転職するならどの業界?転職おすすめ業界まとめ2020
現代はさまざまな働き方があり、一つの企業で定年まで働くのではなく、さまざまな業界に転職する経験を持つ人が増えるでしょう。
しかし転職を考えたときに、
- 未経験でも転職しやすい業界はあるの?
- ブラック企業、ホワイト企業を見分けることができるの?
- 転職先で選んだ企業の将来性はわかるの?
といった不安が思い浮かぶと思います。
そこで、
- 転職しやすい業界
- ホワイト企業・ブラック企業の見分けかた
- 今後も期待できる業界
といった、転職を考えている方に向け役立つ情報をお伝えします。
この記事に書いてあること
未経験でも転職しやすいオススメの業界はあるのか
未経験でも業界によっては、採用されるチャンスが十分にあるでしょう。
転職しやすい業界は「異業種出身や未経験の受け入れにも寛容な業界」が多いです。
未経験でも採用する業界は、以下のような考えを持っています。
- 業績が好調で、増員したい
- 教育体制がしっかりと整っているため
- 異業種の経験を生かしてもらいたい
- 社風に合う人材を採用したい
- 1,業績が好調で、増員したい
- 企業は業績が好調で増員したいときに、採用を行おうとする傾向があります。
その際、市場に業界経験者が足りてない場合は、未経験者でも積極的に採用するというわけなんです。 - 2,教育体制がしっかりと整っているため
- さらに未経験で採用する企業は社内の教育体制が整っているため、社員を一から育てることが可能です。
- 3,異業種の経験を生かしてもらいたい
- また業界の経験が無い人のほうが、先入観や固定概念を持っていないので、会社に今までなかった発想を出してくれることがあります。
- 4,社風に合う人材を採用したい
- それ以外には、たとえ経験がなくても会社の社風に合う人を求めている場合もあるでしょう。
経験よりも人間性を重視するパターンです。
転職に適した時期
中途採用はいつ採用されるかわかりませんので、正式に決まった時期はありません。
しかし企業が、採用に活発な時期はあります。
それぞれ期初である4月と10月の入社を見込んだ3月と9月が活発な時期ともいえるでしょう。
転職にオススメなホワイト業界とは?
転職するならホワイト企業に転職したいところ。
でも「ホワイト企業」とはどういうものでしょう?
実は「ホワイト企業」は厚生労働省がしっかりと定義しており、さらに国がホワイト企業であること認める制度も存在してるんです。
ホワイト企業の定義
厚生労働省が定める制度の中に「安全衛生優良企業公表制度」があります。
内容は、「労働安全衛生に関して積極的な取り組みを行っている企業を認定・企業名を公表し、社会的な認知を高め、より多くの企業に安全衛生の積極的な取り組みを促進するための制度」といわれています。
厚生労働省
つまりホワイト企業(安全衛生優良企業)とは、労働者の安全、健康を守るための対策を積極的に取り組んでいる企業のことなんですね。
ちなみにホワイト企業に認定された会社のリストも正式に公表されています。
安全衛生優良企業公表制度
ホワイト企業といわれるの6つの特徴
では実際のホワイト企業はどんな特徴を持っているのかというと、以下にまとめられます。
- 平均年収が高く、安定している
- 離職率が低い
- 福利厚生が充実している
- 労働時間が守られ、休日・休暇を取得できる
- 残業代が支給される
- 教育制度が整っている
順に説明しましょう。
1.平均年収が高く、安定している
ホワイト企業は給与が高く、安定しています。
主に大企業や、業界内では有名な企業や、世界トップシェアを誇る企業に多い傾向です。
2.離職率が低い
新卒3年以内の離職率が低く、定着率が高くなります。
もちろん勤続年数も高い傾向といえるでしょう。
3.福利厚生が充実している
ホワイト企業では健康保険や厚生年金はもちろん、祝い金や社内優遇などといった福利も充実しています。
4.労働時間が守られ、休日・休暇を取得できる
ホワイト企業はら労働時間がきっちりと決められ、健康的な生活を送ることができます。
また、有給休暇や育児休暇、介護休暇など法律で定まっている休暇も取得することができるでしょう。
5.残業代が支給される
ホワイト企業では、残業した場合、当然きちんと支給されます。
これは当然の権利なはずですが、ブラック企業は残業時間をきちんとカウントせず、残業代を支払ってはくれません。
6.教育制度が整っている
ホワイト企業では新卒の研修や教育制度が整っており、その後のスキルアップに繋がる資格所得制度が充実しています。
ホワイト業界はどうやって見つける?
ではホワイトな業界を見つけるにはどうすればいいでしょう?
まずホワイト業界の判断材料として、「新規参入が難しい業界かどうか」が考えられます。
競合がいる企業は当然高い結果を求められるため、必然的に労働時間が多くなり、休日も少なくなるでしょう。
さらにコストを抑えるため、人件費の削減までも行われるという結果に。
そのため、「競合が生まれにくい専門性が必要な業界」を選ぶ方がよりホワイト業界である可能性が高いです。
もう一つの理由は、「国の機関と強いつながりを持っている企業」かどうか。
どういうことかというと、国とつながりがあると企業が倒れそうな時は、国が後押ししてくれます。
そのため、よっぽどの事がない限り安定している企業といえるでしょう。
例えば、インフラ業界や航空業界、エネルギー業界があげられます。
こちらの記事も参考にしてみてください。
ブラック企業とは
では逆に、ブラック企業はどのようなものでしょう。
ブラック企業という定義はありませんが、大きくまとめると以下の特徴があげられます。
- 長時間労働・ハラスメントが常習化している
- 残業代の未払いなど、違法労働が行われている
- 社員の入れ替わりが多く、使い捨てにされている状態になっている
簡単にまとめると、長時間労働やパワーハラスメントが常習化し、残業代の未払いなど違法労働が繰り返され、挙げ句の果てに社員を使い捨てにされているところ。
ブラック業界の見分け方
では、どうすればブラック業界かどうかを見分けることができるのでしょうか?
ブラックな傾向が多い業界は「業界のサービスや商品」を見てみるとわかります。
具体的にブラック業界の業種は、
- IT業界
- 飲食業界
- 保育・介護業界
- 不動産業界
- 小売業界
に多くなる傾向が。
たとえばIT業界を見てみると、毎日目まぐるしくソフトやアプリが開発されています。
さらにソフトやアプリは一度作ってしまえばそれで終わりではなく、何回もアップデートを繰り返さないといけません。
そのため必然的に、労働時間は増え、休日も休めず、給料が安いということがおこるでしょう。
また飲食業やサービス業も、24時間営業や年中無休だったりと、従業員にとって過酷な環境となり、利益率もあまり良くないのが現状。
さらに人件費を抑えようとする傾向になるため、おのずと長時間労働になりかねません。
以上のことから、「業界のサービスや商品を見てみる」とブラックな業界なのかどうかわかります。
将来性がある業界はどこか?
では気になる企業を見つけたものの、その企業の将来性があるのかどうかも気になりますよね。
将来性がある企業というのは一般的に、「時代の変化に対応できている企業」、「マーケティング企業」といえます。
なぜなら近年は、パソコンの普及とともに時代は急激に変化し、当然売れるものが変化すれば、企業も売るものを変化させなければいけません。
たとえば最近、自動車離れが進んでいます。
このような状況で経営側は自動車以外のものを売っていくことを考えなければいずれ成り立たなくなります。
このときに「時代に合わせて作るものを変化させることができる企業」が将来性があるといえるでしょう。
また「マーケティング企業」も、将来性がある業界と言われています。
「マーケティング」とは、商品がたくさん、効率よく売れるために市場をリサーチし、販売戦略を立てることです。
ということは、どんなお客さんにどんなものを提供するかを考え、しっかりとブランドを考え、売れる理由をつくっている企業は将来性があるといえるでしょう。
今後も期待できる業界
では今後も期待できる業界はどのようなものがあるのでしょうか?
今後も期待できる業界は以下の3つが代表といわれています。
- IT業界
- 人材派遣業界
- 医療・派遣業界
IT業界
IT業界の成長は止まることを知りません。
AI(人工知能)、loT、VR/AR(仮想現実/拡張現実)、ブロックチェーンといった技術が日進月歩で生み出されています。
なので必然的にエンジニア、プログラマー不足も続いているため、多くの企業では積極的に技術者を確保しなくてはなりません。
そのため、職場環境や待遇を改めるなど、エンジニアなやプログラマーへの支援を強化されています。
さらに2020年から、小学生からプログラミング学習の必須化も始まるため、今後プログラマーを目指す子供が増える可能性も高いでしょう。
人材派遣業界
少子・高齢社会である現代では、どの企業も慢性的な人材不足に陥っています。
さらに産業構造の変化によって1つの会社で一生を過ごすのではなく、転職者が増えることが考えられます。
労働者にとってある業界から別の業界に転職することは簡単ではないため、人材派遣サービス業界は今後注目の分野といえるでしょう。
医療・介護業界
高齢化が進む中、まだまだ需要が伸び続ける業界です。
さらに時代が進むにつれ、デジタルヘルス関連の起業が続いており、医師自ら起業することも珍しくなく、今後さまざまな医療サービスが開発されるでしょう。
まとめ しっかり情報収集して自分に合った業界を選ぼう
未経験でも転職できる可能性は十分あることがわかりました。
ただし未経験で採用している理由もさまざまなため、気になる企業を見つけたら徹底的にリサーチし、本当に自分に向いている企業なのかどうか検討するようにしましょう。
また時代は目まぐるしく変わるため、しっかりと先を見据えた転職活動をしたいですね。
タグ:転職