実は長所?小心者の特徴と強みとは

こんにちは、石原です。
先週から長男坊が幼稚園に行き始めたのですが、最初の1日目彼は朝自分のクラスの教室の前で大泣きをしました。

ところが、幼稚園=楽しいところだ、ということが初日ですっかり分かったようで、二日目からはなんと泣かずに楽しく登園するように。

三日目の朝には教室の中にいた先生や他のおともだちに向かっていきなり「来たよ!おはよー!」と馴れ馴れしく挨拶をする始末(笑)

ところが四日目。

帰宅して家の中に設置してある子供用のブランコに乗りながら「みてみて〜ボク1人でブランコこんなに乗れるんで〜!」と得意げに見せてくるので、「すごいな〜!幼稚園でもブランコ乗ったりしたん?」と聞くと「ううん、幼稚園では乗らんのんで。」とのこと。

「ん?でも幼稚園にもブランコあったよなあ?なんで乗らんの?こわかったん?」と聞くと、「違うんで。他のおともだちがブランコ乗りよったけぇ乗れんかったんよ。」と…

「じゃあそのおともだちが終わった後に乗ればよかったんじゃない?終わったらボクに代わって!って言えばよかったのに。」と言うと、なんと長男坊、「うーん、でも言えんのんよ。他の子が遊びよるのを邪魔したくないんよ。」と言うではないですか(笑)

勿論石原は「みんなのブランコなんだからみんなで交代で使って仲良く遊べばええんよ?乗りたかったら次代わってねって言えばいいんよ?」と教えましたが、本人はどうやら「自分のせいで他の人が我慢するぐらいなら自分が我慢する方がいい」と思っている様子…

というか、基本的にうちの息子は外に行くととても内弁慶になる小心者。

なのできっと「他の子の邪魔したくない」なんて言いながら本当は小心者すぎて「ブランコかわって」と言えないだけなのだと思います(笑)
でもよくよく思い返してみると石原も小さなころ全く同じでした。

親子って似なくていいとこ似るんだなぁ…
と、今日は小心者についてのトピックです。
小心者だと何をするにも周りより遅れを取ったり美味しいところをすべて他の人に持って行かれたりと何かと損することも多いですよね。

「小心者」と聞くと「こわがり」「意気地なし」「度胸がない」「へたれ」などマイナスなイメージがつきものですが、実は小心者であるがゆえの仕事上の強みなんかもあったりするんです!
今日はそんな、「小心者の特徴と強み」に関するお話。

小心者の特徴

臆病なマーモット

272447によるPixabayからの画像

「小心者」を他の言葉で言いかえると、「臆病者」「ビビり」「怖がり」「根性なし」「へたれ」「気が小さい」などそのあたりの言葉があてはまるでしょうか。

そう、小心者とは他人の目を気にしがちで臆病な人のことを指しますね。

とにかく気が小さくて、自分から進んで行動したり発言したりできないような人のことです。

小心者の人は失敗を何よりも恐れているため、なかなか行動に移せず心配ばかりが先に立ち、ゆえにせっかくのチャンスをみすみす逃してしまったり、せっかくのチャンスが回ってきても他の人に横取りされたり…ということが起こりやすくなります。

おそらくほとんどの小心者さんは自分が小心者であることで損をした経験が幾度となくあるかと思います。

目の前にチャンスが転がっているのに他の人の目が気になって行動しない(できない)というのは大変勿体ないことですよね。

ですのでたいていの場合、小心者さんは小心者である自分をなおしたい、克服したい、と思っているのです。
具体的に小心者の人の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。
パッと思いつくものを挙げてみたいと思います。

人の目が気になる

先ほども挙げましたが、「人の目が気になって思うように行動できない」「思ったことをなかなか言えない」というものですね。

自分がこれを言ったら他の人にどう思われるのだろう?自分がもしこれをしたらどう思われるかしら?と、あれこれネガティブな結果ばかりを想像してしまい結局何も行動に移せない、言えないのです。

小心者さんの心理の奥底には「人に嫌われたくない」「良い人と思われたい」「認められたい」という承認欲求が渦巻いていて、そして必要以上に目立ってしまうことも嫌います。

石橋は叩くだけです

小心者さんは基本自分からは動きません。
みんな順番に一人ずつ同じことをしなければならないような時も、絶対に一番手では行きません(笑)

人がどのようにするのか、人の出方、やり方をしっかり見てから自分も実践するタイプというか、かなり用心深い性格。

何に対しても全くの危機感ゼロよりも用心深いぐらいがちょうどよいですが、用心深すぎて石橋を叩くだけ叩いておいて渡らないこともしばしば。(あー、石原の弟がこのタイプだわ…笑)
小心者さんは石橋を叩いても絶対にわたりません!

自分に自信はありません

小心者さんは自分に自信がありません。

だからこそ人にどう思われているのかを気にしてしまうし、自ら目立つような行動はとることができないのです。

ただ、「弱い犬ほど吠える」というのと同じで、小心者の人には他人に攻撃されてしまう前に自分から攻撃をしかけてやろう、という人が多くいます。
人にやられてしまう前にマウントを取っておくのです。

自分の方が優れていると人に思わせるために、誰かのことを貶めたり評価を下げるような発言をすることもあります。

ただこの手のタイプの人は「反撃にはめっぽう弱い」ため、マウントを取りに行って逆に相手に「キャン!」と言わせられるようなことがあれば一瞬にして大人しくなります(笑)

虚勢張ってます!

小心者さんは実は自分が小心者だということを相手に悟られたくはありません。(だからマウンティングをしかけてくるのよ!)

自分を等身大以上に大きく見せようという虚栄心が働くため、「自分は芸能人の○○と友達だ。」(←本当は知り合いの知り合いの知り合いの知り合いの知り合いの知り合いとかその程度。笑)だとか、「昨日知らない男の人にナンパされちゃって断るのが大変だった。」(←本当は通りすがりのおじさんに道を聞かれただけ。笑)だとか、「私めっちゃ料理が得意なんです。冷蔵庫のあまりものでも割と何でも作れる方です!」(←本当は冷凍うどんをゆでるぐらいしかできない。笑)とか、自分に関するエトセトラに脚色しまくって人に言いふらしたりします。

人から「すごい!」と思われたいんですね。

承認欲求だけは人一倍強いんです…

関連記事:マウントをとる人がうざい!マウンティングする人の心理と特徴、対処法を考えました!

自分からは誘えない…

小心者の人は怖がりです。

自分が傷つくことが怖いので、仮に好きな人がいたとしても自分から食事に誘う、話しかける、というような積極的な行動はなかなか取ることができません。

恋愛に限らず、人づきあいの面で言っても自分から誰かを誘うということが出来ず、逆に誘われるのを勝手に1人でいつまでも待っていたりします。(でもね、待ってても誰も誘ってくれないわよ?笑)

この中にあなた(がもし小心者だとすればですよ)に当てはまるものはありましたか?
なんだか小心者の人の特徴を挙げていくとあまり素敵な特徴はありませんね(苦笑)

仕事における小心者の強み

ここまで小心者に対してネガティブなイメージを皆さんに植えつけまくりましたが(笑)、実は小心者にはデメリットばかりでなくメリットもあるんです!
しかも、仕事においてはそれがとてつもない強みにかわることだってある!
どういうことかというと、小心者の人は基本的に臆病です。

ビビりです。
心配性です。
大胆なことは絶対にできません。

常に「もし失敗したらどうしよう?」という心配が頭の中について回っています。
ただ、いつも「もし失敗したらどうしよう?」という不安を抱えながら仕事をしているため、もし本当に失敗したりミスを犯してしまった時にそれを回避(改善)する能力も実は人一倍高いのです。

失敗したらどうしよう?どうやって挽回すればいいの?と、常に最悪の事態に備えて準備しているため、万が一のことが起きても他の人よりもスピード感を持って対応しやすい、ということなのです。

あれこれネガティブな方に物事を考えがちの小心者の人はまたストレスも多く抱えやすいですが、ストレスを強く感じるからこそメンタルも徐々に強くなり、仕事でも粘り強く結果を出せるようになる、という可能性も大ですよね。

石橋を叩いてもなかなか渡らないし、大胆なこともできない怖がりさんですが、だからこそ仕事では逆に成功しやすいのです。

堅実に、確実に足元を踏み固めていき大成する人も実は小心者の人に多いんですよ。

こうして考えてみると、小心者ということは全くの短所ということでもありませんよね。
むしろ他の人よりも慎重で、周りをしっかり観察していて、繊細で、最悪の事態のことも考慮しながら確実に準備をし物事をすすめる…
これはもう短所どころか、むしろ「長所」と言っても良いぐらいですよね!

まとめ

小心者と聞くと、あまり良いイメージはありません。

ですが「怖がり→神経質(良い意味で)」、「臆病→繊細」、「気が小さい→大きな賭けには出ず確実に一歩一歩を歩みを進める」という風にどのイメージもポジティブに言い換えることができますよね。

小心者であるからこそ繊細に周りに気を配り、着実に周りを導いたり仕事で成功を収めるということも十分にありえることなのです。

小心者であることは決して悪いばかりではありません。

自分の評価を上げるために他人のことを下げるような発言や行動をするのはいけませんが、他人を傷つけないのであればあなたは小心者のまんまでいい!
直す必要などないのです。

そのままの「慎重派なだけ」のあなたでいてください。
石原も長男坊に「小心者でもいいんだよ。」と教えてあげようと思います。(え?笑)



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