自己犠牲をやめたい!自己犠牲する人の特徴、今日から自分のために生きる方法

こんにちは。
基本「自分さえよければいい」というクソみたいな考えの大人代表石原です。
と、しょっぱなから冗談はさておき…

1月に中国武漢市で発生し中国では死者が1000人を超えてしまった新型コロナウイルス(COVID-19)が、日本にもとうとう上陸し感染者の数もじわじわと増え、日本国内でもパニックが起こっています。

どのようなパニックが起こっているかというと、みなさんもご存じのとおり、まずマスクが店頭から消えました。
新型コロナウイルスの粒子はとても細かいため、マスクの不織布の隙間なんて余裕ですり抜けてしまうそうで、新型コロナウイルスに感染している人が他の人に移さないために着用するという意味ではマスクは有効ですが、自分が新型コロナウイルスに感染しないように予防のために着用するという意味では、マスクはあまり有効な手段ではないそうです。

ところが中国武漢市で新型コロナウイルスの感染が拡大していくと真っ先にマスクに目を付けたのが転売ヤ―と呼ばれる人たち。
そこらじゅうのマスクを買い占め、フリマサイトやネットオークションなどで高額で転売しているのです。

わずか数百円、いいえ、100均のマスク(30枚入りで110円)でさえ数千円で売られているのを見ると、「こんなので日本人大丈夫か?」とため息が出てしまいます。

転売ヤ―がマスクを買い占めなければ、今も店頭に普通にマスクは並んでいたはず…

新型コロナウイルスの感染者が出ていない石原が住んでいる地方都市でさえ、マスクはもう滅多と手に入りません。
石原は昨日、4月から幼稚園に通う予定の上の子の園の用品販売に行ってきました。

子供は同伴しなくても良いとのことだったので、インフルエンザも新型コロナウイルスも怖いので子供たちはお家で夫とお留守番してもらい、母である石原1人で行ったのですが、私はマスクを着用せずにその用品販売に行きました。
なぜマスクを着用しなかったかというと、うちにはもうマスクがないのです。

私は花粉症とアレルギー性鼻炎持ちですが、いつも普通に手に入っていたので、マスクのストックをしておかなかったのです。
インフルエンザや新型コロナウイルスの予防策としては、冒頭でも触れたようにマスクの着用はあまり有効性はありません。
でも、やっぱりマスクがあるのとないとでは気持ちが違うんですよね。
医療機関でもマスクが足りずに手術ができないと聞きました。
白血病やガン、自己免疫疾患などの持病でマスクを必要としている人も沢山いるのに、マスクが手に入らないのです。

そういったことを聞いても、全く悪びれるそぶりも見せない(ある意味メンタルが超絶強い)転売ヤ―たち。
この人たちは「自分さえよければいい」という身勝手な考えですよね。
そんな転売ヤ―がフリマサイトでわずか数百円のマスクを数千円、数万円で転売し荒稼ぎをしている一方で、中には家にストックしているマスクを本当に必要な方に…と、赤字覚悟でフリマサイトに出品されているような心優しい方もパラパラ見かけます。

こういった利益度外視で自分が逆に赤字になることもいとわず本当に必要としている方にマスクや除菌ジェルなどを届けようとしている人たちを見ると、心底ほっとしますが、このような人たちはある意味「自分を犠牲に他の人を助けよう、人の役に立とう」という「自己犠牲」をしていると言えますね。
今日は、「自己犠牲」について一緒に考えてみたいと思っています。

自己犠牲する人の性格、特徴

実は、30歳を超えた今となっては他の人のことを考える前にまず自分のことを優先させる石原ですが(笑)、実は物心ついたころから中学生頃までは自己犠牲をする方でした。

自己犠牲をする人の特徴や性格は、どういったものなのでしょうか。
この章では自己犠牲をする人の特徴や性格について考えてみましょう。

①自己主張が苦手でNOと言えない性格

拒否する女性の画像

実は石原は幼い頃このタイプでした。
家の中ではこれ以上ないぐらいに激しく自己主張するタイプでしたが、一歩外に出るととても大人しい子供でした。

私は中国地方で育ちましたが両親ともに九州と関西の出身でこの辺の方言を知らず、幼稚園に入った時は周りのお友達となかなか上手にコミュニケーションが取れませんでした。(みんな方言で喋るので何を言っているのか良く分からなかったのです。笑)

なので、周りの子が何か話しかけてきても良く内容が分からなかったり何といって返せばいいのか分からず、外ではあまり自己主張しない子になっていたのです。

他のお友達に「○○して遊ぼう!」と言われればその遊びをしたくなくても「うん。」と答え、お友達のいわば「いいなり」のような子だったので、他の子からすれば「自分の好きな遊びを絶対に断らずにしてくれる都合のいいヤツ」扱いだったのでしょうね。

よくお友達同士が「石原ちゃんは私と遊ぶの!」「いいやこっちのグループと一緒に遊ぶの!」という風に、私を取り合い喧嘩をしていました。(両腕を両側から引っ張られなんだか漫画みたいでしたよー。笑)
そんなこんなで、私は気づけば人から誘われたり何かを頼まれると「NO」と言えない性格の子になっていたというわけです。

本当は他の事がしたいのに、人から誘われると断れない。
本当は自分のことをしなければいけないのに、友達からやって?と頼まれると断れない。

なかなかNOと言えず人のいいように使われてしまうような自己主張下手な人は、ついつい自己犠牲をしがちですしまたそれがその人にとって「当たり前」になってしまっている為に、自分が自己犠牲をしているという自覚すらないことも多いです。

またこのタイプの人には人に物を頼まれるのは良くても人に物を頼むということができない人が多いのも特徴です。

②人に認めてもらいたい

人は人から褒められたり認められたりすることで、自分の存在価値を再確認したりするものですが、普段あまり人から褒められたりすることがなかったりそのような経験が少ない人の中には自己犠牲を払ってまで自分の存在価値を見出そうとするタイプの人がいます。

自分を犠牲にし他人の都合の良いようにすれば、他人からは感謝され、自分は他人にとって価値のある人間だ、人から必要とされている、ということが確認できるのです。

③素直すぎる

素直過ぎて物分かりが良すぎるタイプの人にも自己犠牲を払うという特徴が。
例え納得のいかない事態や理不尽な状況に追い込まれても、人からこうと言われれば「そうなのかも…」と自分を自分で納得させてしまうのです。

普通に考えればおかしな話でも、素直にその話をそのまま受け入れてしまうからなのか、自己犠牲を払っても問題が解決できるなら仕方がない、と考えているタイプです。

④押しが弱い、押しに弱い

隠れる女性

私たちは会社でも地域でも家庭の中でも、様々な場面で「順位」というものに出くわします。
人間関係においてもこの「順位(上下関係)」というものはあり、会社では上司と部下、友人同士でも何気に上下関係が生まれてしまっていたり、家庭の中でもお父さんよりもお母さんが強い家庭、など、色々あると思います。

周りの人が強ければ、どうしても思っていることを強く言えなかったりうまいこと言いくるめられてしまう、ということが良くあると思いますが、押しに弱く押しも弱いタイプの人はどうしても自己犠牲をしがち。

何せ強く言えないので、自分が我慢してことを円満に終わらせる方が早いと思ってしまうのですね。
平和主義、ともいうのでしょうか。
人とぶつかったり言いあらそうことも苦手です。
人と関わることが苦手でコミュニケーション能力に乏しい人、話ベタな人もまた同じように自己犠牲をしがちです。

⑤誰もやらないから仕方なく…

今の石原は「誰もやらないけど待ってれば誰かがやる。」と思って自分は何もしないタイプですが(笑)、私のような人間の陰で「誰もやらないから自分がやるしかない…」と渋々自己犠牲を払っているタイプの人がいます。

このタイプの人は「待っていても誰もやらないから仕方なく自分がしないと進まないし…」という考えから自己犠牲をしてでも行動に出ますが、石原のように「今はいないけど待っていれば必ず誰かがやってくれるさ。」と思っているいい加減な人間はそんな人の何倍も存在しています(笑)

⑥「ええ格好しい」である

八方美人とも似ていますが、自己犠牲を払ってまでも他人に感謝されるのが心地よいのか、人にいい顔をしたいのか、「ええ格好しい」の人にも自己犠牲をする人が多い印象ですね。

うちの母親はまさにこのタイプで、よく父から「お前は何でそんなにええ格好しいやねん。」と言われていました。
本人には「ええ格好をしている」という意識はないようですが、他人にはただの「ええ格好しい」にしか映りません。

⑦気配り上手すぎる

オフィスで働くOLの画像

とにかく小さなことでもすぐ気づくような気配りができる人もまた、自己犠牲をしてしまう傾向が強いです。
人よりも早くに気づくので、気づいた時点ですぐに行動に移します。

が、人よりも先に気づき行動を起こすがゆえに、結果的に自己犠牲を払っているという形に。
実は石原、今このタイプなんですよ…

20代半ばの頃、当時気になっていた男性とその友達、そして私の友達との4人で飲み会をしたことがありましてね。
居酒屋で食事をしている時に私が気になっていた男性が食事中にグラスの中の飲み物が少なくなると、その都度みんなのグラスに黙ってお冷をついでくれたのです。

私はそれまであまり人のグラスの中の残量なんて気にしたことがなかったので、その男性が皆の飲み物が無くなりそうになる度に話をしながらもさらっとお冷を注いでくれる姿にとても関心、感動したのです。

「なんだこのめちゃくちゃ気配り上手な人は!」と。

結局その人は別の女性と結婚、私も別の男性と結婚したので今では交流はないのですが、彼がやってくれた「飲み物が少なくなったらサラっと飲み物をそそぐ」というのがとても心地よくて、私はそれ以来人と食事をするときや家族と食事をするときには人のグラスを常にチェックし、お冷が少なく成ったら黙って注いであげる、ということをしています。

みんなからは「すごいな石原、気が利くな~!」なんて感心されたりありがたがられますが、食事中に常に人のグラスばかりをチェックしているものですから、「人のグラスの残量ばかりが気になり全然食事が終わらない。」というワケのわからない事態が毎回発生しています。

自己犠牲のデメリット

パニックになる女性

自己犠牲のデメリットといえばやはり自己犠牲をすることでストレスが蓄積されていくことですよね。

自己を犠牲にするということは、自分が我慢を強いられる、我慢しなければならない状況にいる、ということです。
どんな人でも我慢ばかりをしているとストレスは必ず溜まっていきます。

また自己犠牲のデメリットで次に考えられるものが「人に都合の良いように扱われる(使われる)」可能性が高いということ。
「この人なら黙って何でもやってくれる」「この人に頼めばなんとかしてくれるだろう。」と丸投げされることも多く、都合のいいときだけ使われてしまいます。
「都合のいい女」扱いされるのもうんざりですが、「都合のいい人」扱いされるのも嫌ですよね。

自己犠牲をやめて自分のために生きる方法

自己犠牲を強いられるとストレスも溜まっていくし、人にいいように使われていることに気づくと、自分の存在価値をも疑問に思ってしまうようになります。
自己犠牲を辞めて自分のために生きるためにはどうすればいいのでしょうか。

①誰もやらないから私がやらなくちゃ…は無し!

人とぶつかったり争うのが苦手だったり、波風を立てずにことを穏便に済ませたいという考えで、「誰もやってくれないから自分がやるしかない」と自己犠牲をしていたタイプの人は、まずその考え方を変えましょう。

あなたがやらなくても誰かがやります(笑)

誰かがやらないなら誰かがやるまで待ちましょう(笑)
そのぐらいのスタンスで放置することを覚えないと、いつまでたっても自己犠牲を払ってばかりであなたにはメリットがありません。

あなたがやらなくても誰かがやる。
あなたにしかできない、ということでなければ、放置しましょう。

②ストレスをため込まないようにストレス発散をする

どうしても自己犠牲をすることがなかなか辞められないというようであれば、せめて休日ぐらいは自分だけのために時間を使いましょう。

エステなどでマッサージをしてもらったり、美容院で髪のお手入れをするもよし、ネイルサロンでネイルをしてもらってもいい。
映画を見たりドライブをしたり、スポーツに汗を流すのも健康的で良いですね。
何でも良いので、自分だけのストレス発散方法を確保しておきましょう。

③気が乗らないことには乗らない

どうしても自己犠牲を今すぐにパタっと辞めるということには抵抗があったりするかもしれません。
そんな時はとりあえず、「気乗りしないことだけを辞める」ことから始めましょう。

他人のために自分が犠牲になっても構わない、と思える時だけ自分が動き、心からそうは思えないという場合はもう動かない。
気乗りしないことには乗っからないで良いんです。
やりたくないことはやらなくてもいいんですよ。

④我慢することを辞め、断り上手になろう

自己犠牲とは、我慢の上に成り立つものです。
自己犠牲を辞めることは我慢をしないこと。

とにかく今まで我慢していたことを我慢しないようにしましょう。
やりたくなければやらない、人に頼まれたことでも自分が我慢をしなければならないことならば断わる。

自己犠牲をすることが当たり前になっている人にとっては「断る」ということはなかなか勇気のいることですが、一度何かを断ることができればもう次からは断るということも平気になってきます。
とりあえず勇気をもって断ること。

そして「自分が我慢しなければならないような理不尽な事態になるぐらいなら、誰か他の人に代わりに我慢してもらおう。」と多少厚かましい考えでいるぐらいでちょうど良いと思いますよ。

まとめ

自己犠牲と聞くと「犠牲」というワードが入っているためネガティブな印象を受けがちです。
それに自己犠牲の定義は「自分を犠牲にしてまで他人の役に立とうとすること」です。

実際に自己犠牲をしている人の中には、自分の心に嘘をついて、我慢をしてまで人のためにそれをしている、という人も多いでしょう。
自分にとって得か損か、で考えると、自己犠牲をする人というのは明らかに「損」をしていると言えますよね。

我慢ばかりではストレスもたまるし、体にもよくありません。

ただ、冒頭でお話ししたように、人の命に関わるようなこの緊急事態に、目先のしょうもない利益だけに目がくらみ数百円で手に入るマスクを高額転売し利益を荒稼ぎするような輩と違い、自分が明らかに損をする、赤字になることを覚悟の上でマスクを必要な人に届けようとしてくれるような、そういった自己犠牲の仕方をしている人。

こういった人は、金銭面で言えば「損」をしているかもしれません。

でも、確実に「徳」を積んでいますよね。

「自己犠牲」だけど、それよりももっと大きな物を確実に得ているのです。
こういった自己犠牲であれば、いつでも大歓迎。
私もそういう「自己犠牲」は、いつでも出来る人間でありたいな、と思う今日この頃です。



サブコンテンツ

このページの先頭へ