セゾンアメックスとアメックスの違いは?比較してみました!2020年版

西園寺
こんにちは
クレジットカードについて勉強中の西園寺です。

 

アメックスことアメリカン・エキスプレス・カードは、一般的に高級なイメージがありますよね。
年会費も高額でお金持ちでなければ、アメックスのカードを持つことは難しいというイメージがありませんか?

プロパーカードである、アメリカン・エキスプレス・カードは、一般カードでさえ年会費が1万円を超える高額なものです。

ですがプロパーのアメックスカード以外に、日本で唯一アメックスと提携して発行しているクレジットカードが、セゾン・アメリカンエキスプレスカードです(以下、セゾンアメックス)。

豊富すぎて使いきれないといわれるアメックスならではの特典サービスも、一部ですがセゾンアメックスでも利用できますよ。

セゾンアメックスとアメックスグリーンの比較

それではセゾンアメックスとアメックスグリーン、さらにその上位カードのセゾンアメックスゴールドとアメックスゴールドの比較を、一覧表でわかりやすく比較していきましょう。

まずは一般カードにあたる、セゾンアメックスとアメックスグリーンの比較です。

セゾンアメックスアメックスグリーン
年会費初年度無料
2年目以降1,000円(税別)
※年1回以上のカード利用で翌年度無料
12,000円(税別)
国際ブランドAMEX
家族カード年会費無料6,000円(税別)
ETCカード年会費無料無料
※新規発行手数料850円(税別)
貯まるポイント永久不滅ポイントメンバーシップ・リワード
ポイント還元率0.5%0.5%
※メンバーシップ・リワード・プラス加入で1.0%
1,000円につき1ポイント
電子マネーの対応Apple Pay
QUICPay(モバイルのみ)
iD(モバイルのみ)
Apple Pay
QUICPay(モバイルのみ)
付帯保険海外旅行傷害保険最高2,000万円
(利用付帯)
海外・国内旅行傷害保険最高5,000万円
(利用付帯)
オンラインプロテクションオンラインプロテクション
ショッピングプロテクション
リターンプロテクション

まず年会費からして大きく異なり、アメックスグリーンのほうがかなり高額です。
ですがその代わり、アメックスグリーンは他社ゴールドカード並みの特典サービスが付帯しています。

アメックスグリーンの券面
アメリカン・エキスプレス・グリーンカードとは 「かっこいい、オシャレ、お金持ってそう」などと、若者からも人気があるアメリカン・エキスプレスカード。

付帯保険については、セゾンアメックスもオンライン・プロテクション(ネットショッピングの不正利用被害全額補償)がついていますが、

  • 国内旅行傷害保険
  • ショッピングプロテクション(年間最高500万円まで90日以内・自己負担額1事故1万円)
  • リターンプロテクション(購入店での返品不可となった場合90日以内であれば全額払い戻し)

などの手厚い補償は、アメックスグリーンにしかありませんし、

  • 国内主要27空港+海外2空港ラウンジサービス
  • 海外旅行時スーツケース1個無料宅配サービス(往復)
  • エアポートミール
  • コットンクラブ優待
  • 新国立劇場優待

などの特典もあります。

しかし、年会費・家族カード・ETCカードなどは、セゾンアメックスは無料です。
2年目以降もコンビニでジュース1本購入し、セゾンアメックスで決済すれば次年度年会費無料条件をクリアできますので、実質年会費無料のクレジットカードといえます。

貯まるポイントに関しては、セゾンアメックスはセゾンカードでお馴染みの永久不滅ポイントが、カード利用1,000円ごとに1ポイント貯まります。
ポイント交換時の価値から換算すると、ポイント還元率は0.5%とアメックスグリーンと比べると同じですね。
ですがアメックスグリーンに別途有料オプションのメンバーシップ・リワード・プラスに加入した場合1.0%までポイント還元率が上がり、さらにポイントの有効期限も通常3年であるものが無期限です。

ただし、毎年クレジットカード本体の年会費とは別途メンバーシップ・リワード・プラスの年会費として、3,000円(税別)が必要ですし、人気のANAマイルへ交換する場合、さらにメンバーシップ・リワード・ANAコースの年会費が別途5,000円(税別)必要です。

アメックスグリーンの場合、貯めたポイントを有効活用しようとすれば、年会費以外にもオプションの年会費がそれなりに必要なんですね。
結果的に他社の格安プラチナカード並みの費用が毎年必要となる点がデメリットだと言えるでしょう。

一方セゾンアメックスは、年会費無料のセゾンカードがベースとなっているため、特典サービスも空港ラウンジなどの上級クラスのサービスは一切ありません。
ですが、セゾンカードならではの特典サービス、毎月5・20日に全国の西友・リヴィンで5%オフと事前にnanacoカードの番号を登録した上でセゾンアメックスにて決済をすることにより、セブン-イレブン・イトーヨーカドーにてnanacoポイント(1.0%)と永久不滅ポイント(0.5%)が2重取りできるという特典サービスがあります。

またアメリカン・エキスプレス・コネクトというアメックス独自のホテル・レストラン・ショッピングなどの優待サービスをセゾンアメックスでも利用可能です。

ゴールドカードの比較

次に上位カードのゴールドカード同士である、セゾンアメックスゴールドとアメックスゴールドを比較してみます。

セゾンアメックスゴールドアメックスゴールド
年会費初年度無料
※2年目以降10,000円(税別)
29,000円(税別)
国際ブランドAMEX
家族カード年会費1,000円(税別)1枚目は年会費無料
※2枚目以降は12,000円(税別)
ETCカード年会費無料無料
※新規発行手数料850円(税別)
貯まるポイント永久不滅ポイントメンバーシップ・リワード
ポイント還元率0.8%0.5%
※メンバーシップ・リワード・プラス加入で1.0%
1,000円につき1.5ポイント100円につき1ポイント
電子マネーの対応Apple Pay
QUICPay(モバイルのみ)
iD(モバイルのみ)
Apple Pay
QUICPay(モバイルのみ)
付帯保険海外旅行傷害保険最高5,000万円(自動付帯)
国内旅行傷害保険最高5,000万円(利用付帯)
海外・国内旅行傷害保険最高1億円
(5,000万円自動付帯・5,000万円利用付帯)
国内主要27空港+海外2空港ラウンジサービス
オンラインプロテクション
国内主要27空港+海外2空港ラウンジサービス
航空機遅延補償最高4万円(海外旅行時のみ)
オンラインプロテクション
ショッピングプロテクション
リターンプロテクション

アメックスゴールドはもちろん、セゾンアメックスゴールドもゴールドカードらしい特典サービスが満載となっています。

とくにアメックスゴールドに関しては、他社プラチナカードレベルの、特典サービス内容で、海外の空港ラウンジが利用できるプライオリティパス(スタンダード)に申込が別途必要であるものの、追加料金なしでずっと利用できます。

ただし、アメックスゴールドのプライオリティパスはスタンダードなので、年2回会員本人のみ無料で利用できるというものです。

アメックスゴールドカード
アメリカン・エキスプレス・カードは、提携カードも含めるといくつかの種類がありますが、基本となるカードはアメックスグリーンカードとアメックスゴールドカード、そして一般には広告されてい

アメックスゴールドの特典サービス

  • ゴールド・ダイニング by 招待日和
    (特定レストラン2名利用時1名無料サービス)
  • American Express Invites
    (レストラン優待)
  • GOLDEN MOMENTS
    (ゴールドカード会員向けイベント)
  • カーシェアリングサービス タイムズカープラス
    (会員カード発行手数料無料サービス)
  • カード会員様専用旅行予約サイト「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」
  • 旅行予約サイト一休.com優待サービス
  • 日本旅行「特選の宿」利用が5%オフ
  • 旅行予約サイトアップルワールド旅行代金5%オフ
  • プリファードゴルフ
    (1ラウンド1名無料となる年会費無料サービス)
  • プライオリティパス
    (スタンダード会員・国内外1,000ヶ所以上の空港ラウンジ利用可)
  • 手荷物無料宅配サービス
    (海外旅行時、羽田・成田・中部国際・関空のみ)
  • 京都観光ラウンジ
  • ゴールドワインクラブ
  • 東京・丸の内のコットンクラブ会員限定特典
  • 新国立劇場優待サービス
  • 海外旅行時スーツケース1個無料の手荷物無料宅配サービス
    (往復:国際線羽田空港・成田国際空港・中部国際空港・関西国際空港のみ)
  • エアポートミール(国内線利用時のみ食事クーポン券)

セゾンアメックスの特典

一方、セゾンアメックスゴールドは、ゴールドカードであるにも関わらず、年会費初年度無料ですので、ゴールドカードを初めて持つ方やゴールドカードを持ったとしても特典サービスを使いこなすことができるのか不安だと思っておられる方には、オススメのゴールドカードです。

実際にゴールドカードを1年間持ってみて、もし、ゴールドカードならではの豊富な特典サービスを使いこなすことができなかった、もしくは、自分にはここまでの特典サービスは不要であることがわかったという場合、1年以内に解約するか一般カードにすることで、ゴールドカードの高額な年会費を無駄にすることを防ぐことができます。

セゾンアメックスゴールドにも、アメックスゴールドにあるプライオリティパスの特典サービスを申し込むことができますが、セゾンアメックスゴールドの場合は有料となり、別途10,000円(税別)の年会費が必要です。

ただし、セゾンアメックスゴールドのプライオリティパスは最高ランクの「プレステージ」となるため、年間の利用制限なく何度でも無料で利用できますので、海外渡航の回数が多い方には、大きなメリットとなりますね。

また別途年会費4,000円を払って、SAISON MILE CLUBに加入すると、お得にJALマイルを貯めることが可能です。

具体的には永久不滅ポイントがカード利用金額2,000円につき1永久不滅ポイントが貯まり、それに加えてカード利用金額1,000円につき10JALマイルが貯まるようになり、ポイント2重取りができるようになります。

さらに、貯めた永久不滅ポイントは、200永久不滅ポイント=500JALの交換レートで交換できます。
ですので計算するとカード利用金額2,000円につき22.5JALマイルを貯めることができ、この場合のマイル付与率は1.125%です。

これは、本家JALカードに有料オプションサービスのショッピングマイル・プレミアムに加入した場合のマイル付与率1.0%を超えるため、JALマイルを貯めている方にはかなり魅力的なプログラムといえます。

ただしセゾンアメックスゴールドに、有料オプションサービスのプライオリティパス(プレステージ)とSAISON MILE CLUBに加入すると、年会費の総額が24,000円(税別)です。
プライオリティパス(プレステージ)とSAISON MILE CLUBのオプションが無料で利用できるセゾンアメックスの最上位カードであるセゾンアメックスプラチナカードとセゾンアメックスプラチナビジネスカードの年会費20,000円を超えてしまい、お得感に欠けるという点がセゾンアメックスゴールドの欠点です。

もし、入会審査や与信に自信のある方ならば、いきなりセゾンアメックスプラチナビジネスカードへ申し込んだほうが得策です。
ちなみに、セゾンアメックスプラチナビジネスカードは会社員の方などの個人でも入会ができますし、インビテーションなしで自分からの申込で入会申込が可能となっています。

いっぽう個人向けのセゾンアメックスプラチナカードは、完全インビテーション制です。
セゾンアメックスゴールドを取得し、支払い実績を積み上げてインビテーションを獲得しないと入会不可能なカードですので、ビジネスカードのほうがいいかもしれません。

さらにセゾンプラチナビジネスカード入会後、年間200万円以上の利用で次年度年会費が半額の10,000円です。
常に年間200万円以上クレジットカードを利用する方であれば、さらにオススメだと言えるでしょう。

まとめ

今回は、アメックスブランドでありながら、大変お得なセゾンアメックスと本家のアメックスカードを比較しました。
結論としては、

  • 海外渡航が多い
  • 日常生活を豊かにしたい
  • 非日常的な体験やイベントに参加したい

という方には、本家のアメックスカードをおすすめします。

アメックスは、毎年、会員限定(セゾンアメックスはもちろん、SPGアメックスなどの提携カード会員も不可、完全プロパーカード会員のみ)で、東京湾花火大会、京都・清水寺夜間特別拝観、完全シークレットライブイベントなど、アメックスならではの超プレミアムなイベントをこっそり開催していますので、このようなプレミアムな体験に参加したいと思う方には、カードの特典サービスや付帯保険も含めて大変おすすめとなります。

一方セゾンアメックスは、実質年会費無料で持てるアメックスブランドのクレジットカードという大きなメリットがあり、上位カードのゴールドカード・プラチナカードもよりコストパフォーマンスが高くおすすめです。

お金はかかってもプレミアムな体験をして日常生活をより豊かにしたいという方には本家のアメックスカード、少しでもお得にアメックスブランドのクレジットカードを持ちたいという方には、セゾンアメックスを選択すると良いでしょう。

 

最後に、アメックスグリーン、アメックスゴールドに関して、電子マネーのQUICPayがおサイフケータイ機能の付いたAndroidスマホかガラケーで利用できますが、残念ながら2019年2月でアメックスのQUICPayが廃止となりますので、ご利用の方はご注意ください。

Apple Payに関しては、引き続き利用できます。

セゾンアメックス

セゾンパール・アメリカン・エキスプレスカードイメージ

年会費初年度無料
2年目以降1,000円
還元率0.5%
電子
マネー
ポイント永久不滅ポイント

即日
発行
年会費
無料
マイルが
貯まる
ラウンジ
利用可
Apple Pay旅行
保険
  • アメックスカード会員限定のサービス「アメリカン・エキスプレス・コネクト」を利用できる
  • 西友やサニーでの利用が多いなら必須のカード
  • アメックスという旅行や海外で力を発揮するセゾン系列使いには最強の二刀流カード
  • 2年目以降の年会費1,000円は年に1回以上ショッピング利用すれば次年度無料

アメックスグリーン

アメリカン・エキスプレスカードイメージ
年会費12,000円(税抜)還元率0.5%
電子 マネー-ポイントポイント
即日 発行年会費 無料マイルが 貯まる
ラウンジ 利用可Apple Pay旅行 保険
  • 券面の兵士がクールな魅力!
  • マイルを貯めるカードとしても定評あり!
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  • 最高5,000万円の旅行傷害保険が付帯なので出張ビジネスマンには必携


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