楽天ETCカードを年会費無料にする方法

地方都市在住の人だと、自動車はお仕事にプライベートにと日常生活になくてはならないものだと思います。

たまには家族で、高速道路を利用して少し遠くへおでかけということもあるでしょう。

ここで問題となるのがETCカードです。

ETCカードのETCとは、Electronic Toll Collection System (エレクトロニック・トール・コレクション・システム,)の略称で高度道路交通システムの一つとされています。

従来は、高速道路などの有料道路を利用する際に、料金所で一旦停止をして現金もしくはクレジットカードで通行料金を支払っていましが、ETCの誕生により、料金所のセンサーと自動車に設置したETC車載器との通信により、料金所を時速20km程度の低速度で停止せずにキャッシュレスで料金の支払いを行い通過できるようになりました。

この際に、自動車で有料道路をノンストップで通過するために必要なものが、前述のETC車載器とETCカードになります。

ETCを利用することで、事前登録が必要であるものの一定の条件を満たせば通勤割引が適用されますし、時間帯や曜日(土・日・祝日)による割引も自動で適用され、お得に高速道路を利用できることが大きなメリットです。

この際、ETCを利用することが条件で、通行料金に応じてポイントがもらえるETCマイレージシステムというものがあり、貯めたポイントをETCカードで有料道路を利用した料金から割引いてもらえます。

さらに、このETCマイレージシステムとは別途、ETCカードの利用でクレジットカード会社からもポイントがもらえるため、有料道路の利用でポイント2重取りが可能となり、さらにお得に高速道路などの有料道路を利用することができるのです。

ところで、このETCカードというものはご存じの人が多いとは思いますが、これは家族カードと同様にクレジットカードのサブカードにあたるもので、別途申込が必要で、クレジットカード本体とは別にプラスチック製のカードが送られてきます(クレジットカードによってはクレジットカードとETCカードが一体となったものもある、詳細は後述します)。

これは、通常のクレジットカードとは異なり、ETC専用カードとなりますので、百貨店やスーパーなどで決済できないものです。

最近は、クレジットカード会社も競争過多など様々な要因で、ポイント還元率の引き下げや特典サービスをなくすという改悪が継続している状況です。

ETCカードについても、クレジットカードによっては、クレジットカード本体の年会費とは別途、ETCカードの年会費が必要というクレジットカードが少なくありません。

せっかくETCカードを作って、お得に高速道路などの有料道路を利用するなら、ETCカードの年会費は無料がいいですよね?

今回は、人気の楽天カードのETCカードを無料にする方法を詳しくお伝えしていきますね。

楽天ETCカードとは

それでは、楽天カードのETCカードについて詳しく見ていきましょう。

少し前述しましたが、クレジットカードのETCカードには、クレジットカード一体型と分離型の2種類があり、一体型とは、クレジットカード本体にETCカードの機能が含まれているもので、カードの枚数を減らせるというメリットがあります。

一方、分離型とは、クレジットカード本体とは別にプラスチック製のETCカードがあるタイプのもので、クレジットカード本体と分離されたものになります。

今回ご紹介する楽天ETCカードの場合は、後者の分離型になります。

楽天ETCカードのように、分離型の場合は、基本的にクレジットカード本体と同じように一般的なショッピングには利用できません。

あくまで、ETC車載器に挿入し高速道路などの有料道路をETCにて利用するためのカードとなります。

楽天カード(クレジットカード本体)
楽天カード券面

楽天ETCカード
楽天ETCカード券面

楽天ETCカードの年会費を無料にする方法

ここで、気になる点が楽天ETCカードの年会費ですが、残念ながら、基本的に楽天ETCカードの年会費は有料で、税別500円となります。

しかし、楽天ETCカードの年会費を無料化する方法が以下の2つの方法があるんです!

①楽天ゴールドカード以上の上級カードを保有している人

②一般カードの楽天カードを保有している人で、楽天PointClubの会員ランクがダイヤモンド・プラチナ会員の人(ただし、楽天ビジネスカード、楽天イーグルスカード、ヴィッセル神戸オフィシャルサポーターズカードV-style、HOME’Sメンバーズカード会員の人は除く)

まず、①ですが年会費無料で有名な楽天カードですが、楽天カードにも年会費有料の上位カード(ゴールドカード、プレミアムカード、ブラックカード)があり、こういったカードを保有すれば特典サービスの一つとして楽天ETCカードの年会費が永年無料となります。

楽天市場をはじめとした楽天のサービスを頻繁に利用される人であれば、格安ゴールドカードの位置づけの楽天ゴールドカード(年会費税別2,000円)を保有することでETCカードの年会費が無料となるので、国内主要28空港ラウンジが年に2回まで無料で利用できるなど、トータルで考えるとお得になるのでおすすめですよ。

ちなみに、一般ゴールドカードの位置づけの楽天プレミアムカード(年会費税別10,000円)は、海外・国内旅行傷害保険の特典のほか、年間何度でも海外の主要空港ラウンジを無料で利用できる年会費40,000円相当のプライオリティパス(プレステージ)が無料で付帯されるので、出張や旅行などで海外渡航が多い人には、楽天プレミアムカードがおすすめとなります。

楽天ブラックカードに関しては、完全インビテーション制となっているため、もし、楽天ブラックカードがほしい人の場合は、まず、楽天プレミアムカードに入会し支払い実績を積み上げることで、楽天ブラックカードのインビテーションが届くのを待つしかありません。

次に②についてですが、楽天市場をより多く、より頻繁に利用する、もしくは、楽天カードをメインカードとしてしっかり利用することで、楽天PointClubの上位ランクにアップグレードされます。

最上位ランクである、ダイヤモンドランクではなくとも、上から2番目のプラチナランクになることで楽天ETCカードの年会費を無料にすることができるのです。

楽天ETCカード券面

では、プラチナランクになるにはどうしたら良いか、具体的に考察してみましょう。

まず、プラチナランクへのランクアップの条件ですが、上表から「過去6ヶ月間で2,000ポイント以上、かつ15回以上ポイント獲得」とあります。

これを1ヶ月あたりに6で割ってみると、「毎月334ポイント(端数切り上げ)以上、かつ3回以上(端数切り上げ)のポイント獲得」となります。

これを金額換算すると、334ポイント×100円/ポイント=33,400円となりますので、毎月楽天市場もしくは楽天カード決済を3回以上かつ33,400円分を利用することとなりますね。

しかし、楽天には楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)というものがあり、楽天会員が楽天市場を利用するにあたり、ポイントが最大44倍となるというプログラムがあり、これを活用するとかなり容易に上記のプラチナランク達成することが可能となりますよ。

楽天SPU画像

たとえば、楽天カードを保有し、楽天市場でのお買い物の決済を楽天カードで行うだけで、ポイントが+2の計3.0%還元となりますので、通常の3倍のポイントがもらえることになります。

さらに、楽天市場でのお買い物をスマホアプリ経由とするだけで+0.5、スマホの回線を楽天モバイルにするだけで+2と、これだけで5.5倍のポイント5.5%還元となります。

ただし、これらはあくまで楽天市場利用の際のポイント還元率アップの施策なので、ネットショッピングをあまり利用しない、そもそも買い物をそこまでしないという人の場合、メインカードを楽天カードに変更するだけで、プラチナランクは容易に達成可能な数値ですし、ダイヤモンドランクへの到達もそこまで難しくはないでしょう。

そういった意味では、楽天ETCカードの年会費を確実に容易に無料にし続けるためには、楽天カードに入会しメインカードとして利用することが一番のおすすめとなりますね。

まとめ

今回は、楽天ETCカードの年会費を無料にする方法についてお伝えしました。

そもそも、楽天ETCカードの年会費は基本有料であるため、無条件でETCカードの年会費が無料となるクレジットカードをサブカードとして保有することも一つの手段です。

具体的には、クレジットカード本体の年会費、ETCカードの年会費ともに無条件で無料のエポスカードやセゾンカードなどがありますよ。

すでに楽天カードを保有しており、クレジットカードの枚数を増やしたくないという人の場合は、前述のとおり、楽天カードをメインカードとして、各種公共料金、スマホ・ケータイ代、保険料などといった毎月必ず払っている代金を楽天カード決済とすることで、楽天ETCカードの年会費も意識せずに無料とすることができますので本当におすすめです。



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