人の気持ちがわからない人との接し方
先日実家の母が職場のショッピングモールでもらってきた風邪を私ももらってしまい、39.5度の高熱が出ながらも誰もみてくれる人がおらず0歳児と3歳児を2人連れてフラフラになりながら自力で運転して病院にいってインフルエンザの検査をしてもらうという非常事態に見舞われた石原です(笑)
もう年末年始頃からテレビの話題は新型コロナウイルスで持ちきりですよね。
咳やくしゃみがある人はエチケットとしてマスクをしましょう、とメディアや自治体でも呼びかけていますが、先週あたりに職場で風邪をもらってきたと思われた実母、私が子供たちとちょうと実家に遊びにいっている時に喉が痛くなりくしゃみや咳も出始めたのに全然自主的にマスクをしてくれませんでした。
「いやいや、ゴホゴホしとるがな、マスクしようぜ?」としびれを切らして言った私の言葉にようやく重い腰を上げマスクを装着した母…
が、時すでにおそしですでにゴホゴホハクションのオンパレードだったためその間で私にしっかりその風邪がうつっていました。
で、母がその風邪の諸症状でしんどいと言っていた3日後、私が40度近い発熱…というわけなのですが…
私からしたら「あの時もっと早くマスクをしてくれていれば私に移らず私もしんどい思いをしながら子供2人をみずにすんだのに!」という理不尽な思いがあったので(笑)、それを母親に伝えたのです。
「もっと早くマスクしてよ…ていうか風邪うつさないでよ…子供に移ったらどうするのよ…(下の子はまだ生後数カ月)」と。
すると母、何て言ったと思いますか?
「私も誰かに移された。」
…まるで被害者(笑)
いやいや、被害者コッチ被害者コッチ!(怒)
あなたが職場でしっかりうがい手洗いしていれば風邪なんてもらわなかったかもしれないじゃない!
あなたがウイルスを持ちかえらなければ私も風邪ひかなかったし夫にもうつらなかったのに!(私からさらに夫にうつりました。笑)
人の気も知らないで良く言うよ、ちょっとは人の身になって人の気持ちを考えてから発言してくれよ!と母に対して思い大変イライラしたという出来事が数日前起こりました(笑)
と、このように「もうちょっと人の気持ちを考えて物を言ってほしい」「人の気持ちを考えて行動してほしい」と感じることは誰もがきっと頻繁に周りの人に対して思うことだと思いますが、今日のトピックは「人の気持ちがわからない人」についてです。
先ほど出したうちの母親の例はあくまでも物のたとえですが、あなたの周りにも人の気持ちを踏みにじったり人の気持ちを考えずにズケズケ物を言い人を傷つけるような人はいないでしょうか?
今日はそう言った人の心理、対処法について考えてみたいと思います。
この記事に書いてあること
人の気持ちがわからない人の心理
「人の気持ちがわからない人」といっても、自閉症スペクトラム障害のようなもともとそういった障害を抱えている、という人の場合は今回はのぞいて考えてみたいと思います。
今日のトピックであげる「人の気持ちがわからない人」といのはそういった障害を抱えながら生きている人たちのことではなく、考えればわかるはずなのに考えようとしない人、人の気持ちやその場の空気をはなから一切汲み取ろうとしない人のことです。
人の気持ちがわからない人には大前提として、「自己中心的な考え方しかできない」という事があります。
そういった人の中には、
↓
他人には興味がない(どうなろうと構わない)
↓
平気で思った事をそのまま口にするし(俗に言う「空気が読めない」というやつです。)人の話も聞き入れない
という方程式が存在しています。
もっと詳しく人の気持ちがわからない人の心理や特徴を見ていきましょう。
①他人のことや他人の考え・意見には興味がない
人の気持ちを汲み取れる人、人の気持ちがわかる人というのは、相手が今どんなことを考えて発言しているのか、どんな風に思っているのか、相手の考えや思想を気にしながら会話をしています。
ですが、人の気持ちがわからない人というのはそもそもが他人のことなどどうでも良いと思っているため、会話をしている相手がどう思っているかというようなことなどは一切気にしません。
気にしない、というよりも、そのあたりに気配りや配慮をしません。
例えば石原の経験から例えてみると、中学生になって行動範囲が広がると親と買い物に行くことに加え友達と待ち合わせをして一緒に買い物に行く、ということが増えていきました。
親と買い物に行く時はショッピングモールに買い物に行っても「ここのお店に行きたい」と言えば当たり前のように親も一緒に行ってくれたりしていたものですが、友達となるとある程度お互いに気遣いあうことが必要になってきます。
友達と一緒に買い物に行くと、自分の見たいお店があれば「ここのお店ちょっと見てもいい?」と必ず友達に同意を得なければならないし、逆に友達がどこどこのお店に行きたいと言った場合には付き合ってあげねばなりませんよね。
そうやって自分のことばかりではなく相手に歩み寄っていくことが良好な関係をはぐくむためのキーポイントなのですが、人の気持ちを考えない人というのはそもそも人との関係性に良好も何も求めてはいないので、人づきあいの際には「他人に歩み寄る」という一番大切なそこの作業をスコーン!とすっ飛ばします。
人の意見には興味がないので自分の主張だけちゃんとできれば(その後どうなろうが)それでいい、と考えています。
ですので、そういった人は他者から見ると必ず人間関係や人付きあいに難がある、つまづいているように見えるのですが、当の本人はそうは思っていません。
②何も考えていない
人の気持ちがわからない人はそもそも何も考えていません。
他人にも興味がなく自己中心的なものの考え方に偏っている為、特定の相手と深く付き合っていくことが出来ず、人付きあいそのものが浅く、表面上の付き合い程度しかありません。
なぜ表面上の付き合いしかできないのか、特定の相手と絆を深めていくことができないのか?というと、それは「何も考えずに相手が傷つくようなことでも平気で口にするから」です。
基本的に「何も考えていない」のです。
真剣に悩んでいる人に対して特に深くも考えずに思った事をポッと口にし相手を傷つけてしまうと、傷つけられた側はおのずと距離を置いて離れて行ってしまいますよね。
そういうことが度重なり、誰とも深い付き合いができないという特徴があります。
③人の気持ちを想像することができない
そもそも人の気持ちを想像すらしないとは思いますが、自分がこうしたら相手がどう思うだろうか、自分がこれを言ったら周りはどう思うだろうか?と想像することが難しいのです。
人の気持ちに寄り添える人は常に相手の立場になって考えたり、自分がこうしたら相手はどう感じるだろうか?ということを想像してから動くものです。
ですが、人の気持ちがわからない人には発言や行動に移す前に相手の気持ちを想像するという工程がないので、周囲の人に不快な思いをさせてしまっていることや引かれていること、距離を置かれていることに気づくことができません。
初めから相手の気持ちなどわかろうとも思っていないでしょうから、相手の気持ちを想像して動くことはムダだと考えてるのでしょう。
人は人とのコミュニケーションの中で人との関わり合いや相手の気持ちを想像したり場の空気を読み取るという術を身に着けるものですが、もしかしたら人の気持ちがわからない人というのは人と関わるのが嫌いでなるべく人との関わりを避けてきたようなタイプの人なのかもしれませんね。
ざっくりですが、人の気持ちがわからない人の心理には、①他人に興味がない、②何も考えていない、③人の気持ちを想像することができない、というものがあり、また基本的には自己中心的な考え方が根底にはあるようです。
3)ストレスを溜めないためには、どう接するべきか?
身近に人の気持ちがわからない人がいると、どうしてもこちらが腑に落ちずにストレスが溜まっていったり我慢をしなければならないシチュエーションが重なっていきます。
極力ストレスを溜めないようにするためにはどのような対処をすればよいのでしょうか。
①はっきり本人に伝えよう!
人の気持ちがわからない人というのは、自分の発言や行動でどれだけ他人を傷つけているのか、ということが想像できていない上にそのような自覚すらありません。
本人がそれに気づくためには、周りが教えてあげるしかないのです。
本人にはっきりと伝えることで自分の言動で他人を傷つけていることをそこではじめて知りもしかしたらそれ以降は人の気持ちに寄り添う努力をするようになるかもしれません。
一対一で話をしてももしかしたら喧嘩になったり話し合いがこじれたりすることや、1対1だと価値観や考え方が違っていて当たり前と思われるとせっかく本人に事実を伝えても結局聞き入れてもらえず終わってしまう可能性も考えられるので、もしも本人と話し合いを行う場合は何人かと複数人での話し合いをおすすめします。
ただし、1対複数という風に全員で1人を個人攻撃するような形になってはいけないので、伝え方や話し合いの仕方にはやや工夫が必要ですね。
②その人の言葉を鵜呑みにしない
そもそも人の気持ちを汲み取ることが下手だったり空気を読むことを苦手とする人ですので、一般的な人とは言葉の捉え方がちょっと違います。
捉え方が違うということはもしかしたら言葉の使い方そのものが普通とは違う可能性がありますので、その人の言葉をそのまま鵜呑みにせずに何を言われても受け流す、気にしないようにするというのもうまく交わす方法のひとつです。
人の気持ちがわからない人は人とコミュニケーションを取ることが苦手だったり好きではない人も多いので、そのような人が他人から指摘されて今から態度を改める、今から人の気持ちに寄り添えるようにコミュニケーションの取り方を学ぶともなかなか思いにくいものです。
波風を立てないように穏便にやり過ごすためには、一番はもう本人の言葉をそのままそっくり取らない、鵜呑みにしないことです。
また人の気持ちがわからない人の中には相手が同様したり傷ついた素振りを見せることが楽しくて仕方がないというイヤなタイプの人もいるので、そういったタイプの人の前では何を言われても気にしていないそぶりを貫きましょう。
③気を遣うことをやめる
普通であれば人と接する時、これを言ったらこの人は怒るかもしれない、これをしたらこの人が嫌な気分になるかもしれない…と相手の気持ちをまず考えてから行動し発言すべきですが、もしも相手が人の気持ちがわからない人であった場合その人に対する気配り、気遣いなどは不要と考えてよいでしょう。
人の気持ちがわからない人は自己中心的で他人のことなどおかまいなしなので、そのような相手にあなたが気遣う必要はありません。
相手がしてくるようにあなたもそのまま感情をストレートにその人にぶつければいいのです。
おそらく喧嘩になったりと二人の関係性に何等かの影響を及ぼすでしょうが、それでも言われっぱなしやられっぱなしでこちらだけストレスが溜まっていくのはフェアではありませんよね。
対等な関係でいるためにも周りばかりが我慢する必要はありません。
ただお互い感情をぶつけ合うことが当たり前になるとそれはそれでまたストレスの原因にもなるかもしれませんが…(笑)
④必要最低限の付き合いにとどめる
人の気持ちがわからない人と真正面から向き合おうとしてもあなたがすり減るだけ。
個人的なお付き合いはできるだけ避け、数人を交えた集団の中で付き合う程度にしておきましょう。
人の気持ちがわからない人は人の不幸は蜜の味と思うタイプの人なので、個人的な情報も与えてはいけません。
個人的な情報を与えてしまうと人の気持ちも考えずにまたズカズカと土足で踏み込んで来る可能性があるので、極力必要最低限の付き合いにとどめ個人的な話はなるべくしないようにしましょう。
まとめ
どこにでも人の気持ちを微塵も考えずに、好き勝手な発言をし、平気で人の気持ちを踏みにじる人はいるものです。
いちいち相手にしていると、正直こちらが持ちませんよね。
そのような人とはなるべく距離を置き必要以上に関わらないことが一番よいかもしれません。
適度に受け流しながら上手に付き合いましょう。