ解約しても違約金は取られません。

違約金の額は、「NURO光G2V」と「NURO光G2」の差額のほぼ四ヶ月分ですので、四ヶ月以上使う場合は、「NURO光G2V」の方がお得になるということです。
余程の理由がない限り「NURO光G2V」の方を選ぶことになるでしょう。

なお、一戸建ての場合月額料金の他に工事費と事務手数料がかかります。
工事費の40,000円は、30ヶ月の分割にして支払い、事務手数料の3,000円は、初回の利用料引き落としの際に合算して引かれます。

割引キャンペーン

NURO光では、毎月様々なキャンペーンを行っています。
2019年2月現在、新規入会・コース変更によるキャンペーン(終了日未定)は、

  • 月額料金を一年間1,980円!
  • 工事費相当分を実質無料
  • So-net設定サポート1回無料

です。

NURO光の工事費は40,000円固定で、それを30ヶ月で分割することになります。月あたりの負担額は1,334円です。
現在実施中のキャンペーンの適用を受けると、毎月1,334円が利用料金から割り引かれることになり、工事費が実質0円になります。

毎月様々なお得キャンペーンが行われているようなので要チェックですよ。

●NURO光キャンペーンチェックはこちら

NURO光導入時の注意点

光ファイバーケーブルは、既存のどの回線よりも高速にデータ転送が行なえます。
実をいうと、インターネットの他の部分を構成するインフラは、プロバイダと加入者宅を結ぶ光ファイバーの速度に追いついていないというのが実情なのです。

「追いつかない」のはインターネット側だけではありません。家庭内ネットワークの方も、2Gbpsに追随できる環境を作るのは大変なのです。
NURO光に加入すると、無線親機が内蔵された端末装置が送られてきます。

この無線親機の性能は、最大450Mbpsです。
つまり、家庭内無線LANを構築し、それを通じてインターネットに接続しようとした場合、NURO光のポテンシャルの1/4程度しか発揮させられないことになるのです。

有線接続の場合でも、困難は伴います。
現在一般的に売られているパソコンのネットワーク端子は、1Gbpsまでの通信にしか対応していません。
古いものなら、100Mbpsまでのものすらあります。

カタログ上限値の2Gbpsの通信を行えるようにするには、上限10Gbpsのネットワークアダプタを新規に取り付ける必要があります。
それだけではなく、ケーブルも10Gbps対応にしなければなりません。

このように、それなりに注意して環境を構築しないと、2Gbpsの速度を活かしきれないのです。
ネット上の口コミ情報の中には、「NURO光は遅い」と不満を述べているものも時折見つかります。

しかし、その否定的なコメントが、2Gbpsを活かしきれる環境を構築した上でなされたものであるとは限りません。
実は家庭内ネットワークの方に遅くなる原因があるのに、回線のせいにしている可能性も否定できないのです。

NURO光を使いこなすための最大のコツは、回線の速度を活かすことのできる家庭内の環境を整えられるかどうか、という点にあると言っても過言ではありません。



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