クレジットカードを使いすぎてしまう原因と防止策
たとえ田舎に住んでいても、ネットを使えば何でも購入できる時代となりました。
「あっ!あれいいなぁ。欲しいなぁ。」と思ったら、スマホで検索してポチッっとすればすぐに買えちゃいます。
しかも、クレジットカードで購入すれば、あとは宅配ボックスに届くのを待つだけです。
また、実際にショッピングモールに行って買物するのもやっぱり楽しいですよね。
「ちょっと見るだけ…のつもりがいつの間にか何かしら買ってしまっている。」なんて経験がある方も多いのではないでしょうか?
お金を持ち合わせていなくても、クレジットカードを使えばいつでも欲しいものを手に入れることができます。
今月使いすぎたかな?と思うときは、「2回払い」にすれば少し支払いまで余裕ができますし、支払いを延ばすことができるのはお得ですよね。
2回払いなら手数料無料のカードが多いですし。
でも、後のことを考えないで買い物を続けていると、クレジットカード代金引き落とし日なのに通帳にお金がない!なんてことになりかねません。
クレジットカードが悪いのか、それとも使いすぎてしまった私が悪いのか…。
この記事に書いてあること [とじる]
使いすぎる原因
クレジットカードで支払いをすると、手持ちの現金が減らないため、「お金を使った」という実感があまりなく、ついつい使いすぎてしまう。という人も多いでしょう。
そもそも、クレジットカードに限らず、どうしてお金を使いすぎてしまうかというと、
- 欲しいものがあるとガマンできない
- セールに弱い
- お金の管理が苦手
この3つが主な原因です。
1.欲しいものがあるとガマンできない
「限定」と聞くとどうしても欲しくなってしまう人、コレクター気質(収集癖)がある人や新しいものが好きな人は、浪費傾向にあります。
それ以上に稼いでいるのであればよいのですが、たくさん稼いだところで欲しいものはどんどん増えます。
本来なら、「本当に必要かよく考えて…」と言いたいところですが、どうしても欲しいときはもう歯止めがきかないんですよね。
わかります。
2.「セール」に弱い
また、そこまで欲しいものではなくても、割引されていたらなんだかお得な気がしてしまいついつい買ってしまう。というタイプの人もいます。
1万円のものが今ならセールで4,000円!となると、そこまで欲しいという気持ちがなかったものでも、「そんなにお得なんだ!欲しい!」となるんです。
「好きなもの」よりも「お得」なものが気になってしまう人は、いくら定価より安くても、そこまで欲しいものではなかったため、結局使うことがなかった。という買物をしてしまいがちです。
「損したくない」という気持ちが強い人は「お得」に弱い傾向があります。
2.お金の管理が苦手
そもそも、欲しいものがあるとガマンできない人でも、セールに弱い人でも、お金の管理がしっかりできている人であれば、使いすぎることはあっても支払えなくなるまで使いすぎることはありません。
しかし、お金の管理ができていないと、翌月のクレジットカードの支払日になって焦ります。
クレジットカードで買い物をしたときは、「来月は節約しよう」と思うのですが、来月になるとまた「来月こそは…」となりますよね。
- 今月の支払いがいくらあるのか
- 今月あとどれくらいなら使っても大丈夫なのか
これらが把握できていないと、お金を使いすぎてしまいます。
お金の管理ができていない人=お金を使いすぎる人
と言っても過言ではなく、お金の管理ができない人は、「あれ?今月こんなにお金が余った!」となることがなく、毎回「あれ?どうして今月こんなにお金がないの?」となるのです。
対策
欲しいものをガマンできればいいのですが、なかなかそうもいきません。
よく、「欲しい」と思ったときに、「それが本当に必要か」自分に問いかけ、しばらく時間をおいてそれでもやっぱり欲しいとなったものだけ買うという方法が紹介されていますが、これは確かに買いすぎ防止にはよいと思います。
ただ、セール中や限定品を買おうとしているときには、「しばらく自分と向き合う」なんて時間がとれないこともありますよね。
だって欲しいものは欲しいですし。
とはいえ、そんなことを毎回言っていては、やっぱり使いすぎてしまいます。
究極の「欲しいものをガマンする方法」としてクレジットカードを持ち歩かない・破棄するという手もありますが、今やクレジットカードがないとネットショッピングのときに不便ですし、政府もキャッシュレス化を進めている時代です。
やはりクレジットカードは手元に置いておきたいですよね。
しかし、「カード代金の引き落としができなかった」などを繰り返すと、今後クレジットカードを作れなくなります。
「新しいカードを作れなくても今のがあるから大丈夫」ではないのです。
クレジットカードには有効期限があります。
あまりに支払い状況が悪いと、更新カードが送られてきません。
今後、何か大きなものを買うときにローンを組めなくなる可能性もあります。
そのため、お金の管理をしっかりするということが、お金・クレジットカード使いすぎ防止には一番大切なことなのです。
オススメの方法は、
- アプリを利用して収支を管理
- クレジットカードの使い方を決める
- メインのクレジットカードを1枚にする
この3つです。
1.アプリを使う
お金の管理をするには、「家計簿をつける」というのが一般的ですが、なんだかめんどくさそうですよね。
しかし、最近ではアプリで簡単に、しかも無料で使えるものも多くあります。
クレジットカード会社や銀行と連携することができるため、引き落とし金額などが1つのアプリでチェックできますし、クレジットカードを使わなかった支払い分については、レシートを撮影するだけで読み込めるものもあります。
慣れるまでは少し手間が多いかもしれませんが、慣れてしまえばこんな便利なものはないですよ。
2.クレジットカードの使い方を決める
どうしても使いすぎてしまうのであれば、クレジットカードの限度額を下げておくのも一つの手です。
オススメの方法の一つは、クレジットカードで買い物をしたら、その金額を引落口座に入れるというものです。
これだと引落し日にお金がない!なんてことはありません。
ただ、これだけだと自転車操業になりかねません。
そのため、クレジットカードを使う場合は、
- キャッシングは使わない
- リボ払いはしない
- 1回払いのみ
など、いくつかのルールを決めておくのも大切です。
3.クレジットカードの枚数をしぼる
いろいろなお店を利用していると、クレジットカードの枚数も増えてしまいます。
あまり使わないカードは止めてしまう、家に保管しておく、ハサミを入れるなど使えなくしておきましょう。
現金で買い物をするよりは、クレジットカードを使ったほうがポイントなどが貯まりお得ですし、そのお店のカードを使ったほうがポイントが貯まりやすいというのもありますが、カードを増やせば増やすほど管理するのが難しくなります。
普段使うメインカードは1枚にしぼったほうが、管理の面だけでなく、ポイントも1ヶ所に貯まりますし、お得かもしれませんよ。
まとめ
クレジットカードは、現金を持ち歩かなくても買物ができ、手数料なく支払いを延ばすことができる便利なカードです。
しかし、手元にお金がないからクレジットカードを使っている方は、今一度クレジットカードやお金の使い方、管理方法を見直すべきです。
ある程度、お金の管理ができるようになるまでは、クレジットカードを多用することは控えたほうがよいでしょう。
また、欲しいものがあるのはよくわかりますが、自分の身の丈にあった生活をすることが大切です。
ときには我慢することも必要かもしれません。
カードの支払いのためにキャッシングをするようになってしまう前に。